JP3016776B1 - アライメントパタ―ンの形成方法及びマスクとの合わせ精度測定方法 - Google Patents

アライメントパタ―ンの形成方法及びマスクとの合わせ精度測定方法

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JP3016776B1 JP11008115A JP811599A JP3016776B1 JP 3016776 B1 JP3016776 B1 JP 3016776B1 JP 11008115 A JP11008115 A JP 11008115A JP 811599 A JP811599 A JP 811599A JP 3016776 B1 JP3016776 B1 JP 3016776B1
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Abstract

【要約】 【目的】 化学機械研磨(CMP)技術などにより、膜
の平坦化が行われた場合でも、アライメントパターンの
認識ができ、マスクとの位置合わせを可能にする。 【解決手段】 半導体シリコン基板10上に第1の膜と
して窒化膜で第1のパターン15aを形成し、その上に
第2の膜であるCVD酸化膜20で第2のパターン20
aを形成する工程と、全面に第3の膜として積層配線膜
22を形成して、前記積層配線膜22と前記CVD酸化
膜20との研磨速度が異なるCMPにより、回路パター
ン領域のCVD酸化膜20が露出するまで、研磨するこ
とにより、前記第2のパターン20aが突出形状にな
り、次に形成するアルミ配線膜24に第2のパターン2
0aによる段差形状を有するアライメントパターンが形
成され、このアライメントパターン認識によりマスクと
の位置合わせが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造におい
て露光工程に供されるアライメントパターンの形成方法
及び形成されたアライメントパターンを用いてマスクと
の合わせ精度を測定する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、露光装置を用いて、マスクに形成
された回路パターンを半導体基板上に転写する工程を繰
り返して半導体装置が製造される。露光工程では、転写
する回路パターンが重ね合せるべき下地層に対して精度
良く重なり合うように、下地層で形成された、位置合わ
せをするためのパターン(以下、アライメントパターン
という)を露光装置で認識し、マスクと位置合わせした
後に露光を行う。
【0003】近年、微細化に伴い露光装置にステップ式
投影露光装置を用いている。ステップ式投影露光装置と
は、マスク(この場合、レチクルマスクという)パター
ンの投影像に対し、ウエハを繰り返し所定の距離移動
(ステップ)させて、各移動ごとに露光する投影露光装
置をいう。各移動ごとに投影像を転写する領域をショッ
トと呼ぶ。ここで、一般的なステップ式投影露光装置に
ついて、レチクルマスクと半導体基板(以下、シリコン
基板という)における各ショットとの位置合わせ方法に
ついて説明する。まず、レチクルマスクにある位置合わ
せのためのマークで露光装置の原点位置にレチクルマス
クを設置する。その後で、露光の際、各ショットごとに
アライメントパターンを認識し、露光装置の原点位置に
合わせるようにしている。その点について、さらに詳細
に説明する。
【0004】シリコン基板の各ショットにおけるグリッ
ドライン上又はチップ内に形成した、複数の凸型アライ
メントパターンとして、ここでは仮に平面パターンが正
方形の3つの同じパターンが形成されているものとす
る。この3つのパターンは、直線上に所定の間隔で等間
隔に並んでいるものとする。露光装置にはスリット状に
整形したレーザー光を備える。シリコン基板を載せたス
テージの移動により、シリコン基板に照射したレーザー
光を移動させ、アライメントパターンに照射すると、そ
の反射光はパターン段差で回折、散乱される。
【0005】この反射光は、入射光と同じ光路を戻るが
途中で分離され、露光装置に設けられた検出器に検出さ
れ、そこで得られる回折光でアライメントパターンの位
置を認識することができる。実際には、例えばX軸方向
について、まず大まかな位置合わせをした位置座標X0
よりX軸方向にシリコン基板を載せたステージを移動さ
せ、距離X1で反射光による所望の回折光が得られれ
ば、アライメントパターンの位置座標はX0+X1と認識
