JP3013792U - 健康ネクタイ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 保温効果があり、健康を増進する効果のあ
り、且つ、作成の容易な健康ネクタイの提供。 【構成】 防寒性、治癒性を改善するために、少なくと
も一部部分にカーボン材、カーボン繊維又はグラファイ
ト繊維などの炭素素材を配置した健康ネクタイ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、病気を治療し健康を増進する装身具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来から、病気を治療したり健康を増進するための装身具は、多数知られてい る。磁気ネックレスや磁気腕輪等の磁気装身具は古くから知られ、最近では実開 昭５９−５５５４４号公報や特開平１−２４９０７０号公報の磁石を使用した鉢 巻きや懐炉のような装着具、および特開昭６３−５７０６１号公報や特開平１− １５５８０３号公報の遠赤外線放射性の靴や懐炉の様な装着具が知られている。 一方、炭素素材の利用も注目されており、実開昭５７−１２０６３号公報や実 開平２−６８８６４号公報にマットや寝具として開示されている。さらに、金紙 や銀紙の片を患部に貼付する治療材なども利用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする問題点】

従来の、磁気ネックレスや磁気腕輪等の磁気装身具は、素材が高価であり、病 気を治療し健康を増進する効果が弱く効能発生も遅い。磁石を使用した装着具も 磁力線を利用するものであるが、同様に効果が弱く効能発生も遅く、治療効能の 範囲も限られている。遠赤外線放射性の装着具は、素材がセラミックや無機化合 物なので成形加工が困難で、効能持続期間も比較的短い。炭素素材を使用した装 身具として具体的な製品は、未だ開発されていない。さらに、金紙銀紙片を患部 に貼付する治療材は、効果を上げるためには毎日貼付しなければならず煩雑であ り、貼付する場所のツボを探すのも困難である。 すなわち、従来、素材が高価であったり病気を治療し健康を増進する効果が弱 く効能発生も遅く、治療効能の範囲も狭く、素材によっては成形加工が困難で、 効能持続期間も比較的短く使用が煩雑で困難であるなど、種々の問題点が認識さ れていた。 本考案者は、炭素素材の利用による健康増進効果、発熱保温効果に着目してネ クタイに利用することにより、より一層の効果の発揮されることを見い出した。

【０００４】

【問題点を解決するための手段】

本考案は、前記した従来の多くの問題点を解決するためになされたもので、炭 素素材を用いることによって、病気を治療し健康を増進する効果が強く効能発生 速度も速く、治療効能の範囲も広く、成形加工が容易で、効能持続期間も長くて 使用が簡易である、新規で実用性が高い装身具を開示するものである。 本考案者は、新しい素材の炭素素材に着目し健康装身具に応用することを着想 し、あわせて、適切な製品を種々検討思考してネクタイで具現化した。ネクタイ は、日常使用する装身具の代表的なものであるし、身体の主要部の首と腹に接す るものであり、健康装身具として最適である。

【０００５】 本考案は、装身具としてのネクタイの生地にカ−ボン材を収納した健康ネクタ イ、生地にカ−ボン繊維を使用した健康ネクタイ、又は生地にグラファイト繊維 を使用した健康ネクタイで構成される。 本考案では、カーボン素材として炭素粉末などの粉末、粒状又は薄片状のカー ボン材、カーボン繊維又はグラファイト繊維を使用する。 炭素素材は、古くから病気を治療し健康を増進する効果効能を有するのではな いかと思われていた。 即ち、焼き焦がして表面を炭化した建材を使用したり、住居の床下に木炭を埋 めたりすることがあった。焚き火のあとの炭片に小動物が集まって来ることも、 知られていた。また、木炭の、食品に対する防腐作用や脱臭効果もよく知られて いる。このような炭素の特異な性質は、何に由来するのか未だ明らかにされてい ないが、炭素は遠赤外線を放射し、電子を取り込み負に帯電して還元性を呈し、 炭素に極く微量含まれる放射性同位体のＣ１４が放射線を放射し、炭素粉の表面 物性により脱臭性を有し、この様な炭素の特異な性質は“カ−ボンパワ−”と称 されるべきものである。このカ−ボンパワ−に起因すると推量される炭素の病気 を治療し健康を増進する効果は、効果が強く効能発生速度も速く、治療効能の範 囲も広く、効能持続期間も長くて、非常に有用であると認識される。 しかしながら、前記した様に病気を治療し健康を増進する効果効能がまだ充分 利用されてないし、装身具として具体的なものは、開発されていなかった。

