JP3020253U - 回線選定良否判定試験器 - Google Patents

回線選定良否判定試験器

Info

Publication number
JP3020253U
JP3020253U JP1995002815U JP281595U JP3020253U JP 3020253 U JP3020253 U JP 3020253U JP 1995002815 U JP1995002815 U JP 1995002815U JP 281595 U JP281595 U JP 281595U JP 3020253 U JP3020253 U JP 3020253U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
voltage
converter
chip
battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995002815U
Other languages
English (en)
Inventor
和夫 鈴木
Original Assignee
カマタ無線(株) 仙台営業所 ◇◇
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カマタ無線(株) 仙台営業所 ◇◇ filed Critical カマタ無線(株) 仙台営業所 ◇◇
Priority to JP1995002815U priority Critical patent/JP3020253U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3020253U publication Critical patent/JP3020253U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】故障回線の切り替えに於いて、空き回線の探索
確認とその回線の電気的試験を一人で簡単確実に実施で
きると共に、小型で携帯自在で戸外も含めた任意の場所
での使用が出来、かつ多種の電気的試験も容易に測定可
能な、回線選定良否判定試験器を提供する。 【構成】電池1と、当該電池と接続されて電圧を印加さ
れ、当該電池の電圧より高圧な電圧を発生するDC−D
Cコンバータ3と、DC−DCコンバータより供給され
交換所内のターミネートチップを通し流れる電圧の値を
デジタル信号に変換するAD変換器8と、AD変換器よ
りのデジタル信号を一定数値に変換するデータ変換部7
と、回線極性切り替えを行う第二のスイッチ5とからな
る試験装置部と、ダイオード10と直列に接続された抵
抗11から成り立つターミネートチップとで構成され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本案は、電話回線の中の複数の空き回線の中から特定の回線の選び出しと、そ の回線の電気的試験が一連的に簡単確実に実施できる、小型軽量な回線選定良否 判定試験器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電話回線が故障し別の回線に切り換える場合、切り換えようとする空き 回線が交換所内まで確実に接続されており、かつその回線の電気的性能が良好か 確認試験を行った後切り替えるが、その確認と試験作業においては、加入者側と 交換所側各々に人と装置を配置し、互いに連携を取りながら該当する空き回線の 探索とその回線の電気的試験を行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記の様な従来の方法による空き回線の中の特定回線の探索と その回線の良否試験を行う方法においては、加入者側と交換所側両端に人と装置 を配置し、相互に連携をとりながら作業を進めなければならないので、作業効率 が悪い等の欠点があった。 このため、回線の一端だけで複数の空き回線の中の特定回線の探索とその回線 の良否試験を行う事が望ましいが、現状ではそのための試験装置は実現されてお らず、一人で作業を行うためには以下の2つの方法で対処していた。 第一の方法は、交換所内で前もって想定される空き回線の電気的試験を行った 後交換機と接続し、作業者が加入者側へ移動し交換機からの信号音を確認し、現 在端末機が接続されている不良回線から、確認した空き回線へ切り替える方法で ある。この方法は、空き回線の途中に断線箇所が一箇所も無い事と、切り替えを 行おうとする場所へ確実に配線されている事の二つの条件を満たす事を前提とし ており、何方か一方を欠いても信号が確認出来ないので作業をやり直さなければ ならない。 また、予め想定される空き回線を複数選定(2〜3回線)し、交換所内に設置 した試験器から各々に信号を送出し加入者側でその回線を探索すれば、一つが断 線等で信号が確認できない場合でも引き続きその場で残りの空き回線を選定し探 索する事は可能である。