JP3016978B2 - 迅速な液体搬送帯を備える吸収性物品 - Google Patents

迅速な液体搬送帯を備える吸収性物品

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な吸収性物品に関
し、詳しくは生理用品、生理用ナプキンまたは吸収シー
ト等に関する。ここで用語「吸収性物品」とは体からの
排出物を吸収し保持する物品であって、さらに詳細には
体から排出された多様な排出物を吸収し保持するために
着用者の体に対向しまたは接近して配置される用品に関
する。
【0002】
【従来の技術】体液例えばメンス、尿、排泄物などの吸
収を図るよう形成された様々な態様の吸収性物品はよく
知られるところである。一般に吸収性物品は液体透過性
のトップシート、液体不透過性のバックシート、そして
トップシートとバックシートとの間に配置されたアブソ
ーバントコアまたはパッドとを備える。着用者の体から
の排出物は容易にトップシートを通過してアブソーバン
トコアに保持される。さらに付加層あるいは複数の付加
層がこれら層の間に介在することもある。こうした付加
層は排出物の迅速な搬送をつかさどることがある。
【0003】こうした付加層はアブソーバントコアへの
排出物の拡散性を改良する。液体排出物の改良された拡
散性が重要となるのは幾つかの理由があり、例えば、ア
ブソーバントコア全体にわたって液体排出物の搬送を図
るということに加えて、吸収性物品を比較的薄く製作す
ることを可能にするということがある。ここで拡散性と
は一方向、二方向あるいは全方向(即ち、x ーy の平面
方向および/またはz方向)への液体の輸送を包含す
る。こうした搬送層は不織布や合成繊維の織布を含む幾
つかの異なる材料から構成することができる。いくつか
の参考文献にこうした目的のための層を有する吸収性物
品が開示されている。例えば液体獲得層およびトップシ
ートを備える生理用ナプキンがオズボーン(Osborn)に
発行された米国特許4,950,264に、またクリー
(Cree)等の名で1991年12月17日に出願された
米国特許出願番号07/810,774号、「Absorben
t Article Having Fused Layers 」に詳しく開示されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、長手方
向に高い液体の拡散度を有する一層改良された液体の搬
送層が望まれている。これは一般に不織布の液体の拡散
速度が方向によらずほぼ一定であるからである。不織布
が一般にアブソーバントコアのカバーシートあるいはト
ップシートとして生理用ナプキンに使用された場合、多
量の液体が横(幅)方向に拡散されてしまうことがあ
る。横漏れは、アブソーバントコアの横方向の液体吸収
容量を越えて液体が蓄えられた場合、時として生ずる。
【0005】本発明は改良された拡散性と、生理用ナプ
キンの長手方向縁部への液体の優れた搬送を示す液体搬
送帯を提供することを目的とする。また、生理用ナプキ
ンの横端部への液体の搬送を抑制する液体搬送帯を提供
することを目的とする。
【0006】さらに、この発明は改良された搬送帯を有
する吸収性物品を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は吸収性物品で
あって、迅速な液体搬送帯を有し、液体排出物の改良さ
れた搬送あるいは拡散性をもつ迅速な液体搬送帯を有す
る例えば生理用ナプキン、使い捨ておむつ、失禁用パッ
ドを提供する。こうした吸収性物品は、液体透過性のト
ップシート、液体不透過性のバックシート、アブソーバ
ントパッド、そして、液体搬送帯を備える。アブソーバ
ントパッドはトップシートおよびバックシートの間に配
置されており長手方向縁部を有する。液体搬送帯はトッ
プシートおよびアブソーバントパッドの間に配置され
る。液体搬送帯は不織布を有し、不織布は繊維間の間隙
が狭められた高繊維密度部を備えるスクリーンパターン
を有し、あるいは繊維が高く圧縮されたエンボス部を備
えるエンボスパターンを有し、あるいはまたスクリーン
パターンとエンボスパターンの両方を有する。スクリー
ンパターンの高繊維密度部はアブソーバントパッドの長
手方向縁部に主に傾向付けられており液体を長手縁部に
搬送する。エンボスパターンの繊維の高圧縮部はアブソ
ーバントパッドの長手方向縁部に主に傾向付けられてお
り、横端部への液体の搬送を抑制する。
【0008】
【実施例】図1に示されるように、吸収性物品1は通常
実質的に全体に長方形状を有するが、端縁部は各々円弧
状部5として形成されることがある。吸収部材4は一般
にバックシート3よりも小さく、実質的に長方形状を有
するが、バックシート3の円弧状部5にならい端縁部が
円弧状部6として形成されることがある。吸収部材とし
てのアブソーバントパッド4の長手側部7は内側に湾曲
され、中央部分が若干狭く形成されてもよい。
【0009】吸収性物品1は2本のセンターラインつま
り長手センターラインと横断センターラインを有する。
ここで用語「長手(longitudinal)」とは一般に吸収性
物品1が装着された際、立姿勢の体を左右に二分する垂
直線に揃う(例えば、ほぼ平行に)吸収性物品1の平面
上の線、軸、あるいは方向を言う。ここで使用される用
