JP3017548B2 - ディスククランパー昇降機構 - Google Patents

ディスククランパー昇降機構

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JP3017548B2
JP3017548B2 JP3069097A JP6909791A JP3017548B2 JP 3017548 B2 JP3017548 B2 JP 3017548B2 JP 3069097 A JP3069097 A JP 3069097A JP 6909791 A JP6909791 A JP 6909791A JP 3017548 B2 JP3017548 B2 JP 3017548B2
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザーディスクとコ
ンパクトディスクの連続したコンパチブルプレイが可能
なディスククランパー昇降機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、1個の光ピックアップからなる演
奏手段とトレイとの組合せで、レーザーディスク(LD
ディスク)の30cm盤と20cm盤および、コンパクトディス
ク(CDディスク)の12cm盤と8cm盤とCDVのディス
ク演奏を行うファイブインワン方式のコンパチブルディ
スクプレーヤー(例えば特開昭63−146270号)
や、レーザーディスクの30cm盤、20cm盤の他にレーザー
ディスク用トレイ上にコンパクトディスクの12cm盤と8
cm盤およびCDVディスクを各々3枚載置して回転する
回転ディスクトレイを用いて選択的にディスクを演奏手
段に装着して演奏するLD、CDディスクチェンジャー
用のディスククランパー昇降機構が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記デ
ィスククランパー昇降機構では、LDのディスクをディ
スクプレーヤー内に収納したままで、CD、CDVのデ
ィスクをクランプすることができないため、CDまたは
CDVのディスクの演奏をするとき、LDディスクをデ
ィスクプレーヤーから取出す必要があり、LDディスク
とCD、CDVのディスクのコンパチブルプレイを連続
して行うことができないものであった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、LDディスクの中心孔を通してCDおよびCDV
ディスクをクランプすることにより、LDディスクとC
D、CDVディスクの連続したコンパチブルプレイが可
能で、かつ機構の全高を低くでき、しかも安価に作製で
きるディスククランパー昇降機構を提供することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために本発明のディスククランパー昇降機構は、デ
ィスクを載置して回転させる単一のターンテーブルと、
ディスクをターンテーブル上に搬送するトレイと、ディ
スクをターンテーブル上にクランプし且つ径の異なる複
数枚のディスクに対応した複数のディスククランパー
と、前記トレイとディスククランパーを上下方向に駆動
する昇降レバーと、前記昇降レバーと係合してディスク
クランパーを上下方向に駆動するクランプアームと、ク
ランプアームに対して上下方向に一定量移動するように
設けたトレイガイドと、前記昇降レバーに対して一定量
移動するように設けた昇降補助レバーとを備え、前記ク
ランパーは前記ターンテーブルの回転軸に対し同軸上に
設けられ、大径ディスクを前記トレイに搭載した状態で
前記クランパーが前記大径ディスクの中心孔を貫通して
小径ディスクをクランプし、このとき前記ディスククラ
ンパーの上下移動量と前記トレイの上下移動量の間に差
を生じさせることによって高さを低くするように構成す
るものである。
【0006】
【作用】上記本発明の手段によれば、ターンテーブルに
載置されたLDディスクをクランプするとき、ロック片
がCDクランパーをロックするまで昇降レバーが回動し
て、ターンテーブル上のLDディスクをLDクランパー
が押し付けた後、クランプアームが一定量上ってクラン
プアームとクランパーケースの接触を解除する必要があ
るが、クランプアームに対して上下方向に一定量移動す
るように設けたトレイガイドと、昇降レバーに対して一
定量移動するように設けた昇降補助レバーによって、ト
レイが降下してターンテーブル上にLDディスクを載置
し、トレイとLDディスクの間に一定の隙間を生じさせ
る以上にトレイが降下しないように、ストッパーにトレ
イが当たるようにすることにより、トレイの昇降量を少
