JP3017807U - コンテナ - Google Patents
コンテナInfo
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- JP3017807U JP3017807U JP1994014300U JP1430094U JP3017807U JP 3017807 U JP3017807 U JP 3017807U JP 1994014300 U JP1994014300 U JP 1994014300U JP 1430094 U JP1430094 U JP 1430094U JP 3017807 U JP3017807 U JP 3017807U
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- Japan
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- container
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- containers
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鉄道による大量輸送に適したコンテナに関
し、輸送時に収容物を大量に輸送でき、返送時には特別
な折畳み作業なしにコンテナ自体を大量に返送できるよ
うにすることを目的とする。 【構成】 上部を開口し下方に向けて縮小する寸法を有
する箱型中空容器を形成した本体(11)を備え、未収
容状態で他のコンテナの本体(11)を嵌め込み可能に
形成するように構成する。
し、輸送時に収容物を大量に輸送でき、返送時には特別
な折畳み作業なしにコンテナ自体を大量に返送できるよ
うにすることを目的とする。 【構成】 上部を開口し下方に向けて縮小する寸法を有
する箱型中空容器を形成した本体(11)を備え、未収
容状態で他のコンテナの本体(11)を嵌め込み可能に
形成するように構成する。
Description
【0001】
本考案は鉄道による大量輸送に適したコンテナに関する。
【0002】
従来、ゴミは焼却処理や埋立て処理等によって処理していた。例えば都市部で は、焼却処理は発生地域である各地域の中に焼却処理場を建設して、その発生地 域内で処理しようとしている。そして、発生したゴミの大半は焼却処理できない ため、特定の埋立地に運んで埋立処理している。
【0003】 しかし、現在のゴミ発生量があまりにも大量であるため、焼却処理場の処理能 力が足りず、また、埋立処理場も略満杯になってきたため、処理が追いつかない 状態となってきた。
【0004】 このため、ある都市部では、自己の管轄地域内だけでなく、隣接する他の管轄 地域に処理場を建設して処理したり、あるいは他の管轄地域にある既存の処理場 に処理を委託したりして処理しなければならなくなってきている。
【0005】 そこで、自己の管轄地域外に出してゴミ処理する場合には、処理すべきゴミを 大量に搬送しなければならないが、従来のように、塵芥車によって搬送したので は、塵芥車の車両台数が足りなくなるばかりでなく、現在よりも道路事情が過密 化し、さらには自動車の排気ガスによる公害問題等も発生するため、他の輸送手 段に寄らざるを得ない。
【0006】
上記従来の技術においては、大量に発生するゴミを処理するために、他の管轄 地域にまたがるような遠距離輸送を行うには、塵芥車によって搬送するようなこ とでは車両台数が足りず、道路が過密化し、また排気ガス公害等が悪化するため 、他の手段、例えば陸上輸送を行う場合では鉄道による大量輸送を行わなければ ならないが、このような場合には鉄道によるゴミ輸送専用のコンテナを必要とす る。
【0007】 しかし、ゴミを大量に輸送するための鉄道輸送用コンテナの場合、ゴミ輸送時 にはゴミを収容した状態で輸送するが、ゴミを排出した後では空の状態でゴミの 集積場所まで返送しなければならないため、既存のコンテナでは、空のコンテナ を運ぶためには体積が大きすぎるか、小さく折り畳むことができるようにしてあ るものでは作業が煩雑で時間が掛かりすぎ、大量輸送に不向きであるかまたは作 業能率が悪く、輸送経費が嵩むようになるという問題点があった。
【0008】 本考案は、従来の技術における前記問題点を解消するためのものであり、その ための課題は、輸送時に収容物を大量に輸送でき、返送時には特別な折畳み作業 なしにコンテナ自体を大量に返送できるコンテナを提供することにある。
【0009】
本考案は前記課題を達成できるようにするため、図1〜図4に示すように、コ ンテナを構成する。
【0010】 ここに、請求項1に係るコンテナは、上部を開口して下方に向けて縮小する寸 法を有する箱型中空容器を形成した本体(11)を備え、未収容状態で他のコン テナの本体(11)を嵌込み可能に形成したことを特徴とする。
【0011】 そして、請求項2に係るコンテナは、前記本体(11)を略逆角錐台形状に形 成させたことを特徴とする。
【0012】
上記構成の請求項1に係るコンテナを用いると、廃棄物を排出させた空のコン テナは、廃棄物積載場所に搬送して戻さなければならないが、本体(11)の中 に他のコンテナの本体(11)を嵌め込み、列車等の積荷として許容される範囲 内においてできるだけ多くのコンテナを積載させることによって、一時に運べる コンテナ数を多くすることができ、空コンテナの返送を効率良くおこない、経費 を削減させる。