語「横断(transverse)」または「横(lateral )」は
置換可能であり、長手方向に一般に垂直な吸収性物品1
の平面上の線、軸、あるいは方向を言う。
【0010】トップシートは一般にアブソーバントパッ
ドの装着者側表面を完全に覆うように形成される。好ま
しくは、トップシートはアブソーバントパッドの周縁を
越えて延出し、またはアブソーバントパッドの横端部を
巻き込み、アブソーバントパッドの周縁を取り囲む状態
でバックシートに固着されてもよい。
【0011】図1に本発明による吸収性物品1の一実施
例が示される。吸収性物品1は、液体透過性のトップシ
ート2、液体不透過性のバックシート3、これらの間に
介在される人体からの液体排出物を吸収するためのアブ
ソーバントパッド4、そして一般に長手方向に液体排出
物を搬送する液体搬送帯10を備える。用語「一般に長
手方向(generally longitudinal) 」とはここでは、長
手センターラインより傾斜した方向を包含する意図で使
用される。用語「主に(primarily) 」はここでは用語
「一般に(generally )」と同様に特定の方向や角度に
限定しない意図で使用される。好ましい吸収性物品1は
付加的に第2層をトップシート2とバックシート3との
間に有する。
【0012】トップシート2、バックシート3、そして
アブソーバントコア4はよく知られた多様な構成(いわ
ゆるチューブ型製品あるいはサイドフラップ(side fla
p )製品を含む)に組み立てることができるのである
が、好ましい生理用ナプキンの構成としては一般に19
90年8月21日にオズボーン(Osborn) に発行された
米国特許4,950,264号の「Thin, Flexible San
itary Napkin」、1984年1月10日にデスマライス
(DesMarais )に発行された米国特許4,425,13
0号の「Compound Sanitary Napkin」、1982年3月
30日にアール(Ahr )に発行された米国特許4,32
1,924号の「Bordered Disposable Absorbent Art
icle」、1987年8月18日にヴァン ティルバーグ
(Van Ti lburg)に発行された米国特許4、687、47
8号の「Shaped Sanitary NapkinsWith Flaps」に開示
されている。これら各特許は参照としてここに合体さ
せ、その開示をもって説明にかえる。図1には、トップ
シート2とバックシート3の長さおよび幅の寸法がアブ
ソーバントコア4のそれらよりも一般に大きい生理用ナ
プキンの好ましい実施例が示される。トップシート2と
バックシート3はアブソーバントコア4の端縁を越えて
延出してもよく、この場合延出部分によって周縁部の一
部を構成するほかサイドフラップを形成してもよい。
【0013】本発明の好ましい実施例では、搬送帯10
はトップシート2とアブソーバントコア4の間に配置さ
れる。また他の本発明の好ましい実施例では、搬送帯1
0はトップシート2と、アブソーバントコア4の上に配
置され第2層として機能するエアーレイドティッシュ
(air ーlaid tissue )との間に配置されている。搬送
帯10はアブソーバントコア4の長手方向縁部4b の間
にある中央部分4a 近傍であって、アブソーバントコア
4の側端部の間の略中央部分に配置される。搬送帯10
はアブソーバントコア4の長手方向長さに沿ってコアの
内側に向けて液体の透過と搬送とをつかさどる。
【0014】本発明の搬送帯10は図1ないし図3に示
される。好ましい実施例では、搬送帯10は平面視にお
いて長方形状を有する帯体である。とはいえ、搬送帯が
帯状である必要がないことは理解されるべきである。こ
こで使用される用語「帯(strip )」は単一の折り畳ま
れていないシートまたはシート群、折り畳まれたシー
ト、素材の帯または帯群、緩いあるいは結合された繊維
群を持つシート、複数層や素材のラミネート、あるいは
他のこうした素材群の組み合わせ等を含み、またこれら
に限定されない。さらに、搬送帯10は長方形状である
必要はない。ここで使用される用語「帯(strip )」は
また、長方形状、ドックボーン(dog ーbone)形状、砂
時計(hourglass )形状、三角形状を含み、かつこれら
に限定されない。
【0015】搬送帯10の幅は、幅が約60mmのアブソ
ーバントコア4には、好ましくは約20mmから約40m
m、より好ましくは30mmとする。搬送帯10の幅とア
ブソーバントコア4の幅との比は、液体拡散性の度合い
と、アブソーバントコア4の吸収容量により様々な態様
を取る。この比は好ましくは、1:6から5:6、より
好ましくは2:5から7:10である。搬送帯10の長
さは好ましくはアブソーバントコア4の長手方向におけ
る長さよりも短いことが望ましい。長手方向の長さが約
180mmであるアブソーバントコア4には、搬送帯10
の長さは好ましくは約110mmである。こうした搬送帯
の形状や大きさは、製品の性能、製造工程、審美性等の
観点から決められることが見いだされている。
【0016】搬送帯10は長手方向に主に傾向付けられ
た可視パターン11を表面に有する不織布を備える。可
視パターン11は本発明の搬送帯10における液体の搬
送方向を、均一な繊維密度と均一な構成を備える不織布
が本来示す傾向より離れて性格付ける。一般に不織布材
