JP3016068U - 自動車用の排気ガス中和浄化装置 - Google Patents

自動車用の排気ガス中和浄化装置

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JP3016068U
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neutralization
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water
acetic acid
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JP1995003390U
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全浩 白
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戸塚 比登美
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排出される排気ガスを根本的に中和浄化する
ことにより排気ガスに含まれる有害ガスを著しく除去さ
せることができるとともに、極めて低廉に製作し得る自
動車用の排気ガス中和浄化装置を提供する。 【構成】 第一排気ガス中和浄化装置2は、中和水Lを
蒸気化させる蒸化室12と、排気ガスGの圧力で回転し
貯水槽16より注水された中和水Lを前記蒸化室12内
に供給する風車15と、フィルタ18とを具備して成る
ことを特徴とする。更に第二排気ガス中和浄化装置3
は、酢酸が含浸される中和酢酸体7が具備されるととも
に、容器本体23と、この容器本体23内に入れられた
濾過砂炭24及び中和廃水25と、これら濾過砂炭24
及び中和廃水25の上方に張設される細網砂炭棚26と
から成る中和廃水筒8が具備されることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の目的】 【産業上の利用分野】
本考案は自動車等の排気管から排出される有害ガスを清浄化する装置に関する ものである。
【0002】
【考案の背景】
自動車エンジンから排出される排気ガスには、窒素酸化物NOx 、炭化水素H C、一酸化炭素CO、硫黄酸化物SO、及びディーゼルエンジンに関してはこの 他、黒煙(すす)等のパティキュレートなどの有害性ガスが成分に含まれる。 このような有害性ガスを含んだ排気ガスは例えば炭化水素HCや窒素酸化物N Ox が大気中で化学反応を起こし、オゾンO3 を生じさせるなどの大気汚染を発 生させるとともに、生命体や物体等に各種の弊害を生じさせる。 このため年々排気ガス規制は厳しくなる傾向にあり、燃料の高級化燃焼実験や 数多くの排気ガス浄化装置の開発も行われている。 排気ガス浄化装置としては、排出されるガスを複雑な通路を流通させ、各遮壁 に衝突させて気体中の不純粒子を吸着させる物理的作用によって排気ガスを清浄 化させている。
【0003】 更に具体的に述べると、黒煙ガス浄化用としては「白金」と「ファリヤドーム 」を触媒に使用する二つの技術に大別されるが未だ未完全な技術状態である。 すなわち排気ガスを特殊触媒コーティングされたフィルタに通過させ濾過させ て黒煙を除去しながらNOx やSO等も除去するときに限って相応な技術として 評価できるが、現状では製作コストも高くなり、効果もあまり期待するものが製 作できない状態となっているのである。
【0004】
【開発を試みた技術的事項】
本考案はこのような背景からなされたものであって、排出される排気ガスを根 本的に中和浄化することにより排気ガスに含まれる有害ガスを著しく除去させる ことができるとともに、極めて低廉に製作し得る新規な自動車用の排気ガス中和 浄化装置の開発を試みたものである。
【0005】
【考案の構成】 【目的達成の手段】
すなわち請求項1記載の自動車用の排気ガス中和浄化装置は、中和水を蒸気化 させる蒸化室と、排出された排気ガスの圧力で回転し貯水された中和水を前記蒸 化室内に供給する風車が設けられた和水室と、この和水室に中和水を給水する貯 水槽と、前記蒸気化された中和水と混合された排気ガスが通過する個所に設けら れるフィルタとを具備して成ることを特徴として成るものである。
【0006】 また請求項2記載の自動車用の排気ガス中和浄化装置は、酢酸が含浸される酢 酸マットと、この酢酸マットに酢酸を流通させるための氷酢酸を保持するための 氷酢酸筒とが設けられた中和酢酸体が具備されるとともに、容器本体と、この容 器本体内に入れられた濾過砂炭及び中和廃水と、これら濾過砂炭及び中和廃水の 上方に張設される細網砂炭棚とから成る中和廃水筒が具備されることを特徴とし て成るものである。 これら考案により前記目的を達成しようとするものである。
【0007】
【考案の作用】
