JP3013741U - 液圧ジャッキの一方向バルブ - Google Patents

液圧ジャッキの一方向バルブ

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JP3013741U
JP3013741U JP1995000118U JP11895U JP3013741U JP 3013741 U JP3013741 U JP 3013741U JP 1995000118 U JP1995000118 U JP 1995000118U JP 11895 U JP11895 U JP 11895U JP 3013741 U JP3013741 U JP 3013741U
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annular slot
inlet
hydraulic jack
valve
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JP1995000118U
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茂雄 洪
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茂雄 洪
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液圧ジャッキの作動液を清浄に保ち、安全に
作動できる液圧ジャッキの一方向バルブを提供すること
を目的とする。 【構成】 円筒状バルブの筒身に環状スロット11を設
け、環状スロット11周壁と端面にL字形流入口12を
設け、流入口12入口部123にカップ状ストレナー1
5を備え、筒身上部端面の小孔と下部端面の内部に安全
弁を有する洩液孔13とを貫通して設け、環状スロット
11周壁に貫通する安全弁孔136を備え、筒身中央部
を貫通する流出口14を設け、作動液を送出する一方向
バルブ1を構成し、ストレナー15で貯液槽より液路、
液圧ポンプ及び圧力シリンダ等に流通する作動液に含ま
れる塵埃等を濾過するようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、液圧ジャッキにおいて、作動液の流通を一方向に制御するバルブに 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常の液圧ジャッキは、貯液槽とシリンダの間に一方向バルブが設けられ、こ れを介して作動液が貯液槽からポンプ、シリンダへ流入するのが制御されている 。更に、この一方向バルブを介して液圧ポンプのハンドルを押圧することによっ て、作動液がシリンダに送り込まれ、ピストンを駆動、昇降するものである。
【0003】 従来の液圧ジャッキの一方向バルブは、作動液を貯液槽から液圧ポンプにより 圧力シリンダへ一方向に送出する機能を備え、更に洩液孔を設けた安全弁を備え 、液圧ジャッキがオーバーロードの場合、作動液が洩液孔より貯液槽へ回送され 、シリンダ等の暴発を防止する構成になっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の液圧ジャッキの一方向バルブにおいては、構成は単純であり、作動液の 流入、流出に関して貯液槽からの作動液に混入している塵埃等が液圧ポンプや圧 力シリンダに入らない安全装置がないので、長時間の使用で、液路やシリンダの 中に塵埃等が堆積し、延いては液路を塞ぎ、シリンダ等の損傷を招き、これらは 外観上からは探知することが難しく、不具合を知らずにいてシリンダ等が暴発を 起こす恐れがあり、人身の殺傷の危険につながることになる。
【0005】 本考案は、一方向バルブの作動液の流入口にストレナーを設け、作動液が貯液 槽から液圧ポンプに至る途中で塵埃等を濾過するようにして、前記従来の一方向 バルブの問題点を解消しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
