JP3014149B2 - 移動通信システムにおける干渉低減方法 - Google Patents
移動通信システムにおける干渉低減方法Info
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- JP3014149B2 JP3014149B2 JP3401291A JP3401291A JP3014149B2 JP 3014149 B2 JP3014149 B2 JP 3014149B2 JP 3401291 A JP3401291 A JP 3401291A JP 3401291 A JP3401291 A JP 3401291A JP 3014149 B2 JP3014149 B2 JP 3014149B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線システムのうち、特
に送信出力が可変なシステムにおいて、システム全体の
干渉の度合いを低減させたり、呼損率を低減させること
を特に全体の制御管理局を設けなくても簡単に行なうこ
とが可能なシステムを提供する。
に送信出力が可変なシステムにおいて、システム全体の
干渉の度合いを低減させたり、呼損率を低減させること
を特に全体の制御管理局を設けなくても簡単に行なうこ
とが可能なシステムを提供する。
【0002】
【従来の技術】簡便に干渉を回避するための従来技術と
して、特開昭61−244137号公報に記載のよう
に、干渉のあるなしによってチャネルの使用優先度を変
更する方法がある。これはチャネル使用時には干渉が検
出されず、使用優先度の高いものから割り当てていくと
いうものである。
して、特開昭61−244137号公報に記載のよう
に、干渉のあるなしによってチャネルの使用優先度を変
更する方法がある。これはチャネル使用時には干渉が検
出されず、使用優先度の高いものから割り当てていくと
いうものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、周波
数軸方向または時間軸方向にしかチャネルの割り振りが
行なわれておらず、地理的な割り振りが行なわれていな
かった。従って、干渉の低減は可能でも、一時的に多数
の移動局が一つのエリア内に集まった場合、既定値以下
の呼損率を保つことは困難であった。
数軸方向または時間軸方向にしかチャネルの割り振りが
行なわれておらず、地理的な割り振りが行なわれていな
かった。従って、干渉の低減は可能でも、一時的に多数
の移動局が一つのエリア内に集まった場合、既定値以下
の呼損率を保つことは困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、周波数軸方向だけでなく、地理
的な方向についても考慮し、干渉の度合いによって送信
出力を変化し、システム全体の干渉の度合いを低減さ
せ、また、各エリアに位置登録されている移動局等の台
数に応じて送信出力を可変することによって一定の呼損
率を保つといったことが達成される。
に、本発明においては、周波数軸方向だけでなく、地理
的な方向についても考慮し、干渉の度合いによって送信
出力を変化し、システム全体の干渉の度合いを低減さ
せ、また、各エリアに位置登録されている移動局等の台
数に応じて送信出力を可変することによって一定の呼損
率を保つといったことが達成される。
【0005】
【作用】送信出力を増減することにより、各エリアの影
響範囲を変化させることによって、干渉を低減する。ま
た各エリア内に登録されている移動局または基地局の数
に対応して、送信出力を変化させることによって呼損の
割合を一定値以下に留めることができる。
響範囲を変化させることによって、干渉を低減する。ま
た各エリア内に登録されている移動局または基地局の数
に対応して、送信出力を変化させることによって呼損の
割合を一定値以下に留めることができる。
【0006】
【実施例】図1に本発明の干渉低減方法の一実施例を示
す。
す。
【0007】初期状態として、各基地局の使用周波数は
同一またはランダムに設定する。また、各基地局および
各移動局の送信周波数も同一またはランダムに設定す
る。
同一またはランダムに設定する。また、各基地局および
各移動局の送信周波数も同一またはランダムに設定す
る。
【0008】各移動局は待機時または通話要求時もしく
は通話中に、干渉状況を検出し、登録基地局に通知す
る。
は通話中に、干渉状況を検出し、登録基地局に通知す
る。
【0009】各基地局は、移動局より干渉ありまたはチ
ャネルが空いていないとの通知を受けた場合、その干渉
状況(例えば受信電界強度の強さ)または干渉ありとの
報告の回数または単位時間当たりの干渉ありとの報告の
回数のいずれかまたはそれらの複数条件の組合せによっ
て送信出力を低くする。
ャネルが空いていないとの通知を受けた場合、その干渉
状況(例えば受信電界強度の強さ)または干渉ありとの
報告の回数または単位時間当たりの干渉ありとの報告の
回数のいずれかまたはそれらの複数条件の組合せによっ
て送信出力を低くする。
【0010】この際に、位置登録エリアが変更になる移
動局がでる可能性がある。
動局がでる可能性がある。
【0011】もし、急激に基地局の送信出力を下げる
