JP3018009B2 - 減圧熱処理装置 - Google Patents
減圧熱処理装置Info
- Publication number
- JP3018009B2 JP3018009B2 JP22220693A JP22220693A JP3018009B2 JP 3018009 B2 JP3018009 B2 JP 3018009B2 JP 22220693 A JP22220693 A JP 22220693A JP 22220693 A JP22220693 A JP 22220693A JP 3018009 B2 JP3018009 B2 JP 3018009B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- exchange chamber
- heat exchange
- heat treatment
- fluid
- Prior art date
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D7/00—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
- F28D7/10—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being arranged one within the other, e.g. concentrically
- F28D7/106—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being arranged one within the other, e.g. concentrically consisting of two coaxial conduits or modules of two coaxial conduits
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D7/00—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
- F28D7/0066—Multi-circuit heat-exchangers, e.g. integrating different heat exchange sections in the same unit or heat-exchangers for more than two fluids
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、熱処理室内を減圧状態
にして供給した流体により被熱処理物を加熱や冷却の熱
処理するものに関する。具体的には、各種食品の殺菌や
滅菌、あるいは、冷却や凝固等を行う減圧熱処理装置に
関する。
にして供給した流体により被熱処理物を加熱や冷却の熱
処理するものに関する。具体的には、各種食品の殺菌や
滅菌、あるいは、冷却や凝固等を行う減圧熱処理装置に
関する。
【０００２】
【従来技術】従来の食品の熱処理装置としては、例えば
特公昭５７−５６８５５号公報に示された技術が用いら
れていた。これは、大気に連通する空気排出ダクトを設
けたスチ―ムトンネル内に熱処理対象物を搬送するコン
ベアを配置し、コンベアの下側に蒸気吹出しパイプを設
け、このパイプに温度調節弁等からなる自動恒温制御器
セットを連通すると共に、蒸気配管の所要箇所に自動気
水分離器セットと自動減圧弁セットを取付けたものであ
る。自動減圧弁セットで比較的低圧に減圧した蒸気を、
自動恒温制御器セットを介して蒸気吹出しパイプからス
チ―ムトンネル内に供給することにより８７度Ｃから９
８度Ｃ程度の蒸気温度でもって熱処理ができるものであ
る。
特公昭５７−５６８５５号公報に示された技術が用いら
れていた。これは、大気に連通する空気排出ダクトを設
けたスチ―ムトンネル内に熱処理対象物を搬送するコン
ベアを配置し、コンベアの下側に蒸気吹出しパイプを設
け、このパイプに温度調節弁等からなる自動恒温制御器
セットを連通すると共に、蒸気配管の所要箇所に自動気
水分離器セットと自動減圧弁セットを取付けたものであ
る。自動減圧弁セットで比較的低圧に減圧した蒸気を、