なくして全体の高さを低くすることが可能となるもので
ある。
【0007】
【実施例】以下、本発明のディスククランパーの一実施
例を図面に基づき詳細に説明する。図1〜図3は本発明
のディスククランパーの駆動部を示す一部断面した外観
斜視図、図4は本発明のディスククランパーの分解斜視
図、図5〜図9はディスククランパーの動作を示す断面
図である。
【0008】図2において、101 はローディング基板で
あって、モータ102 およびプーリ103 、ギヤ104 、カム
ギヤ105などが支持されている。106 はカム板であっ
て、その長孔106aがローディング基板101 に設けた段軸
107 に嵌合しており、この段軸107 に沿って矢印イ−ロ
方向にスライドできるようになっている。また、カム板
106 の軸部106bがカムギヤ105 に設けたカム溝105aに案
内され、これによりカム板106 はモータ102 の正逆回転
によって矢印イ−ロ方向に駆動される。
【0009】108 は駆動軸であり、昇降レバー109 の下
部に設けられており、カム板106 に設けた長孔106cに嵌
合しており、このカム板106 の矢印イ−ロ方向の動きに
よって、昇降レバー109 がローディング基板101 に設け
た軸110および110′を中心に矢印ハ−ニ方向に回動す
る。
【0010】図3において、111 はクランプアームであ
り、一端の曲げ部111aに設けた軸112 の溝112aがローデ
ィング基板101 の長溝101aに嵌合し、軸113 の環状溝11
3aがローディング基板101 の長孔101bに、軸114 の環状
溝114aが長孔101cにそれぞれ嵌合している。
【0011】115 はトレイガイドであり、下部に設けた
軸116 の環状溝116aにクランプアーム111の長孔111bが
嵌合していると共に、環状溝116bがローディング基板10
1 の長孔101dに嵌合しており、更に上部に設けた軸117
の環状溝117aがローディング基板101 の長溝101aに嵌合
しており、これによってクランプアーム111 の曲げ部11
1aはローディング基板101 と、トレイガイド115 の間に
一定の隙間を保って上下方向にスライドできるようにな
っている。
【0012】118 は引張りばねであり、クランプアーム
111 のばね掛け111cとトレイガイド115 のばね掛け115a
との間に設けられ、クランプアーム111 とトレイガイド
115が互いに引き合うように付勢するものである。
【0013】図1において、109aは昇降レバー109 に設
けられたU字形状の切欠部であり、軸112 の先端部112b
が嵌合しており、昇降レバー109 が矢印ハ−ニ方向に回
動されると前記軸先端部112bが駆動され、クランプアー
ム111 は軸112 が係合している長溝101aと、軸116 が係
合している長孔101dとに案内されて矢印ホ−ヘ方向に垂
直駆動される。なお、長溝101a、101dは矢印イ−ロ方向
において、ローディング基板101 に設けられたスピンド
ルモータ119 の回転中心を横切る線分A−A上に形成さ
れている。
【0014】120 は昇降レバー109 の一端に設けた軸12
1を中心に矢印ハ−ニ方向に一定量回動できるように構
成された昇降補助レバーであり、ばね掛け部120aとロー
ディング基板101 のばね掛け孔101eとの間に張設された
引張りばね122 によって矢印ニ方向に回動している。
【0015】123 は昇降補助レバー120 に突設したトレ
イガイド軸であって、前記線分A−A上に一致するよう
にしてあり、常時、第1トレイ4の案内溝4aに嵌合して
いる。図2において、125 は前記第1トレイ4の案内溝
4bに嵌合するようにトレイガイド115 の内面側に設けた
トレイガイド軸である。
【0016】このトレイガイド軸125 は昇降レバー109
の回動によって、トレイガイド115が矢印ホ−ヘ方向に
駆動されたとき、前記昇降補助レバー120 に設けられた
トレイガイド軸123 の矢印ハ−ニ方向への回動に連動し
て第1トレイ4を水平に保持しながら、矢印ホ−ヘ方向
に垂直に駆動する。このときトレイガイド軸123 は矢印
ハ−ニ方向の円弧運動を行うことになるが、前記トレイ
ガイド軸125 が第1トレイ4を垂直方向に駆動するよう
に規制しているため、トレイガイド軸123 は案内溝4a内
をスリップしながら第1トレイ4を垂直方向に駆動する
ものである。
【0017】昇降レバー109 が矢印ニ方向に回動して第
1トレイ4が降下し、LDディスクの演奏位置に達する
と、軸116 の溝116bがローディング基板101 の長孔101d
の下端101d′に当接し、第1トレイ4の下面がローディ