料は全方向(即ちx ーy 平面方向およびz (鉛直)方
向)にわたって同じ度合いで液体の移送を行う。
【0017】可視パターン11はスクリーンパターン
(screen pattern)13またはエンボスパターン(embo
ssed pattern)15のいずれであってもよいが、好まし
くはスクリーンパターン13とエンボスパターン15と
の組み合わせである。図3に示されるように、スクリー
ンパターン13は、ナプキンの長手方向縁部に向けて長
手方向に主に傾向付けられた高繊維密度部17を備え
る。高繊維密度部17は不織布がz 方向つまり垂直方向
に圧縮された不織布の一部である。好適な実施例ではス
クリーンパターン13は、長軸23および短軸を備える
菱形21より構成される格子パターン19を備える。こ
こで用いられるスクリーンパターンは、実質的に平行な
複数のライン、あるいは長辺および短辺の要素の繰り返
しを有する複数のライン、ヘリンボーンパターン、さら
にはこうしたラインあるいはパターンの連続および/ま
たは断続パターン、さらに長手方向に主に傾向付けられ
たこうしたパターンの組み合わせを含み、またこれらに
限定されない。
【0018】スクリーンパターンはメルトブロウ(melt
blown )不織布に繊維を結合する過程にて形成すること
ができる。製造上その結合工程にて、溶融した熱可塑性
プラスティック樹脂は、高速のガス流により押し出し機
(extruder)のダイチップ(die tip )からコンベヤあ
るいは捕集スクリーン上に飛ばされる。こうした工程に
おいて、図3に示すように、コンベヤあるいは捕集スク
リーンの輪郭が反映された表面が、不織布に凹状のスク
リーンパターン13を形成することになる。この凹状の
スクリーンパターン13においては不織布の残りの部分
に比べて繊維が相互に一層接近しており繊維の密度が比
較的高い。凹状のスクリーンパターン13は優れた毛管
現象を発現するための繊維間の間隙が狭い高繊維密度部
を備えており、もって凹部においては圧縮されていない
部分18に比べて液体搬送速度が速くなる。この実施例
の搬送帯10は格子パターン19を有し、各菱形の長軸
23が長手方向に向けられているので、長手方向におけ
る液体の搬送度は横方向の搬送度を上回っている。
【0019】可視パターン11のエンボスパターン15
は不織布の繊維が高く圧縮された薄膜要素25のある部
位を備え、エンボスパターン15を通過する液体の搬送
を抑制する。好適な実施例では、エンボスパターン15
は、不織布の繊維が高く圧縮された、あるいは押圧され
た、あるいはさらに穿孔された細い楕円27を備える。
細い楕円27は搬送帯全体にわたって規則的な間隔で配
置されており、より好適には中央部分および横端部の近
傍に配置される。各細身の楕円27は好ましくは長手方
向に傾向つけられる。とはいえ、エンボスパターン15
は長手方向に傾向付けられた細身の楕円27に限らな
い。ここで使用される用語「エンボスパターン(emboss
ed pattern)」は直線、曲線、あるいはこれら線の連続
および/または断続線、あるいは長手方向に主に傾向つ
けられた他のパターンを含み、またこれらに限定されな
い。エンボスパターンは一対のエンボスローラーにより
不織布の一部に、圧力および熱エネルギを一方の表面、
好ましくは両方の表面に付与することで形成される。エ
ンボス部の薄膜要素25はエンボス部を通過する液体の
搬送を規制し実質的にはエンボスパターン27を迂回す
るように総ての液体を搬送させる。
【0020】以上のスクリーンパターン13とエンボス
パターン15との組み合わせは優れた液体の搬送特性を
長手方向に示す。これは、スクリーンパターン13にお
ける優れた長手方向への液体の拡散性とエンボスパター
ン15における横方向への液体の搬送の規制とによる。
スクリーンパターン13とエンボスパターン15はまた
ランダムに組み合わせることができる。好適な実施例で
は、エンボスパターン15は、スクリーンパターン13
の凹状ライン要素13a の間に組み合わされており、ス
クリーンパターン13とエンボスパターン15との異な
る特性を組み合わせた優れた液体搬送性が示される。
【0021】搬送帯10は、良好な搬送性と液体の吸収
拡散性とを発現させるため好ましくは親水性である。搬
送帯を構成する繊維(fibers)あるいはヤーン(yarns
)は元々親水性とすることもできるが、この場合、表
面を親水性にする処理をすることが好ましい。繊維を親
水性にする好ましい材料としては表面活性剤による処理
がある。繊維は親水性の搬送帯10を構成するためスプ
レー処理されたり、あるいは表面活性剤に材料が浸され
る。こうした処理や親水性についての詳細はレイジン
(Reising )等に発行された米国特許4,988,34
4号、レイジン(Reising )に発行された米国特許4,
988,345号にそれぞれ開示されている。
【0022】搬送帯10は織布あるいは不織布材料より
形成することができる。材料は合成繊維でも、一部が合
成で一部が天然の材料でもよい。好ましい合成繊維はポ
リエステル(polyester )、ポリプロピレン(polyprop
ylene )、ナイロン(nylon)、ビスコースレーヨン(v
iscos rayon)繊維、あるいはセルロースアセテート(c
