JP3017626U - 洋傘の握り部構造 - Google Patents
洋傘の握り部構造Info
- Publication number
- JP3017626U JP3017626U JP1995004182U JP418295U JP3017626U JP 3017626 U JP3017626 U JP 3017626U JP 1995004182 U JP1995004182 U JP 1995004182U JP 418295 U JP418295 U JP 418295U JP 3017626 U JP3017626 U JP 3017626U
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- umbrella
- groove
- grip
- grip portion
- locking
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- Expired - Lifetime
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- Walking Sticks, Umbrellas, And Fans (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 洋傘の盗難予防、並びに、洋傘の外観を向上
することを目的とする。 【構成】 洋傘の握り部3の外周面に環状溝13を形成
し、握り部3の端部に挿入孔14を設け、筒状に形成さ
れ外周面に記号が配列され、内周面に施錠溝17と縦溝
18を設けたリング15と、筒状に形成され外周面に記
号が配列され、内周面に施錠溝19と縦溝20を設けた
リング16とを環状溝13に回動可能に装着し、挿入孔
14に挿入される施錠杆21に、縦溝18,20及び施
錠溝17,19に係入可能な係合突起22を設けてダイ
ヤル錠を構成し、施錠杆21と握り部3とを連結部材で
あるチェン24で連結した。
することを目的とする。 【構成】 洋傘の握り部3の外周面に環状溝13を形成
し、握り部3の端部に挿入孔14を設け、筒状に形成さ
れ外周面に記号が配列され、内周面に施錠溝17と縦溝
18を設けたリング15と、筒状に形成され外周面に記
号が配列され、内周面に施錠溝19と縦溝20を設けた
リング16とを環状溝13に回動可能に装着し、挿入孔
14に挿入される施錠杆21に、縦溝18,20及び施
錠溝17,19に係入可能な係合突起22を設けてダイ
ヤル錠を構成し、施錠杆21と握り部3とを連結部材で
あるチェン24で連結した。
Description
【0001】
本考案は、洋傘の握り部にダイヤル錠を設けた洋傘の握り部構造に関する。
【0002】
閉じられた洋傘は、図8に示すように、複数の親骨に支持された生布1に中央 部が被われ、両側に石突2と握り部3が露出している。 洋傘の外観は、生布1や握り部3等に色彩や模様に変化のあるものもあるが、 一般に顕著な変化はなく、ほぼ同様の外観を呈している。
【0003】 閉じられた洋傘を仮置きする場合、傘立てや室内の片隅などに立て掛けるが、 他人の洋傘と間違えて取り替えられたり、盗難される虞がある。 このようなトラブルを回避するために、施錠装置付きの傘立てがある。 図9は、施錠装置付きの傘立ての一例を示す要部平面図であり、傘立ての枠体 4に、傘収容溝5を有する支持部材6が多数配列され、支持部材6に設けられた 軸7に、傘収容溝5を開閉する開閉レバー8の一端が枢着されている。
【0004】 傘が保管されていないときには、開閉レバー8が鎖線位置まで開いており、傘 収容溝5に洋傘を収容した後に開閉レバー8を実線位置まで回動して傘収容溝5 を閉鎖し、施錠装置に差し込まれたキー9を抜くと施錠装置が施錠される。 抜き取ったキー9を携帯して傘立てから立ち去り、保管を終わって洋傘を取り 出すときには、キー9を差し込んで施錠装置を解錠し、開閉レバー8を開いて洋 傘を取り出すことができる。
【0005】
然し、洋傘については次のような課題が残されていた。 (1) 洋傘の外観には変化が少なく、個人の好みに応じて選択して購入する楽しみ が少ない。 (2) 洋傘を仮置きしようとしても傘立てがないため、室内の片隅などに立て掛け る場合も少なくない。 しかも、施錠装置付きの傘立ての設置数は更に少ないため、利用できないこ とが多い。 本考案はかかる課題を解決することを目的としており、洋傘の選択の自由度を 増加し、個人の遊び感覚を喚起することができ、しかも、施錠装置付きの傘立て が無くても盗難予防することができる洋傘を提供するものである。
【0006】
上記目的を達成するために、本考案の洋傘の握り部構造は、 洋傘の握り部に、外周面に周設される環状溝と、該環状溝及び上記握り部の端 面に開口する挿入孔を設け、 筒状に形成され、外周面に記号を配列し、内周面に施錠溝を周設し、該施錠溝 と交叉する縦溝とを設け、上記環状溝に回動可能に装着される複数のリングと、 上記挿入孔に着脱自在に挿入され、上記各リングの施錠溝にそれぞれ係合し上 記縦溝を通過可能な係合突起を有する施錠杆とにより洋傘の握り部にダイヤル錠 を構成し、 上記施錠杆と握り部を、連結部材で連結した。 上記連結部材は鎖或いは紐とするとよい。
