JP3019879U - 円盤発射玩具 - Google Patents
円盤発射玩具Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 マガジンを着脱可能に構成すると共に、下端
開口を下にしたままでマガジンの取付けが可能な円盤発
射玩具を提供する。 【構成】 下端開口を有し内部に多数枚の円盤を積層支
持可能なマガジンと、電動モータによって回転駆動され
て摩擦力によって円盤を発射可能なローラ対と、前記円
盤を前記ローラ対に対して送り出す送り部材とを有し、
前記マガジンは着脱可能で、前記下端開口の近くには、
当該下端開口内に臨む係止部と、前記マガジンの外側か
ら押圧可能な操作部とが設けられ、前記の操作部の操作
によって前記係止部が前記下端開口から退くように構成
され、一方、前記銃身部分には、前記マガジンの下端部
を嵌合可能な取付穴が設けられており、この取付穴の縁
部には、前記操作部を受容する切欠部が形成され、その
切欠部には、嵌合状態の前記マガジンを捻った際に前記
操作部を押圧するような押圧部が設けられている。
開口を下にしたままでマガジンの取付けが可能な円盤発
射玩具を提供する。 【構成】 下端開口を有し内部に多数枚の円盤を積層支
持可能なマガジンと、電動モータによって回転駆動され
て摩擦力によって円盤を発射可能なローラ対と、前記円
盤を前記ローラ対に対して送り出す送り部材とを有し、
前記マガジンは着脱可能で、前記下端開口の近くには、
当該下端開口内に臨む係止部と、前記マガジンの外側か
ら押圧可能な操作部とが設けられ、前記の操作部の操作
によって前記係止部が前記下端開口から退くように構成
され、一方、前記銃身部分には、前記マガジンの下端部
を嵌合可能な取付穴が設けられており、この取付穴の縁
部には、前記操作部を受容する切欠部が形成され、その
切欠部には、嵌合状態の前記マガジンを捻った際に前記
操作部を押圧するような押圧部が設けられている。
Description
【0001】
本考案は、円盤を発射する円盤発射玩具に関するものである。
【0002】
この種の円盤発射玩具として、実用新案登録第3002139号の円盤発射玩 具が知られている。この円盤発射玩具は、弾性を有するドーナツ状の円盤を多数 枚、マガジンに積層支持しておき、トリガを引くことによって円盤を1枚ずつ順 に発射位置のローラ対まで押し出し、モータ動力でローラ対のうちの一方のロー ラを駆動させ、その円盤を打ち出すようになっている。ここで、マガジンは銃身 部分に固定して設けられており、マガジン上の蓋を開けて、円盤をマガジン内に 補充するような構造となっていた。
【0003】
この円盤発射玩具によれば、マガジンに円盤を充填しておき、トリガを引けば 円盤を発射できるので、小さい子供等でも簡単に操作できるというメリットがあ るが、円盤を補充する場合、多数枚の円盤を充填するには時間がかかり、その間 、ゲーム等を中止しなければならないという不都合があった。また、マガジンを 銃身部分に着脱可能に構成しておき、予め円盤が詰められた交換用マガジンを用 意しておくことも考えられるが、交換用のマガジンの下端開口を下にすると、折 角充填しておいた円盤が下端開口からこぼれ落ちてしまうため、本体の方を逆さ にしてマガジンの下端開口を上に向けてマガジンを取り付けなければならず、通 常のピストル等の弾の充填の様子とはかけ離れ、その分、満足のいかないものと なってしまう。
【0004】 本考案は、このような問題点に鑑みなされたもので、マガジンを着脱可能に構 成すると共に、下端開口を下にしたままでマガジンの取付けが可能な円盤発射玩 具を提供することを目的としている。
【0005】