ング基板101 のストッパー101fに当接して第1トレイ4
の降下が阻止され、更に昇降レバー109 が矢印ニ方向に
駆動されると、クランプアーム111 は引きばね118 を伸
ばしながら降下し、昇降レバー109 は引きばね122 を伸
ばしながら回動する。
【0018】図1において、126 はディスククランパー
であり、図4にその部品構成を示す。また、図5〜図9
はその動作を説明するものである。図4において、127
はクランパーケースであり、内側の凹部127aにロック片
128 の軸部128aを嵌合させ、矢印ト−チ方向に一定量回
動できるように設けられ、また、これらの凹部127aは各
々 120゜度間隔で周囲に3個設けられている。
【0019】129 はディスククランパー126 の主要部品
をクランパーケース127 の内部に組み立てるために取付
けられたクランプホルダーであり、120゜間隔で周囲に
3個所設けられた角孔129aに前記ロック片128 が挿通さ
れている。130 はクランプレバーであり、軸部130aがク
ランプホルダー129 の凹部129bに嵌合し、角孔129cを通
して一定量矢印リ−ヌ方向に回動できるように120゜間
隔で周囲に3個所設けられている。
【0020】図4および図5において、131 はフランジ
形状をしたばね受けであり、中心孔131aがクランパーケ
ース127 の凸部127bに嵌合し、座部131bがロック片128
の押し部128bを押し上げるように取付けられている。13
2 は圧縮ばねであり、LDクランパー133 に120゜間隔
で周囲に3個所設けられたボス部133aとクランパーケー
ス127 のばね座127cとの間に都合3個設けられ、常時L
Dクランパー133 を下方向に押し下げるように付勢して
いる。
【0021】133 はLDクランパーであって、その周囲
に120゜間隔で3個所設けられた凹部133bにはクランプ
ホルダー129 の周囲に120゜間隔で3個所設けられた凸
部129dが嵌合しており、LDクランパー133 の凸部133c
がクランプホルダー129 の段部129eによって受け止めら
れ、これによりLDクランパー133 がクランプホルダー
129 から下方向に抜け止めされている。
【0022】LDクランパー133 の角孔133dには前記ク
ランプレバー130 が貫通してクランパーケース127 の角
孔127dから外部に突出するように構成されている。134
は圧縮ばねでありCDクランパー135 のボス部135aと前
記ばね受け131 との間に配設され、CDクランパー135
を下方向に押し下げるように付勢している。
【0023】CDクランパー135 の中心孔135bはクラン
パーケース127 の中心に設けられたボス部127eに嵌合
し、周囲に120゜間隔で3個所設けられた凸部135cは前
記クランプホルダー129 の凸部129dの内側に嵌合してお
り、抜け止め片129fにCDクランパー135 の周囲3個所
に設けられた抜け止め突起135dが当接して、前記圧縮ば
ね134 によってCDクランパー135 が押し下げられたと
き、クランプホルダー129 から抜け落ちないようにして
ある。
【0024】CDクランパー135 のフック係合部135dに
は前記ロック片128 のフック部128cが係合してCDクラ
ンパー135 がクランプホルダー129 から下方向に一定量
以上飛び出るのを防止しているが、前記クランプレバー
130 が矢印リ方向に回動したとき、押し部130bがロック
片128 の下部128dを押してロック片128 を矢印チ方向に
回動させたとき、ロック片128 のフック部128cがCDク
ランパー135 のフック係合部135dから外れてCDクラン
パー135 は抜け止め突起135dがクランプホルダー129 の
抜け止め片129fに当接するまで圧縮ばね134 によって押
し下げられるようにしてある。
【0025】CDクランパー135 が押し上げられると、
常時圧縮ばね134 とばね受け131 によって矢印ト方向に
回動しているロック片128 の斜面128eをCDクランパー
135の斜面135eが押し上げて、ロック片128 を矢印チ方
向に回動させて通過する。このとき、図9に示すよう
に、圧縮ばね134 の力によってロック片128 は再び矢印
ト方向に回動し、CDクランパー135 はクランパーケー
ス127 の内部にロックされる。
【0026】また、クランプレバー130 が矢印リ方向に
回動したとき、先端部130cがCDクランパー135 の押し
上げ部135fを押し上げ、図5に示すように、CDクラン
パー135 をクランパーケース127 の中へ引き込むように
してある。
【0027】136 はバックヨークであり、下面にマグネ