ellulose acetate )、ポリエステル繊維との混合であ
る。好ましい天然繊維としては綿、セルロース、あるい
は他の天然繊維がある。搬送帯10は少なくとも部分的
にクロスリンクされたセルロース繊維を備えることもで
きる。好適なクロスリンクされたセルロース繊維はクッ
ク(Cook)等に1989年12月19日に発行された米
国特許4,888,093号、ディーン(Dean)等に1
989年4月18日に発行された4,822,543
号、ショゲン(Schoggen)等に1989年12月26日
に発行された米国特許4,889,595号、ムーア
(Moor)等に1989年2月6日に発行された米国特許
4,898,642号、そしてラッシュ(Lash)等に1
990年6月19日に発行された米国特許4,935,
022号に開示されている。こうした天然のあるいは変
化された繊維の量は、しかしながら、トップシートが他
の残部における合成繊維に適当に溶融できなくなるほど
多量であるべきではない。搬送帯はまた毛細管路繊維
(capillary channel fibers)、つまり好ましくは外表
面に管路を構成する繊維を備えることもできる。こうし
た繊維は1990年10月10日に発刊されたEPO 特許
出願0,391,814号やこうした毛細管路繊維の特
許出願明細書に詳細に開示されている。搬送帯はまた以
上の材料の組み合わせ、つまりアブソーバントコアに使
用される後述の構成と類似した繊維の混合など、さらに
はいかなる均等な材料や材料の組み合わせから構成され
てもよい。
【0023】搬送帯10は不織布であれば多種の異なる
製造工程、例えばスパンボンディング(spunbonding )
やカーディング(carding )により形成することができ
る。なお、これら例に限定されない。より好適な実施例
においては、搬送帯はメルトブロウ不織布により構成さ
れる。好ましくは、搬送帯は、基本的な重さが約50な
いし100 gms/m2 、より好ましくは約90 gms/m2
ポリエチレン製メルトブロウ不織布を有する。こうした
タイプのメルトブロウ繊維はスコットノンウエヴェン
(Scott Nonwovens; Scott Paper Company,Philadelph
ia, Pennsylvania, the U.S.A.)より製造されている。
メルトブロウ不織布は、繊維間に微小の間隙をつくりだ
し液体の拡散性を生ずる線径の細い繊維より構成され
る。搬送帯を構成する繊維またはヤーンは様々な繊維
長、つまり所定長から連続フィラメントとすることがで
きる。繊維は好ましくは1.0以下のデニール、より好
適には平均で約0.52デニールを有する。
【0024】この実施例の好適な搬送帯の材料の繊維は
ポリエチレン樹脂より形成される。ポリエチレン樹脂よ
り形成された好ましいトップシートは搬送帯の溶融接合
を容易にする。この好適な実施例においては、搬送帯は
トップシートに接触関係に関係付けられるが、これはい
かなる公知の繊維あるいは布間の接合法によっても行わ
れる。例えば機械接合、接着固定手段が接合法として挙
げられるが、より好ましくはクリー(Cree)等の名で出
願された米国特許シリアル番号07/810,774号
に開示されている溶融接合がある。溶融接合には熱接
合、超音波接合等が含まれる。
【0025】図4に示す本発明の他の実施例において
は、搬送帯30はメルトブロウあるいはスパンボンドの
不織布であり、吸収性物品の長手方向における液体の搬
送性を向上させる。特定の好適な搬送帯30は長手方向
に傾向付けられたエンボスメント(embossments )ある
いはコンプレスメント(compressments )のシリーズを
備える。この実施例では、長手方向に傾向付けられたエ
ンボスメントあるいはコンプレスメントのシリーズは菱
形33をもつ格子パターン31から形づくられる。搬送
帯30の大きさと形は製品の性能、審美的観点からの要
求により決定される。好ましくは搬送帯30の寸法はz
方向の厚みつまりキャリパー(caliper )が約0.55
mmから0.58mm、幅が約30mm、長さが約110mmで
ある。
【0026】吸収性物品の長手端縁部5は典型的にはト
ップシート2とバックシート3とが適当なシール8好ま
しくはヒートシールにより結合された構成をとり、付加
的に不織布層15が介在することもある。
【0027】バックシート3とトップシート2、さらに
適用可能ないかなる付加的な不織布層15も、当該技術
分野において公知の固定手段によりアブソーバントコア
4に固定することができる。例えば、バックシート3お
よび/またはトップシート2は、均一な連続した接着剤
の層、あるいは所定模様に形づくられた接着剤の層、あ
るいは接着剤の独立したラインの並び、スパイラル、ス
ポット状に適用する接着剤により相互に接合することが
できる。満足できる接着剤としてはH.B.フューラーカン
パニー(H.B.Fuller Company; St. Paul, Minnesota )
により指定番号HLー1258あるいはH ー2031のもとで製造
されるものがある。固定手段は好ましくは、1986年
3月4日にミネトラ(Minetola)等に発行された米国特許
4,573,986「Disposable Waste-Conainment Ga
rment 」に記載の接着剤のフィラメント(filaments) の