請求項1記載の円盤発射玩具は、銃身部分に立設され下端開口を有し内部に多 数枚の円盤を積層支持可能なマガジンと、このマガジンの設置位置よりも前方に 位置し前記円盤を挟持可能に構成されると共に少なくとも一方が電動モータによ って回転駆動されて摩擦力によって前記円盤を発射可能なローラ対と、前記マガ ジンの前記下端開口から落下する前記円盤を1枚ずつ前記ローラ対に対して送り 出す送り部材とを有する円盤発射玩具において、前記マガジンは前記銃身部分に 対して着脱可能に構成されると共に、前記マガジンの前記下端開口の近くには、 当該下端開口に対して出没可能で突出状態にある時に前記下端開口からの前記円 盤の落下を阻止する係止部と、前記マガジンの外方に突出してそのマガジンの外 側から押圧可能な操作部とが設けられ、前記係止部と前記操作部とは互いに連係 しており共に弾性力によって常態で突出状態を保持するように構成され、その操 作部が押圧された際には、その係止部が前記下端開口から退いて前記下端開口か らの前記円盤の落下を許容するように構成され、一方、前記銃身部分には、前記 マガジンの下端部を嵌合可能な取付穴が設けられており、この取付穴の縁部には 、前記操作部を受容する切欠部が形成され、その切欠部には、前記取付穴に嵌合 した状態の前記マガジンを前記取付穴内で回転させた際に前記操作部を押圧する ような押圧部が設けられていることを特徴とする。
【0006】 請求項2記載の円盤発射玩具は、銃身部分に立設され下端開口を有し内部に多 数枚の円盤を積層支持可能なマガジンと、このマガジンの設置位置よりも前方に 位置し前記円盤を挟持可能に構成されると共に少なくとも一方が電動モータによ って回転駆動されて摩擦力によって前記円盤を発射可能なローラ対と、前記マガ ジンの前記下端開口から落下する前記円盤を1枚ずつ前記ローラ対に対して送り 出す送り部材とを有する円盤発射玩具において、前記マガジンは前記銃身部分に 対して着脱可能に構成されると共に、前記マガジンの前記下端開口の近くには、 当該下端開口に対して出没可能で突出状態にある時に前記下端開口からの前記円 盤の落下を阻止する係止部と、前記マガジンの外方に突出してそのマガジンの外 側にて当該マガジンの円周方向に沿って所定の範囲で往復動作可能な操作部とが 設けられ、前記係止部と前記操作部とは互いに連係しており、その操作部の一方 向の動作によって、前記下端開口からの前記円盤の落下を許容するようにその係 止部を前記下端開口から退かせ、他方向の動作によって、その係止部を前記下端 開口に突出させるように構成され、一方、前記銃身部分には、前記マガジンの下 端部を嵌合可能な取付穴が設けられており、この取付穴の縁部には、前記操作部 を受容する切欠部が形成され、その切欠部には、前記取付穴に嵌合した状態の前 記マガジンを前記取付穴内で回転させた際に前記操作部を係止して回転方向に応 じて前記一方向または前記他方向に動作させる係止面が設けられていることを特 徴とする。
【0007】 請求項3記載の円盤発射玩具は、銃身部分に立設され下端開口を有し内部に多 数枚の円盤を積層支持可能なマガジンと、このマガジンの設置位置よりも前方に 位置し前記円盤を挟持可能に構成されると共に少なくとも一方が電動モータによ って回転駆動されて摩擦力によって前記円盤を発射可能なローラ対と、前記マガ ジンの前記下端開口から落下する前記円盤を1枚ずつ前記ローラ対に対して送り 出す送り部材とを有する円盤発射玩具において、前記マガジンは前記銃身部分に 対して着脱可能に構成されると共に、前記マガジンの前記下端開口の近くには、 当該下端開口内に突出して前記下端開口からの前記円盤の落下を阻止する係止部 が設けられ、前記マガジンの前記係止部を含む一帯は弾性片を構成しており前記 マガジンの他の部分に対して外方へ押し拡げることが可能であり押し拡げた時に 前記下端開口からの前記円盤の落下を許容するようになっており、一方、前記銃 身部分には、前記マガジンの下端部を嵌合可能な取付穴が設けられており、この 取付穴の縁部には、前記弾性片の内面に当接して前記下端部の前記取付穴への嵌 合に伴って前記弾性片を押し拡げる当接部が設けられていることを特徴とする。
【0008】
この円盤発射玩具によれば、円盤を補充する場合、円盤の無くなったマガジン を、予め円盤を充填しておいた別のマガジンと交換できるので、円盤補充のため のゲームの中断時間が少なくて済むこととなり、ゲーム等を十分に楽しめること になる。また、交換の際にマガジンの下端開口を下にしても、係止部によって、 円盤が下端開口からこぼれ落ちるのが阻止されるため、本体の方を逆さにしない で、マガジンの下端開口を下に向けてマガジンの取付けが行えることになる。
【0009】
以下、本考案の一実施例に係る円盤発射玩具を図面を用いて説明する。