ット137 が接着されており、3本のねじ138 によってC
Dクランパー135の下面に取付けられている。また、3
本のねじ139 によってクランプホルダー129 をクランパ
ーケース127 にねじ止めすることによって上記の部品が
クランパーケース127 の内部に組立てられるように構成
されている。
【0028】図5〜図9において、140 は駆動リングで
あり、クランパーケース127 のフランジ部127fを一定の
隙間で外れないように収納するもので、前記クランプア
ーム111 の下面に取付けられている。
【0029】141 はクランプ解除リングであり、両端を
ローディング基板101 に固定した上板142 の下側に固定
されている。このクランプ解除リング141 は図5に示す
ように、クランプアーム111 が矢印ホ方向に上がると、
駆動リング140 の駆動面140aがクランパーケース127 の
フランジ部127fの下面を押し上げ、ディスククランパー
126 を矢印ホ方向に持ち上げ、前記クランプ解除リング
141 の下面141aがクランプレバー130 の一端130dを押し
下げて、クランプレバー130 を矢印リ方向に回動させた
とき、CDクランパー135 は矢印ホ方向に持ち上げられ
てクランパーケース127 の内部に収納されるものであ
る。
【0030】図1および図2に示すように、駆動リング
140 の駆動軸部140bは矢印イ−ロ方向において、ほぼス
ピンドルモータ119 の回転中心を横切る線分A−A上に
形成され、昇降レバー109 の中央近くに形成されたコ字
形状の曲げ部109bに案内されており、昇降レバー109 の
矢印ハ−ニ方向の回動によって、軸112 の先端部112b
と、前記駆動リング140 の駆動軸部140bが矢印ホ−ヘ方
向に駆動され、クランプアーム111 を矢印ホ−ヘ方向に
両持駆動するように構成されている。
【0031】図5〜図9において、スピンドルモータ11
9 の中心に設けられたシャフト143の上部には金属等か
らなる磁性体のターンテーブル144 が固定され、凹部14
4a、144a′に、シャフト143 に沿って上下方向に一定量
スライドできるように、芯出しリング145 が突没自在に
嵌合されている。また、芯出しリング145 に設けた数個
の孔145cには、ターンテーブル144 の上面に設けた数個
の凸部144bが嵌合しており、芯出しリング144 はシャフ
ト143に挿入された圧縮ばね146 によって常時上方向に
付勢されて、ターンテーブル144 の上面から突出してい
る。
【0032】図6において、147 はCDディスクであ
り、中心孔147aに前記芯出しリング145 の上部に形成さ
れた凸部145aが嵌合してシャフト143 に対するCDディ
スク147 の芯出しができるように構成されている。
【0033】図9において、芯出しリング145 は圧縮ば
ね146 によりターンテーブル144 の上方に突出してお
り、LDディスク148 の中心孔148a に芯出しリング145
の側面145bが嵌合してシャフト143 に対するCDディ
スク148 の芯出しができるようになっている。
【0034】また、図6〜図9に示すように、CDクラ
ンパー135 の中央下部に設けられた下方をテーパー状に
開放した孔135gがシャフト143 に嵌合してCDクランパ
ー135 のシャフト143 への芯出しを行うようにしてあ
る。
【0035】図5〜図9において、矢印イ−ロ方向に出
し入れ可能に構成されたLDディスクを載置する第1ト
レイ4には、第1トレイ4に内蔵され、かつ第1トレイ
4から外にディスクを取り出し、収納するように構成さ
れたキャリア6および、キャリア6に設けられCDまた
はCDVディスクを演奏位置に移動させたり、非演奏位
置に移動させたりする第2トレイ5が設けられており、
第1トレイ4を矢印イ方向に駆動して第2トレイ5にC
Dディスク147 を載置させた後、第1トレイ4にLDデ
ィスク148 を載置させて、再び第1トレイ4を矢印ロ方
向に駆動させ、第2トレイ5およびキャリア6を駆動さ
せてCDディスク147 を演奏位置に移動させると、図5
に示すように、上下で両ディスクのセンターが合うよう
になっている。
【0036】以上のように構成されたディスククランパ
ーについて、以下にその動作を説明する。図1に示す状
態では、第1トレイ4が矢印ホ方向に上昇して、トレイ
ガイド軸123 、125 に案内されて矢印イ−ロ方向に出入
りできる態勢にある。このとき図5に示すように、クラ
ンプアーム111 が矢印ホ方向に上り、駆動リング140 の
駆動面140aがクランパーケース127 のフランジ部127fの
下面を押し上げ、ディスククランパー126 を矢印ホ方向