することができる。同様に、Y軸方向についても、アラ
イメントパターンを設け、Y軸方向についての位置座標
を認識することができる。
【0006】このようにして、露光装置におけるレチク
ルマスクの原点座標と、レーザー走査によって検査され
たショットのアライメントパターン座標との差分を求
め、最終的に露光する位置を補正している。
【0007】従って、位置合わせをするためには、レー
ザー光を回折、散乱するための段差を有するアライメン
トパターンをシリコン基板上に形成しなければならな
い。
【0008】次に実際の製造過程でどのようにアライメ
ントパターンが形成されるかを説明する。例えば図4の
(a)に示すような回路パターン形成領域の一部とアラ
イメントパターン形成領域の平面パターンがあるとす
る。そして、図4(a)のX−X’間の断面形状を図4
(b)に示す。図4(b)はシリコン基板50上に、回
路パターン形成領域にて、回路パターン形成に用いられ
た配線パターン52bと同様に、配線膜でアライメント
パターン52aを形成し、その上に絶縁膜54を全面に
形成している。たとえ、この絶縁膜54がほとんど光を
透過しない膜であった場合でも、絶縁膜54にアライメ
ントパターン52aによる段差が現われており、この後
のホトリソ工程では、このアライメントパターン52a
に形成された絶縁膜段差をアライメントパターンとし
て、レーザー反射の散乱、回折光を検出して、露光装置
によるアライメントパターン認識及び位置合わせが可能
となる。
【0009】さらに、この形成されたアライメントパタ
ーンでマスクとの合わせ精度の測定について説明する。
この後、レジスト膜を塗布し、アライメントパターンに
よる絶縁膜の段差でマスクと合わせ、露光する。次に、
現像処理を行い、図5(c)の平面図に示すように、ア
ライメントパターンを囲むような帯状パターン56をレ
ジストで形成する。また、図5(c)に、絶縁膜に現わ
れた配線パターンによる段差部58、絶縁膜に現われた
アライメントパターンによる段差部60を示す。絶縁膜
に現われたアライメントパターンによる段差部60と帯
状パターン56との距離Xa、Xb、Ya、Yb(図5
(c)に示す)を測長する。マスク上では、Xa=X
b、Ya=Ybとなるようにしておけば、実測値のXa
−Xb、Ya−Ybの値が合わせずれを示し、どの方向
にどのくらい合わせずれがあるかわかり、マスクとの重
ね合わせ精度を測定することができる。
【0010】この合わせずれの値と、回路パターンが設
計通りに動作可能な許容範囲とを比べて、合わせずれの
値の方が大きければホトリソ工程の再処理を行い、小さ
ければ次の工程に進めるという判断をすることができ
る。この測定は、ショットごとに行えるのでシリコン基
板の面内での偏りを調べることもできる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、微細化が進む
につれ、配線間距離は小さくなり、その後の配線形成に
おけるホトリソ工程での解像不良による配線の断線を防
ぐため、絶縁膜54による段差をなくすように、以下の
ように平坦化処理をしている。まず、図4の(a)X−
X’間の断面形状である図4(b)に相当する断面図を
図5(a)に示す。シリコン基板50上に、配線膜でア
ライメントパターン52aを形成し、さらに、絶縁膜5
4を全面に形成している。この後、例えば化学機械研磨
(Chemical Mechanical Poli
shing;以下、単にCMPという)技術により平坦
化が行われる。しかし、図5(b)に示すように、アラ
イメントパターン52aの段差形状が絶縁膜54に現わ
れないため露光装置によるアライメントパターン認識及
び位置合わせができない。つまり、この後、回路パター
ン上にコンタクトホールを形成する場合、マスクとの位
置合わせができないという問題が起こる。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明のアライメントパターンの形成方法は、半導体基
板上に第1の膜で第1のパターンを形成し、前記第1の
パターン上に第1のパターンより面積が小さい第2のパ
ターンを第2の膜で形成し、前記半導体基板全面に第3
の膜を形成し、その後、全面にエッチング処理を行うこ
とにより、第2のパターンと第3の膜とで段差を形成す
ることを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、半導体基板として、シリコ
