JP3016174U - 家具等の転倒防止用止め金具 - Google Patents
家具等の転倒防止用止め金具Info
- Publication number
- JP3016174U JP3016174U JP1995003872U JP387295U JP3016174U JP 3016174 U JP3016174 U JP 3016174U JP 1995003872 U JP1995003872 U JP 1995003872U JP 387295 U JP387295 U JP 387295U JP 3016174 U JP3016174 U JP 3016174U
- Authority
- JP
- Japan
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- linear body
- fixing
- furniture
- screw
- end side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Connection Of Plates (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 地震等による箪笥や本棚等家具の転倒を防止
するために鎖や紐等を用いて壁や柱等に固定される家具
等の転倒防止用止め金具に係るものであって、上記止め
金具の固定部分における支持面積を大きくすることによ
り振動に伴う固定部分の浮き上がりや抜けがなく、加え
成形性や梱包性に優る家具等の転倒防止用止め金具を提
供する。 【構成】 剛性を有する金属を素材とした線状体Aの曲
折により一端部側に締結紐を固定するための固定部1を
設けるとともに他端部側にネジ切り込み部2を設け、上
記ネジ切り込み部2の基端部側に軸方向に対し直角方向
に向かう鍔部Bを設けるとともにこの鍔部Bの周縁部分
にネジ差し込み孔3を複数個設ける。
するために鎖や紐等を用いて壁や柱等に固定される家具
等の転倒防止用止め金具に係るものであって、上記止め
金具の固定部分における支持面積を大きくすることによ
り振動に伴う固定部分の浮き上がりや抜けがなく、加え
成形性や梱包性に優る家具等の転倒防止用止め金具を提
供する。 【構成】 剛性を有する金属を素材とした線状体Aの曲
折により一端部側に締結紐を固定するための固定部1を
設けるとともに他端部側にネジ切り込み部2を設け、上
記ネジ切り込み部2の基端部側に軸方向に対し直角方向
に向かう鍔部Bを設けるとともにこの鍔部Bの周縁部分
にネジ差し込み孔3を複数個設ける。
Description
【0001】
本考案は地震等に起因する家屋の振動に伴う箪笥や本棚等家具の転倒防止を目 的として鎖や紐等締結具を介して壁に固定するための家具等の転倒防止用止め金 具に係るものである。
【0002】
従来、この種の家具等の転倒防止用止め金具としてはL字金具やZ金具や伸縮 支え棒等が主として用いられているが、これらは取付作業が煩雑であり、また経 済性に難点を有することから、最近では図5に示すように真鍮や鉄のような剛性 を有する金属を素材とした線状体の曲折により一端部側に締結紐を固定すべき固 定部を設けるとともに他端部側に家具や壁への固定の用に供されるネジ状切り込 み部を設けてなるものが一般に使用されている。
【0003】
ところが、上記金属を素材とした線状体の曲折によるものはシンプルな構造、 ネジ込みによる固定等から取付作業性や経済性に優る反面、固定性に劣ることか ら大きな力が加わる震度6クラスの揺れに対してはネジ込み部分の浮き上がりの みに止まることなく、抜けてしまう場合があることから初期目的とする転倒防止 効果を奏することができないという課題を有していた。
【0004】 本考案は上記従来品の欠点を解消すべく考案されたものであって、取付作業が 簡単で、しかも経済性や固定性に優れた家具等の転倒防止用止め金具を提供せん とするものである。
【0005】
本考案は上記に鑑み考案されたものであって、真鍮や鉄のような剛性を有する 金属を素材とした線状体の曲折により一端部側に締結紐を固定すべき固定部を設 けるとともに他端部側にネジ状切り込み部を設け、上記ネジ状切り込み部の基端 部側近傍に軸方向に対し直角方向に張設する鍔部を設けるとともに該鍔部の周辺 部近傍にネジ差し込み孔を複数個穿設せしめてなることを特徴とする家具等の転 倒防止用止め金具である。
【0006】 上記線状体と鍔部とは該線状体の中間部近傍に係止突片を周設する一方、この 鍔部の略中央部に上記固定部を挿通すべき小孔を穿設するとともに該鍔部の一面 に該係止突片に係止すべき係止凹部を刻設し、上記係止突片への係止凹部の係止 により線状体に鍔部を着脱自在に装着せしめるようになしたものの使用が好まし い。
【0007】 また、上記線状体と鍔部との装着であるが、線状体の中間部近傍に螺条を螺設 する一方、鍔部の略中央部に螺条に螺着する螺孔を螺設し、上記螺条への螺孔の 螺着により着脱自在に装着するようになしても差し支えない。
【0008】 また、上記鍔部としては固定部の幅と直径を同じくする程度の大きさからなる 円盤状物や3〜5弁からなる花びら状物等が使用され、また、ネジ差し込み孔と しては該鍔部の周辺部近傍に等間隔を以て3〜5個穿設されている。
【0009】 本考案の家具等の転倒防止用止め金具は上記構成よりなるため、使用に際して は箪笥や本棚等家具の上部およびその近傍の壁部や柱等にネジ状切り込み部を鍔 部が当接するまでネジ込み、次いでネジ差し込み孔を介して上記鍔部をビス止め し、双方の固定部間を紐や鎖等からなる締結紐にて締結することにより固定され る。
【0010】
本考案の家具等の転倒防止用止め金具は真鍮や鉄のような剛性を有する金属を 素材とした線状体の曲折により一端部側に締結紐を固定すべき固定部を設けると ともに他端部側にネジ状切り込み部を設け、上記ネジ状切り込み部の基端部側近 傍に軸方向に対し直角方向に張設する鍔部を設けるとともに該鍔部の周辺部近傍 にネジ差し込み孔を複数個穿設せしめてなる構成よりなるため、止め金具の固定 部分における支持面積が大となり、家具の揺動に伴い止め金具の固定部分に掛か る力が従来の点から面へ均等に分散されることから全体として固定力が大となり 、ネジ部の浮き上がりや抜けが防止される。
【0011】