【0007】
上記のように構成された洋傘の握り部構造は、握り部に回動可能に設けられた 複数のリングに、数字(或いは文字,或いは形状や模様)より成る記号が配列さ れており、リングの記号が所定の位置に並んだときに、施錠杆の係合突起がリン グの縦溝と一致するので施錠杆が挿脱可能になる。 連結部材により施錠装置の無い傘立てや建物の固定物に囲み、施錠杆を挿入孔 に挿入してリングを適当に回しておけば、洋傘を間違えられたり盗難されたりす る虞はない。
【0008】 彩色されたリングの色と異なる色で記号を表示しておくと、このダイヤル錠が 握り部の外観上のアクセントとなり、顧客は好みに応じた外観の洋傘を選択して 購入することができる。 このダイヤル錠は玩具のように簡単なものであり、盗難予防の効果のみならず 顧客の遊び感覚を満足させる効果がある。
【0009】
本考案の実施例について図面を参照して説明すると、図1は握り部3の一部破 断正面図であり、先端を一部切断した握り部3の端面に孔10を設け、孔10に は、握り部3の端部を構成する軸部11の小径部11aが嵌着される。 軸部11の先端には、握り部3とほぼ同径の頭部12が設けられ、頭部12と 握り部3との間には、握り部3よりも小径の環状溝13が形成される。 軸部11には、環状溝13及び頭部12の端面に開口する挿入孔14が設けら れる(図4参照)。
【0010】 環状溝13には、合成樹脂材より筒状に形成された2個のリング15,16が 回動可能に装着され、リング15,16の外周面は青,赤,緑などの原色に彩色 され、図2に示すように、外周面に沿ってリング15,16の色とは異なる色( 例えば白色或いは黄色などの色)の記号が配列される(本実施例では、0から9 までの数字が配列される)。
【0011】 リング15の内周面には施錠溝17が周設され、施錠溝17と直角に交叉する 縦溝18が設けられる。 リング16の内周面には施錠溝19が周設され、施錠溝17と直角に交叉する 縦溝20が設けられる(図4参照)。 挿入孔14に着脱自在に挿入される施錠杆21には、縦溝18,20にそれぞ れ挿入される係合突起22が設けられる。
【0012】 係合突起22の高さは、縦溝18,20に挿入される高さであり、縦溝18, 20の深さは、施錠溝17,19の深さにほぼ等しい。 従って、リング15,16の記号(数字)を暗証番号に一致させたときに、縦 溝18,20が挿入孔14に一致し、施錠杆21が挿入孔14に挿入可能になり 、施錠杆21を挿入すると、係合突起22が縦溝18,20に挿入される。
【0013】 次に、リング15,16を回動すると、係合突起22が縦溝18,20から施 錠溝17,19に移動するので、施錠杆21が抜取不能になる。 かくして、リング15,16の記号(番号)が洋傘の持主のみが知っている暗 証番号に一致しない限り、施錠杆21を抜き取ることができないダイヤル錠が構 成される。
【0014】 施錠杆21に設けられた小孔23に、連結部材であるチェン24の一端を固着 し、チェン24の他端を、握り部3に固着されたピン25の小孔26に固着する 。 本実施例では、連結部材としてチェン24を使用したが、紐などであってもよ い。
【0015】 以上のように構成された洋傘の握り部構造の作用を説明すると、閉じた洋傘を 仮置きするときに、チェン24で施錠装置の無い傘立てや建物の固定物を囲んだ 後に、施錠杆21を挿入孔14に挿入し、2個のリング15,16を回動して暗 証番号が判らないようにしておく。 このようダイヤル錠を施錠しておくと、第三者が洋傘を間違えて持って行く虞 も盗難にあう虞もない。
【0016】 ダイヤル錠を解錠するには、2個のリング15,16を回動して記号8番号) を暗証番号に一致させると、施錠杆21が抜取可能になり、洋傘を持ち去ること が可能になる。 2個のリング15,16に配列される記号は、数字でなく、例えば、丸,三角 、四角,ばつ印等の形状にしてもよい。
【0017】 2個のリング15,16は赤,青,緑などの原色に彩色され、記号がリング1 5,16の色とは異なる白,黄色等の色に彩色されているので、ダイヤル錠が握 り部3の外観上のアクセントになり、顧客の遊び感覚を満足させることができる ので、顧客は好みに応じた外観の洋傘を選択して購入することができる。 このダイヤル錠は玩具のように簡単なものであり、盗難予防の効果のみならず 顧客の遊び感覚を満足させる効果がある。
【0018】 図5〜図7は、本考案の第2実施例を示すものであり、折り畳み型の洋傘にダ イヤル錠を設けたものである。 洋傘の中棒27の端部に設けられた雄ねじ28に、握り部29に設けられたね じ孔30を螺合し、握り部29を中棒27に固着する。 ねじ孔30の底に孔31を穿設し、第1実施例の軸部に相当する端部材32に ねじ孔33を設け、小さいねじ34をねじ孔30の方から孔31を経由してねじ 孔33に螺合して、端部材32を握り部29に固着する。