開放パターンネットワークが好ましくは使用される。こ
の特許は参照文献としてここに合体され、その説明を省
略する。典型的な接合手段としての接着剤のフィラメン
ト(filaments) の開放パターンネットワークは、197
5年10月7日にスプレージ(Sprague. Jr.) に発行さ
れた米国特許3,911,173号、さらに1978年
11月22日にゼイカー(Ziecker)等に発行された米国
特許4,785,996号、あるいは1989年6月2
7日にウレニクツ(Werenicz) に発行された米国特許
4,842,666号に開示されている、複数列の接着
剤のフィラメントがスパイラルパターンに巻かれている
物がある。上記の米国特許はここに参照として合体さ
れ、その開示をもって説明にかえる。代替的な固定手段
としては、熱接合、加圧接合(pressure bonds)、超音
波接合、機械的接合(dynamic mechanical bonds)、あ
るいは適当な他の固定手段、さらにはこれら当該技術分
野において知られた固定手段の組み合わせが挙げられ
る。
【0028】トップシート2は柔軟で、ソフトな使用感
があり、着用者の皮膚に対する刺激性がないものであ
る。また、トップシート2は液体(例えばメンスおよび
/または尿)がトップシート2の厚みを簡単に透過する
液体透過性を有する。好適なトップシート2は幅の広い
範囲の材料の中から製造することができ、例えばその材
料として、織布や不織布材料、開口熱可塑性プラスティ
ックフィルム(apertured formed thermoplastic film
s)、開口プラスティックフィルム(apertured plastic
films )、そしてハイドロフォームド(hydroformed
)熱可塑性プラスティックフィルム、多穴フォーム(p
orousfoams )、網状フォーム(reticulatedfoams )、
網状熱可塑性プラスティックフィルム(reticulated th
ermoplasticfilms )、そして熱可塑性プラスティック
布(thermoplastic scrims)が挙げられる。適当な織布
や不織布材料としては天然繊維(例えばウッド(wood)
またはコットン繊維(cotton fibers )、合成繊維(例
えばポリメリック繊維(polymeric fibers)つまりポリ
エステル、ポリプロピレン、またはポリエチレン繊
維)、あるいは天然繊維と合成繊維の組み合わせが挙げ
られる。好ましいトップシート2は、開口成型フィルム
(apertured formed film )を備える。開口成型フィル
ムは、トップシートとして好まれるが、これは開口成型
フィルムが体の排出物の透過性があり、しかも吸収性が
なく、液体が逆戻りし着用者の肌を再び濡らす(rewet
)という傾向を減少させるからである。したがって、
成型フィルムによれば使用者の体に接触する表面が乾燥
状態に維持され、これによって体の汚れが減少され、使
用者にとってより快適な使用感がつくりだされる。この
ましい成型フィルムは、1975年12月30日にトン
プソン(Thompson) に発行された米国特許3,929,
135号「Absorbtive Structures Having Tapered Cap
illaries」、1982年4月13日にミュラン(Mullan
e )等に発行された米国特許4,324,426号「Di
sposa ble Absorbent Article Having A Stain-Resista
nt Topsheet 」、1982年8月3日にラデル(Radel)
等に発行された米国特許4,342,314号「Resili
ent Plastic Web E xhibiting Fiber-Like Properties
」、1984年7月31日にアール(Ahr) 等に発行さ
れた米国特許4,463,045号「Macroscopically
Expanded Three-Dimentional Plastic WebExhibiting N
on-Glossy Visible Surface and Cloth-Like Tactile I
mpression」、そして1991年4月9日にバード(Bai
rd )に発行された米国特許5,006,394号「Mul
tilayer Polymeric Film 」が挙げられる。これらの特
許はいずれも参照文献として合体させ、その開示をもっ
て説明にかえる。本発明のための好ましいトップシート
としては上記特許の一つまたはそれ以上に開示されてい
る成型フィルムであって、ザ プロクター & ギャン
ブル カンパニーニー(シンシナティ、オハイオ)によ
り製造される生理用ナプキンの「ドライウイーブ(Dri-
Weave)」として売られるものがある。
【0029】加えて、本発明の好適な実施例では、トッ
プシートとしての成型フィルムの少なくとも使用者の体
に向く面が親水性を示しており、表面が親水性でないの
に比べ、トップシートにおける液体の透過を速め、メン
ス(menstrual fluids)がアブソーバントコアに吸収さ
れるよりもトップシートを伝ってしまうおそれを減少さ
せる。好適な実施例では、親水性付与のための表面活性
剤はトップシートとしての成型フィルムのポリメリック
材料(polymeric material)に、例えばアジツ(Aziz)