しかし、根本的な解決法とはなっていない。 第二の方法として、切り替えようとする複数の空き回線の中の目的の回線の一 端(加入者側)へ発振器を設置し、他端(交換所)へ移動しその信号を受信する ことにより特定回線の確認をし、再び発信器側(加入者側)へ移動し発信器を取 り除いた後絶縁等の電気的試験を行い回線を切り替える方法である。この方法は 面的に広がる空き回線を含む全ての電話回線が交換所に収束される事から、前記 第一の方法に比べ空き回線を選び出す確率が高い。 しかし、何方の方法においても回線の両端間(加入者側、交換所)を移動し確 認作業を行なわなければならない事に変わりはない。しかも、選びだそうとする 回線の途中に断線箇所があれば再度別の回線を選定し再び同じ確認作業を繰り返 す事になるので、場合によっては何度も回線の両端間(加入者側と交換所側)を 移動しなければ切り替え作業が完了しない等一人作業を行うには稼働と時間がか り作業性等に問題があった。 ここに於いて、本案は前記従来の課題に鑑み、一人で加入者側から目的の空き 回線の選定確認と電気的試験ができる、小型軽量にして携帯使用可能な回線選定 良否判定試験器を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
即ち本案の特徴は、電池と、当該電池と接続されて電圧を印加され、当該電池 の電圧より高圧な電圧を発生するDC−DCコンバータとDC−DCコンバータ より供給された電圧を安定化する定電圧回路と、交換所内のターミネートチップ を通し流れる電圧の値をデジタル信号に変換するAD変換器と、AD変換器より のデジタル信号を一定数値に変換するデータ変換部と、回線極性切り替えを行う 第二のスイッチとからなる試験装置と、ダイオードと抵抗を直列に接続したター ミネートチップ(抵抗値が異なる多種のターミネートチップ)とで構成された回 線選定良否判定試験器である。 なお、ターミネートチップの一部を構成するダイオードの代わりとしてサイリ スタ・FET・トランジスタを用いてもよい。
【0005】
【作用】
本案は前記のような手段を講じたので、加入者側から直流電圧を印加し測定し た場合、交換所内の空き回線に設置してあるターミネートチップ(ダイオード) に対し正電圧となった場合は、交換所内に設置されたターミネートチップと試験 器がループを形成し、ターミネートチップの特性(抵抗)に依存した電流が流れ 、逆電圧となった場合は無限大の抵抗値を示す。その結果、電流の流れは回線へ 印加する電圧の極性に左右されるという事実により、測定回線が確実に交換所ま で接続されていることが確認できると共に、回線の極性も判定できる。更に、回 線に印加される電圧は定電圧回路を通し一定な事から、特性の異なるターミネー トチップをグループ別に交換所内の空き回線に設置しておけば、端末側より測定 した場合、ターミネートチップの特性に依存した電流が流れる事になるので、流 れる電流とターミネートチップを関連付けておく事で、流れた電流値からどのタ ーミネートチップに電流が流れたか判断でき、結果的にターミネートチップの接 続されている空き回線の特定が出来る。 また、ターミネートチップに対し逆電圧を印加した場合、無限大の抵抗となる が空き回線が絶縁不良の場合はその絶縁抵抗に依存した電流が流れ、空き回線の 絶縁状況も判断出来る。
【0006】
【実施例】
本案の実施例を図面につき説明する。 図1及び図2は本実施例の回線選定良否試験器の回路構成図である。 図1は本実施例のターミネートチップ、図2は試験装置部で、1は例えばNi Cd・NiMH等の二次電池や乾電池等の電池、2は試験装置部の電源スイッチ 、3は電池1の入力に基づいて例えば30Vの高圧を発生するDC−DCコンバ ータ、4はDC−DCコンバータの電圧を安定化する定電圧出力である。 5は回線へ出力する電圧の極性切り換え用2極双投スイッチ、9はターミネー トチップを通し流れる電流を電圧に変換する電流−電圧変換抵抗、8は電流−電 圧変換抵抗よりの電圧をデジタル値に変換するAD変換器である。 10はダイオード、11は抵抗でダイオード10と抵抗11の直列回路により 1個のターミネートチップを形成し、抵抗の値を変える事で特性が異なる(抵抗 値の違う)多種のターミネートチップとなり、交換所内の空き端子に予め特性毎 にグループ分けし接続しておく。 7はターミネートチップ個々の特性と表示器の数字を関連付ける、データ変換 部。6はデータ変換部7の値に従って数字を表示する表示器(ディスプレィ)で ある。 以上が本実施例に係わる回線選定良否判定試験器であるが、通常はこの他にキ ャパシタンス読み取り部12と絶縁抵抗読み取り部13を具備することが多い。 本実施例の仕様は、この様な具体的実施態様を呈するので、次にその動作を説 明する。 