と、多数の移動局が位置登録をやりなおすことになる。
従って、基地局は送信出力を下げる際には、一度に下げ
ずに少しずつ下げる方が好ましい。そうすることによ
り、再位置登録をするタイミングが分散されるため、コ
ンテンションの可能性を減らすことができる。
と、多数の移動局が位置登録をやりなおすことになる。
従って、基地局は送信出力を下げる際には、一度に下げ
ずに少しずつ下げる方が好ましい。そうすることによ
り、再位置登録をするタイミングが分散されるため、コ
ンテンションの可能性を減らすことができる。
【0012】ところで、位置的に送信出力を下げて、エ
リアを小さくしても干渉が避けられない基地局が存在す
る可能性がある。
リアを小さくしても干渉が避けられない基地局が存在す
る可能性がある。
【0013】この場合には、送信出力が予め定められた
値以下になった場合には、送信周波数を変える。
値以下になった場合には、送信周波数を変える。
【0014】あまりに送信出力が小さくなった基地局
は、そのエリアも極めて小さくなっており、存在価値が
小さくなってしまうばかりでなく、傘下の移動局がすこ
し移動しただけでハンドオ−バ−をしてしまうため、有
線回線のトラフィク量が大きくなる可能性が高い。従っ
て、この場合には送信周波数を変更し、送信出力を大き
くすることによって、そのエリアを大きくする。その際
には、干渉の最も小さい周波数を選択する。
は、そのエリアも極めて小さくなっており、存在価値が
小さくなってしまうばかりでなく、傘下の移動局がすこ
し移動しただけでハンドオ−バ−をしてしまうため、有
線回線のトラフィク量が大きくなる可能性が高い。従っ
て、この場合には送信周波数を変更し、送信出力を大き
くすることによって、そのエリアを大きくする。その際
には、干渉の最も小さい周波数を選択する。
【0015】また、移動局の待機時または通話時に、一
定時間の間、他のエリアの干渉がない場合には、送信出
力を上げてエリアを拡大することも考えられる。
定時間の間、他のエリアの干渉がない場合には、送信出
力を上げてエリアを拡大することも考えられる。
【0016】以上干渉回避の一実施例について述べた。
【0017】ところで、この送信出力を増減させる別な
パラメ−タとして、位置登録された移動局の台数が考え
られる。この一実施例を図2に示す。ちなみに、図2の
201〜206の中の立方体の高さは各エリアに位置登
録された移動局または固定局の台数を示している。これ
は例えば特定の基地局に多数の移動局が接続要求を出し
た場合、呼損率が一気に上昇する。これを防ぐために、
一定数以上の移動局が位置登録した場合には、基地局の
送信出力を下げて、傘下の移動局の台数を規定の呼損率
を満たすまで減らすことができる。また、これとは反対
に傘下の移動局の台数が一定数以下になった場合には、
送信出力を上げて規定の呼損率を満たす程度まで、エリ
アを拡大することもできる。
パラメ−タとして、位置登録された移動局の台数が考え
られる。この一実施例を図2に示す。ちなみに、図2の
201〜206の中の立方体の高さは各エリアに位置登
録された移動局または固定局の台数を示している。これ
は例えば特定の基地局に多数の移動局が接続要求を出し
た場合、呼損率が一気に上昇する。これを防ぐために、
一定数以上の移動局が位置登録した場合には、基地局の
送信出力を下げて、傘下の移動局の台数を規定の呼損率
を満たすまで減らすことができる。また、これとは反対
に傘下の移動局の台数が一定数以下になった場合には、
送信出力を上げて規定の呼損率を満たす程度まで、エリ
アを拡大することもできる。
【0018】この送信出力の増減は位置登録した移動局
の台数を固定せずに、台数に応じて段階的にまたは連続
的に変化させることも可能である。
の台数を固定せずに、台数に応じて段階的にまたは連続
的に変化させることも可能である。
【0019】以上、本発明の実施例について述べた。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば送信出力を増減すること
により、各エリアの影響範囲を変化させることによっ
て、干渉を低減する。また各エリア内に登録されている
移動局または基地局の数に対応して、送信出力を変化さ
せることによって呼損の割合を一定値以下に留めること
ができる。
により、各エリアの影響範囲を変化させることによっ
て、干渉を低減する。また各エリア内に登録されている
移動局または基地局の数に対応して、送信出力を変化さ
せることによって呼損の割合を一定値以下に留めること
ができる。
【図1】本発明の出力可変による干渉低減の一実施例で
ある。
ある。
【図2】本発明の出力可変による各エリア毎の呼量の平
均化の一実施例である。
均化の一実施例である。
101…各基地局の配置、102、103、104…基
地局、105、106…送信周波数、107、108、
109…各基地局の影響範囲
地局、105、106…送信周波数、107、108、
109…各基地局の影響範囲
