JP3014272U - 水道蛇口又はシャワーヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部から内部の水質状況を観察することがで
きるばかりでなく、水温の指示と警報の機能を有し、又
水温が高すぎる場合には音声ＩＣが音響又は言語の警告
を発することで熱湯による火傷を防止できる蛇口又はシ
ャワーヘッドを提供することにある。 【構成】 主として蛇口又はシャワーヘッドの一部又は
全部をＰＣの透明プラスチックで製作される。その透明
部分の表面の適当なところには液晶温度指示紙が貼りつ
けられ、その上に透明の薄い保護膜を塗布される。又そ
の上に温度制御の音声ＩＣを設けられる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本発明は一種の水道蛇口又はシャワーヘッドに関するもので、特に一種の水道 蛇口又はシャワーヘッドの外部から直接内部の水質の状況を観察し、且つ水温を 探知して警告を発することのできる水管構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の水道蛇口又はシャワーヘッド構造は金属製とプラスチック製に拘らず、 すべて不透明であり、蛇口を開けない限り蛇口内部に泥や錆が付着しているかど うかは分からない。たとえ蛇口を開けて水を放出してから上記のような汚物が含 まれている事が分かっても已に時遅く、水は已におなかに入っているか或いは食 べ物に入ってしまって処理する方法がないのが実情である。そのうえ水の流出が 速い時は汚物の存在はなかなか発覚しないものである。又従来の蛇口やシャワー ヘッドは水温を測ることができないので、水温の熱い時などは子供はもとより大 人もよく火傷を起こすことがある。

【０００３】 この外従来の蛇口の出口の口径は一定していて、一定サイズのホースしかつけ られない。しかし、現在市販のホースには三種類の規格があり、而もその差は一 般の人には余り知られておらず、往々にして、合うつもりで買ったホースが使え ないと言うことがよく起こる。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案者は、従来の水道蛇口やシャワーヘッド構造が実際の使用に当たって、 水の放出前にその温度と清浄度を知る事ができず、又出水口が単一寸法である為 単一規格のホースしか使えない等の欠点を改良すべく、多年に亘るこの方面の経 験を生かした苦心研究の結果ついに一種の斬新な水道蛇口又はシャワーヘッドを 考案するに至ったものである。

【０００５】 本考案の主な目的は一種の水道蛇口又はシャワーヘッドで、その蛇口又はシャ ワーヘッドの少なくとも一部分が透明で、この透明部分から直接管内の水質を目 視観察できるものを提供することである。

【０００６】 本考案の次の目的は一種の水道蛇口又はシャワーヘッドで、温度検知及び温度 指示の機能を有し、常時内部の流水温度の状態を知ることができるものを提供す ることである。

【０００７】 本考案のもう一つの目的は、一種の水道蛇口又はシャワーヘッドで、一つの温 度制御の音声ＩＣを有し、水温が高い時に音声警告を発する機能を有するものを 提供することである。

【０００８】 本考案の更に一つの目的は一種の水道蛇口又はシャワーヘッドで、その蛇口の 出水口が三つの異なった外径を有する接管から成るものを提供することである。

【課題を解決するための手段】

【０００９】 上記の目的を達成する為、主として、本考案による蛇口又はシャワーヘッドは 蛇口又はシャワーヘッドの一部又は全部をＰＣの透明プラスチックで製作したも ので、透明部の表面の適当なところに温度指示液晶紙を貼りつけ、その上に薄い 透明保護層を塗布したものである。

【００１０】 又／或いはその上に温度制御の音声ＩＣを設け、本考案を使用する時は、蛇口 又はシャワーヘッドの外部から内部の水質の状況を観察できるばかりでなく、水 温を読み取ることもできる。又水温が高すぎる場合は音声ＩＣによって音響又は 言語による警告を発するので、使用者の火傷を防止することができる。