等により1991年11月19日に出願された米国特許
シリアル番号07/794,745号「Absorbent Arti
cle Having A Nonwoven and AperturedFilm Covershee
t」に開示されているごとく処理される。この特許出願
は参照文献としてここに合体される。代替的に、トップ
シートの人体側表面は、ここに参照文献として合体され
る先に参照したオズボーンに発行された米国特許4,9
50,254号に開示されているごとく表面活性剤の処
理により親水性に施されてもよい。
【0030】バックシート3は液体(例えばメンスおよ
び/または尿)に対して不透過性であり好ましくは薄い
プラスティックフィルムから製造されるが、さらには他
のフレキシブル(flexible) な液体不透過性の材料も使
用することができる。ここで使用される用語「フレキシ
ブル」は柔軟で、一般的な形状や人間の体の輪郭に容易
に対応しやすい材料を意味する。バックシート3はさら
に、アブソーバントコア4に吸収され保持された排出物
が生理用ナプキンに接触している用品すなわちパンツや
パジャマ、下着を濡らすのを防ぐ。バックシート3はし
たがって織布あるいは不織布材料、ポリメリックフィル
ム(polymeric films )例えばポリエチレンやポリプロ
ピレンの熱可塑性フィルム、あるいは複合(composite
)材料例えばフィルムがコートされた不織布材料(fil
mーcoated nonwoven material)から構成される。好ま
しくは、バックシート3はポリエチレンフィルムで厚み
が約0.012mm(0.5mil) から約 0.051mm(2.0mil)のもので
ある。こうした目的で使用される公知のいかなる材料も
これに利用可能である。バックシート3に使用される典
型的なポリエチレンフィルムとしてはクロパイコーポレ
ーション(Clopay Corporation; Cincinnati, Ohio, th
eU.S.A.)により製造される指定番号P18 ー0401で特定
されるもの、またエチルコーポレーション(Ethyl Corp
oration; Visqueen Division, of Terra Haute, Indian
a, the U.S.A. )により製造される指定番号XPー39385
で特定されるものがある。バックシートはエンボスおよ
び/または艶消し仕上げのより生地に近い外観を持つも
のが好ましい。バックシート3は、液体の排出物が通過
するのを妨げながらもアブソーバントコア4から気体成
分(vapors) が逃げるのを許す(即ち呼吸可能な(brea
thable) )構成が好まれる。
【0031】アブソーバントコア4は液体(例えばメン
スおよび/または尿)を吸収しあるいは保持する能力の
あるいかなる吸収手段も含まれる。上述したように、ア
ブソーバントコアは多様な大きさと形状(例えば長方
形、卵形状、砂時計(hourglass )、ドックボーン(do
g bone)、非対称形状など)により製造される。またア
ブソーバントコア4は生理用ナプキンや他の吸収性物品
に通常使用される多様な液体吸収材料、例えば通常エア
ーフェルトとして参照される粉砕パルプなどにより製造
される。他の好適な吸収性材料の例としては、クレープ
トセルロースウエディング(creped cellulose waddin
g) 、コフォーム(coform)を含むメルトブロウポリマ
ー(meltblown polymers)、化学的に硬化させ変質され
た、あるいはクロスリンクされたセルローシックファイ
バ(cellulosic fibers )、合成繊維例えばクリンプト
ポリエステルファイバ(crimped polyester fibers)、
ピートモス(peat moss )、ティッシュラミネート(ti
ssue laminates)およびティッシュラップ(tissu e wr
aps )を含むティッシュ、アブソーバントフォーム(ab
sorbent foams)、アブソーバントスポンジ(absorbent s
ponges) 、スーパーアブソーバントポリマー(superabs
orbent polymers)、アブソーバントジェリングマテリ
アル(absorbent gelling material) 、あるいは他の同
等な材料、さらにはこれらの組み合わせ、これらの混合
が挙げられる。アブソーバントコアの形状や構成は多様
な形態をとることができる。例えば、アブソーバントコ
アは様々な厚みの領域(例えば中央部分で厚くなるよう
に輪郭形成された)や、親水性の勾配、超吸収性の勾
配、あるいは低密度で低い平均基本重量の吸収領域、あ
るいは一または複数の層あるいは構造をもつことができ
る。アブソーバントコアの全体の吸収容量は、吸収性物
品の使用意図と吸収量の設計に合わせられる。さらに、
アブソーバントコアの吸収容量と大きさは使用形態の相
違、つまり失禁パッド、パンティライナー、通常の生理
用ナプキン、夜用の生理用ナプキン等に適合するように
様々に構成される。
【0032】好適な本発明のアブソーバントコアとして
使用する吸収構造は、1990年8月21日にオズボー
ン(Osborn) に発行された米国特許「Thin, Flexible S
anitary Napkin」、1986年9月9日にウエイズマン