に持ち上げ、クランプ解除リング141 の下面141aがクラ
ンプレバー130 を矢印リ方向に回動させる。この回動に
より、CDクランパー135 は矢印ホ方向に持ち上げられ
てクランパーケース127 の内部に収納され、同時にマグ
ネット137 とLDディスク148 との間に一定の隙間が生
じて第1トレイ4は矢印イ−ロ方向に出入りでき、第2
トレイ5を収納したキャリア6も第1トレイ4に対して
矢印イ−ロ方向に出入りできるようになっているため、
操作者がLDディスク148 を第1トレイ4にCDディス
ク147 を第2トレイ5に各々供給して、CD演奏の操作
をすると、LDディスク148 とCDディスク147 とター
ンテーブル144 のセンターが合い、図5の状態となる。
【0037】続いて、昇降レバー109 が矢印ニ方向に回
動し、クランプアーム111 が図6に示す寸法Aだけ降下
すると、CDクランパー135 が圧縮ばね134 の力で下方
に伸び、マグネット137 、バックヨーク136 、CDクラ
ンパー135 がLDディスク148 の中心孔148aを貫通し
て、マグネット137 がCDディスク147 の上面に載る
と、クランプアーム111 がフランジ部127fを押し下げ
る。
【0038】このとき、第1トレイ4も寸法Aだけ降下
しており、第2トレイ5上のCDディスク147 の中心孔
147aが芯出しリング145 の凸部145aに嵌合して、マグネ
ット137 が圧縮ばね134 の力でCDディスク147 を押し
下げる。この圧縮ばね134 の付勢力に圧縮ばね146 が負
けて、芯出しリング145 がターンテーブル144 の中へ入
るとき、マグネット137 とターンテーブル144 の吸引力
で、更にCDディスクが下がり、クランプアーム111 の
下面からクランパーケース127 のフランジ部127fが離れ
てCDディスク147 はターンテーブル144 の上面にマグ
ネット137 の力でクランプされる。この状態にあって
は、図6に示すように、第2トレイ5はCDディスク14
7 より下方に離れており、ディスククランパー126 は圧
縮ばね134の力で支えられクランパーケース127 のフラ
ンジ部127fはクランプアーム111 、駆動リング140 のい
ずれにも触れないで、ターンテーブル144 とCDディス
ク147 と共に回転し、演奏が開始できる。
【0039】次に操作者がLD演奏の操作をすると、前
述した動作でディスククランパー126 とトレイ4が上昇
し、図5の状態となる。続いてキャリア6および第2ト
レイ5が駆動されて、図7に示すように、ターンテーブ
ル144 上の演奏位置から非演奏位置にCDディスク147
が移動する。この状態から図8に示すように、寸法A+
Bだけ、クランプアーム111 が降下すると、寸法Aだけ
降下したとき図6に示すような状態になろうとするが、
CDディスク147 がターンテーブル144 上にないため、
マグネット136 の下端は芯出しリング145 の孔145cに嵌
合したターンテーブル144 の凸部144bに吸引される。
【0040】更に寸法Bだけクランプアーム111 が降下
すると、クランプアーム111 の下面がクランパーケース
127 のフランジ部127fを押し下げ、圧縮ばね134 が撓
み、次にLDディスク148がターンテーブル144 の上面
で受けられて停止するが、第1トレイ4は下面がローデ
ィング基板101 のストッパ101fに当接して停止するまで
下がり、LDディスク148 と第1トレイ4の間にも隙間
が生じる。このとき、LDクランパー133 の下面がLD
ディスク148 の上面を押さえて止まり、圧縮ばね132 が
撓む。
【0041】更に、クランプアーム111 が降下し、ロッ
ク片128 の斜面128eをCDクランパー135 の斜面135eが
押して、ロック片128 を矢印チ方向に回動させて通過
し、再び矢印ト方向に回動してCDクランパー135 のフ
ック係合部135dより下方にロック片128 のフック部128c
が入り込み、図8の状態になる。
【0042】次に寸法Cだけクランプアーム111 が上昇
すると、図9に示すように、圧縮ばね134 の力でクラン
パーケース127 が上昇しようとするが、ロック片128 の
フック部128cがCDクランパー135 のフック係合部135d
に当接して、その上昇を阻止される。
【0043】このとき、マグネット137 とターンテーブ
ル144 の吸引力に圧縮ばね132 の付勢力に抗して、LD
クランパー133 はLDディスク148 を押さえた状態を維
持し、クランパーケース127 が上らなくなるため、フラ
ンジ部127fとクランプアーム111 の下面との間に隙間が