ン基板の場合として説明する。図1は本発明の第1実施
形態による製造方法の流れを示す断面形状フロー図であ
る。本発明の第1実施形態におけるアライメントパター
ンの形成方法について以下に説明する。
【0014】まず始めに、シリコン基板10に回路パタ
ーン形成領域とアライメントパターン形成領域を定義す
る。このシリコン基板10の表面上に熱酸化膜(図示し
ない)を5〜10nm全面に形成し、次に第1の膜とし
てCVD法(Chemical Vapor Depo
sition)による窒化膜(以下、単にCVD窒化膜
という)15をアライメントパターン形成領域に200
nm形成する。次に、ホトリソ及びエッチング工程によ
り、アライメントパターン形成領域にCVD窒化膜15
で第1のパターン15aを形成する。この状態を図1
(a)に示す。
【0015】次に、第2の膜としてCVD酸化膜20を
全面に500nm形成する。その後、ホトリソ及びエッ
チング工程により、CVD酸化膜20に回路パターン形
成領域にコンタクトホールパターン21を、アライメン
トパターン形成領域にはCVD酸化膜20で第2のパタ
ーン20aを第1のパターン15a上に形成する。この
状態を図1(b)に示す。
【0016】第2のパターン20aは、従来の露光装置
でアライメント位置が認識できる大きさで良い。従っ
て、第1のパターン15aは位置合わせに必要な余裕を
含めて第2のパターン20aが上に乗る大きさがあれば
良い。具体的に説明すると、この第2のパターン20a
は、略同一なn個(n≧2)のパターンから構成され、
各パターンの平面パターンは一辺がA[um]の正方形
で、各パターンの間隔がB[um]で、直線上に配置さ
れており、第2のパターン20aと第1のパターン15
aとの位置合わせに必要な余裕をC[um]とすれば、
第1のパターン15aの平面パターンを、長辺が{A×
n+B×(n−1)+C×2}[um]以上、短辺が
(A+C×2)[um]以上となる一つの長方形パター
ンであれば良い。例えば、ここではA=B=5、n=
3、C=1とすると、第1のパターン15aの平面パタ
ーンは、長辺が27um以上、短辺が7um以上の一つ
の長方形パターンであれば良いことになる。
【0017】次に、窒化チタン膜を全面に30nm形成
し、続いて第3の膜としてタングステン膜を全面に30
0nm形成し、この積層膜を積層配線膜22とする。こ
の状態を図1(c)に示す。その後、この積層配線膜2
2をエッチングする方法としてCMP技術による研磨を
用いる。
【0018】ここで、CMP技術については、例えば
「CMPのサイエンス(第1版)」(株式会社サイエン
スフォーラム)に詳細に公開されている。この刊行物に
よれば、酸化剤を含む砥液を用いると酸化膜に比べタン
グステン膜の方が研磨速度が速く、研磨レートの比(タ
ングステン膜/酸化膜)が、約120ある。また、タン
グステンの研磨については、上記刊行物に次の様に示さ
れている。
【0019】タングステン表面は、酸化剤によって酸化
される。タングステンが非常に硬い材料であるのに対
し、酸化されたものは非常に脆弱である。従って、砥粒
(例えばアルミナ)によって速やかに取り除くことがで
きる。この酸化剤によるタングステンの酸化と砥粒によ
る酸化物の除去が繰り返し行われることで、研磨でき
る。
【0020】このように、酸化剤である過酸化水素水を
含む砥液を用いて、回路パターン領域のCVD酸化膜2
0が露出するまで、上記CMP技術で全面を研磨処理す
ると、第3の膜であるタングステン膜が第2の膜である
酸化膜より研磨速度が速いため、第2のパターン20a
が積層配線膜22より突出した形状になる。また、回路
パターン領域には、タングステンプラグ23が形成され
る。この状態を図1(d)に示す。この場合には、図示
しないが、通常タングステンプラグ23に接続されるシ
リコン基板10には、シリコン基板10の不純物濃度よ
り高い濃度の不純物拡散層を形成している。
【0021】その後に、アルミ配線膜24を全面に50
0nm形成すると、図1(e)に示すようになる。この
後、アルミ配線膜24のパターニングためのホトリソ工
程において、第2のパターン20aによるアルミ配線膜
24の段差により形成されたアライメントパターンでマ
スクとの位置合わせを行うことができる。
【0022】この場合、積層配線膜22をタングステン
プラグ23形成のために用いたので、回路パターン領域
におけるCVD酸化膜20が露出するまで研磨している