請求項1記載の自動車用の排気ガス中和浄化装置によれば、和水室には貯水槽 から注水された中和水が一定水位で貯水されている。そして風車は、自動車の排 気管に接続された接続管から排出されてくる排気ガスの圧力で回転され、和水室 内の中和水を蒸化室内に汲み出す。 蒸化室では和水室から供給された中和水を加熱体により熱し蒸気化しており、 この蒸化室を通過する排気ガスはこの蒸気化した中和水と混合される。この中和 水と混合された排気ガスは、貯水槽やその他の和水室の壁に衝突し、自重により 中和水へ落下したり、フィルタに向かってフィルタにより濾過されて排出される 。従ってこの排出される排気ガスは有害ガスが除去された清浄なガスとして排出 される。
【0008】 請求項2記載の自動車用の排気ガス中和浄化装置によれば、中和廃水筒に排出 される排気ガスは、細網砂炭棚を通過したり、中和廃水、濾過砂炭、または中和 酢酸体の酢酸マットに含浸される酢酸や酢酸マットから流下した酢酸と触れる。 このため排気ガス中の有害ガス成分が吸収され、二次、三次に瞬間的に中和・濾 過されて有害ガスが除去された清浄なガスとなって外気に放出される。
【0009】
【実施例】
以下本考案の自動車用の排気ガス中和浄化装置1を図示の実施例に基づいて説 明する。図1〜3に示すものは、請求項1に記載する自動車用の排気ガス中和浄 化装置(以下、第一排気ガス中和浄化装置2と呼称する)と、請求項2に記載す る自動車用の排気ガス中和浄化装置(以下、第二排気ガス中和浄化装置3と呼称 する)とを組み合わせて実施したものである。なおこれら第一排気ガス中和浄化 装置2と第二排気ガス中和浄化装置3とをそれぞれ独立して実施することも可能 である。また本考案においては、これら第一排気ガス中和浄化装置2及び第二排 気ガス中和浄化装置3の前後を、排気ガスGが送られてくる側を前方とし、排気 される側を後方とする。
【0010】 まず第一排気ガス中和浄化装置2について説明する。第一排気ガス中和浄化装 置3は、排気ガスGと中和水Lの水蒸気とを混合させる蒸気混合本体4と、この 蒸気混合本体4の前方に設けられ自動車Mの既存の排気管Maの終端に接続され る接続管5とから成る。
【0011】 蒸気混合本体4について説明する。蒸気混合本体4は中間付近に設けられる区 画段11を境として前方の蒸化室12と後方の和水室14とに大別される。 蒸化室12は、底部に電熱線13aが配された加熱体13を有し、和水室14 から供給される中和水Lを蒸気化させる。なおこの加熱体13は例えば車両に搭 載される発電機等に接続され稼働させるものである。
【0012】 次に和水室14は、汲翼板15aを放射状に取り付けた風車15が回転自在に 設けられるとともに、上方にはこの和水室14内に中和水Lを常時少量ずつ注水 するための貯水槽16が設けられている。そしてこの貯水槽16の上部には、自 動車Mの車両に搭載されたラジエタ予備水筒(図示省略)に接続される供給管1 6aが設けられている。なお貯水槽16を図示されるものと比べて大容量として おけば、ラジエタ予備水筒から供給管16aにより水を供給するような構成は必 要とせず、上部にキャップを設けここから人手により適宜水を注水するようにし てもよい。また和水室14下方には貯水槽16から注水された中和水Lが常に一 定水位となるように、余剰の中和水Lを排出するための余水管17が設けられて いる。そして和水室14の後端の筒部には板状のフィルタ18が設けられている 。
【0013】 次に第二排気ガス中和浄化装置3について説明する。第二排気ガス中和浄化装 置3は、前記第一排気ガス中和浄化装置2に接続される連結管6と、この連結管 6の後端の排気口6a付近に設けられ、酢酸が含浸される中和酢酸体7と、この 中和酢酸体7の更に下方に設けられる中和廃水筒8とから成っている。 以下これら部材について説明する。
【0014】 まず連結管6は、湾曲したほぼテーパ円筒状の管で、前記第一排気ガス中和浄 化装置2の後端に連結具6bにより排気口6aが下方に位置するように取り付け られる。
【0015】 次に中和酢酸体7について説明する。中和酢酸体7は、上部に氷酢酸筒21a が設けられた放気板21と、この放気板21の下方に張設される平板形状をした 酢酸マット22とから成る。 氷酢酸筒21aには氷酢酸が載置されるもので、この氷酢酸が溶解した酢酸は 氷酢酸筒21aから下方の酢酸マット22に流出し、酢酸マット22は酢酸が含 浸される状態となる。
【0016】 次に中和廃水筒8について説明する。中和廃水筒8は、図4に示すように上部 が開放した円筒容器状の容器本体23と、この容器本体23内に入れられた濾過 砂炭24及び中和廃水25と、これら濾過砂炭24及び中和廃水25の上方に張 設される細網砂炭棚26とから成る。 そしてこの中和廃水筒8は、連結管6の排気口6aを内部に臨ませた状態で掛 止棒27により排気口6aと中和廃水筒8とを貫通してこの排気口6aにかけら れ、掛止片28により止められている。なおこのような中和廃水筒8の取付手法 のほか、例えば複数のバッキングを具えた円形バンド帯等を連結管6あるいは中 和廃水筒8に巻回して設けておき、バッキングを中和廃水筒8あるいは連結管6 に具えた係止片に引っかけて取り付ける構造を採るなど、連結管6等と中和廃水 筒8とを適宜の着脱自在な構成としておくことが可能である。