【０００６】 本考案の考案者は、この炭素の特異な性質に着目して、病気を治療し健康を増 進する効果を応用すべく、装身具を考案した。装身具としてネクタイを利用すれ ば、日常使用するものなので常時着用でき、首部に巻き付く部分や、胸部や腹部 に接する部分に炭素素材を用いれば、いわゆる首部や胸部や腹部のツボに炭素素 材が当接し効果的である。 炭素素材としては、活性炭素粉や木炭片やカ−ボンウイスカ−等のカ−ボン材 および、カ−ボン繊維やグラファイト繊維等の繊維類が使用される。グラファイ ト繊維は、カ−ボン繊維をさらに熱処理したものである。 ネクタイへの炭素素材の使用形態としては、活性炭素粉や木炭片をネクタイの 表裏の布の間に挟み込んだり収納袋を設けて収納縫合したり、カ−ボン繊維やグ ラファイト繊維を織り込んだり編み込む形態がとりうる。 炭素素材の使用箇所は、ネクタイの全面でもよいが、首部に巻き付く部分や胸 部に接する部分に使用するのが好適である。

【０００７】

【作用】

ネクタイに炭素素材を一体化したので、炭素素材が放射する遠赤外線や炭素素 材が呈する還元性や放射性同位体のＣ１４の放射線等により、首部や腹部のツボ を通じて人体の新陳代謝が促進され、併せて血行が浄化増進され、それらによっ て、肩凝りや胃痛や眼精疲労等の症状を軽減でき、また、気力や精力を高揚でき 健康を維持増進することができる。また、炭素素材の脱臭性により首部の汗によ る臭いを脱臭することもできる。

【０００８】

【実施例】

次に、図面に示す実施例に基いて本考案に係わるネクタイについて説明する。 図１および図２は、本考案に係わるネクタイを説明する斜視図であり、図１は ネクタイ本体１の首部に巻き付く個所２に、カ−ボン材部分が設けられている。 図２は腹部に接する個所３に、カ−ボン材部分が設けられている。 本考案に係わる健康ネクタイの効能を実証するための実験例を、以下に記載す る。本考案の次の三種のネクタイを用いて実験を行った。 （Ａ）首部に巻き付く部分に、活性炭素粉を収納した健康ネクタイ （Ｂ）首部に巻き付く部分の繊維に、カ−ボン繊維を使用した健康ネクタイ （Ｃ）首部に巻き付く部分の繊維に、グラファイト繊維を使用した健康ネクタイ ａ：肩凝り ｂ：頭痛 ｃ：気力や精力の高揚 ＊実験結果は人体の自覚症状で確認： ◎：症状が軽減 ○：症状がやゝ軽減 ☆：気力や精力が高揚 ◇：気力や精力がやゝ高揚 −：効果なし

【０００９】

【考案の効果】

以上のように、本考案に係る健康ネクタイは、炭素素材を使用することにより 病気を治療し健康を増進する効果が強く効能発生も速い。治療効能の範囲も広く 、作成が容易で、効能持続期間も長くて使用が簡易である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係わるネクタイを説明する平面図であ
る。

【図２】本考案に係わるネクタイを説明する平面図であ
る。

【符号の説明】

１ ネクタイ本体 ２ ネクタイ本体の、首部に巻き付く個所に設けられた
カ−ボン材部分 ３ ネクタイ本体の、腹部に接する個所に設けられたカ
−ボン材部分

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 生地にカ−ボン材を収納した健康ネクタ
   イ。
2. 【請求項２】 生地にカ−ボン繊維を使用した健康ネク
   タイ。
3. 【請求項３】 生地にグラファイト繊維を使用した健康
   ネクタイ。