が、次のような場合にも適用可能である。回路パターン
領域のCVD酸化膜20上に積層配線膜22を残して、
かつ第2のパターン20a部に段差を形成した状態で研
磨を止め、積層配線膜22に配線パターンを形成する場
合に、この配線パターン形成のホトリソ工程で、形成さ
れたアライメントパターンを使用することも可能であ
る。このように、積層配線膜22をタングステンプラグ
のみならず配線パターンとして利用する場合、さらに積
層配線膜22にて形成する配線パターンの厚さを確保し
たければ、第1のパターン15aの膜厚を必要に応じて
厚くすれば良い。このようにすれば、新たな配線膜形成
の工程を省くことができる。
【0023】さらに、積層配線膜22をタングステンプ
ラグ23形成のために用いたが、図1(b)の回路パタ
ーン領域におけるコンタクトホールパターンに代えて、
配線パターンを形成しても良い。
【0024】また、砥液に含まれる酸化剤として、過酸
化水素水以外にも硝酸鉄、過ヨウ素酸カリウムを使用し
ても良いことが、上記刊行物に示されている。
【0025】図2は本発明の第2実施形態による製造方
法の流れを示す断面形状フロー図である。本発明の第2
実施形態におけるアライメントパターン形成方法につい
て以下に説明する。
【0026】まず始めに、シリコン基板10に回路パタ
ーン形成領域とアライメントパターン形成領域を定義す
る。このシリコン基板10の表面上に熱酸化膜(図示し
ない)を5〜10nm全面に形成し、次に第1の膜とし
てCVD窒化膜15をアライメントパターン形成領域に
200nm形成する。次に、ホトリソ及びエッチング工
程により、アライメントパターン形成領域に、CVD窒
化膜15で第1のパターン15aを形成する。この状態
を図2(a)に示す。
【0027】次に、窒化チタン膜を全面に30nm形成
し、続いて第2の膜としてタングステン膜を全面に30
0nm形成し、この積層膜を積層配線膜30とする。こ
の後、ホトリソ及びエッチング工程で回路パターン形成
領域に配線パターン30bを、アライメントパターン形
成領域には積層配線膜30で第2のパターン30aを第
1のパターン15a上に形成する。この状態を図2
(b)に示す。ここで、第1のパターン15aと第2の
パターン30aの平面パターンの形状、大きさについて
は、第1の実施形態と同様に行う。
【0028】次に、第3の膜としてCVD酸化膜32を
700nm形成する。この状態を図2(c)に示す。こ
の後、配線パターン30b上に直接配線形成を行うた
め、この配線パターン30bを露出する必要がある。そ
のため、次にCVD酸化膜32をエッチングする方法と
して第1実施形態で説明したCMP技術による研磨を行
う。
【0029】第1実施形態で述べたように、酸化剤であ
る過酸化水素水を含む砥液を用いて、回路パターン領域
の積層配線膜30が露出するまで、上記CMP技術で全
面を研磨処理すると、第2実施形態でいう第2の膜であ
るタングステンの方が第3の膜である酸化膜より研磨速
度が速いため、第2のパターン30aがCVD酸化膜3
2より埋没した形状になる。この状態を図2(d)に示
す。
【0030】ここで、配線パターン30bより第2のパ
ターン30aの上面が低くなるのは、次のような理由に
よる。第2のパターン30aが露出してから配線パター
ン30bが露出するまで、CVD酸化膜32が第1のパ
ターン15aの膜厚分である200nm研磨される。そ
の間に第2のパターン30aも研磨されるが、上記した
ように、CVD酸化膜32よりタングステンである第2
のパターン30aの方が研磨速度が速いため、研磨終了
した時点で第2のパターン30aがCVD酸化膜32よ
り埋没した形状になる。よって、配線パターン30bよ
り第2のパターン30aの上面が低くなるのである。
【0031】その後に、アルミ配線膜34を全面に50
0nm形成すると、図2(e)に示すようになる。この
後、アルミ配線膜34をパターニングのためのホトリソ
工程において、第2のパターン30aによるアルミ配線
膜34の段差により形成されたアライメントパターンで
マスクとの位置合わせを行うことができる。
【0032】この場合、配線パターン30b上に直接配
線形成を行うため、回路パターン領域における配線パタ
ーン30bが露出するまで研磨しているが、次のような
場合にも適用可能である。回路パターン領域の配線パタ
ーン30b上にCVD酸化膜32を残して、かつ第2の
パターン30a部に段差を形成した状態で研磨を止め、