(Weisman)らに発行された米国特許4,610,678
「High-Density Absorbent Structure」、1989年5
月30日にアルマニー(Alemany)らに発行された米国特
許4,834,735「High Density Absorbent Membe
rs Having Lower Density and Lower Basis Weight Aqu
isition Zones 」、さらに1986年にデュンク(Duen
k )らの名においてザプロクター & ギャンブル カ
ンパニーに発刊されたヨーロッパ特許出願番号0,19
8,683が挙げられる。これら各特許は参照文献とし
てここに合体され、その開示をもって説明にかえる。
【0033】以上説明した生理用ナプキン1は使用状態
においては、こうした目的でよく知られる図示しない固
定手段あるいは支持手段により所定箇所に保持される。
好ましくは、生理用ナプキンは使用者の下着あるいはパ
ンティに配置され粘着剤40などの固定手段により固定
される。粘着剤40は生理用ナプキンをパンティのクロ
ッチ部分に固定する手段を提供する。したがって、吸収
性物品1の下着側表面の一部または全部に粘着剤が塗布
される。公知のこうした目的に使用されるあらゆる粘着
剤や糊がここでの粘着剤として使用することができる
が、プレッシャーセンシティブアドヒシブ(pressureー
sensitive adhesives )が好まれる。適当な粘着剤とし
ては、センチュリーアドヒシブコーポレーション(Cent
ury Adhesives Corporation; Columbus, Ohio )による
Century A ー305 ーIVや、ナショナルスターチアンドケ
ミカアルカンパニー(National Starch and Chemical C
ompany; Bridgewater, New Jersey, the U.S.A. )によ
るInstant Lock 34 ー2823がある。好適なアドヒシブフ
ァスナーはまた米国特許4,917,697号に開示さ
れている。生理用ナプキンが使用に供される前には、プ
レッシャーセンシティブアドヒシブは通常除去可能なリ
リースライナー41により覆われており、これにより使
用前に粘着剤が乾いたり、パンティのクロッチ部以外に
接着するのを防ぐ。好ましいリリースライナーは上記参
照文献米国特許4,917,697号に開示されてい
る。入手可能なリリースライナーであってこうした目的
に使用されるものはいかなるものでもここで使用可能で
ある。リリースライナーの限定されない一例としては、
アクロシル(Akrosil Corporation; Menasha, Wisconsi
n,the U.S.A. )により製造されBL30MGーA Silox E1
/ 0、あるいはBL30MGーA, Silox 4R/0で特定される
リリース紙である。本発明の生理用ナプキン1はリリー
スライナーを除去しその後生理用ナプキンをパンティに
配置することで粘着剤をパンティに接触させる。粘着剤
40は使用中生理用ナプキンがパンティの所定位置に保
持されるよう補助する。
【0034】本発明の他の好ましい実施例として、生理
用ナプキンはさらに一対のフラップ(図示せず)を備え
ることもある。各フラップはアブソーバントコアの側端
部に沿って位置する連結部(Juncture) の線の近傍から
横方向に延びている。フラップ(あるいはウイング)は
使用者のパンティのクロッチ部分の端部において折り返
すよう形成されており、フラップはパンティのクロッチ
部端部および大たい部の間に配置される。フラップは少
なくとも2つの目的により提供される。第1に、フラッ
プは、とりわけパンティの端部において2重のバリアを
構成することでメンスによる着用者およびパンティへの
汚れを防ぐのを補助する。第2に、フラップには好まし
くは下着側表面に固定手段が設けられ、これによってフ
ラップはパンティの下に折り返されるとパンティ側に向
く面が下着に固定される。このようにすれば、フラップ
により生理用ナプキンがパンティの適切な位置に保持さ
れる。フラップは、トップシート2、バックシート3、
あるいはこれらを組み合わせたものと同様な材料を含む
様々な材料から構成することができる。さらに、フラッ
プは主ボディー部に取付けられた別個の単一の要素、さ
らにはトップシートとバックシートとの延長部分(即ち
統合されたフラップ)から構成することもできる。本発
明の生理用ナプキンに使用可能なあるいは適したフラッ
プを有する多くの生理用ナプキンは、1987年8月1
8日にヴァン ティルバーグ(Van Tilburg) に発行され
た米国特許4,687,478号「Shaped Sanitary Na
pkinsWith Flaps」、1986年5月20日にヴァン
ティルバーグ(Van Tilburg) に発行された米国特許4,
589,876「Sanitary Napkins」、また1986年
8月26日にマッティングリー(Mattingly)に発行され
た米国特許4,608,047号「Sanitary Napkin At
tachment Means」に開示されている。各特許はここに参
照文献として合体させ、その開示をもって説明にかえ
る。
【0035】以上の説明から明らかであるように、本発
明によれば、液体搬送帯はアブソーバントコアへの液体
