JP3017248U - 腰部加圧用腹帯 - Google Patents

腰部加圧用腹帯

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JP3017248U
JP3017248U JP1995003725U JP372595U JP3017248U JP 3017248 U JP3017248 U JP 3017248U JP 1995003725 U JP1995003725 U JP 1995003725U JP 372595 U JP372595 U JP 372595U JP 3017248 U JP3017248 U JP 3017248U
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infrared radiation
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良也 藤井
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株式会社サンメディカル
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 腰部に対して適度の指圧的効果と温熱効果が
あり、且つ下腹部の適正な個所を加圧でき、而も着用感
の良い腰部加圧用腹帯を提供すること。 【構成】 本考案に係る腰部加圧用腹帯は、収納部5を
備えた腰部当接体1の左右両側に捲着用ベルト3、3を
連設して成る腹帯本体Aと、上記腰部当接体1の収納部
5に入れる治療部材Bとから構成された腰部加圧用腹帯
において、上記左右両側の捲着用ベルト3、3を上方に
傾斜させて配設すると共に、上記治療部材Bを、少なく
とも片面に複数の加圧用突起9aを突設した腰当板9と
遠赤外線放射性パッド10により構成し、これらの治療
部材Bを上記腰部当接体1の収納部5に重ね合わせた状
態で挿脱自在に収納するように構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、腰部加圧用腹帯の改良に関し、さらに詳しくは、収納部を備えた腰 部当接体の左右両側に捲着用ベルトを連設して成る腹帯本体と、この腰部当接体 の収納部に入れる治療部材とにより構成されたタイプの腰部加圧用腹帯の改良に 関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のタイプの腰部加圧用腹帯としては、例えば実公昭60−4493号公 報に開示されているようなものが良く知られており、その基本形態は、同公報の 第1図に示され、且つ本考案の添付図面の図8に略示したように、その腰部当接 体(イ)と平行に捲着用ベルト(ロ)、(ロ)を真横に連設した形態であり、且 つ腰部当接体(イ)に設けられたポケットに背当板を挿入した構造を備えている 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
然しながら、上記のように両捲着用ベルト(ロ)、(ロ)が腰部当接体(イ) と平行に真横に連設されていると、体形によっても相違するが、腰部の両側がく びれている場合は、捲着用ベルト(ロ)、(ロ)により腹帯を緊締着用した際に 、左右の骨盤に沿って捲着用ベルト(ロ)、(ロ)の先端結着部分が図9に示す ように下り過ぎ、加圧を必要としない下腹部の下方部を加圧することになるため 着用感が著しく悪いことは勿論、著しく下方の腹部を不必要に圧迫するため健康 にも悪く、且つ両捲着用ベルト(ロ)、(ロ)の先端結着部分における部分がパ イル形成部とフック形成部から成る面ファスナーにより行なわれる場合は、接合 面が狭くなって接合が不十分になり易い等の問題がある。
【0004】 また、腰部当接体(イ)には通気孔を備えた背当板が挿入されているに過ぎな いため、指圧的効果に乏しく且つ腰痛等の治療に効果がある温熱作用がないとい った問題がある。
【0005】 本考案は、上記の問題を解決することを課題として、研究開発されたもので、 腰部に対して適度の指圧的効果と温熱効果があり、且つ腹部の適正な個所を加圧 でき、而も着用感の良い腰部加圧用腹帯を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の問題を解決し、その目的を達成する手段として、本考案は、収納部を備 えた腰部当接体の左右両側に捲着用ベルトを連設して成る腹帯本体と、上記腰部 当接体の収納部に入れる治療部材とから構成された腰部加圧用腹帯において、上 記左右両側の捲着用ベルトを上方に傾斜させて配設すると共に、上記治療部材を 、少なくとも片面に複数の加圧用突起を突設した腰当板と遠赤外線放射性パッド により構成し、これらの治療部材を上記腰部当接体の収納部に重ね合わせた状態 で挿脱自在に収納するように構成したことを特徴とする腰部加圧用腹帯を提供す るものである。