【0019】 端部材32に挿入孔14が設けられ、握り部29にリング15,16を設け、 挿入孔14に施錠杆21が着脱自在に挿入され、施錠杆21の孔23にチェン2 4の一端が固着され、チェン24の他端が握り部29に固着されたピン25の小 孔26に固着されることは、第1実施例と同様であり、ダイヤル錠の作用も外観 上の特徴も第1実施例と同様である。
【0020】
本考案は以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏 する。 (1) 建物や設備,機器,什器など連結部材を囲むことができるものがあれば、仮 置きする洋傘を施錠して盗難予防することができる。 施錠操作は簡単であり、施錠装置付きの傘立てのようにキーを携帯する面倒 もなく、施錠装置付きの傘立ての無い所でも、安心して洋傘を仮置きできるの で便利である。 (2) 従来の洋傘は外観に変化が少なく、若い人などにとって個人の好みに応じて 選択して購入する楽しみが少なかったが、洋傘の握り部に各種の記号や色彩を 施したダイヤル錠を設けることにより、顧客の趣味や遊び心を満足させること ができる。
【図1】洋傘の握り部構造を示す一部破断正面図であ
る。
る。
【図2】握り部のダイヤル錠の正面図である。
【図3】図1のX矢視図である。
【図4】握り部の分解斜視図である。
【図5】本考案の第2実施例を示す握り部の縦断面図で
ある。
ある。
【図6】本考案の第2実施例を示す握り部の正面図であ
る。
る。
【図7】図5のY矢視図である。
【図8】閉じられた洋傘の正面図である。
【図9】施錠装置付き傘立ての一例を示す要部平面図で
ある。
ある。
1 生布 3 握り部 10 孔 11 軸部 12 頭部 13 環状溝 14 挿入孔 15,16 リング 17,19 施錠溝 18,20 縦溝 21 施錠杆 22 係合突起 24 チェン 29 握り部 32 端部材
Claims (2)
- 【請求項1】 洋傘の握り部に、外周面に周設される環
状溝と、該環状溝及び上記握り部の端面に開口する挿入
孔を設け、 筒状に形成され、外周面に記号を配列し、内周面に施錠
溝を周設し、該施錠溝と交叉する縦溝とを設け、上記環
状溝に回動可能に装着される複数のリングと、 上記挿入孔に着脱自在に挿入され、上記各リングの施錠
溝にそれぞれ係合し上記縦溝を通過可能な係合突起を有
する施錠杆とにより洋傘の握り部にダイヤル錠を構成
し、 上記施錠杆と握り部を、連結部材で連結したことを特徴
とする洋傘の握り部構造。 - 【請求項2】 上記連結部材は鎖或いは紐であることを
特徴とする請求項1記載の洋傘の握り部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995004182U JP3017626U (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | 洋傘の握り部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995004182U JP3017626U (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | 洋傘の握り部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3017626U true JP3017626U (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=43153103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995004182U Expired - Lifetime JP3017626U (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | 洋傘の握り部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3017626U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10760031B2 (en) | 2014-05-15 | 2020-09-01 | Daido Metal Company Ltd. | Sliding resin composition, and sliding member |
-
1995
- 1995-05-02 JP JP1995004182U patent/JP3017626U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10760031B2 (en) | 2014-05-15 | 2020-09-01 | Daido Metal Company Ltd. | Sliding resin composition, and sliding member |
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