先ず、空き回線が確実に交換所まで接続されているかの確認を行う場合につい て説明する。 DC−DCコンバータ3からの出力を定電圧出力4で安定化し、2極双投スイ ッチ5がノーマル状態(無動作)では各々の端子c−a、c’−a’が接続され ており、空き回線に電圧が印加される。当該回線が途中で断線することなく交換 所内設置のターミネートチップまで接続されており、且つ当該ターミネートチッ プ(ダイオード)に対し正電圧が印加された場合、そのターミネートチップの特 性に依存した電流が、回線・ターミネートチップ・電流−電圧変換抵抗9を通し 流れ、その両端に発生した電圧をAD変換器8でデジタル信号に変換し、その値 をデータ変換部データと照合した後、ターミネートチップの特性毎に割り振られ た該当数字を表示する。従って、事前にターミネートチップの特性に依存し流れ る電流(電流−電圧変換抵抗9の両端に発生する電圧値)とターミネートチップ の番号を、データ変換部で関連付けしておけばその表示した数字から(ターミネ ートチップを交換所内の空き回線に接続する時点でどの空き回線にどのターミネ ートチップを接続するかは、事前に判っているので)ターミネートチップの接続 してある空き回線の番号が判明する。 また、ターミネートチップ(ダイオード)に対し逆電圧を印加した場合、電流 は流れないので、電流−電圧変換抵抗9の両端電圧は0Vとなりデータ変換部で 事前に関連付け(電流0の場合エラー表示等)をしておくのでエラー表示となり 、空き回線の途中で断線かターミネートチップに対し逆電圧が印加されているか のいずれか一方と推測され、その時点で極性切替えスイッチ5を動作させると、 端子はc−b、c’−b’に接続され回線に印加する電圧の極性が反転する。空 き回線の途中に断線箇所がなければこの時点でターミネートチップ(ダイオード )に対し正電圧が印加されることになるので、電流が流れターミネートチップの 番号が読める。以上の事からこの空き回線の極性は逆ではあるが交換所までのル ートに断線箇所の無いことが判明する。勿論、極性切り替えスイッチ5が動作し ても電流が流れないのであればこの回線は断線しており、極性切り替えスイッチ 5の動作有無に係わらず電流が流れるのであれば回線が絶縁不良状態であるとの 判断は容易に推察出来る。 次に絶縁抵抗の測定であるが、前記空き回線の確認と極性の判断により回線の 極性が判明したことで、定電圧出力からの電圧をターミネートチップ(ダイオー ド)に対し逆電圧で印加しそのときの電流の流れから絶縁抵抗の測定を行う。 また、キャパシタンス測定においても同じく空き回線の極性が判明している事 から、ターミネートチップに対し逆電圧を印加し、一定電圧迄の充電時間或いは 放電時間を測定する事で、その回線の静電容量の測定が可能となる。 以上が本実施例の構成要部によって実行可能な測定機能であるが、それ以外に AD変換器とデータ変換部により次のような多くの測定も可能となる。 直流電圧の測定は試験装置部を回線への接続の代わりに、被測定物と接続する 事でAD変換器8からの数値をデータ変換部7で判断し電圧を表示する。 回線の直流抵抗の測定は、ターミネートチップの番号を判読し従って暗黙的に ターミネートチップの抵抗が判断される。よって回線が0オームの時は定電圧出 力により回線に対する印加電圧は一定なので、完全にターミネートチップの抵抗 とダイオードにのみ依存した電流が流れるが回線に抵抗がある場合は、ターミネ ートチップとダイオードと回線の抵抗の3要素から成り立つ抵抗により電流が流 れる。従ってその差(回線の抵抗が0オームの時の計算値と実測値)を計算し回 線の抵抗を読み取る事ができる。
【0007】
【考案の効果】
かくして本案によれば、故障の復旧を図るため不良回線から電気的に良好な空 き回線に切り替える場合、従来の電話回線の故障修理や切り替え作業において必 要であった現場作業者のほかに、交換所内で確認試験を行う試験装置の測定者を 派遣する必要がなくなると共に、前記現場作業者と測定者とは同一で賄えるので 、結果的に一人で効率的に切り替え作業を完了することができ、またビル・マン ション等の構内ケーブルや集合住宅等の各部屋へ配線してある、空き回線個々の 確認と電気的試験においても不良回線の切り替えと同じ方法により、従来二人で 行っていた確認作業が一人で実施出来るので作業効率が著しく向上する等、様々 な実用性、有用性を具備する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案の実施例の回線選定良否判定試験器のター
ミネートチップ部。
【図2】本案の実施例の回線選定良否判定試験器の試験
装置部。
【符号の説明】