【0017】 本考案は以上のようにして成りこれを使用するときには、まず和水室14には 貯水槽16から中和水Lが注水された中和水Lが一定水位で貯水されている。そ して風車は、自動車Mの排気管Maに接続された接続管5から排出されてくる排 気ガスGの圧力で、図1において矢印方向に回転している。この回転する風車の 汲翼板15aにより和水室14内の中和水Lが蒸化室12内に汲み出されている 。 蒸化室12では和水室14から供給された中和水Lを加熱体13により熱し、 蒸気化している。従ってこの蒸化室12を通過する排気ガスGはこの蒸気化した 中和水Lと混合される。この中和水Lと混合された排気ガスGは、貯水槽16や その他の和水室14の壁に衝突し、自重により中和水Lへ落下したり、フィルタ 18に向かってフィルタ18により濾過されて排出される。
【0018】 フィルタ18を濾過した比較的清浄な排気ガスGは、連結管6を通り排気口6 aから中和廃水筒8に排出される。するとこの排気ガスGは、細網砂炭棚26を 通過したり、中和廃水25、濾過砂炭24、または酢酸マット22に含浸される 酢酸や酢酸マット22から流下した酢酸と触れることにより有害ガス成分が吸収 され、二次、三次に瞬間的に濾過されて外気に放出される。
【0019】
【考案の効果】
請求項1記載の自動車用の排気ガス中和浄化装置によれば、排気ガスGが蒸化 室12で蒸気化した中和水Lと混合され、自重により落下したり、フィルタ18 により濾過されることにより大気を汚染しない。 また蒸化室12への中和水Lの供給は排気ガスGの圧力を利用するため、排気 ガスGが出ていないときに無駄に中和水Lを供給することもない。また更に別途 風車の駆動源を設けたりする必要もないし、ランニングコストもかからない。 そしてこの装置に請求項2記載の排気ガス中和装置を組み合わせれば排気ガス の浄化が一層促進される。
【0020】 請求項2記載の自動車用の排気ガス中和浄化装置によれば、中和廃水筒8に排 出される排気ガスGは、細網砂炭棚26を通過したり、中和廃水25、濾過砂炭 24、または中和酢酸体7の酢酸マット22に含浸される酢酸や酢酸マット22 から流下した酢酸と触れる。このため排気ガスG中の有害ガス成分が吸収され、 二次、三次に瞬間的に中和・濾過されて有害ガスが除去された清浄なガスとなっ て外気に放出される。従って大気汚染や動植物に害を与える等の問題が生じるの を減少させる。 また特にこの装置は既存の車両に簡単に後付けできる点で好ましい。またこの 装置の前段に請求項1記載の装置を設ければ排気ガスの浄化が一層促進され、好 ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排気ガス中和浄化装置を自動車の排気
管に接続した実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の排気ガス中和浄化装置の縦断側面図で
ある。
【図3】同上中和酢酸体を取り除くとともに一部破断し
て示す平面図である。
【図4】第二排気ガス中和浄化装置を示す縦断背面図で
ある。
【図5】本発明の他の二種の実施例を示す縦断側面図で
ある。
【符号の説明】
1 排気ガス中和浄化装置 2 第一排気ガス中和浄化装置 3 第二排気ガス中和浄化装置 4 蒸気混合本体 5 接続管 6 連結管 6a 排気口 6b 連結具 7 中和酢酸体 8 中和廃水筒 11 区画段 12 蒸化室 13 加熱体 13a 電熱線 14 和水室 15 風車 15a 汲翼板 16 貯水槽 16a 供給管 17 余水管 18 フィルタ 21 放気板 21a 氷酢酸筒 22 酢酸マット 23 容器本体 24 濾過砂炭 25 中和廃水 26 細網砂炭棚 27 掛止棒 28 掛止片 G 排気ガス L 中和水 M 自動車 Ma 排気管

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中和水を蒸気化させる蒸化室と、排出さ
    れた排気ガスの圧力で回転し貯水された中和水を前記蒸
    化室内に供給する風車が設けられた和水室と、この和水
    室に中和水を給水する貯水槽と、前記蒸気化された中和
    水と混合された排気ガスが通過する個所に設けられるフ
    ィルタとを具備して成ることを特徴とする自動車用の排
    気ガス中和浄化装置。
  2. 【請求項2】 酢酸が含浸される酢酸マットと、この酢
    酸マットに酢酸を流通させるための氷酢酸を保持するた
    めの氷酢酸筒とが設けられた中和酢酸体が具備されると
    ともに、容器本体と、この容器本体内に入れられた濾過
    砂炭及び中和廃水と、これら濾過砂炭及び中和廃水の上
    方に張設される細網砂炭棚とから成る中和廃水筒が具備
    されることを特徴とする自動車用の排気ガス中和浄化装
    置。
JP1995003390U 1995-03-22 1995-03-22 自動車用の排気ガス中和浄化装置 Expired - Lifetime JP3016068U (ja)

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