以下、本考案を図面に示す実施例について、更に詳細に説明すれば、図1およ び図2は本考案に係る家具等の転倒防止用止め金具の一実施例を示す斜視図およ び断面図を各々示すもので、図中、符号Aは真鍮や鉄のような剛性を有する金属 を素材とした線状体であって、一端部側に該線状体Aの曲折により締結紐を固定 すべき固定部1を設け、且つ他端部側にネジ状切り込み部2を設けるとともに上 記線状体Aの中間部近傍に係止突片4を周設してなるものである。
【0012】 図中、符号Bは上記線状体Aと同様に剛性を有する金属を素材とし、固定部1 の幅と直径を同じくする程度の大きさからなる円盤状の鍔部であって、周辺部近 傍にネジ差し込み孔3を等間隔を以て4個穿設するとともにその略中央部に上記 固定部1を挿通すべき小孔5と、上記係止突片4に係止すべき係止凹部6を各々 設けてなるものである。
【0013】 上記線状体Aと鍔部Bとは、固定部1に小孔5を挿通し,係止突片4に係止凹 部6を係止することにより着脱自在に装着されている。
【0014】 次に、図3は本考案に係る家具等の転倒防止用止め金具の他の実施例を示す断 面図であって、上記線状体Aと鍔部Bとが該線状体Aの中間部近傍に螺設された 螺条7への該鍔部Bの略中央部に螺設された螺孔8の螺着により着脱自在に装着 されているものである。
【0015】 尚、図4は本考案の家具等の転倒防止用止め金具の使用状態を示すもので、箪 笥や本棚等家具Cの上部およびその近傍の壁部や柱等Dにネジ状切り込み部2を 鍔部Bが当接するまでネジ込み、次いでネジ差し込み孔3を介して上記鍔部Bを ビス止めにより固定して双方の固定部1、1間を紐や鎖等締結紐Eにて締結する ことにより固定されている。
【0016】
以上より明らかなように、本考案に係る家具等の転倒防止用止め金具は真鍮や 鉄のような剛性を有する金属を素材とした線状体の曲折により一端部側に締結紐 を固定すべき固定部を設けるとともに他端部側にネジ状切り込み部を設け、上記 ネジ状切り込み部の基端部側近傍に軸方向に対し直角方向に張設する鍔部を設け るとともに該鍔部の周辺部近傍にネジ差し込み孔を複数個穿設せしめてなる構成 よりなるため、止め金具の固定部分における支持面積が大となり、家具の揺動に 伴い止め金具の固定部分に掛かる力が従来の点から面へ均等に分散されることが ら全体として固定力が大となり、これに伴いネジ部の浮き上がりや抜けが防止さ れ、更には、線状体と鍔部とを着脱自在に装着させることにより成形性、梱包性 経済性等も合わせ向上せしめられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る家具等の転倒防止用止め金具の一
実施例を示す斜視図である。
実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案に係る家具等の転倒防止用止め金具の一
実施例を示す断面図である。
実施例を示す断面図である。
【図3】本考案に係る家具等の転倒防止用止め金具の他
の実施例を示す断面図である。
の実施例を示す断面図である。
【図4】本考案に係る家具等の転倒防止用止め金具の使
用状態を示す一部欠截斜視図である。
用状態を示す一部欠截斜視図である。
【図5】従来品の断面図を示すものである。
A 線状体 B 鍔部 E 締結紐 1 固定部 2 ネジ状切り込み部 3 ネジ差し込み孔 4 係止突片 5 小孔 6 係止凹部 7 螺条 8 螺孔
Claims (3)
- 【請求項1】 真鍮や鉄のような剛性を有する金属を素
材とした線状体Aの曲折により一端部側に締結紐Eを固
定すべき固定部1を設けるとともに他端部側にネジ状切
り込み部2を設け、上記ネジ状切り込み部2の基端部側
近傍に軸方向に対し直角方向に張設する鍔部Bを設ける
とともに該鍔部Bの周辺部近傍にネジ差し込み孔3を複
数個穿設せしめてなることを特徴とする家具等の転倒防
止用止め金具。 - 【請求項2】 上記線状体Aの中間部近傍に係止突片4
を周設し、鍔部Bの略中央部に上記固定部1を挿通すべ
き小孔5を穿設するとともに該鍔部Bの一面に該係止突
片4に係止すべき係止凹部6を刻設し、上記係止突片4
への係止凹部6の係止により線状体Aに鍔部Bを着脱自
在に装着せしめてなることを特徴とする請求項1記載の
家具等の転倒防止用止め金具。 - 【請求項3】 上記線状体Aと鍔部Bとが該線状体Aの
中間部近傍に螺設された螺条7への該鍔部Bの略中央部
に螺設された螺孔8の螺着により着脱自在に装着されて
いることを特徴とする請求項1記載の家具等の転倒防止
用止め金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995003872U JP3016174U (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 家具等の転倒防止用止め金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995003872U JP3016174U (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 家具等の転倒防止用止め金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3016174U true JP3016174U (ja) | 1995-09-26 |
Family
ID=43151710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995003872U Expired - Lifetime JP3016174U (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 家具等の転倒防止用止め金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3016174U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102216861B1 (ko) * | 2020-07-08 | 2021-02-17 | 김태훈 | 가구의 전도방지장치 |
-
1995
- 1995-03-23 JP JP1995003872U patent/JP3016174U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102216861B1 (ko) * | 2020-07-08 | 2021-02-17 | 김태훈 | 가구의 전도방지장치 |
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