JP3013694U - よりとりオモリ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スピニングリールの宿命である道糸のよりを
水の抵抗を利用して取りほぐし、糸のもつれなどのトラ
ブルを防ぐための釣り道具を提供する。 【構成】 金属棒（１）の一端にオモリ（３）と二枚の
スクリュウ状の羽（２）をつけた本体（５）を取り付け
る。反対側の端に道糸を結ぶための丸い輪（４）を設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、水の低抗を利用して道糸のよりをほぐしとる釣り用具に関わるも のである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より道糸先端に鉄棒状のスティクを取り付けて投げ入れ、糸よりを取るも のがあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。 （イ）道糸の素材自体がもつている復元力を利用したもので復元力の弱いソフト タイプの道糸にはあまり効果が無く、投げ入れる操作を何度も繰り返す必要 がある。 （ロ）操作中にどの程度よりが取れているのか目で確かめることができない。 本考案は、これらの欠点を解決するために考案されたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

金属棒（１）の一端にオモリ（３）と二枚のスクリュウ状の羽（２）をつけた本 体（５）を取り付ける。反対側の端に道糸を結ぶための輪（４）を設ける。 本考案は、以上のような構成よりなるよりとりオモリである。

【０００５】

【作用】

スクリュウ状の羽根（２）の作用で本体（５）が糸よれの向きと反対に回るた めよれが戻る。水の抵抗で、一投するだけで確実によりを取り去ることができる 。

【０００６】

【実施例】 以下、本案の実施例について説明する。 （イ）金属棒（１）の一端に、オモリ（３）とスクリュウ状の羽（２）のついた 本体（５）を、固着させ一体化する。 （ロ）スクリュウ状の羽は、本体がナマリ側から見て左回転するように対称に二 枚とり付ける。 （ハ）オモリと反対側の端に輪（４）を設ける。 本案は以上のような構造で、これを使用するときは、スピニングリール本体か らの道糸を輪（４）に直結する。釣竿でこれを遠くへ投げ入れる。道糸と釣竿が 一直線になるよう竿先を下げてリールを巻き取る。十分によりが取れたら竿先を 高く掲げ、本体（５）を水面まで浮かせてスクリュウ状の二枚の羽の横腹に水面 の抵抗を当てて滑らせ回転力をおさえる。

【０００７】

【考案の効果】

どのような高価格、高品質の道糸でもスピニングリールを使っている限り、糸 のよれから逃れることは出来ない。しかも、仕掛けのもつれや道糸のトラブルの ほとんどが道糸のよれに起因している。一度投げ入れ巻き取るだけで簡単により を無くすることができ、羽が二枚で対照についているので竿先を上げて回転力を おさえることも出来る。次回の釣行のため、釣りの終わりに装着し操作すること で毎回快適な釣りができる。また道糸のトラブルが減るため、道糸の寿命もなが くする事ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面図である。

【図２】本考案の平面図である。

【図３】本考案の右側面図である。

【図４】本考案の左側面図である。

【符号の説明】

１ 金属棒 ２ スクリュウ状の羽 ３ オモリ ４ 輪 ５ 本体

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】先端に道糸をくくりつける輪（４）を設け
   た金属棒（１）の端に、スクリュウ状の羽（２）とオモ
   リ（３）を装着した本体（５）を設け本体と金属棒がと
   もに回転するよう一体化したよりとりオモリ。