【００１１】 この外本考案は蛇口の出水口は三種の異なった寸法の接管から成っている為、 市販の如何なる規格のホースも取り付けられるので、実用性が極めて高い。

【００１２】

【作用】

水道蛇口又はシャワーヘッドは透明のプラスチック部分を有しているので管内 の水の状態を目視観察することが可能である。透明のプラスチック部分の適当な 位置に貼りつけた温度指示液晶紙により使用している水温を読み取ることもでき る。又、特に水温が高すぎる場合は音声ＩＣによって音響又は言語による警告を 発するので、使用者の火傷を防止することができる。

【００１３】

【実施例】

本考案の形状、構造及び功用等を更に深く了解して頂くため、以下図面によっ て好ましい実施例を挙げて詳しく説明する。

【００１４】 図１から図４に示す如く、本考案の実施例による水道蛇口又はシャワーヘッド は、主として、蛇口１０又はシャワーヘッド２０の一部又は全部をＰＣの透明プ ラスチック原料で製作したものである。

【００１５】 透明部１の表面の適当なところには一つの温度指示液晶紙２が貼りつけられて おり、その上に更に一層の薄い透明保護膜４を被覆して上記透明部１と温度指示 液晶紙２を一体に連結する。又／或いは蛇口１０上に一つの温度制御音声ＩＣ装 置３（図５に示す回路のように、熟知の構造であるので、ここでは贅述しない。 ）を設け、当該音声ＩＣ装置３の温度制御スイッチ３１を蛇口１０の表面に貼り つけて、随時蛇口内の水温を測ることができると共に、音声ＩＣ３２及び拡声器 ３３を作動させる。

【００１６】 上述の如く、本蛇口又はシャワーヘッドは、使用時、蛇口１０又はシャワーヘ ッド２０の透明部１から内部を流れている水に泥や鉄錆があるか否かを直接観察 することができ、或いは上記によって水に変色を来たした場合もその状況を察知 することができる。又上記の温度指示液晶紙２の色の変化によって水の温度を知 ることができ、水温の指示及び制御又は水の清浄度の警告に非常に効果がある。 又本考案は水温が一定値を越えた時音声ＩＣ３が自動的に音声又は言語の警告を 発する事ができるので、使用者の火傷を防止することができる。

【００１７】 この外、本考案は蛇口１０の出口１１の外径は市販の各種規格のホースに取り 付けられるように、三つの異なった寸法の接管になっているので本考案の実用性 を更に高くしている。

【００１８】

【考案の効果】

上記の如く本考案の「水道蛇口又はシャワーヘッド」は従来の蛇口又はシャワ ーヘッドの欠点を確実に改良し、管内を流れる水の水質を観察できるばかりでな く、水温の指示や警報機能を有し、又出水口の特殊設計により、如何なる規格の ホースも取りつけられるものである。

【００１９】 上記実施例は本考案の水道蛇口又はシャワーヘッドを説明するために示した一 部分の実施例に過ぎず、この技術に熟達したものは、その細部の構造や形状を適 当に変化させることができるが、これらの変化は本発明の精神及び範囲内に含ま れるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による部分的に透明な場合の実施例を示
す図である。

【図２】本考案による全体的に透明な場合の実施例を示
す図である。

【図３】図２の線Ａ−Ａに沿った断面図である。

【図４】本考案の別の実施例を示す図である。

【図５】本考案の実施例にに使用される音声ＩＣ回路を
示す図である。

【符号の説明】

１ 透明部 ２ 温度指示液晶紙 ３ 温度制御音声ＩＣ装置 ４ 透明保護膜 １０ 蛇口 １１ 蛇口の出口 ２０ シャワーヘッド ３１ 温度制御スイッチ ３２ 音声ＩＣ ３３ 拡声器

【手続補正書】

【提出日】平成７年１月９日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 水道蛇口又はシャワーヘッドの一部又は
   全部をＰＣの透明プラスチック原料で製作完成し、透明
   部表面の適当なところに一枚の温度指示液晶紙を貼りつ
   け、更にその上に透明の薄層保護膜を塗布するか、又／
   或いはその上に一つの温度制御音声ＩＣを設けることを
   特徴とする水道蛇口又はシャワーヘッド。
2. 【請求項２】 その中の蛇口出水口の外径が三種の異な
   った寸法の接管から成っていることを特徴とする請求項
   １記載の水道蛇口又はシャワーヘッド。