液圧ジャッキの作動液を制御するバルブにおいて、円筒状一方向バルブの筒身 に環状スロットを設け、この環状スロット周壁と筒身上部端面とに一方向バルブ を備えたL字形流入口を設け、この流入口の入口部にカップ状ストレナーを備え 、筒身上部端面の小孔と内部に安全弁を有する下部端面よりの洩液孔とを貫通し て設け、更に環状スロット周壁と貫通して安全弁孔を構成し、筒身中央部を貫通 する一方向バルブを備えた流出口を設けたことを特徴とする。
【0007】 カップ状ストレナーは、網状部の直径が流入口の入口部内径より小さく、入口 部の段階状スロットにその鍔を固設し、環状スロットに平坦な面を形成する。 流入口の出口部にストップボールとスプリングを設け、一方向バルブを構成し 、作動液を単一方向に制御するようにする。 洩液孔の内部にはストップボールをバネ圧の強いスプリングで圧着し、C字形 リングとオイルシールを備えたスクリューエレメントの締め付け具合で圧着力を 調整し、環状スロットに貫通する安全弁孔を設け、安全弁を構成する。
【0008】 流出口の内部にストップボールとスプリングを設け、一方向バルブを構成し、 作動液を単一方向に制御するようにする。
【0009】
【作用】
液圧ジャッキの作動液を制御するバルブにおいて、円筒状一方向バルブの筒身 に環状スロットを設け、この環状スロット周壁と筒身上部端面とにL字形流入口 を設け、その流入口の入口部の段階状スロットにカップ状ストレナーの鍔を固設 し、貯液槽から液圧ポンプに送られる作動液を濾過するようにする。 筒身上部端面の小孔と下部端面よりの洩液孔とを貫通し、更に環状スロット周壁 とを貫通して安全弁孔を設け、洩液孔の内部にストップボールをバネ圧の強いス プリングでC字形リングとオイルシールを備えたスクリューエレメントの締め付 け具合で圧着力を調整して小孔に圧着して安全弁を構成する。液圧ポンプの圧力 が異常に高くなった時、作動液は小孔を通って洩液孔内のスプリングを圧縮し、 安全弁孔より貯液槽に流出して作動液の圧力を制御する。 筒身中央部を貫通した流出口の内部に、ストップボールをスプリングで筒身上部 に圧着して一方向バルブを構成し、作動液は液圧ポンプより圧力シリンダへ単一 方向に送られるようになる。
【0010】
【実施例】
図1は本考案の一方向バルブの分解斜視図、図2は外観斜視図、図3は流入口 と安全弁との断面図、及び図4は本考案の一方向バルブを実装した液圧ジャッキ の部分断面図である。 図示の如く、一方向バルブ1は液圧ジャッキに設置され、貯液槽3の作動液は 一方向バルブ1を通って液圧ポンプ2に吸入される。液圧ポンプ2上部にあるハ ンドルを上昇することで、作動液はストレナー15を通って吸入され、液圧ポン プ2に流入し、ハンドルを下降することで、一方向バルブ1の流出口14を流出 して、圧力シリンダ4に注入され、ピストン41を駆動して、ピストン41は上 昇し、揚上作業を遂行するものである。
【0011】 本考案の一方向バルブ1は、円筒状を呈し、筒身下部に環状スロット11を設 け、環状スロット11の周壁と筒身上部端面との間にL字形の流入口12と、筒 身上部端面と下部端面とを貫通し、中間部で環状スロット11とに貫通するT字 形の安全弁をその内部に構成する洩液孔13を有する。また、筒身中央部には上 、下部端面を貫通する流出口14を有するものである。
【0012】 流入口12の入口部123に段階状スロット120を設け、カップ状で網状部 の直径は入口部123の内径より小さいストレナー15の鍔が嵌合し、ストレナ ー15は一定の位置に固設され、ストレナー15の前面が環状スロット11の周 壁に平坦な面を形成する。流入口12の出口部は筒身上部端面に開口し、内部に ストップボール121とスプリング122を備え、作動液を貯液槽3から液圧ポ ンプ2の単一方向に流通するように制御している。
【0013】 洩液孔13は筒身上部端面に小さな孔を有し、常時は作動液を止めるストップ ボール131が筒身下部端面より圧縮力の強いスプリング132によって小さな 孔に押し付けられている。スプリング132はC字形リング133とオイルシー ル134を備えたスクリューエレメント135で締め付けられ、ストップボール 131を押し付け、スクリューエレメント135の締め付け具合で安全弁として の作動液の圧力を調整できるように設けられている。洩液孔13の中間部に環状 スロット11の周壁に開けられた安全弁孔136より作動液が貯液槽3に回送さ れるようになっている。