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 洋一 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所戸塚工場内 (72)発明者 桑原 弘 東京都西多摩郡羽村町神明台二丁目1番 1号 国際電気株式会社羽村工場内 (72)発明者 占部 健三 東京都西多摩郡羽村町神明台二丁目1番 1号 国際電気株式会社羽村工場内 (56)参考文献 特開 平2−192231(JP,A) 特開 平3−117040(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/26 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38
Claims (1)
- 【請求項1】複数の基地局と上記複数の基地局と通信を
行う複数の移動局とを有する移動通信システムにおける
干渉低減方法において、 上記移動局は、上記複数の基地局のいずれかに位置登録
し、その位置登録がなされた登録基地局に対して上記登
録基地局との通信に使用するチャネルの干渉状況を上記
登録基地局に通知し、 上記登録基地局は、上記登録基地局に位置登録している
各移動局から送信された上記干渉状況に基づき、送信電
力を制御し、 上記送信電力が規定値以下になった場合には、上記登録
基地局は移動局と通信を行う通話周波数を変更する こと
を特徴とする干渉低減方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3401291A JP3014149B2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 移動通信システムにおける干渉低減方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3401291A JP3014149B2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 移動通信システムにおける干渉低減方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04273622A JPH04273622A (ja) | 1992-09-29 |
JP3014149B2 true JP3014149B2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=12402510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3401291A Expired - Fee Related JP3014149B2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 移動通信システムにおける干渉低減方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3014149B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101641737B1 (ko) | 2009-12-31 | 2016-07-21 | 에릭슨 엘지 주식회사 | 캐리어 주파수 대역 또는 세그먼트를 할당 변경하는 방법 및 펨토형 기지국의 송신 전력을 관리하는 방법 |
KR101667870B1 (ko) * | 2015-01-28 | 2016-10-19 | 김재남 | 수동 믹서기 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2901562B2 (ja) * | 1997-01-22 | 1999-06-07 | 日本電気移動通信株式会社 | 最適トラフィックチャネルの割り当てシステムおよび方法 |
US7653357B2 (en) * | 2005-08-22 | 2010-01-26 | Toshiba America Research, Inc. | Access point interference control and selection methods |
GB0725051D0 (en) * | 2007-12-21 | 2008-01-30 | Fujitsu Lab Of Europ Ltd | Communications system |
-
1991
- 1991-02-28 JP JP3401291A patent/JP3014149B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101641737B1 (ko) | 2009-12-31 | 2016-07-21 | 에릭슨 엘지 주식회사 | 캐리어 주파수 대역 또는 세그먼트를 할당 변경하는 방법 및 펨토형 기지국의 송신 전력을 관리하는 방법 |
KR101667870B1 (ko) * | 2015-01-28 | 2016-10-19 | 김재남 | 수동 믹서기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04273622A (ja) | 1992-09-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |