JP3013546U - 除塵機用キャリアチェーン - Google Patents

除塵機用キャリアチェーン

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JP3013546U
JP3013546U JP1995000381U JP38195U JP3013546U JP 3013546 U JP3013546 U JP 3013546U JP 1995000381 U JP1995000381 U JP 1995000381U JP 38195 U JP38195 U JP 38195U JP 3013546 U JP3013546 U JP 3013546U
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link plates
collar
dust remover
carrier chain
holes
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JP1995000381U
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則一 内田
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Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd
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Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保守などにおける取扱が容易であり、かつ、
リンクプレートの耐久性を向上させることが出来る除塵
機用キャリアチェーンを提供する。 【構成】 一対のリンクプレート(11)、(11)の
多数組を順次に連結して構成された除塵機用キャリアチ
ェーンであり、塵芥掻き揚げ用バケット(3)を固定す
るボルト(13)がリンクプレート(11)、(11)
の孔(11c)、(11c)に挿通され、一対のリンク
プレート(11)、(11)の間には、これらリンクプ
レートの間隔を維持するカラー(16)がボルト(1
3)に外嵌する状態で介装され、しかも、カラー(1
6)の両端部(16b)、(16b)は、ボルト(1
3)よりも大径の孔(11c)、(11c)に嵌入され
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、除塵機用キャリアチェーンに関するものであり、詳しくは、保守な どにおいて取扱が容易であり、かつ、耐久性に優れた取水路用除塵機のキャリア チェーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
発電所、LNG基地、浄水場などで海水や河川水を取水する際には、水中の塵 芥を除去するため、取水路において所謂スクリーン装置と称する除塵機が使用さ れる。斯かる除塵機は、例えば、実公平6−40661号公報、実開平6−14 3号公報に記載されており、概略、図2及び図3に示す様な構造を備えている。 図2は、除塵機の一例を示す全体側面図であり、図3は、除塵機に使用されてい る従来のキャリアチェーンの一部を示す正面図である。
【0003】 すなわち、除塵機は、図2に示す様に、水面の上方に位置させられるヘッドス プロケット(2)と水中に浸漬させられるフットスプロケット(4)とに無端状 に巻回された左右一対のキャリアチェーン(1)、(1)と、これらキャリアチ ェーン(1)、(1)の間に架け渡され且つ当該キャリアチェーンに沿って等間 隔で配置された塵芥掻き揚げ用の複数のバケット(3)、(3)…と、上昇側の バケット(3)、(3)…の背面側に位置する様に平行かつ並列に垂直配置され た多数のバーラック(5)、(5)…とから構成される。
【0004】 上記の除塵機においては、ヘッドスプロケット(2)の駆動に伴うキャリアチ ェーン(1)、(1)の循環により、バケット(3)、(3)…がバーラック( 5)、(5)…に沿って上昇し、バーラック(5)、(5)…にて補足された水 中の塵芥を当該バケットに収容する。そして、バケット(3)によって引き上げ られた塵芥は、ヘッドスプロケット(2)においてキャリアチェーン(1)、( 1)と共にバケット(3)が反転する際、例えば、水門上に設けられたトラフ( 6)に排出される。
【0005】 また、除塵機に使用されるキャリアチェーン(1)は、図3に示す様に、対向 配置された左右一対のリンクプレート(11)、(11)の多数組をピン(15 )を用いて順次に連結して構成され、上記バケット(3)は、例えば、2本のボ ルト(13)、(13)を使用し、当該バケットの側板(3a)をリンクプレー ト(11)の側面に締結して取り付けられる。そして、各一対のリンクプレート (11)、(11)の間には、これらの間隔を維持するためのカラー(14)、 (14)が上記ボルト(13)、(13)に外嵌する状態で介装される。なお、 図中の符号(15)は、上記の各スプロケット(2)、(4)が歯合するローラ を示す。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来のキャリアチェーンにおいて、上記カラー(14)は、ボルト の挿通によってのみリンクプレート(11)、(11)の間隙に介装されている ため、例えば、装置の保守などの際にボルト(13)を取り外すと直ちに外れて しまい、その結果、水路中に落下する怖れある。また、バケット(3)支持用の ボルト(13)は、リンクプレート(11)、(11)に穿孔された孔に直接挿 通されているため、斯かるボルト(13)を介してリンクプレート(11)、( 11)にバケット(3)の荷重が掛かる構造となっている。従って、リンクプレ ート(11)の孔の磨耗が著しく、徐々に長孔に変形し、その結果、バケット( 3)において振動や騒音が発生するという問題もある。
【0007】 本考案は、上記の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、各一対のリ ンクプレートの間隙を維持するカラーの係合構造を改良することにより、保守な どにおける取扱が容易であり、かつ、リンクプレートの耐久性を向上させること が出来る除塵機用キャリアチェーンを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するため、本考案は、対向配置された左右一対のリンクプレー ト(11)、(11)の多数組を順次に連結して構成された除塵機用キャリアチ ェーンであって、塵芥掻き揚げ用のバケット(3)を固定するボルト(13)が リンクプレート(11)、(11)の孔(11c)、(11c)に挿通され、か つ、一対のリンクプレート(11)、(11)の間には、これらリンクプレート の間隔を維持するカラー(16)がボルト(13)に外嵌する状態で介装され、 しかも、カラー(16)の両端部(16b)、(16b)は縮径され、かつ、こ れら両端部(16b)、(16b)は、ボルト(13)よりも大径にリンクプレ ート(11)、(11)に穿孔された孔(11c)、(11c)に嵌入されてい ることを特徴とする。
【0009】
【作用】
一対のリンクプレートとこれらの間に介装されたカラーは、その両端部がリン クプレートの孔に嵌入されているため、ボルトを取り外した際にも一体的に剛体 を構成する。また、カラーの両端部は、ボルトよりも大径の孔に嵌入された構造 であるため、バケットを固定するボルトのリンクプレートに対する加圧力を分散 することが出来る。
【0010】
【実施例】
本考案の除塵機用キャリアチェーンの実施例を図面に基づいて説明する。図1 は、本考案の除塵機用キャリアチェーンの一部を示す正面図である。図中、従来 と同一の構成要素には、図2又は図3と同様の符号を使用している。以下、本実 施例においては、除塵機用キャリアチェーンを単に「チェーン」と略記する。
【0011】 本考案のチェーンは、図1に示す様に、対向配置された左右一対のリンクプレ ート(11)、(11)の多数組を順次に連結して構成される。リンクプレート (11)は、両端部が円弧状に形成された長軸の平板体であり、その一端側は、 他の同形状の一対と組み合わせ得る様に、当該リンクプレートの厚み分だけ内側 へ折曲された従来周知の形状である。各一対のリンクプレート(11)、(11 )…は、従来と同様に、ピン(12)によって枢着される。
【0012】 また、ピン(12)の外周側には、除塵機のスプロケットに係合するローラ( 15)がカラー(17)を介して回動自在に装着される。すなわち、ピン(12 )と共に一組のリンクプレート(11)、(11)の一端側に貫挿されたカラー (17)は、リンクプレート(11)、(11)の離間距離を確保し、かつ、ロ ーラ(15)の自由な回転を補償している。
【0013】 一対のリンクプレート(11)、(11)の一方には、塵芥掻き揚げ用のバケ ット(3)が取り付けられる。バケット(3)は、収容する塵芥を含めてその総 質量が大きいため、通常、2本のボルト(13)、(13)を使用し、当該バケ ットの側板(3a)をリンクプレート(11)の側面に締結することによって固 定される。上記ボルト(13)、(13)は、各リンクプレート(11)、(1 1)に設けられた孔(11c)、(11c)に架け渡される状態で挿通される。
【0014】 本考案においては、一対のリンクプレート(11)、(11)の間にこれらリ ンクプレートの間隔を維持するディスタンスピース(介装部材)としてのカラー (16)、(16)がボルト(13)、(13)に外嵌する状態で介装される。 具体的には、ボルト(13)は、カラー(16)に挿通され、そして、カラー( 16)を介してリンクプレート(11)、(11)に設けられた孔(11c)、 (11c)に架け渡される。カラー(16)は円筒状に形成され、かつ、その両 端部(16b)、(16b)は縮径されて段部を形成している。そして、カラー (16)の大径部分である胴部の長さは、一対のリンクプレート(11)、(1 1)の間の離間距離とされる。