【0014】 流出口14は円筒状一方向バルブ1の中央部を貫通し、筒身上部端面の液圧ポ ンプ2側にストップボール141を設け、ストップボール141は筒身下部端面 の圧力シリンダ4側から、比較的弱いバネ圧力のスプリング142によって液圧 ポンプ2側に圧着され、作動液が液圧ポンプ2の作動で、液圧ポンプ2より圧力 シリンダ4の単一方向に流通するように制御されるようになっている。
【0015】 以上のように一方向バルブ1にストレナー15を組み込み液圧ジャッキを構成 し、作動液は貯液槽3から液圧ポンプ2の作動によって、一方向バルブ1に吸入 され、環状スロット11よりストレナー15を通って液圧ポンプ2に吸入される 。その際、ストレナー15によって貯液槽3中の作動液に含まれている塵埃等が 自動的に濾過され、液圧ポンプ2及び圧力シリンダ4に紛れ込まないようになる 。塵埃等が濾過された作動液が液路、液圧ポンプ2及び圧力シリンダ4等に流入 されるので、これ等を塞ぐことなく、液圧ジャッキを安全に長時間作動すること ができる。特に、安全弁の洩液孔13の小さな孔を塵埃等で塞がれることがない ので、仮に液圧ジャッキが過負荷状態になっても、自動的に安全弁が開き、作動 液が貯液槽3に回送されるので、圧力シリンダ4等が暴発するような予想外の事 故を防ぐことができる。
【0016】
【考案の効果】
本考案は、液圧ジャッキの一方向バルブにストレナーを設けたことにより、作 動液に含まれる塵埃等が濾過されるので、液路が塞がれることがなく、液圧ポン プ及び圧力シリンダ等の損傷を防ぎ、安全に稼働できる効果を発揮する。特に安 全弁の確実な作動をもたらすので、液圧ジャッキの不測の事故を防止する顕著な 効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一方向バルブの分解斜視図である。
【図2】本考案の一方向バルブの外観斜視図である。
【図3】本考案の一方向バルブの流入口と安全弁との断
面図である。
【図4】本考案の一方向バルブを実装した液圧ジャッキ
の部分断面図である。
【符号の説明】
1 一方向バルブ 11 環状スロット 12 流入口 123 入口部 13 洩液孔 136 安全弁孔 14 流出口 15 ストレナー

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液圧ジャッキの作動液を制御するバルブ
    において、円筒状一方向バルブの筒身に環状スロットを
    設け、該環状スロット周壁と筒身上部端面とに一方向バ
    ルブを備えたL字形流入口を設け、該流入口入口部にカ
    ップ状ストレナーを備え、筒身上部端面の小孔と内部に
    安全弁を有する下部端面よりの洩液孔とを貫通して設
    け、前記環状スロット周壁に貫通する安全弁孔を備え、
    筒身中央部を貫通する一方向バルブを備えた流出口を設
    けたことを特徴とする液圧ジャッキの一方向バルブ。
  2. 【請求項2】 前記カップ状ストレナーは、網状部直径
    が流入口入口部内径より小さく、入口部の段階状スロッ
    トにその鍔を固設し、環状スロットに平坦面を形成する
    請求項1記載の液圧ジャッキの一方向バルブ。
  3. 【請求項3】 前記流入口出口部にストップボールとス
    プリングを設け、一方向バルブを構成し、作動液を単一
    方向に制御する請求項1記載の液圧ジャッキの一方向バ
    ルブ。
  4. 【請求項4】 前記洩液孔内部にストップボールをバネ
    圧の強いスプリングで圧着し、C字形リングとオイルシ
    ールを備えたスクリューエレメントの締め付け具合で圧
    着力を調整し、環状スロットに貫通する安全弁孔を設
    け、安全弁を構成する請求項1記載の液圧ジャッキの一
    方向バルブ。
  5. 【請求項5】 前記流出口内部にストップボールとスプ
    リングを設け、一方向バルブを構成し、作動液を単一方
    向に制御する請求項1記載の液圧ジャッキの一方向バル
    ブ。
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