JP3017134U - スポ−ツ用アンダ−ウエア− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 過激な運動時における打撲の低減あるいは寒
冷時における積極的な保温等を可能とする、スポ−ツ用
アンダ−ウエア−を提供する。 【構成】 アンダ−パンツ１の裏面側において、腰まわ
り及び臀部に対応する部分４の必要個所に、ポケット部
４ａ等を形成させて、このポケット部に板状の弾性部材
を着脱自在に構成したこと特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、スポ−ツ用アンダ−ウエア−に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のスポ−ツ用アンダ−ウエア−は様々なスポ−ツに使用されているが、単 なる下着としての役割を果たしているに過ぎなかった。 即ち、従来のものは、過激な運動時における例えば打撲に対する対応、あるい は寒冷時における積極的な保温の対応等について何ら対処されていなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は以上のような問題を対処すべく成されたもので、打撲あるいは保温等 に対して効果的なスポ−ツ用アンダ−ウエア−を提供することを目的とするもの である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために請求項１係る本考案は、アンダ−ウエア−の裏面側 において、所定部分にポケット部を設け、該ポケット部に板状の弾性部材を挿入 して形成したことを特徴とするものである。

【０００５】 請求項２に係る本考案は、請求項１において、上記ポケット部に弾性的かつソ フトな板状の合成樹脂材を挿入して形成したことを特徴とするものである。

【０００６】 請求項３に係る本考案は、請求項１又は請求項２において、上記アンダ−ウエ ア−の裏面側に、複数の所定個所にポケット部を設けたことを特徴とするもので ある。

【０００７】 請求項４に係る本考案は、請求項１乃至請求項３において、上記ポケット部に 上記弾性部材を着脱自在としたことを特徴とするものである。

【０００８】 請求項５に係る本考案は、請求項１又は請求項２において、体格に沿った複数 の溝部を設けて一体的に構成した板状の弾性部材を、ポケット部に挿入して形成 したことを特徴とするものである。

【０００９】 請求項６に係る本考案は、請求項５において、上記一体的に構成した板状の弾 性部材が挿入される、上記ポケット部には上記複数の溝に沿った閉じ部又は縫い 部が施されたことを特徴とするものである。

【００１０】

【作用】

本案の構成によれば、アンダ−ウエア−の裏面側に所定のポケット部を構成し ているので、容易に板状の弾性部材を挿入できる。 又、ポケット部を複数設けることもできるので、必要個所にしかも容易に複数 の板状の弾性部材を挿入できる。 更に、複数の板状の弾性部材と略同等の機能を果たす、一体的に構成した板状 の弾性部材とする場合は、一回の挿入でよいので、よりポケット部への着脱が容 易となる。 更に又、上記一体的に構成した板状の弾性部材はポケット部への挿入後、この 弾性部材は体格等に合わせた複数の溝部を有しているので、その溝部に沿ったポ ケット部の縫い部に効果的に嵌まり込むようになっている。

【００１１】

【実施例】

以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。 なほ、以下説明される本考案は、特に本考案にフィットしていると思われるス ノ−ボ−ドプレイヤ−が着用するアンダ−パンツについての実施例を説明する。 図１は本考案のスポ−ツ用アンダ−ウエア−（以下アンダ−パンツと称する） を開いて、裏面側より見た展開略図である。 １は開いて裏面側より見たアンダ−パンツであって、２はバンド部、３、３は 足部が挿入される部分を示し、４は腰まわり及び臀部に対応する部分である。 ４ａは図で示すように、５つの仕切られたポケット部であり、上方は夫々開口 され、また、下方は縫い込み等により閉じられている。 ４Ａ〜４Ｅは夫々形状の異なった板状の弾性部材を示し、図でわかるようにポ ケット部４ａの各開口より挿入設置された状態を示している。 この板状の弾性部材４Ａ〜４Ｅは複数あることで体の動きにフィットさせるこ とができ、かつ体格、体形に合わせ夫々如何ような形状とすることができる。 又、本考案は以上のような構成となっているので、例えばスノ−ボ−ドプレイ ヤ−のアンダ−パンツに利用すると、プレイ中に頻繁に起りうる、後方の転倒に よる腰、臀部、及び外腿等の打撲につき、弾性部材のクッション効果によりその ダメ−ジがかなり低減できる。又、休憩時等に雪上へ直に座ることがあるが、下 からの寒冷もこの弾性部材で防ぐことができ、かつ保温効果にも役だっている。