自動恒温制御器セットを介して蒸気吹出しパイプからス
チ―ムトンネル内に供給することにより８７度Ｃから９
８度Ｃ程度の蒸気温度でもって熱処理ができるものであ
る。
【０００３】
【本発明が解決しようとする課題】上記従来の熱処理装
置では、被熱処理物の加熱後の冷却を自然放熱によるた
めに冷却効率が悪い問題があった。また、冷却を冷却水
により行うためには別途冷却水槽が必要となり、大きな
設置スペ―スが必要となったり、設備費が嵩む問題があ
った。
置では、被熱処理物の加熱後の冷却を自然放熱によるた
めに冷却効率が悪い問題があった。また、冷却を冷却水
により行うためには別途冷却水槽が必要となり、大きな
設置スペ―スが必要となったり、設備費が嵩む問題があ
った。
【０００４】また上記従来の熱処理装置では、９０度Ｃ
程度以下の低温蒸気温度では精度良く熱処理できない問
題があった。これはスチ―ムトンネル内を大気圧状態と
しているためで、蒸気は圧力と温度が一義的に定まり大
気圧下ではほぼ１００度Ｃとなり低温蒸気たり得ないた
めである。食品の種類によっては、９０度Ｃ以下でなけ
れば焦げや熱損傷を来たしてしまうものがあり、この様
なものには上記従来の熱処理装置は使用できないのであ
る。
程度以下の低温蒸気温度では精度良く熱処理できない問
題があった。これはスチ―ムトンネル内を大気圧状態と
しているためで、蒸気は圧力と温度が一義的に定まり大
気圧下ではほぼ１００度Ｃとなり低温蒸気たり得ないた
めである。食品の種類によっては、９０度Ｃ以下でなけ
れば焦げや熱損傷を来たしてしまうものがあり、この様
なものには上記従来の熱処理装置は使用できないのであ
る。
【０００５】従って本発明の技術的課題は、９０度Ｃ以
下の低温まで加熱処理ができるようにすると共に、簡単
な設備で効率良く冷却することもできるようにすること
である。
下の低温まで加熱処理ができるようにすると共に、簡単
な設備で効率良く冷却することもできるようにすること
である。
【０００６】
【課題を解決する為の手段】本発明の減圧熱処理装置の
構成は次の通りである。被熱処理物と熱交換する熱交換
室を形成し、該熱交換室に熱処理のための流体を供給す
る流体供給通路を接続し、エゼクタとタンクと循環ポン
プとから成る減圧手段を上記熱交換室と接続し、圧縮機
と凝縮器と膨脹弁と蒸発器とから成る冷凍システムを配
置して、該冷凍システムの蒸発器と上記減圧手段を循環
する流体との間で熱交換すると共に、冷凍システムの凝
縮器で上記熱交換室の一部を形成したものである。
構成は次の通りである。被熱処理物と熱交換する熱交換
室を形成し、該熱交換室に熱処理のための流体を供給す
る流体供給通路を接続し、エゼクタとタンクと循環ポン
プとから成る減圧手段を上記熱交換室と接続し、圧縮機
と凝縮器と膨脹弁と蒸発器とから成る冷凍システムを配
置して、該冷凍システムの蒸発器と上記減圧手段を循環
する流体との間で熱交換すると共に、冷凍システムの凝
縮器で上記熱交換室の一部を形成したものである。
【０００７】
【作用】流体供給通路と接続した熱交換室に冷却流体を
供給し、減圧手段で熱交換室内を減圧状態とすることに
より、熱交換室内で冷却流体が蒸発しその蒸発潜熱によ
り被熱処理物を冷却する。冷却流体の一部と気化蒸気は
減圧手段に吸引され循環ポンプにより循環する。この循
環流体は冷凍システムの蒸発器と熱交換することにより
所望の流体温度となり、エゼクタでの吸引力、すなわ
ち、熱交換室内の減圧度を所望値に維持する。冷却流体
としては通常の水でも良いし、その他必要とする冷却温
度に応じて従来公知の冷媒等を用いることができる。
供給し、減圧手段で熱交換室内を減圧状態とすることに
より、熱交換室内で冷却流体が蒸発しその蒸発潜熱によ
り被熱処理物を冷却する。冷却流体の一部と気化蒸気は
減圧手段に吸引され循環ポンプにより循環する。この循
環流体は冷凍システムの蒸発器と熱交換することにより
所望の流体温度となり、エゼクタでの吸引力、すなわ
ち、熱交換室内の減圧度を所望値に維持する。冷却流体
としては通常の水でも良いし、その他必要とする冷却温
度に応じて従来公知の冷媒等を用いることができる。
【０００８】冷凍システムも従来周知のものを用いるこ
とができ、蒸発器で周囲から熱を奪って冷却し、凝縮器
で周囲に熱を与えて加熱するものであればどのようなも
のでも用いることができる。