【0010】 図1は、円盤発射玩具の外観を示している。この円盤発射玩具1は、全体が機 関銃に似た形状に構成されている。すなわち、この円盤発射玩具1は、主グリッ プ3と、補助グリップ4と、銃身部分5とを有し、主グリップ3近傍にはトリガ 6が設けられている。また、銃身部分5上にはマガジン2が立設されると共に、 そのすぐ後ろには、単射モードと連射モードとを選択するためのモード選択スイ ッチ7が設けられている。さらに、銃身部分5の後部には電源スイッチSW(図 3)が設けられている。そうして、この円盤発射玩具1においては、図2に示す ようにマガジン2を銃身部分5から取り外し、図2の右上の図に示すように下端 開口2aを上にしてマガジン2にドーナツ状の円盤8を充填し、下端開口2aを 下にしてマガジン2を銃身部分5に取り付けた後、電源スイッチSWを入れ、モ ード選択スイッチ7によって単射モードまたは連射モードのいずれかを選択し、 トリガ6を引くことによって、前記円盤8を銃口5aから単発あるいは連発で発 射させるようになっている。
【0011】 次に、この円盤発射玩具1の詳細を説明する。
【0012】 主グリップ3および補助グリップ4はねじ止めによって銃身部分5の下側に取 り付けられている。
【0013】 銃身部分5は、図3および図4に示すように、仕切板10によって上下2室に 区分けされており、下室にはモータM(図5参照)が設置されている。つまり、 モータMは上側のモータ枠11aと下側のモータ押え11bに挟み込まれた状態 で仕切板10にねじ止めされる。この場合、モータMとモータ押え11bとの間 、モータ枠11aと仕切板10との間には、それぞれ、例えばウレタンからなる 振動吸収パッド11c,11dが介装されている。また、下室には、トリガ6の 基部が臨んでいる。トリガ6は、軸6aを中心に回転可能となっている。さらに 、下室には、トリガ6の近くに摺動板12が設置されている。この摺動板12は 引きばね13によって後方へ向けて付勢されている。摺動板12下面には突片1 2aが付設されている。そして、この突片12aの後面は、引きばね13の作用 によって、トリガ6の基端部前面に常時接している。その結果、トリガ6を引く と、図7等に示すように、引きばね13の付勢力に逆らって、摺動板12が前方 へ押し出されることになる。一方、トリガ6から人差し指を離すと、引きばね1 3の付勢力によって、トリガ6は元位置に戻ることになる。
【0014】 また、下室には、図6および図7に示すように、摺動板12のすぐ前に、前爪 20aおよび後爪20bを有する送り爪(送り部材)20が設置されている。こ の送り爪20は横軸21を中心に往復回転可能に構成され、前爪20aおよび後 爪20bは、仕切板10の開口10a(図5)から上室に突出可能となっている 。この送り爪20は、マガジン2から落下してくる円盤8を発射位置に押し出す ものであり、前爪20aは図6に示すように最下段の円盤8の穴に臨み、円盤8 のストッパとして機能する。一方、後爪20bは、図6に示すように最下段の円 盤8の後部に接し、トリガ6が引かれた場合に、図7に示すように、円盤8の後 部を押して、当該円盤8を発射位置に押し出すように機能する。送り爪20の横 軸21から偏心した部分には図5に示すように軸孔20cが設けられている。こ の軸孔20cには、レバー22の一端に付設した軸22aが回転可能に嵌合して いる。レバー22の自由端側には下向突起22bが設けられており、この下向突 起22bと仕切板10の固定部との間には引きばね23が掛けられている。そし て、モード選択スイッチ7によって単射モードが選択された状態(図6)で、ト リガ6を引くと、図7に示すように、摺動板12が引きばね13の付勢力に逆ら って前方へ動作し、この摺動板12の前端によってレバー22が押されるので、 送り爪20が円盤8の送り動作をすることになる。
【0015】 一方、モータMの軸30は仕切板10を貫き上室まで延びており、この上室に 臨む部分には駆動ローラ31が取り付けられている(図5)。また、この駆動ロ ーラ31の対向位置には、当該駆動ローラ31との間で円盤8を挟持して、当該 駆動ローラ31の回転によって円盤8を飛ばすアイドルローラ32が設置されて いる(図4)。また、駆動ローラ31には小歯車33aが一体的に設けられてお り、この小歯車33aは、隣に設けた大歯車33bに噛合している。この大歯車 33bの軸34は図5に示すように仕切板10を貫き下室まで延びており、この 下室に臨む部分には小歯車33cが取り付けられている。