JP3017171B2 - 有水式のガスホルダー - Google Patents

有水式のガスホルダー

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JP3017171B2
JP3017171B2 JP10230268A JP23026898A JP3017171B2 JP 3017171 B2 JP3017171 B2 JP 3017171B2 JP 10230268 A JP10230268 A JP 10230268A JP 23026898 A JP23026898 A JP 23026898A JP 3017171 B2 JP3017171 B2 JP 3017171B2
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猛彦 下条
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猛彦 下条
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種のガス等を貯
留する有水式のガスホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、有水式のガスホルダーは、図4に
示すように、よく知られていて、水槽101とガス槽1
02とで構成し、ガス槽102を水槽101内に倒立し
て設置すると共に、水槽101の外周囲には複数の支柱
105を付設してあると共に、水槽101の内面にも支
柱105と同数或いは倍数の内柱106が取り付けてあ
る。そして、ガス槽102の昇降は、前記支柱105と
摺動回転するガス槽102の頂部外周に配置の上部ガイ
ドローラ107と、前記内柱106と摺動回転するガス
槽102の下部に配置の下部ガイドローラ108とで構
成し、ガスの供給量と使用量の変動にも拘らず、概ね、
内圧を一定に保っている。尚、110はガス放出弁であ
り、111、112はガス供給管とガス出口管である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の有
水式のガスホルダーは、水槽101の外周囲に支柱10
5を設けてあるので、その支柱を設けるスペースが必要
であるのみならず、内側に内柱106が設けてあるの
で、ガス槽102と水槽101の間にも下部ガイドロー
ラ108と内柱106との摺動回転トラブルに備えるス
ペース(約30cm以上)が必要となる。そこで、本発
明は従来の課題を解決すべく、設置面積を少なく、コス
ト高にならない有水式のガスホルダーを提供するもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の有水式のガス
ホルダーは、水槽の中心に1本の基柱を立設し、その基
柱に嵌挿する内筒を前記ガス槽の中心に設け、内筒に設
けた上部ガイドローラと下部ガイドローラが基柱を案内
として、ガス槽を昇降可能に形成するものであり、ガス
槽に出入するガスによって、ガス槽は基柱に案内されて
昇降をなす。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を、断面を
示す図1、平面を示す図2、使用状態の断面を示す図3
を参照して説明する。上部に開口10aを有し、底板1
0bに筒状の側板10cで形成の水槽10は鉄板等で製
作され、基礎1上に載置してある。又、筒状パイプを使
用の基柱20が、前記水槽10の中心に位置する底板1
0bに、基板20aを介して立設してあり、この基板2
0aは、後記する底板10bにおける所定直径円内を補
強する部材でもある。
【0006】一方、ガス槽30は鉄板等で、天蓋30a
を有し、側板30bで筒状に、且つ、底部30cが開口
状に形成して、水槽10内に倒立状態に設置してあると
共に、天蓋30aから底部30cにわたって、前記基柱
20の外周に内筒33が、ガス槽30と一体になるよう
に取り付けてある。
【0007】又、内筒33の頂部にはフランジ33aが
固定してあり、そのフランジ33aには、少なくとも3
個以上の上部ガイドローラ22aが基柱20に摺動回転
可能に取り付けてある。又、内筒33の底部にはフラン
ジ33bが固定してあり、そのフランジ33bには、少
なくとも3個以上の下部ガイドローラ22bが基柱20
に摺動回転可能に取り付けてある。
【0008】従って、ガス槽30は、天蓋30aと側板
30b及び内筒33によって、密閉水封状態となり、ガ
ス槽30内のガスは漏洩が防止されると共に、上部ガイ
ドローラ22aと下部ガイドローラ22bを介して、基
柱20に対して昇降可能であるので、従来に比して、簡
便に構成できる。
【0009】また、底板10bには、輪状の内輪補強板
20bと、その外周に外輪補強板20cが溶接してある
と共に、それらの間に、放射状に配列の補強板20dで
溶接補強してあり、このガスホルダーに働く外力による
最大転倒モーメントに打ち勝つべく、所定直径円内(外
輪補強板20c内)を静水圧に耐え得るように補強して
ある。又、前記ガス槽30は、水槽10の周縁部に取付
けの支持台34に載置するまで降下可能である。
【0010】水槽10の下部の側板10cには、ガス供
給管15、ガス出口管16が、ガス槽30の天蓋30a
まで延設してあり、常に、水面より上位置で開口してい
るので、ガス層において、ガスの供給、排出が可能にな
っている。又、ガス槽の天蓋30aには、ガス槽30の
底部より上位置に設定の入口部25aを有する上昇制限
管25が取り付けてあり、その排出口にはフレームアレ
スタ26を付設して安全を図っている。即ち、ガス槽3
0が上昇して、底部30cが水面より上位置になる前
に、ガスは上昇制限管25から排出可能になっている。
【0011】更に、ガス槽30の天蓋30aには、ガス
放出に備えて、フレームアレスタ27aを付設のガス放
出弁27が取り付けてあると共にマンホール50が形成
してある。尚、水槽10の下部には、水槽内の水抜用の
排水管18が取り付けてあると共に、上部には水のオー