とができ、蒸発器で周囲から熱を奪って冷却し、凝縮器
で周囲に熱を与えて加熱するものであればどのようなも
のでも用いることができる。
【０００９】本発明においては、冷凍システムの凝縮器
で熱交換室の一部を構成したことにより、この熱交換室
で被熱処理物を加熱することができる。従って、冷凍シ
ステムの凝縮器で被熱処理物を加熱したり、冷却流体に
より被熱処理物を気化冷却したりすることができる。
で熱交換室の一部を構成したことにより、この熱交換室
で被熱処理物を加熱することができる。従って、冷凍シ
ステムの凝縮器で被熱処理物を加熱したり、冷却流体に
より被熱処理物を気化冷却したりすることができる。
【００１０】
【実施例】図示の実施例を詳細に説明する。図１におい
て、被熱処理物の通過するパイプ１と、熱交換室２，３
と、減圧手段４と、冷凍システム５とで減圧熱処理装置
を構成する。
て、被熱処理物の通過するパイプ１と、熱交換室２，３
と、減圧手段４と、冷凍システム５とで減圧熱処理装置
を構成する。
【００１１】被熱処理物の通過するパイプ１は、長尺状
で内部を連続的に被熱処理物が流下するものである。パ
イプ１のほぼ全周にわたってジャケット状の熱交換室
２，３を設ける。熱交換室２は、後述する冷凍システム
５の凝縮器に相当して加熱流体入口６と出口７を形成す
る。熱交換室３には減圧手段４の循環流体が流入する冷
却流体入口８と出口９を形成する。被熱処理物はパイプ
１内の矢印で示すように左から右へ流下しても良いし、
あるいは目的に応じて逆に流下することも、また、図示
しない別ラインのパイプで加熱と冷却を個別に行うもの
であっても良い。
で内部を連続的に被熱処理物が流下するものである。パ
イプ１のほぼ全周にわたってジャケット状の熱交換室
２，３を設ける。熱交換室２は、後述する冷凍システム
５の凝縮器に相当して加熱流体入口６と出口７を形成す
る。熱交換室３には減圧手段４の循環流体が流入する冷
却流体入口８と出口９を形成する。被熱処理物はパイプ
１内の矢印で示すように左から右へ流下しても良いし、
あるいは目的に応じて逆に流下することも、また、図示
しない別ラインのパイプで加熱と冷却を個別に行うもの
であっても良い。
【００１２】減圧手段４は、エゼクタ１０とタンク１１
と循環ポンプ１２とを組合せたもので、循環ポンプ１２
の駆動によりタンク１１内の冷却流体がポンプ１２から
エゼクタ１０へと循環して、エゼクタ１０部で吸引作用
をさせるものである。循環流体の一部は弁１３を介して
冷却流体入口８へと至る。タンク１１内には冷凍システ
ム５の蒸発器１４を配置して、タンク１１内の循環流体
と熱交換するようにする。この減圧手段４は、エゼクタ
１０を通過する流体の温度に相当する飽和圧力の吸引力
を生じ、熱交換室３内を減圧状態にすると共に、熱交換
室３内で発生する気化蒸気や残った冷却水の一部も吸引
するものである。
と循環ポンプ１２とを組合せたもので、循環ポンプ１２
の駆動によりタンク１１内の冷却流体がポンプ１２から
エゼクタ１０へと循環して、エゼクタ１０部で吸引作用
をさせるものである。循環流体の一部は弁１３を介して
冷却流体入口８へと至る。タンク１１内には冷凍システ
ム５の蒸発器１４を配置して、タンク１１内の循環流体
と熱交換するようにする。この減圧手段４は、エゼクタ
１０を通過する流体の温度に相当する飽和圧力の吸引力
を生じ、熱交換室３内を減圧状態にすると共に、熱交換
室３内で発生する気化蒸気や残った冷却水の一部も吸引
するものである。
【００１３】冷凍システム５は、蒸発器１４と圧縮機１
５と、凝縮器に相当する熱交換室２と、膨脹弁１６とで
構成する。冷凍システム５内を循環するブラインは、圧
縮機１５で圧縮され、加熱流体入口６から出口７へ至る
間に熱交換室２内で被熱処理物を加熱し、膨脹弁１６で
絞られ蒸発器１４でタンク１１内の流体を冷却するもの
である。
５と、凝縮器に相当する熱交換室２と、膨脹弁１６とで
構成する。冷凍システム５内を循環するブラインは、圧
縮機１５で圧縮され、加熱流体入口６から出口７へ至る
間に熱交換室２内で被熱処理物を加熱し、膨脹弁１６で
絞られ蒸発器１４でタンク１１内の流体を冷却するもの
である。
【００１４】次に作用を説明する。パイプ１内を流下す
る被熱処理物は、まず熱交換室２において冷凍システム
５のブラインにより加熱され、次の熱交換室３部に至