そして、モータMの動 力は駆動ローラ31および歯車33a,33bを介して歯車33cに伝達される ようになっている。さらに、歯車33cの動力は、図11に示すように、歯車3 3d〜33iを介して歯車33jに伝達されるようになっている。この歯車33 jは太陽歯車であり、この歯車33jの軸35にはアーム36が取り付けられ、 このアーム36に軸支持された歯車33kは歯車33jに噛合している。この歯 車33kは歯車(太陽歯車)33jの回りを自転しつつ公転する遊星歯車である 。この歯車33kはアーム36の強制回転により、次段の歯車33lに噛合する 。この歯車33lが設けられた軸37にはクランク38が取り付けられている。 このクランク38は円板38aと偏心ピン38bとから構成され、この偏心ピン 38bの突当たりによって、図8および図9に示すように送り爪20を動作させ ることができるようになっている。
【0016】 アーム36の強制回転は、摺動板12に設けられたカム40によってなされる 。このカム40は、摺動板12が後方位置にあるときには、図10に示すように 、歯車33kと33lとが噛合しない位置にアーム36を固定する働きをし、摺 動板12が前方位置にあるときには、図11に示すように歯車33kと33lと が噛合する位置にアーム36を固定する働きをする。なお、選択スイッチ7が単 射モードにあり、摺動板12の前端によってレバー22が押される場合には、歯 車33kと33lとが噛合する前に、送り爪20が送り動作を行うように調整さ れており、この場合には、偏心ピン38bによっては送り爪20は動作されない 。したがって、この実施例では、モード選択スイッチ7のモード選択(左右動作 )に応じて、モード選択スイッチ7の下側に設けられた斜面7aによって、図6 、図10に示すように、レバー22の回転位置を変更し、単射モードでは摺動板 12の前端がレバー22に突き当たる位置に、連射モードでは摺動板12の前端 がレバー22に突き当たらない位置に、レバー22を保持するようにしている。
【0017】 なお、図4に示すように、上室には電池収納部41が設けられ、この電池収納 部41には電池42(図3)が設置可能となっている。また、この電池収納部4 1は電池蓋43によって閉塞可能となっている。
【0018】 円盤8は、弾性を有し、ドーナツ形状を呈している。この円盤8は、具体的に は、ゴム、塩化ビニル、ブロー成形品あるいはウレタンフォーム、ポリエチレン フォームなどから構成され、本実施例においてはポリエチレンフォームを利用し ている。円盤8に弾性を持たせたのは、人に当たった場合の危険回避と、駆動ロ ーラ31とアイドルローラ32とで挟まれた際の変形の容易化とを図るためであ り、また、ドーナツ形状としたのも同様の趣旨からである。なお、ドーナツ形状 とした場合には、円板としたものよりも直進性が良いことが実験によって確認さ れている。
【0019】 マガジン2は、図12に示すように、有底円筒状に構成され、このマガジン2 の中央には芯棒55が設けられている。そして、この芯棒55の存在によって、 円盤8を無造作に入れた場合でも、確実に、円盤8を積層状態にすることができ るようになっている。このマガジン2の下端には鍔部56が設けられ、この鍔部 56には図13(a)に示すように2つのストッパ50が設けられている。この ストッパ50はマガジン2の外周に沿って延び、途中の軸51を中心に小角度範 囲で回転できるようになっている。このストッパ50は、図13に示すように、 下端開口2a内に突出する係止部50aと、鍔部56の外側に突出する操作部5 0bとを備える。このうち係止部50aは、図14(a)に示すように、円盤8 を充填したマガジン2をその下端開口2aを下側にして銃身部分5に取り付ける 際に円盤8の落下を防止する機能を有する。また、操作部50bは、マガジン2 へ円盤8を充填する際に、係止部50aを開口から後退させる機能を有する。ま た、ストッパ50は、係止部50aおよび操作部50bを常態で突出させておく 弾性片50cを備える。一方、このマガジン2が取り付けられる銃身部分5には 、図13(b)に示すように、マガジン2の下端部つまり鍔部56が嵌合する取 付穴5bが設けられている。この取付穴5bの縁には前記操作部50bを受容す る切欠部5cが設けられている。この切欠部5cには、操作部50bを切欠部5 cに嵌合した後、マガジン2を時計方向に回転させた場合に、図14(b)に示 すように操作部50bを押圧してその操作部50bを鍔部56内に没しさせる押 圧部5dが設けられている。