【0007】 また、本考案は、上記のように構成した腰部加圧用腹帯において、左右両側の 捲着用ベルトの連設基端側にも収納部がそれぞれ設けてあり、両収納部に遠赤外 線放射性パッドを挿脱自在に収納するように構成した腰部加圧用腹帯、及びセラ ミックスにより遠赤外線放射性パッドを構成した腰部加圧用腹帯、及びセラミッ クスを繊維に練り込んで遠赤外線放射性パッドを構成した腰部加圧用腹帯、およ びプラチナ繊維により遠赤外線放射性パッドを構成した腰部加圧用腹帯、並びに 硬質合成樹脂板により2枚の縦長の腰当板を構成すると共に、各腰当板の加圧用 突起を外側に位置させた状態で略々中間部よりくの字状に屈曲した腰部加圧用腹 帯を夫々提供するものである。
【0008】
【作用】
上記のように構成した本考案に係る腰部加圧用腹帯の作用を使用状態と共に説 明する。 図5に示すように、腹帯本体Aの腰部当接体1の収納部5内に、その開口部4 から遠赤外線放射性パッド10を挿入し、次に加圧用突起9aを外側に向けた状 態で腰当板9を挿入して両者を重ね合わせた状態で収納する。
【0009】 次に、腰当板9を内側にして腰部当接体1を人体の腰部に当てがい、両捲着用 ベルト3、3を腹部側に廻して先端部で結着して着用するのであるが、両捲着用 ベルト3、3は腰部当接体1の両側に夫々上方に傾斜させて連設されているので 、腰部のくびれに沿って捲着した際に、夫々の先端部分が従来のように過度に下 方に位置することなく、図7に示すように、腹部の適正な個所即ち、程よい下腹 部に位置し、該部を適度に加圧し、胃を支えた状態で捲着される。
【0010】 また、人体の腰部は、腰当板9に設けた複数の加圧用突起9aにより指圧的に 加圧されるので、血行を促進し、腰部の凝りをほぐす作用があり、また、遠赤外 線放射性パッド10により適度に温熱され、上記の作用を一層促進すると共に、 その温熱作用は人体の深部に及ぶので、寒冷時における人体の保温及び温熱療法 として役立つ作用がある。
【0011】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明すれば、この実施例で示す 腰部加圧用腹帯は、腹帯本体Aと治療部材Bとから構成されている。
【0012】 而して、上記腹帯本体Aは、この実施例では、ナイロン繊維等を素材とする布 地で形成された横長の近似楕円形状の腰部当接体1と、該腰部当接体1の左右両 側に連結片2、2を介して連設した捲着用ベルト3、3とから構成されており、 その腰部当接体1には内面上方部において横方向に開口部4を備えた収納部5が 設けてある。
【0013】 また、上記両捲着用ベルト3、3は、腰部当接体1よりも細巾に形成されてい て該当接体1の中央部を通る水平ラインよりも約10度前後の角度で上方に傾斜 させて連結配設され且つ該両連結基端側には内面上方部において横方向に開口部 6を備えた収納部7、7が夫々設けてあり、さらに両捲着用ベルト3、3の端部 には、この実施例では、多数のフックを密に立設したフック地8aと多数のパイ ルを密に設けたパイル地8bが設けてあり、これらにより公知の結着用面ファス ナー8が形成されている。
【0014】 また、上記治療部材料Bは、2枚の腰当板9と1枚の遠赤外線放射性パッド1 0とから構成されており、該腰当板9は、この実施例では、縦長の略々長方形状 の硬質合成樹脂板の片面に複数の加圧用突起9aを突設すると共に、該加圧用突 起9aを外側に位置させた状態で略々中間部よりくの字状に屈曲して構成され、 且つ各加圧突起9aに通気孔9bを貫設して構成されている。
【0015】 さらに、上記遠赤外線放射性パッド10は、この実施例では、遠赤外線の放射 量の高いセラミックスをポリエステル繊維に練り込んで、図2の(イ)に示すよ うに、角を落した略々横長の楕円形状のパッドで構成されているが、これに代え て、セラミックスそのもの或はプラチナ繊維により遠赤外線放射性パッド10を 構成してもよい。 なお、図3(イ)、(ロ)は、両捲着用ベルト3、3の連続基端側に設けた収 納部7、7に挿入するための横長の長方形状の遠赤外線放射性パッド10aを示 しており、上記遠赤外線放射性パッド10と同一材料で構成されている。