生じ、駆動リング140 にも触れない位置でクランプアー
ム111 が止まり、ディスククランパー126 は図9に示す
ように、ターンテーブル144 との間にLDディスク148
をクランプして演奏も開始できる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明のディスクク
ランパー昇降機構は、ディスクを載置して回転させる
一のターンテーブルと、ディスクをターンテーブル上に
搬送するトレイと、ディスクをターンテーブル上にクラ
ンプし且つ径の異なる複数枚のディスクに対応した複数
ディスククランパーと、前記トレイとディスククラン
パーを上下方向に駆動する昇降レバーと、前記昇降レバ
ーと係合してディスククランパーを上下方向に駆動する
クランプアームと、クランプアームに対して上下方向に
一定量移動するように設けたトレイガイドと、前記昇降
レバーに対して一定量移動するように設けた昇降補助レ
バーとを備え、前記クランパーは前記ターンテーブルの
回転軸に対し同軸上に設けられ、大径ディスクを前記ト
レイに搭載した状態で前記クランパーが前記大径ディス
クの中心孔を貫通して小径ディスクをクランプし、この
とき前記ディスククランパーの上下移動量と前記トレイ
の上下移動量の間に差を生じさせるように構成したの
で、トレイガイドと昇降補助レバーとによって、トレイ
が降下してターンテーブル上にLDディスクを載置し、
トレイとLDディスクの間に一定の隙間を生じさせる以
上にトレイが降下しないように、ストッパーにトレイが
当たるようにすることにより、トレイの昇降量を少なく
して全体の高さを低くすることができ、しかも比較的簡
単な構造であるから安価に作製できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 駆動部を示す一部断面した外観斜視図
【図2】 同駆動部の他の部分を示す一部断面した外観
斜視図
【図3】 同駆動部の更に他の部分を示す分解斜視図
【図4】 分解斜視図
【図5】 第1の動作状態を示す断面図
【図6】 第2の動作状態を示す断面図
【図7】 第3の動作状態を示す断面図
【図8】 第4の動作状態を示す断面図
【図9】 第5の動作状態を示す断面図
【符号の説明】
4 トレイ 5 トレイ 101 ローディング基板 105 カムギヤ 107 段軸 109 昇降レバー 111 クランプアーム 115 トレイガイド 119 スピンドルモータ 120 昇降補助レバー 126 ディスククランパー 127 クランパーケース 128 ロック片 130 クランプレバー 133 LDクランパー 135 CDクランパー 137 マグネット 140 駆動リング 141 クランプ解除リング 142 上板 143 シャフト 144 ターンテーブル 145 芯出しリング 147 CDディスク 148 LDディスク
フロントページの続き (72)発明者 大西 正徳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−121956(JP,A) 特開 平4−281258(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 17/022 - 17/035 G11B 17/04 G11B 25/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを載置して回転させる単一の
    ーンテーブルと、ディスクをターンテーブル上に搬送す
    るトレイと、ディスクをターンテーブル上にクランプし
    且つ径の異なる複数枚のディスクに対応した複数のディ
    スククランパーと、前記トレイとディスククランパーを
    上下方向に駆動する昇降レバーと、前記昇降レバーと係
    合してディスククランパーを上下方向に駆動するクラン
    プアームと、クランプアームに対して上下方向に一定量
    移動するように設けたトレイガイドと、前記昇降レバー
    に対して一定量移動するように設けた昇降補助レバーと
    を備え、前記クランパーは前記ターンテーブルの回転軸
    に対し同軸上に設けられ、大径ディスクを前記トレイに
    搭載した状態で前記クランパーが前記大径ディスクの中
    心孔を貫通して小径ディスクをクランプし、このとき
    記ディスククランパーの上下移動量と前記トレイの上下
    移動量の間に差を生じさせるように構成したことを特徴
    とするディスククランパー昇降機構。
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