【0015】 一方、上記の孔(11c)、(11c)の口径は、ボルト(13)よりも大径 で且つカラー(16)の両端部(16b)、(16b)の外径と略同一とされて いる。すなわち、カラー(16)の両端部(16b)、(16b)は、ボルト( 13)よりも大径に形成された孔(11c)、(11c)に嵌入し得る大きさに 形成されている。
【0016】 本考案のチェーンは、従来のチェーンと同様に、除塵機において、水面の上方 に位置させられるヘッドスプロケットと水中に浸漬させられるフットスプロケッ トとに無端状に巻回される。本考案のチェーンにおいて、一対のリンクプレート (11)、(11)とこれらの間に介装されたカラー(16)は、その両端部( 16b)、(16b)がリンクプレート(11)、(11)の孔(11c)、( 11c)に嵌入されているため、一体的に剛体を構成する。すなわち、カラー( 16)は、装置の据付や保守などにおいて、ボルト(13)を取り外した際にも 直ちにリンクプレート(11)、(11)から外れることがなく、水路中に落下 して紛失するという怖れがない。従って、保守などにおける取扱が極めて容易で ある。
【0017】 また、カラー(16)の両端部(16b)、(16b)は、ボルト(13)よ りも大径の孔(11c)、(11c)に嵌入された構造であるため、バケット( 3)を固定するボルト(13)の各リンクプレート(11)、(11)に対する 加圧力を分散することが出来る。すなわち、本考案のチェーンは、除塵装置を稼 働させた場合、ボルトを通じてリンクプレートにバケットの荷重を直接掛ける従 来の構造に比べ、リンクプレート(11)、(11)の孔(11c)、(11c )の磨耗が少なく、リンクプレート(11)、(11)の耐久性を向上させるこ とが出来る。従って、長期間の使用においてもバケット(3)の振動や騒音を低 減することが出来る。
【0018】
【考案の効果】
以上説明した様に、本考案の除塵機キャリアチェーンによれば、各一対のリン クプレートの間隙を維持するカラーがリンクプレートに対する特定の係合構造を 備えており、カラーと左右リンクプレートを一体的に取り扱うことが出来るため 、保守などにおける取扱が容易であり、しかも、バケットを固定するボルトのリ ンクプレートに対する加圧力を分散することが出来るため、リンクプレートの耐 久性を向上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の除塵機用キャリアチェーンの一部を示
す正面図である。
【図2】除塵機の一例を示す全体側面図である。
【図3】除塵機に使用されている従来のキャリアチェー
ンの一部を示す正面図である。
【符号の説明】
11 :リンクプレート 11c:孔 13 :ボルト 16 :カラー 16b:カラーの端部 3 :バケット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向配置された左右一対のリンクプレー
    ト(11)、(11)の多数組を順次に連結して構成さ
    れた除塵機用キャリアチェーンであって、塵芥掻き揚げ
    用のバケット(3)を固定するボルト(13)がリンク
    プレート(11)、(11)の孔(11c)、(11
    c)に挿通され、かつ、一対のリンクプレート(1
    1)、(11)の間には、これらリンクプレートの間隔
    を維持するカラー(16)がボルト(13)に外嵌する
    状態で介装され、しかも、カラー(16)の両端部(1
    6b)、(16b)は縮径され、かつ、これら両端部
    (16b)、(16b)は、ボルト(13)よりも大径
    にリンクプレート(11)、(11)に穿孔された孔
    (11c)、(11c)に嵌入されていることを特徴と
    する除塵機用キャリアチェーン。
JP1995000381U 1995-01-10 1995-01-10 除塵機用キャリアチェーン Expired - Lifetime JP3013546U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019085690A (ja) * 2017-11-01 2019-06-06 宇部興産機械株式会社 除塵装置の点検作業台

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019085690A (ja) * 2017-11-01 2019-06-06 宇部興産機械株式会社 除塵装置の点検作業台
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