バーフロー管19が取り付けてある。
【0012】次に、前記有水式のガスホルダーの使用態
様について説明すると、ガス槽30(水槽10)内に、
天蓋30a近くまで水を入れて空気を追い出す。そし
て、ガスをガス供給管15から供給すると、ガス槽30
内の水はオーバーフロー管19を介して排出され、水位
は図1に示すごとく、ガス槽30の水中部に作用する浮
力と排出された水の重量との和が、ガス槽30の全重量
に等しくなる位置になる。
【0013】このときのガス槽30の内側と外側(水槽
10内)の水位差を初圧といい、この位置よりガス槽3
0が上昇を始める。そして、ガス槽30が上昇して、水
中部が少なくなる分、浮力が減少すると、内圧が微増す
る。そして、上昇制限管25から、ガスの排出が始まる
と、ガス槽30の上昇が停止し、そのときの内圧を終圧
という。
【0014】尚、ガスをガス供給管15から供給する
と、そのガスはガス槽30に貯留され、ガス槽30は、
基柱20(水槽10)に対して、上部ガイドローラ22
aと下部ガイドローラ22bを介して上昇を始める。一
方、ガス槽30内のガスが、ガス出口管16を介して消
費されると、ガス槽30は、基柱20(水槽10)に対
して、上部ガイドローラ22aと下部ガイドローラ22
bを介して降下する。
【0015】このように、ガス槽30は、ガスの供給量
と消費量のバランスで、水槽10に対する位置となる
(図3参照)。又、ガス槽30内のガスは、基柱20に
おいては内筒33によって漏洩が水封防止されるし、水
槽10に対しても、従来と同様に、漏洩が水封防止され
る。
【0016】以上のように、基柱20を介して昇降可能
にガス槽30を構成することによって、従来に比して、
構造が簡便であるし、ガス槽30の容量に対して設置面
積を少なくでき、且つ、容量を大きくすることができ
る。又、水槽10内の貯水の静水圧によって、基柱20
に働く転倒モーメントが抑止される。
【0017】即ち、従来の有水式のガスホルダーは、図
4に示すように、ガス槽102の頂部付近に配置する上
部ガイドローラ(複数個)107を案内するため、水槽
101の外周に同じ本数の支柱105を配置するスペー
スを要するのみならず、水槽101内側壁にも、下部ガ
イドローラ108を案内するための内柱106を取り付
けるため、水槽101はガス槽102よりも直径で約6
0〜70cm大きくならざるをえない。
【0018】これに比して、本発明の有水式のガスホル
ダーは、上部ガイドローラ22aと下部ガイドローラ2
2bは、共に、水槽10の中心に立設の1本の基柱20
で案内されるため、基柱20の公差+α(約3mm)程
度のクリアランスで十分であり、且つ、水槽10とガス
槽30のクリアランスも製缶工作の精度から10〜15
cmもあれば十分である。従って、水槽10はガス槽3
0に対して、直径で20〜30cm大きく選定すれば十
分である。
【0019】従って、従来と同径のガスホルダーに対す
る本願発明の水槽10は、水槽の外周に余分な支柱を立
設するスペースを要しないのみならず、内柱が不要であ
るので、ガス槽30の直径を大きくすることができ、こ
のガス槽30の直径を大きくする容量は、内筒33によ
って減少する容量に比して、遥かに大きい。従って、本
発明による有水式のガスホルダーは、従来の方式に比し
て、同じ設置面積でも、明らかに、容量の増大を図るこ
とができる。
【0020】又、底板10bの内輪補強板20bと外輪
補強板20c及び補強板20dによる補強は、仮に、基
柱20を持上げても、所定直径円内(外輪補強板20c
内)の底板10bが静水圧に耐え得るように構成してあ
る故に、その静水圧により、基柱20は底板10bと一
体に押えつけられ、その転倒モーメントに逆らうモーメ
ントは、ガスホルダーに作用する外力による最大転倒モ
ーメントより大きくなるように、所定直径円を選定補強
してある。従って、水槽10に水が満水している限り、
本発明のガスホルダーの基柱20は転倒することはな
い。
【0021】
【発明の効果】本発明の有水式のガスホルダーは、水槽
内に立設の基柱に上部ガイドローラと下部ガイドローラ
が案内されてガス槽の昇降をなす構成であるため、従来
と異なって、設置面積を少なくできると共に構造が簡便
であるため、コスト低減を図ることができる効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】有水式のガスホルダーの断面図である。
【図2】有水式のガスホルダーの平面図である。
【図3】有水式のガスホルダーの使用状態の断面を示す
図である。
【図4】従来の有水式のガスホルダーの断面図である。
【符号の説明】
1 基礎 10 水槽 15 ガス供給管 16 ガス出口管 20 基柱 22a 上部ガイドローラ 22b 下部ガイドローラ 30 ガス槽 33 内筒

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を貯留する水槽内に倒立のガス槽を昇
    降可能に構成した有水式のガスホルダーであって、 前記水槽の中心に1本の基柱を立設し、その基柱に嵌挿
    する内筒を前記ガス槽の中心に設け、 前記内筒に設けた上部ガイドローラと下部ガイドローラ
    が基柱を案内として、ガス槽を 昇降可能に形成すること
    を特徴とする有水式のガスホルダー。
JP10230268A 1998-07-31 1998-07-31 有水式のガスホルダー Expired - Lifetime JP3017171B2 (ja)

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KR101368189B1 (ko) * 2012-07-02 2014-02-28 주식회사 우진 다중 부피 기준탱크
CN103759129A (zh) * 2014-01-02 2014-04-30 福州市台江区振斌高效电磁聚能科技研究所 城市建筑沼气收集器

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