【0020】 次に、このように構成された円盤発射玩具1の使い方と共に作用を説明する。
【0021】 まず、マガジン2の下端開口2aを上に向け、操作部50bを指で押圧しつつ 、円盤8をマガジン2に充填する。そして、円盤8を充填し終わったら、操作部 50bの押圧を止め、そのマガジン2を銃身部分5の取付穴5bに嵌合する。嵌 合にあたっては、マガジン2のストッパ50の操作部50aを取付穴5bの縁の 切欠部5cに合致させて、マガジン2を取付穴5bに差し込む。そして、嵌合後 に、マガジン2を時計方向に回転させる。すると、押圧部5dによって操作部5 0bが押圧されて、操作部50bが鍔部56内に没する。この状態で、電源スイ ッチSWを入れると共に、モード選択スイッチ7によって単射モードまたは連射 モードのいずれかを選択する。その後に、円盤発射玩具1の銃口5aを的に向け る。そして、的が定まったならトリガ6を引く。すると、送り爪20が動作し、 その送り爪20に付設されている後爪20bが円盤8の後部を押し、円盤8を発 射位置に導く。この際に、円盤8は、発射位置に近づくにつれて、駆動ローラ3 1とアイドルローラ32によってつぶされつつ挟まれてゆく。そして、発射位置 に至ると、円盤8は駆動ローラ31によって発射され、発射された円盤8は空気 抵抗を受けながら飛翔する。この場合、連射モードのときには、トリガ6が引か れている間、送り爪20が送り動作を繰り返し、連続的に円盤8が発射される。
【0022】 このように構成された円盤発射玩具1によれば、単射と連射とを選択できるの で、円盤発射玩具1の面白味も倍増することになる。また、円盤8を補充する場 合、円盤8の無くなったマガジン2を、予め円盤8を充填しておいた別のマガジ ン8と交換できるので、円盤8の補充のためのゲーム等の中断時間が少なくて済 むこととなり、ゲーム等を十分に楽しめることになる。また、交換の際にマガジ ン2の下端開口2aを下にしても、係止部50aによって、円盤8が下端開口2 aからこぼれ落ちるのが阻止されるため、本体の方を逆さにしないで、マガジン 2の下端開口2aを下に向けてマガジンを取り付けることができる。
【0023】 図15には、図12のマガジン2の変形例が示されている。このマガジン2の 下端開口2aの近くには、下端開口2a内に屈曲部が突出する「く」字状の弾性 係止部(係止部)60と、マガジン2の外方に突出してそのマガジン2の外側に てそのマガジン2の円周方向に沿って所定の範囲で往復動作可能な操作部61と が設けられている。弾性係止部60と操作部61とは互いに連係しており、その 操作部61の一方向の動作によって、その係止部60が下端開口2aから退き( 図15(b))、その操作部61の他方向の動作によって、その係止部60が下 端開口2aに突出するように構成されている(図15(a))。一方、このマガ ジン2が取り付けられる銃身部分5には、マガジン2の下端部を嵌合可能な取付 穴5bが設けられており、この取付穴5bの縁部には、操作部61を受容する切 欠部5dが形成され、その切欠部5dには、嵌合状態のマガジン2を回転させた 際に操作部61を係止して回転方向に応じてその操作部61を前記一方向または 前記他方向に動作させる係止面5eが設けられている。
【0024】 図16には、図12のマガジン2の変形例が示されている。このマガジン2の 下端開口2aの近くには、図16(a),(b)に示すように、下端開口2a内 に突出する係止部70が設けられ、マガジン2の係止部70を含む一帯は弾性片 71を構成しており他の部分に対して外方へ押し拡げることが可能となっている 。一方、このマガジン2が取り付けられる銃身部分5には、図16(c)に示す ように、弾性片71の内面に当接してマガジン2の下端部の取付穴5bへの嵌合 に伴って弾性片71を押し拡げる当接部5fが設けられている。
【0025】 以上、本考案の実施例について説明したが、本考案は、かかる実施例に限定さ れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