【0016】 次に、図1及び図5に示すように、前記のように構成された腹帯本体Aの腰部 当接体1の収納部5内に、その開口部4から上記遠赤外線放射性パッド10を挿 脱自在に挿入し、次に加圧用突起9aを外側に向けた状態で2枚の腰当板9、9 を所要の間隔を保って背骨の両側に位置するように挿脱自在に挿入して、パット 10と腰当板9、9を重ね合わせた状態で収納すると共に、腹帯本体Aの両捲着 用ベルト3、3に設けた両収納部7、7内に、その開口部6、6から上記遠赤外 線放射性パッド10aを挿脱自在に挿入して、この実施例に係る腰部加圧用腹帯 を構成するものである。
【0017】 次に、上記実施例の使用状態を作用、効果と共に説明する。まづ、腰当板9、 9を内側に向けて腰部当接体1を人体の腰部に当てがい、両捲着用ベルト3、3 を腹部側に廻して、その先端部に設けた面ファスナーを介して腹帯本体Aを人体 に取付けると、両捲着用ベルト3、3は腰部当接体1の両側に夫々上方に傾斜さ せて連結配設されているので、腰部のくびれに沿って捲着した際に、夫々の先端 部分が従来のように過度に下方に位置することなく、図7に示すように、腹部の 適正な個所即ち、程よい下腹部に位置し、該部を適度に加圧し、胃を支えた状態 で捲着されるので、胃下垂等の予防及び治療に役立つ。
【0018】 また、腰当板9、9は人体の腰部に向かってくの字状に緩やかに突出した状態 で屈曲されているので、腰部の形状に沿って確実に当接され且つ人体の腰部は、 腰当板9、9に設けた複数の加圧用突起9aにより指圧的に加圧されるので、血 行を促進し、腰部の凝りをほぐす効果があり、また、遠赤外線放射性パッド10 により適度に温熱され、上記の効果を一層向上できると共に、その温熱ないし保 温作用は人体の深部に及ぶので、寒冷時における人体の保温及び温熱療法として 卓効を奏する。
【0019】 さらに、この遠赤外線による人体の保温効果及び温熱療法効果は、この実施例 の場合は、両捲着用ベルト3、3の連結基端側の収納部7、7に挿入した遠赤外 線放射性パッド10a、10aによって人体の胴の両側部に対しても発揮される 。
【0020】 また、前記腰当板9、9に設けた複数の加圧用突起9aには通気孔9bが貫設 されているので、着用巾の蒸れを防止できるものであり、更に遠赤外線放射性パ ッド10及び10aは挿脱自在であるから、暑い時期には各収納部5、7から取 出せばよい。
【0021】 以上、本考案の主要な実施例について詳述したが、本考案は上記実施例に限定 されるものではなく、考案の目的を達成でき、且つ考案の要旨を逸脱しない範囲 内で種々の設計変更が可能である。
【0022】
【考案の効果】
本考案は、収納部を備えた腰部当接体の左右両側に捲着用ベルトを連設して成 る腹帯本体と、上記腰部当接体の収納部に入れる治療部材とから構成された腰部 加圧用腹帯において、上記左右両側の捲着用ベルトを上方に傾斜させて配設する と共に、上記治療部材を、少なくとも片面に複数の加圧用突起を突設した腰当板 と遠赤外線放射性パッドにより構成し、これらの治療部材を上記腰部当接体の収 納部に重ね合わせた状態で挿脱自在に収納するように構成したことを特徴とする 腰部加圧用腹帯に係り、上記のようにして着用するものであるから、既述した従 来のこの種の腹帯によっては達成できない次の諸効果を達成できるものである。
【0023】 (1) 両捲着用ベルトの先端側が過度に下方に位置することなく、腹部の適 正位置即ち、程よい下腹部に確実に位置し、該部を適度に加圧して胃を支えた状 態で捲着できるので、着用感が良好であると共に、胃下垂等の予防及び治療に役 立ち得る。
【0024】 (2) 人体の腰部は、腰当板に設けた複数の加圧用突起により指圧的に加圧 されるので、血行を促進して腰部の凝りを自然にほぐすことができ、且つ遠赤外 線放射性パッドにより適度に温熱され、上記の効果を一層向上し得ると共に、そ の温熱乃至保温作用は人体の深部に及ぶので、寒冷時における人体の保温及び腰 痛の治療等を含めて、温熱療法上の多大な効果を奏する。
【0025】 (3) 腰当板及び遠赤外線放射性パッドは、収納部に対して挿脱自在である から、例えば、暑い時期及び腰部の状態が良い場合は、これらを適時に取出して 捲着使用することにより整形帯としての効果を発揮できる。