【００１２】 図２は上記図１で説明した本考案に対する変形した実施例を示すもので、図２ （ａ）は３つのポケット部４ａに、夫々３つの形状の異なった板状の弾性部材４ Ｆ〜４Ｈが挿入設置されている状態を示している。

【００１３】 図２（ｂ）及び（ｃ）は２つのポケット部４ａ’、４ａ”に夫々２つの板状の 弾性部材４Ｉ、４Ｊあるいは４Ｋ、４Ｌが夫々挿入設置されている状態を示して いる。

【００１４】 図３は本考案の他の実施例を示すもので、１つのポケット部４ｂに一体的に構 成された板状の弾性部材５が挿入設置されている状態を示している。 この場合、板状の弾性部材５は図で示される左方のポケット部４ｂの開口部よ り挿入されることになるが、狭い開口部及び閉じ部４ｃ〜４ｆ等に対して、溝部 ５ｃ〜５ｆを有する柔軟な板状弾性部材５は容易にこのポケット部内に挿入設置 される。 この設置後、板状の弾性部材５は上記狭い開口部及び閉じ部４ｃ〜４ｆと溝部 ５ｃ〜５ｆとで相俟って安定支持され、過激な運動等に対しても位置がずれるよ うなことがない。

【００１５】 なお、上述の実施例は最適の具体例を示したもので、板状の弾性部材の形状、 数及びポケット部の形状、数等は必要に応じて種々変更してもよい。他のスポ− ツ用アンダ−ウエア−についても、本考案を逸脱しない範囲で種々変更が可能で ある。

【考案の効果】

以上の説明で明らかなように、本考案のスポ−ツ用アンダ−ウエア−は、例え ばスノ−ボ−ドプレイヤ−のアンダ−パンツに利用すると、プレイ中に頻繁に起 りうる、後方の転倒による腰、臀部、及び外腿等の打撲につき、弾性部材のクッ ション効果によりそのダメ−ジがかなり低減できる。又、休憩時等に雪上へ直に 座ることがあり、この場合、下からの寒冷もこの弾性部材で防ぐことができ、か つ保温効果にも役だっている。 更に、板状の弾性部材は、アンダ−パンツの裏面側のポケット部に着脱自在と なっているので、洗濯時に容易に取り外せる便利さがあり、かつ体格、体形に合 わせて、板状の弾性部材を自由に変形、変更が可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のスポ−ツ用アンダ−ウエア−（アンダ
−パンツ）を開いて、裏面側より見た展開略図である。

【図２】図２（ａ）〜（ｃ）は上記図１で説明した本考
案に対する変形した各実施例を示すものである。

【図３】本考案の他の実施例を示すものものである。

【符号の説明】

１ アンダ−パンツ ２ バンド部 ４ 腰まわり及び臀部に対応する部分 ４ａ、４ｂ ポケット部 ４ａ’、４ａ” ポケット部 ４ｃ〜４ｆ 閉じ部（縫い部） ４Ａ〜４Ｌ 板状の弾性部材 ５ 板状の弾性部材 ５ｃ〜５ｆ 溝部

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 アンダ−ウエア−の裏面側において、所
   定部分にポケット部を設け、該ポケット部に板状の弾性
   部材を挿入して形成したことを特徴とするスポ−ツ用ア
   ンダ−ウエア−。
2. 【請求項２】 上記ポケット部に弾性的かつソフトな板
   状の合成樹脂材を挿入して形成したことを特徴とする請
   求項１記載のスポ−ツ用アンダ−ウエア−。
3. 【請求項３】 上記アンダ−ウエア−の裏面側におい
   て、複数の所定個所にポケット部を設けたことを特徴と
   する請求項１記載又は請求項２記載のスポ−ツ用アンダ
   −ウエア−。
4. 【請求項４】 上記ポケット部に上記弾性部材を着脱自
   在としたことを特徴とする請求項１乃至請求項３記載の
   スポ−ツ用アンダ−ウエア−。
5. 【請求項５】 体格に沿った複数の溝部を設けて一体的
   に構成した板状の弾性部材を、ポケット部に挿入して形
   成したことを特徴とする請求項１記載又は請求項２記載
   のスポ−ツ用アンダ−ウエア−。
6. 【請求項６】 上記一体的に構成した板状の弾性部材が
   挿入される、上記ポケット部には上記複数の溝に沿った
   閉じ部又は縫い部が施されたことを特徴とする請求項５
   記載のスポ−ツ用アンダ−ウエア−。