【0013】 そして、請求項2に係るコンテナを用いた場合では、本体(11)を略逆角錐 台形状に形成したことによって、同一本体形状の物であれば、開口側から他のコ ンテナの本体(11)を嵌め込むことができ、嵌め込まれたコンテナの本体(1 1)の大部分が収容されて、あたかも小さくなったかのごとくに多数の空コンテ ナが小スペースに納まるようになる。
【0014】
本考案における以下の実施例では、列車に廃棄物収納時のコンテナを3段重ね て積載する場合について説明する。
【0015】 なお、この実施例は、本考案をより良く理解させるために、具体的に開示した ものであって、特に指定のない限り、別態様を制限するものではない。
【0016】 〔実施例の構成〕 図1乃至図4は実施例のコンテナを示す図である。この実施例のコンテナは、 上部を開口しており下方に向けて縮小する寸法を有する逆台形に形成した正面お よび側面を有する中空箱型に形成して他のコンテナを中空箱型の中に嵌め込むこ とができるように形成させた本体11と、その本体11の底部を形成し開閉可能 に取り付けた底部材12と、本体11の開口にヒンジ11aを介して開閉自在に 取り付けた蓋部材13と、その蓋部材13の表面には4隅に載置コンテナの位置 決め部材を兼ねた補強部材13c,13c,13c,13cを取り付けて、蓋部 材13を閉じた状態で他のコンテナを積み重ねても破損しないように形成する。
【0017】 コンテナの本体は、逆台形に形成した正面板11aを、逆台形に形成した側面 板11bよりも側方へ突出するように、大きめに形成して中空箱型を形成する。 突出した正面板11aの突出部はそのまま座屈防止用の補強フランジとして側面 板11bの外側方へ突設させる。
【0018】 コンテナの蓋部材13は、観音開きにできるように左側蓋部材13aと右側蓋 部材13bとに分割して形成し、それぞれ複数のヒンジ11c,11cによって 本体11の開口の相対向する側面の縁部に取り付ける。
【0019】 コンテナの正面と裏面には、本体11の開口縁に沿って縁部の外側に厚めのフ ランジ11dを固設し、その各フランジ11dから、複数の棒材を折り曲げて形 成した把手11e,11eを、フォーク掛けとして立設して上方に突出させる。 各把手11eはフォークリフトのフォークが挿通できる大きさを有し、かつ正面 側に設けた把手11eと裏面側に設けた把手11eとが同一のフォークで挿通で きる位置に配設する。
【0020】 コンテナの本体側面には、対向する2つの側面の外側に近接離間可能に取り付 けて、本体底面よりも下方に下端を突出させた支持部材14,14を備える。各 支持部材14は、折り曲げた棒材14aによって形成し、上端は本体側面板に固 着させた軸受部材14bに回動自在に挿通させた軸部材14cに固着させる。そ して、各支持部材14の下端中央部には、支持部材14によりコンテナを支持す る場合に安定を良くするための板材14bを内側に向けて固着させる。
【0021】 コンテナの本体下端部には、一方の側面板11bの縁部に底部材12を開閉す るための掛け金となる底板開閉器12aを設け、他方の側面板11bの縁部に底 部材12を回動自在に取り付けるヒンジ12b(図2参照)を設ける。
【0022】 〔実施例の作用〕 このように構成した実施例においては、コンテナの蓋部材13を開いて廃棄物 を収容し、所定量収容したところで蓋部材13を閉じて廃棄場所へ搬送する。廃 棄場所に到着すると、図2で示すように、底板開閉器12aを操作して底部材1 2をヒンジ12bを中心にして回動させ、底が抜けたようにして、収納していた 廃棄物を下方へ排出させる。
【0023】 コンテナに廃棄物を収納した状態で輸送するには、図3に示すように、正面側 に設けた把手11eと裏面側に設けた把手11eとが同一のフォークで挿通する ようにしてフォークリフト(図示せず)によりコンテナを持ち上げ、列車の荷台 や他のコンテナの上にコンテナを載せて、複数のコンテナを上下に積み重ねた状 態で搬送する。
【0024】 コンテナの積重ねには、下のコンテナの補強部材13cに上のコンテナの支持 部材14を載せるようにして位置決めするとともに、上のコンテナを支持部材1 4によって持ち上げているような状態にする。この時、上のコンテナを支持部材 14は下のコンテナの補強部材13cの端部に形成されたフランジに当接するま で外側方に広げて載置させる。すると支持部材14の下端は、本体側面板に固着 された軸受部材14bよりも外方に広げた状態で下のコンテナに載ることになっ て、上のコンテナを安定良く支持することになる。
【0025】 廃棄物を排出させた後の空コンテナを廃棄物収容場所まで返送するには、図4 に示すように、それぞれ分割された蓋部材13a,13bが観音開きするように 蓋部材13を開け、すでに蓋をあけてあるコンテナの本体11の収納部に新たに 蓋を開けたコンテナの本体11を嵌め込む。この時、支持部材14は本体11の 側面板11bに密着する方向に近接させて畳んだ状態にし、下端が本体底面につ くまで入れる。本体形状が逆角錐台形になっているため、容易に本体11が他の コンテナの本体に入り込み、積み重ね数を多くすることができるわりに占拠する 空間を少なくし、規定されている空間にできるだけ多く入るようにして一回に搬 送する空コンテナの個数を多くする。