【提出日】平成7年5月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】 また、上記治療部Bは、2枚の腰当板9と1枚の遠赤外線放射性パッド10 とから構成されており、該腰当板9は、この実施例では、縦長の略々長方形状の 硬質合成樹脂板の片面に複数の加圧用突起9aを突設すると共に、該加圧用突起 9aを外側に位置させた状態で略々中間部よりくの字状に屈曲して構成され、且 つ各加圧突起9aに通気孔9bを貫設して構成されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 さらに、上記遠赤外線放射性パッド10は、この実施例では、遠赤外線の放射 量の高いセラミックスをポリエステル繊維に練り込んで、図2の(イ)に示すよ うに、角を落した略々横長の楕円形状のパッドで構成されているが、これに代え て、セラミックスそのもの或はプラチナ繊維により遠赤外線放射性パッド10を 構成してもよい。 なお、図3(イ)、(ロ)は、両捲着用ベルト3、3の連続基端側に設けた 収納部7、7に挿入するための横長の長方形状の遠赤外線放射性パッド10aを 示しており、上記遠赤外線放射性パッド10と同一材料で構成されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】 また、前記腰当板9、9に設けた複数の加圧用突起9aには通気孔9bが貫設 されているので、着用の蒸れを防止できるものであり、更に遠赤外線放射性パ ッド10及び10aは挿脱自在であるから、暑い時期には各収納部5、7から取 出せばよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す全体の背面図である。
【図2】(イ)は、腰部当接体に収納する遠赤外線放射
性パッドの正面図である。(ロ)は、その側面図であ
る。
【図3】(イ)は、両捲着用ベルトの連設基端側に収納
する遠赤外線放射性パッドの正面図である。(ロ)は、
その側面図である。
【図4】(イ)は、腰当板の拡大正面図である。(ロ)
は、その左側面図である。
【図5】図1のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図6】図1のB−B線に沿う拡大断面図である。
【図7】本考案の腰部加圧用腹帯の着用状態を示す説明
図である。
【図8】従来の腰部加圧用腹帯の基本形態を示す簡略正
面図である。
【図9】その着用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
A 腹帯本体 1 腰部当接体 2 連結片 3 捲着用ベルト 4 開口部 5 収納部 6 開口部 7 収納部 8 面ファスナー 8a フック地 8b パイル地 B 治療部材 9 腰当板 9a 加圧用突起 9b 通気孔 10 遠赤外線放射性パッド 10a 遠赤外線放射性パッド

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納部を備えた腰部当接体の左右両側に
    捲着用ベルトを連設して成る腹帯本体と、上記腰部当接
    体の収納部に入れる治療部材とから構成された腰部加圧
    用腹帯において、上記左右両側の捲着用ベルトを上方に
    傾斜させて配設すると共に、上記治療部材を、少なくと
    も片面に複数の加圧用突起を突設した腰当板と遠赤外線
    放射性パッドにより構成し、これらの治療部材を上記腰
    部当接体の収納部に重ね合わせた状態で挿脱自在に収納
    するように構成したことを特徴とする腰部加圧用腹帯。
  2. 【請求項2】 左右両側の捲着用ベルトの連設基端側に
    も収納部がそれぞれ設けてあり、両収納部に遠赤外線放
    射性パッドを挿脱自在に収納するように構成した請求項
    1に記載の腰部加圧用腹帯。
  3. 【請求項3】 セラミックスにより遠赤外線放射性パッ
    ドを構成した請求項1または2に記載の腰部加圧用腹
    帯。
  4. 【請求項4】 セラミックスを繊維に練り込んで遠赤外
    線放射性パッドを構成した請求項1または2に記載の腰
    部加圧用腹帯。
  5. 【請求項5】 プラチナ繊維により遠赤外線放射性パッ
    ドを構成した請求項1または2に記載の腰部加圧用腹
    帯。
  6. 【請求項6】 硬質合成樹脂板により2枚の縦長の腰当
    板を構成すると共に、各腰当板の加圧用突起を外側に位
    置させた状態で略々中間部よりくの字状に屈曲した請求
    項1に記載の腰部加圧用腹帯。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10137276A (ja) * 1996-11-11 1998-05-26 Tanaka Kikaku:Kk 医療用コルセット及び指圧具
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