【0026】 例えば、前記実施例によれば、円盤発射玩具1の全体形状を機関銃に似せた形 状としたが、それ以外の形状であっても良いことは勿論である。
【0027】
本考案によれば、円盤を補充する場合、円盤の無くなったマガジンを、予め円 盤を充填しておいた別のマガジンと交換できるので、円盤補充のためのゲームの 中断時間が少なくて済むこととなり、ゲーム等を十分に楽しめることになる。ま た、交換の際にマガジンの下端開口を下にしても、係止部によって、円盤が下端 開口からこぼれ落ちるのが阻止されるため、本体の方を逆さにしないで、マガジ ンの下端開口を下に向けてマガジンの取付けが行えることになる。
【図1】実施例の円盤発射玩具の外観斜視図である。
【図2】実施例の円盤発射玩具の外観斜視図である。
【図3】実施例の円盤発射玩具を側方から見た場合の断
面図である。
面図である。
【図4】実施例の円盤発射玩具の本体の分解斜視図であ
る。
る。
【図5】実施例の円盤発射玩具の本体の内部機構の分解
斜視図である。
斜視図である。
【図6】実施例の円盤発射玩具の単射機構を説明するた
めの斜視図である。
めの斜視図である。
【図7】実施例の円盤発射玩具の単射機構を説明するた
めの斜視図である。
めの斜視図である。
【図8】実施例の円盤発射玩具の連射状態を説明するた
めの斜視図である。
めの斜視図である。
【図9】実施例の円盤発射玩具の連射状態を説明するた
めの斜視図である。
めの斜視図である。
【図10】実施例の円盤発射玩具の連射機構を説明する
ための斜視図である。
ための斜視図である。
【図11】実施例の円盤発射玩具の連射機構を説明する
ための斜視図である。
ための斜視図である。
【図12】実施例のマガジンの分解斜視図である。
【図13】実施例のマガジンとその取付穴とを示す図で
ある。
ある。
【図14】実施例のマガジンのストッパの働きを説明す
るための図である。
るための図である。
【図15】マガジンの変形例を説明するための図であ
る。
る。
【図16】マガジンの他の変形例を説明するための図で
ある。
ある。
1 円盤発射玩具 2 マガジン 2a 下端開口 5 銃身部分 6 トリガ 7 モード選択スイッチ 8 円盤 50a,60,70 係止部 50b,61,71 操作部
Claims (3)
- 【請求項1】 銃身部分に立設され下端開口を有し内部
に多数枚の円盤を積層支持可能なマガジンと、このマガ
ジンの設置位置よりも前方に位置し前記円盤を挟持可能
に構成されると共に少なくとも一方が電動モータによっ
て回転駆動されて摩擦力によって前記円盤を発射可能な
ローラ対と、前記マガジンの前記下端開口から落下する
前記円盤を1枚ずつ前記ローラ対に対して送り出す送り
部材とを有する円盤発射玩具において、前記マガジンは
前記銃身部分に対して着脱可能に構成されると共に、前
記マガジンの前記下端開口の近くには、当該下端開口に
対して出没可能で突出状態にある時に前記下端開口から
の前記円盤の落下を阻止する係止部と、前記マガジンの
外方に突出してそのマガジンの外側から押圧可能な操作
部とが設けられ、前記係止部と前記操作部とは互いに連
係しており共に弾性力によって常態で突出状態を保持す
るように構成され、その操作部が押圧された際には、そ
の係止部が前記下端開口から退いて前記下端開口からの
前記円盤の落下を許容するように構成され、一方、前記
銃身部分には、前記マガジンの下端部を嵌合可能な取付
穴が設けられており、この取付穴の縁部には、前記操作
部を受容する切欠部が形成され、その切欠部には、前記
取付穴に嵌合した状態の前記マガジンを前記取付穴内で
回転させた際に前記操作部を押圧するような押圧部が設
けられていることを特徴とする円盤発射玩具。 - 【請求項2】 銃身部分に立設され下端開口を有し内部
に多数枚の円盤を積層支持可能なマガジンと、このマガ
ジンの設置位置よりも前方に位置し前記円盤を挟持可能
に構成されると共に少なくとも一方が電動モータによっ
て回転駆動されて摩擦力によって前記円盤を発射可能な
ローラ対と、前記マガジンの前記下端開口から落下する
前記円盤を1枚ずつ前記ローラ対に対して送り出す送り
部材とを有する円盤発射玩具において、前記マガジンは
前記銃身部分に対して着脱可能に構成されると共に、前
記マガジンの前記下端開口の近くには、当該下端開口に
対して出没可能で突出状態にある時に前記下端開口から