【0026】 〔実施例の効果〕 このように実施例では、廃棄物の輸送時には廃棄物を収容したコンテナを積み 重ねて、一時に大量の廃棄物を輸送することができ、また空コンテナの搬送時に は蓋を開けたコンテナに他の蓋を開けたコンテナを嵌め込んで占拠空間を小さく することにより、一時に大量の空コンテナを廃棄物を収納すべき場所まで戻すこ とができる。これにより、遠距離ゴミ輸送の作業性を改善できるとともに輸送コ ストを下げることができる。
【0027】
以上のように本考案による請求項1に係るコンテナでは、本体(11)を上部 を開口して下方に向けて縮小する箱型中空容器に形成させたことによって、空コ ンテナ返送時には、上部開口より他のコンテナの本体(11)を嵌め込んで単位 体積当たりの返送コンテナ積載量を増加させることにより、廃棄物を収容しない で輸送する場合の輸送コンテナ数を多くすることができ、遠距離輸送のコンテナ 返送コストを低減させることができる。
【0028】 そして、請求項2に係るコンテナでは、本体形状を略逆角錐台形状に形成した ことによって、列車等に積載する場合における返送コンテナの積載量を多くする ことができ、輸送効率を高めて、輸送費を削減させることができる。
【図1】本考案の実施例における全体構成を示す部分破
断斜視図である。
断斜視図である。
【図2】同上実施例における廃棄物排出時の状態を示す
正面図である。
正面図である。
【図3】同上実施例における廃棄物輸送時の積重ね状態
を示す正面図である。
を示す正面図である。
【図4】同上実施例におけるコンテナ返送時の積重ね状
態を示す正面図である。
態を示す正面図である。
11 本体 11e フォーク掛け 12 底部材 12a 底板開閉器 12b ヒンジ部材 13,13a,13b 蓋部材 13c 位置決め部材 14 支持部材
Claims (2)
- 【請求項1】 上部を開口して下方に向けて縮小する寸
法を有する箱型中空容器を形成した本体(11)を備
え、未収容状態で他のコンテナの本体(11)を嵌込み
可能に形成したことを特徴とするコンテナ。 - 【請求項2】 前記本体(11)を略逆角錐台形状に形
成させたことを特徴とする請求項1記載のコンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994014300U JP3017807U (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | コンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994014300U JP3017807U (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | コンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3017807U true JP3017807U (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=43153280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994014300U Expired - Lifetime JP3017807U (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | コンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3017807U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013032182A (ja) * | 2011-07-04 | 2013-02-14 | Snow Peak Inc | 変形コンテナ |
BE1022844B1 (nl) * | 2015-03-18 | 2016-09-20 | FACIL CORPORATE, besloten vennootschap met beperkte aansprakelijkheid | Herbruikbare stapelbare en nestbare bak voor het stockeren en/of transporteren van goederen |
-
1994
- 1994-11-18 JP JP1994014300U patent/JP3017807U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013032182A (ja) * | 2011-07-04 | 2013-02-14 | Snow Peak Inc | 変形コンテナ |
BE1022844B1 (nl) * | 2015-03-18 | 2016-09-20 | FACIL CORPORATE, besloten vennootschap met beperkte aansprakelijkheid | Herbruikbare stapelbare en nestbare bak voor het stockeren en/of transporteren van goederen |
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