1 電池 2 第一のスイッチ 3 DC−DCコンバータ 4 定電圧出力器 5 第二のスイッチ(2極双投スイッチ) a,b,c,a’,b’,c’‥‥端子 6 表示器 7 データ変換部 8 AD変換器 9 電流−電圧変換抵抗 10 ダイオード 11 抵抗 12 キャパシタンス読取器 13 絶縁抵抗読取器 α 回線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1).ダイオードと抵抗を直列に接続し
    たターミネートチップ。 (2).電池と、当該電池と接続されて電圧を印加さ
    れ、当該電池の電圧より高圧な電圧を発生するDC−D
    Cコンバータと、DC−DCコンバータより供給され回
    線を経由し、交換所内に設置されたターミネートチップ
    を通し流れる電流の値をデジタル信号に変換するAD変
    換器と、AD変換器よりのデジタル信号を一定数値に変
    換するデータ変換部と、回線の極性切り替えを行う第二
    のスイッチとからなる試験装置部。 以上により構成され、ターミネートチップの抵抗に依存
    し流れる電流値から、空回線に接続されたターミネート
    チップの番号を推測する事で、複数の空き回線の中の当
    該ターミネートチップの接続されている空き回線の特定
    判別を行う事を特徴とする回線選定良否判定試験器。
JP1995002815U 1995-02-28 1995-02-28 回線選定良否判定試験器 Expired - Lifetime JP3020253U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995002815U JP3020253U (ja) 1995-02-28 1995-02-28 回線選定良否判定試験器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995002815U JP3020253U (ja) 1995-02-28 1995-02-28 回線選定良否判定試験器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3020253U true JP3020253U (ja) 1996-01-23

Family

ID=43155631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995002815U Expired - Lifetime JP3020253U (ja) 1995-02-28 1995-02-28 回線選定良否判定試験器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3020253U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6777952B2 (en) Method and apparatus for testing cables
US5945829A (en) Midpoint battery monitoring
JPH06500633A (ja) 電池/セル容量を評価するための電子テスタ
US4186283A (en) Test set
US20060193444A1 (en) Line testing apparatus and method
CN105823959A (zh) 基于Android设备的电力用户装接检测方法
CN107271944A (zh) 一种程控式电流互感器全自动接线装置
JP3020253U (ja) 回線選定良否判定試験器
CN117452115A (zh) 一种开关矩阵装置以及wat测试系统
CN217034170U (zh) 一种便携式继电器自动校验平台
US7512216B2 (en) Joint fault detection
CN208125876U (zh) 一种三极管开尔文测试组件
CN208156112U (zh) 一种用于poe供电plc产品的测试工装
USRE31728E (en) Test set
US2912648A (en) Rapid testing device for multiconductor electric cables
CN110954750A (zh) 基于四线测量法的分段智能回路电阻测试仪
CN211603343U (zh) 基于四线测量法的分段智能回路电阻测试仪
CN210072046U (zh) 一种电压互感器检测装置
CN217606069U (zh) 校准装置
JPS5841369A (ja) 電池容量試験装置
CN220584388U (zh) 一种用于校验多通道测试设备的通道切换装置和校验系统
CN217590839U (zh) 网络通信设备
CN215449556U (zh) 一种电缆对芯装置
JPS6217724Y2 (ja)
JP2006215003A (ja) 誤配線検査方法