JP3018541U - 戸車の凹車輪 - Google Patents
戸車の凹車輪Info
- Publication number
- JP3018541U JP3018541U JP1995002808U JP280895U JP3018541U JP 3018541 U JP3018541 U JP 3018541U JP 1995002808 U JP1995002808 U JP 1995002808U JP 280895 U JP280895 U JP 280895U JP 3018541 U JP3018541 U JP 3018541U
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- JP
- Japan
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- ring
- outer peripheral
- concave
- metal
- inner peripheral
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 建具及び家具等に使用する軽快で強固な戸車
を提供する。 【構成】 合成樹脂製よりなる凹車輪本体1は、凹外周
環6と内部の収納室に内周輪4,4を相対して収納す
る。前記凹外周環6には、外周の凹底部に金属外周環5
を埋設成形する。また、該内周輪4,4の外周縁の内面
に該金属外周環5を受持する切除段部を各形成し、該内
周輪4,4には、内周面に滑り止め部を設けた金属環体
3とローラー保持環2を内装することを特徴としてい
る。
を提供する。 【構成】 合成樹脂製よりなる凹車輪本体1は、凹外周
環6と内部の収納室に内周輪4,4を相対して収納す
る。前記凹外周環6には、外周の凹底部に金属外周環5
を埋設成形する。また、該内周輪4,4の外周縁の内面
に該金属外周環5を受持する切除段部を各形成し、該内
周輪4,4には、内周面に滑り止め部を設けた金属環体
3とローラー保持環2を内装することを特徴としてい
る。
Description
【0001】
本考案は、建具及び家具等に使用される外周が凹状をなす軽快で強固な戸車の 凹車輪に関するものである。
【0002】
従来この種の戸車に用いられる凹状の車輪は、凹部の全外周面にステンレス等 の金属環を以て被着するものか、又は凹車輪を合成樹脂で成形したもの自体を使 用するものが知られている。
【0003】
上記従来普通に使用されているもののうち、凹状車輪の外周に金属環を被嵌し たものは非常に高価となると共に、回転及び前後の移動等によつても騒音や振動 が大変に激しい欠点がある。また、合成樹脂製の凹車輪は、騒音の心配はないが 、非常に軟弱であり、凹車輪の外周の突部が容易に破損する等の問題点がある。 本考案は、上記従来の有するこの様な問題点を解決するものであつて、その主 たる目的とする所は、合成樹脂製よりなる凹外周環の内底部のみのレールに接合 する一部分に金属外周環を一体的に埋設成形し、レール上に確実強固に転動する ようにするもと共に、著しく安価に提供できる戸車の凹車輪を提供しようとする ものである。
【0004】
本考案は、上記目的を達成するために、合成樹脂製よりなる戸車の凹車輪本体 は、合成樹脂製の凹外周環と内部の相対する内周輪とから構成されている。この 凹外周環には、外周の凹底部の部分に金属外周環を埋設状態に成形する。そして 、凹外周環の内部に収納される内周輪には、その外周縁に該金属外周環を受持す る切除段部を各形成し、該内周輪の内部に金属環体及びローラー保持環とを内在 したことを特徴としたものである。
【0005】
本考案は上述の如き構成からなり、この戸車の凹車輪を成形するには、合成樹 脂製の相対する内周輪(4)(4)の内部にローラー保持環(2)と外周の金属 環体(3)を収納し、該内周輪(4)の外周に設けた切除段部(10)(10) の間に金属の一部となる金属外周環(5)を介在した状態で押し出し成形機の押 し出し注入によつて凹外輪体(6)を以て一体的に成形するものである。
【0006】
次に、本考案の実施例を図面について説明すると、戸車の凹車輪本体(1)は 、合成樹脂製の凹外周環(6)と、その内部に収納室(11)に収納される相対 応する合成樹脂製の内周輪(4)(4)とから組立構成されている。 前記凹外周環(6)には、外周の内底部の内部に各種の断面形状を有する金属 外周環(5)を埋設状態に装設する。 次に、該凹外周環(6)の内部の該収納室(11)に収納された該内周輪(4 )(4)には、相対する内部にローラー保持環(2)とその外周に金属環体(3 )を装設してある。 また、該内周輪(4)(4)には、外周の内面側に該金属外周環(5)を嵌合 受持する切除段部(10)(10)を形成してある。更に、該内周輪(4)(4 )の内部中心部分に嵌合するローラー保持環(2)には、保持突片(12)(1 2)を設けた間に回転ローラー(13)(13)を挿入すると共に、該金属環体 (3)の外周に滑り止め部(16)を形成してある。