る。熱交換室３内は、減圧手段４のエゼクタ１０により
減圧状態にされると共に、循環流体の一部が弁１２を介
して供給される。供給された流体は被熱処理物の熱を奪
って直ちに蒸発することによりその蒸発潜熱でもって被
熱処理物を冷却する。従って、パイプ１内を流下する被
熱処理物は、熱交換室２で比較的低温の加熱をされ、続
いて熱交換室３で同じく比較的低温で冷却されるもので
ある。
る被熱処理物は、まず熱交換室２において冷凍システム
５のブラインにより加熱され、次の熱交換室３部に至
る。熱交換室３内は、減圧手段４のエゼクタ１０により
減圧状態にされると共に、循環流体の一部が弁１２を介
して供給される。供給された流体は被熱処理物の熱を奪
って直ちに蒸発することによりその蒸発潜熱でもって被
熱処理物を冷却する。従って、パイプ１内を流下する被
熱処理物は、熱交換室２で比較的低温の加熱をされ、続
いて熱交換室３で同じく比較的低温で冷却されるもので
ある。
【００１５】
【発明の効果】本発明によれば、冷凍システムの凝縮器
でもって被熱処理物を加熱することにより９０度Ｃ以下
の低温であっても加熱することができると共に、水や冷
媒等任意の冷却流体の供給により所望温度で冷却するこ
ともできる。
でもって被熱処理物を加熱することにより９０度Ｃ以下
の低温であっても加熱することができると共に、水や冷
媒等任意の冷却流体の供給により所望温度で冷却するこ
ともできる。
【図１】本発明の減圧熱処理装置の実施例の構成図であ
る。
る。
１ パイプ ２，３ 熱交換室 ４ 減圧手段 ５ 冷凍システム ６ 加熱流体入口 ８ 冷却流体入口 １０ エゼクタ １１ タンク １２ 循環ポンプ １４ 蒸発器 １５ 圧縮機 １６ 膨脹弁
Claims (1)
- 【請求項１】 被熱処理物と熱交換する熱交換室を形成
し、該熱交換室に熱処理のための流体を供給する流体供
給通路を接続し、エゼクタとタンクと循環ポンプとから
成る減圧手段を上記熱交換室と接続し、圧縮機と凝縮器
と膨脹弁と蒸発器とから成る冷凍システムを配置して、
該冷凍システムの蒸発器と上記減圧手段を循環する流体
との間で熱交換すると共に、冷凍システムの凝縮器で上
記熱交換室の一部を形成したことを特徴とする減圧熱処
理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22220693A JP3018009B2 (ja) | 1993-08-12 | 1993-08-12 | 減圧熱処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22220693A JP3018009B2 (ja) | 1993-08-12 | 1993-08-12 | 減圧熱処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0751035A JPH0751035A (ja) | 1995-02-28 |
| JP3018009B2 true JP3018009B2 (ja) | 2000-03-13 |
Family
ID=16778805
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22220693A Expired - Fee Related JP3018009B2 (ja) | 1993-08-12 | 1993-08-12 | 減圧熱処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3018009B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104697248B (zh) * | 2015-03-26 | 2017-07-28 | 广东美的暖通设备有限公司 | 用于热泵热水器的换热器和具有它的热泵热水器 |
-
1993
- 1993-08-12 JP JP22220693A patent/JP3018009B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0751035A (ja) | 1995-02-28 |
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