JP3016833U - 接着作業補助ネット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 接着プレス機による、芯地接着作業の効率、
安定化を高める補助器具にかんするもの。 【構成】 上ゴテより大きい、ネットを張った枠で、上
ゴテから吊下げて、上ゴテと、差動させる、接着補助ネ
ット。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、接着プレス機で接着芯を貼る時の、補助器具に関するものであ 。

【０００２】

【従来の作業】

従来、接着芯を貼るときは、生地の上に芯を同様におき、上ゴテによる、加 圧加熱により接着していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

その場合、上ゴテが下がりきる時の風の流れや、静電気により、生地と芯 がずれたまま接着されたり、さらにはそのまま上ゴテにくっついてしまい、品質 的にも、時間的にも多くのムダが発生していた。対策として、芯の上に、紙や布 を被せて押えたり、上ゴテにテフロンシートを貼たり、シリコンを塗ったりした が、手間がかかり、大きな効果はあがらなかった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案は、それらの問題点を解決するために考案したものでその仕組を図 解によって説明すると、 （次頁につずく） （イ）上ゴテ寸法より大きい、ネットを張った枠を、 （ロ）上ゴテの四隅から、チェーン等で吊下げる。

【０００５】

【実施例】

（イ）アルミサッシの枠に、ネットになる様に（ハ）細い糸を張り、 （ロ）枠の四隅にチェーンをつなぎ、（ロ）Ａのように、後２本は、前２本より 、短くする、 （ニ）上ゴテの四隅にマグネット付フックを付け、（ロ）、（ロ）Ａ、を吊下げ る、

【０００６】

【考案の効果】

下がる上ゴテより先に、ネットが、被接着物を押える状態になり、ずれを防ぎ、 上ゴテが、上がるときは、逆の順序になるため、ネットにより、被接着物を、 上ゴテから、剥がす状態になる。 この考案を、採用すれば、材料のロスも減り、作業者の負担も軽減し、接着作業 の安定化が高められる。

【０００７】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の接着作業補助ネットをプレス機に取付
た斜視図

【図２】同側面図

【符号の説明】

（イ）本考案の接着作業補助ネットの枠 （ロ）上ゴテから枠を吊下げるチェーン （ロ）Ａ上ゴテから枠を吊下げるチェーンで後ろ側の短
い２本

【図２】（ハ）枠に張られたネット （ニ）上ゴテに付けたマグネットフック

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 接着プレス機の上ゴテ寸法より大きい、
   ネットを張った枠で、上ゴテの四隅から吊下げて、上ゴ
   テの動きに差動させ被接着物を押えたり、上ゴテから、
   剥がしたりする、接着補助ネット。