【0007】 更に、該内周輪(4)(4)には、中心に車軸(14)の挿通する通孔(9) を形成すると共に、両外側壁に突円部(7)と突円部(8)とを段部を設けて突 出形成してある。なお、符号(15)は、戸車の車軸(14)を支持する側枠を 示したものである。
【0008】
【考案の効果】 以上のように本考案によると、合成樹脂の戸車の凹車輪であつても、従来の凹 車輪の外周に金属体を全面に被着したものと比較しても安価であり、何等遜色な く強固に使用でき、且つ騒音を少なくして長期間に亘つて金属レールと同様に使 用できる効果と、従来の合成樹脂の凹車輪と同様に金属レール上に走行しても振 動及び騒音を充分に吸収し、前後の移動に対しても充分に緩衝効果を達成できる 効果がある。そして、凹車輪本体を合成樹脂製の凹外周環と内部の相対する内周 輪とを一体的に成形したので、全体が著しく強靭化される効果がある。また、凹 外周環には、外周の凹底部に金属外周環を埋設したことによつて、金属環を著し く節約すると共に、金属外周環がレールの接合面と接触するので、他の合成樹脂 を摩耗したり、破損したりすることがなく軽快に転動できる効果がある。更に、 相対する該内周輪の外周縁の内面に切除段部を各形成してあるので、切除段部が 金属外周環を確実に受持でき、該凹外周環の合成樹脂の押し出し成形時の際には 強固で一体的に成形できる実利的な効果がある。 また、戸車の凹車輪の凹底部に埋設する金属外周環は、凹車輪本体の大小に対 して適宜の断面形状及び大小の金属線を自由に選定できる便利な効果もある。
【図1】本考案の凹車輪を戸車に使用した正面図であ
る。
る。
【図2】同じく本考案の図1A−A線の断面図である。
【図3】同じく凹車輪の分解斜面図である。
【図4】同じく本考案の金属外周環の一部欠除した斜面
図である。
図である。
1 凹車輪本体 2 ローラー保持環 3 金属環体 4 内周輪 5 金属外周環 6 凹外周環 7 突円部 10 切除段部 11 収納室 14 車軸
Claims (1)
- 【請求項1】 戸車の凹車輪本体(1)は、合成樹脂製
の凹外周環(6)と内部に収納された相対する合成樹脂
製の内周輪(4)(4)とから構成され、前記凹外周環
(6)には、外周の凹底部の内部に金属外周環(5)を
埋設形成し、該凹外周環(6)の内部の収納室(11)
には、該内周輪(4)(4)の外周縁の内面に該金属外
周環(5)を受持する切除段部(10)(10)を各々
形成し、且つ内周輪(4)(4)には、内周面に滑り止
め部(16)を設けた金属環体(3)とローラー保持環
(2)とを内装したことを特徴とする戸車の凹車輪。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995002808U JP3018541U (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 戸車の凹車輪 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995002808U JP3018541U (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 戸車の凹車輪 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3018541U true JP3018541U (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=43153985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995002808U Expired - Lifetime JP3018541U (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 戸車の凹車輪 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3018541U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010190011A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Shikoku Chem Corp | 門扉用車輪 |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP1995002808U patent/JP3018541U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010190011A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Shikoku Chem Corp | 門扉用車輪 |