回路パターン領域のCVD酸化膜32にコンタクトホー
ルパターンを形成する場合に、このコンタクトホールパ
ターン形成のホトリソ工程で、形成されたアライメント
パターンを使用することも可能である。この場合、配線
パターン30b上のCVD酸化膜32の厚さをさらに確
保したければ、第1のパターン15aの膜厚を必要に応
じて厚くすれば良い。このようにすれば、新たな絶縁膜
形成の工程を省くことができる。
【0033】なお、アルミ配線膜34は第2のパターン
30aとの接続された状態となるが、第1のパターン1
5aが絶縁膜のため、アルミ配線膜34とシリコン基板
10が接続されることはない。また、この後のパターニ
ング工程により、第2のパターン30aと接続されたア
ルミ配線膜34部分を孤立パターンに形成して、その上
に絶縁膜を形成すれば、シリコン基板10への絶縁性は
確保できる。この点については、第1実施形態において
も同様に行うことができる。
【0034】第1実施形態又は第2実施形態において、
次のようなことも可能と言える。第2の膜と第3の膜と
でエッチング速度が異なればアライメントパターン形成
は可能なので、CVD酸化膜としたところを、シリコン
基板を酸化した膜、CVD窒化膜、CVD-BPSG
(BPSG:Boro Phospho Silica
te Glass)膜などにしても良い。また、第1の
パターン15aは、窒化膜に限らず、その他の絶縁膜
や、金属膜でも良い。金属膜とした場合には、シリコン
基板と接続される場合があるので、シリコン基板と接続
するときに有効である。シリコン基板の絶縁性を確保す
る場合は、第2実施形態で述べたように、第1のパター
ンに接続される配線膜部分を孤立パターンに形成すれば
良い。
【0035】さらに、研磨する配線膜は、上述した窒化
チタンとタングステンの積層膜に限らず、第1実施形態
でも述べたようにアルミ配線膜、銅配線膜などでも良
い。例えば、アルミ配線膜と酸化膜については、上記の
刊行物に、CMP研磨レートの比(アルミ配線膜/酸化
膜)が30〜100得られることが示されている。さら
に、上記第1実施形態及び第2実施形態のように下地が
酸化膜形成されたシリコン基板の場合に限らず、シリコ
ン基板に形成された素子上に絶縁膜を形成し、その後に
上記第1実施形態又は第2実施形態のように行っても良
い。
【0036】また、CMP技術は、半導体基板上の膜を
面内均一性良く研磨することが理想的であるが、異なる
膜種からなる面を研磨する場合には、上記したように砥
液と砥粒による研磨速度だけでなく、研磨パッドの硬さ
など、処理における条件により、上記したアライメント
パターンとなる段差の高さを調節できる。
【0037】次に、第1実施形態又は第2実施形態で形
成されるアライメントパターンでの、マスクとの合わせ
精度測定方法について、第1実施形態で説明したアライ
メントパターンを用いて以下に説明する。図3(a)
に、第1実施形態の説明で用いた図1(e)と同じ断面
形状図を示す。この後は、従来技術の欄で説明したよう
に、アルミ配線膜24上に、第2のパターン20aによ
る段差形状を有するアライメントパターンのすべてを囲
む、所定の幅を持った帯状パターン26aをレジストで
形成する。ここでは、回路パターン形成領域にも例とし
てレジストパターン26bを形成した。平面パターン図
を図3(c)に示す。X−X’間の位置の断面形状が図
3(b)に相当する。
【0038】図3(c)に示すように、第2のパターン
によるアルミ配線膜の段差部27を、形成されたアライ
メントパターンとして、このアライメントパターンとレ
ジストパターン26aとの距離Xa、Xb、Ya、Yb
を測長する。マスク上では、Xa=Xb、Ya=Ybと
なるようにしておけば、実測値のXa−Xb、Ya−Y
bから、どの方向にどのくらいマスクとの合わせずれが
あるかわかることになる。
【0039】従来技術の項で述べたように、この合わせ
ずれの値を測定することで、製品の良し悪しを決める重
要な判断が可能となる。
【0040】
【発明の効果】アライメントパターンを被覆する膜がC
MP技術などにより平坦化を行った場合、その後に光の
透過性のない膜を全面に形成した場合でも、本発明によ
り形成した段差形状を有するアライメントパターンの認
識ができ、ホトリソ工程において、マスクとの位置合わ
せができる。また、このアライメントパターンを用い
て、マスクとの位置合わせの精度を測定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるアライメントパタ
ーン形成方法を示す断面形状フロー図である。
【図2】本発明の第2実施形態によるアライメントパタ
ーン形成方法を示す断面形状フロー図である。
【図3】本発明の第1実施形態により形成されたアライ
メントパターンを用いた、マスクとの合わせ精度測定方
法を示す図である。
【図4】従来のアライメントパターンの形成方法と、マ
スクとの合わせ精度測定方法を示す図である。
【図5】従来のアライメントパターンの形成方法で、膜
の平坦化処理のある場合を示す図である。
【符号の説明】
10、50 シリコン基板 15a 第1のパターン 20、32 CVD酸化膜 20a、30a 第2のパターン 21 コンタクトホールパター
ン 22 積層配線膜 23 タングステンプラグ 24、34 アルミ配線膜 26a、56 帯状パターン 26b レジストパターン 27 第2のパターンによるア
ルミ配線膜の段差部 30b、52b 配線パターン 52a アライメントパターン 54 絶縁膜 58 絶縁膜に現われた配線パ
ターンによる段差部 60 絶縁膜に現われたアライ
メントパターンによる段差部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 9/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に第1の膜で第1のパター
    ンを形成する工程と、 前記第1のパターン上に第1のパターンより面積が小さ
    い第2のパターンを第2の膜で形成する工程と、前記半
    導体基板全面に第3の膜を形成する工程と、 全面にエッチング処理を行うことにより、第2のパター
    ンと第3の膜とで段差を形成することを特徴とするアラ
    イメントパターンの形成方法。
  2. 【請求項2】 前記第2のパターンは、略同一なn個
    (n≧2)のパターンから構成され、各パターンの平面
    パターンは一辺がAの正方形で、各パターンの間隔がB
    で、直線上に配置されており、該第2のパターンと前記
    第1のパターンとの位置合わせに必要な余裕をCとすれ
    ば、前記第1のパターンの平面パターンを、長辺が{A
    ×n+B×(n−1)+C×2}以上、短辺が(A+C
    ×2)以上となる一つの長方形パターンとすることを特
    徴とする請求項1記載のアライメントパターンの形成方
    法。
  3. 【請求項3】 前記第2の膜を絶縁膜に、前記第3の膜
    を金属系の膜にすることを特徴とする請求項1又は2記
    載のアライメントパターンの形成方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の膜を金属系の膜に、前記第3
    の膜を絶縁膜にすることを特徴とする請求項1又は2記
    載のアライメントパターンの形成方法。
  5. 【請求項5】 前記エッチング処理の方法として化学機
    械研磨(CMP)を用いることを特徴とする請求項1乃
    至4記載のいずれか一つのアライメントパターンの形成
    方法。
  6. 【請求項6】 前記化学機械研磨は前記第2の膜と前記
    第3の膜とで表面を脆弱にする速度が異なる成分を含む
    砥液を用いることを特徴とする請求項5記載のアライメ
    ントパターンの形成方法。
  7. 【請求項7】 前記砥液として、酸化剤を用いることを
    特徴とする請求項6記載のアライメントパターンの形成
    方法。
  8. 【請求項8】 前記請求項1乃至請求項7記載のいずれ
    か一つのアライメントパターンの形成方法であって、レ
    ジスト膜を全面に塗布する工程と、 前記形成された段差をアライメントパターンとして用い
    て、マスクと位置合わせする工程と、 露光、現像処理を行って、前記アライメントパターンの
    周囲にレジストパターンを形成する工程と、 前記アライメントパターンと前記レジストパターンとの
    距離を測長することを特徴とするマスクとの合わせ精度
    測定方法。
  9. 【請求項9】 前記レジストパターンが、前記アライメ
    ントパターンのすべてを囲む、所定の幅を持った帯状パ
    ターンであることを特徴とする請求項8記載のマスクと
    の合わせ精度測定方法。
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