JP3017068U - ６トラック・テープ・レコーダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 テープ・レコーダーにおいてＣＤプレーヤ
ーやミニディスク・レコーダーのように操作機能の多彩
なものの開発。 【構 成】 従来のステレオ用の往復用の４トラック記
録再生方式に往路もう１本復路もう１本の計２本を加え
て６トラック記録再生方式とし、往路の３本のトラック
の内１本を又復路の３本の内１本を録音信号以外の操作
機能用の信号を記録再生するものとした６トラック・テ
ープ・レコーダー。

Description

【考案の詳細な説明】 ＣＤプレーヤーにはテープ・レコーダーに無いサーチやスキップやプログラム やリピートなどの操作機能がある。テープ・レコーダーにもこれらの操作機能が あるとよい。それらの操作機能をテープ・レコーダーに持たせるにはそのための 信号がテープに記録され、テープから再生されるようになっていなくてはならな い。そこで従来の録音用のトラックの他にその操作機能用の信号を記録再生する トラックを設けようと言うのが本考案の目的である。その目的を達成するために 考案されたのが本考案である。

本考案の構成は実用新案登録請求の範囲に簡潔に述べられている。

本考案によって意図する操作機能用の信号が満足的に記録再生できることにな ったので、テープ・レコーダーの操作機能はＣＤプレーヤーのそれに劣らないも のとすることができる。従来のまゝではテープ・レコーダーは行く行くミニディ スク・レコーダーに完全に取って替わられるところであったが、本考案によって 永長の生命を与えられるところとなった。

本考案では従来の４トラック・テープ・レコーダー用に録音されたテープは再 生できない。そこで本考案を実際に実用化するに際しては一台に本考案と従来の ４トラックものとを組み合せたダブル・タイプとし、従来の４トラックの録音済 みテープも再生できるようにし、又その４トラック・テープから操作機能用信号 を記録しながらダビングできるものとすると好かろう。

従来のカセット・テープを用いるものとする限り、それに従来より細く記録す ることになるが、現在の技術をもってすれば、何ら不可能性はあるまい。勿論操 作機能用信号用トラックは録音用トラックより細くして録音用トラックに可能な 限りの余裕を作り出しても好い。

本考案によってテープ・レコーダーはデッキもラジカセもウオークマンもコン ポも又再び普及率零の段階から普及を更新することになる。業界の夢は又再び拡 大することになるのである。永長な発展を祈らずにはおれない。

尚本考案はデジタル・テープ・レコーダーにおいても有用な思想を提供するも のであろう。このデジタル化が本当に向上的なものであれば、その実用化は本考 案の出現によって一段と促進されるところとなろう。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のヘッド部分と本考案へ装着するテープ
との関係をもって本考案である６トラック・テープ・レ
コーダーの本質を示した本考案の簡単な部分図である。

【符号の説明】

１はヘッド ２はギャップ ３はテープ ４と９は操作機能用信号用トラック ５と６と７と８は録音信号用トラック。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 従来のステレオ用の往復用の４トラック記録再生方式に
   往路もう１本復路もう１本の計２本を加えて６トラック
   記録再生方式とし、往路の３本のトラックの内１本を又
   復路の３本のトラックの内１本を録音信号以外の操作機
   能用の信号を記録再生するものとした６トラック・テー
   プ・レコーダー。