の前記円盤の落下を阻止する係止部と、前記マガジンの
外方に突出してそのマガジンの外側にて当該マガジンの
円周方向に沿って所定の範囲で往復動作可能な操作部と
が設けられ、前記係止部と前記操作部とは互いに連係し
ており、その操作部の一方向の動作によって、前記下端
開口からの前記円盤の落下を許容するようにその係止部
を前記下端開口から退かせ、他方向の動作によって、そ
の係止部を前記下端開口に突出させるように構成され、
一方、前記銃身部分には、前記マガジンの下端部を嵌合
可能な取付穴が設けられており、この取付穴の縁部に
は、前記操作部を受容する切欠部が形成され、その切欠
部には、前記取付穴に嵌合した状態の前記マガジンを前
記取付穴内で回転させた際に前記操作部を係止して回転
方向に応じて前記一方向または前記他方向に動作させる
係止面が設けられていることを特徴とする円盤発射玩
具。 - 【請求項3】 銃身部分に立設され下端開口を有し内部
に多数枚の円盤を積層支持可能なマガジンと、このマガ
ジンの設置位置よりも前方に位置し前記円盤を挟持可能
に構成されると共に少なくとも一方が電動モータによっ
て回転駆動されて摩擦力によって前記円盤を発射可能な
ローラ対と、前記マガジンの前記下端開口から落下する
前記円盤を1枚ずつ前記ローラ対に対して送り出す送り
部材とを有する円盤発射玩具において、前記マガジンは
前記銃身部分に対して着脱可能に構成されると共に、前
記マガジンの前記下端開口の近くには、当該下端開口内
に突出して前記下端開口からの前記円盤の落下を阻止す
る係止部が設けられ、前記マガジンの前記係止部を含む
一帯は弾性片を構成しており前記マガジンの他の部分に
対して外方へ押し拡げることが可能であり押し拡げた時
に前記下端開口からの前記円盤の落下を許容するように
なっており、一方、前記銃身部分には、前記マガジンの
下端部を嵌合可能な取付穴が設けられており、この取付
穴の縁部には、前記弾性片の内面に当接して前記下端部
の前記取付穴への嵌合に伴って前記弾性片を押し拡げる
当接部が設けられていることを特徴とする円盤発射玩
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995007412U JP3019879U (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 円盤発射玩具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995007412U JP3019879U (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 円盤発射玩具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3019879U true JP3019879U (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=43155276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995007412U Expired - Lifetime JP3019879U (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 円盤発射玩具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3019879U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI462769B (zh) * | 2010-10-08 | 2014-12-01 | Bandai Co | toy |
-
1995
- 1995-06-26 JP JP1995007412U patent/JP3019879U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI462769B (zh) * | 2010-10-08 | 2014-12-01 | Bandai Co | toy |
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