の浸透と拡散を改良し、吸収性物品を比較的薄くするこ
とを可能にする。したがって、本発明は改良された液体
の搬送特性をもつ液体搬送帯を提供するとともに、横端
に沿って漏れをより防止する改良された液体搬送帯をも
つ吸収性物品を提供する。
【0036】以上本発明の各実施例について図示し説明
したが、本発明の範囲および精神を逸脱しない範囲にお
いて、当業者により種々の他の変形や修正が行われるこ
とは明らかである。したがって、添付された請求の範囲
によりそうした変形や修正は包含されるのでありこれら
は本考案の主旨の範囲内である。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の吸収性物品
によれば、液体搬送帯のスクリーンパターンの液体搬送
特性、あるいはエンボスパターンの液体搬送特性、さら
にはこれらパターンの各々の特性の相乗効果により、吸
収性物品を比較的薄くすることができ、さらには横漏れ
のおそれを減少することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生理用ナプキンとしての実施例であっ
て、一部切り欠きにより内部構造を示した斜視図。
【図2】図1に示される本発明の搬送帯のトップシート
側が観察者に対面している平面図。
【図3】図2において3 ー3 線で切断した拡大された横
部断面図。
【図4】本発明の生理用ナプキンとしての他の実施例を
示す平面図。
【符号の説明】
1 吸収性物品(生理用ナプキン) 2 トップシート 3 バックシート 4 アブソーバントコア 10 液体搬送帯 13 スクリーンパターン 15 エンボスパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 592043805 ONE PROCTER & GANB LE PLAZA,CINCINNAT I,OHIO,UNITED STAT ES OF AMERICA (72)発明者 増 田 由 美 兵庫県神戸市灘区友田町4丁目2番4号 シティライフ六甲道パートII303号 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61F 13/15 A61F 13/46 - 13/54

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体透過性トップシートと、液体不透過性
    バックシートと、長手方向縁部と横端部を有しトップシ
    ートとバックシートの間に配置され人体からの液体排出
    物を吸収するアブソーバントパッドと、トップシートと
    アブソーバントパッドの間に配置された液体搬送帯とを
    備え、前記液体搬送帯は不織布を有し、前記不織布は、
    薄膜要素に強く圧縮されたエンボス部を有するエンボス
    パターンを有し、液体排出物のアブソーバントパッドの
    横端部方向への搬送が抑制されることを特徴とする吸収
    性物品。
  2. 【請求項2】エンボス部はアブソーバントパッドの長手
    方向縁部に主に向けられた複数の断続線を有することを
    特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 【請求項3】不織布はアブソーバントパッドの長手方向
    縁部に主に向けられた高繊維密度部を備えたスクリーン
    パターンを有することを特徴とする請求項1に記載の吸
    収性物品。
  4. 【請求項4】スクリーンパターンは連続パターンを有す
    ることを特徴とする請求項3に記載の吸収性物品。
  5. 【請求項5】連続パターンは複数の平行ラインを有する
    ことを特徴とする請求項4に記載の吸収性物品。
  6. 【請求項6】連続パターンは複数の菱形を有する格子パ
    ターンを有し、各菱形は長軸および短軸を有し、長軸は
    アブソーバントパッドの長手方向縁部に向いていること
    を特徴とする請求項4に記載の吸収性物品。
  7. 【請求項7】エンボスパターンは格子パターンの菱形の
    内部に位置する断続線を有することを特徴とする請求項
    6に記載の吸収性物品。
  8. 【請求項8】液体透過性トップシートと、液体不透過性
    バックシートと、長手方向縁部と横端部を有しトップシ
    ートとバックシートの間に配置され人体からの液体排出
    物を吸収するアブソーバントパッドと、トップシートと
    アブソーバントパッドの間に配置された液体搬送帯とを
    備え、前記液体搬送帯は不織布を有し、前記不織布は孔
    を有するエンボスパターンを有し、液体排出物のアブソ
    ーバントパッドの横端部方向への搬送が抑制されること
    を特徴とする吸収性物品。
  9. 【請求項9】孔はアブソーバントパッドの長手方向縁部
    に主に向けられていることを特徴とする請求項8に記載
    の吸収性物品。
  10. 【請求項10】不織布はアブソーバントパッドの長手方
    向縁部に主に向けられた高繊維密度部を備えたスクリー
    ンパターンを有することを特徴とする請求項8に記載の
    吸収性物品。
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