JP3013501U - 割箸及び箸 - Google Patents
割箸及び箸Info
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 長さ方向において順次太径から細径に構成さ
れ、割れ目7を有し使用に際し割って二本の箸とするこ
とのできる割箸5の上端部にスプーン部、フォーク部及
び/又はナイフ部6を設けてなる割箸4。 【効果】 割箸としての機能の他にスプーン、フォーク
及び/又はナイフ機能をも備え、箸を使い慣れていない
幼児や子供等にとって食事をするのに便利で、プラスチ
ック製とすることにより、安価で、大量生産でき、リサ
イクルが可能で、地球環境保護の立場からも有利とな
る。
れ、割れ目7を有し使用に際し割って二本の箸とするこ
とのできる割箸5の上端部にスプーン部、フォーク部及
び/又はナイフ部6を設けてなる割箸4。 【効果】 割箸としての機能の他にスプーン、フォーク
及び/又はナイフ機能をも備え、箸を使い慣れていない
幼児や子供等にとって食事をするのに便利で、プラスチ
ック製とすることにより、安価で、大量生産でき、リサ
イクルが可能で、地球環境保護の立場からも有利とな
る。
Description
【0001】
本考案は、割箸及び箸において、割箸及び箸としての機能の他に、スプーン、 フォーク及び/又はナイフ機能をも備えたものに関し、特に、押出成形によるプ ラスチック製割箸及び箸に関する。
【0002】
箸は、食事に又は物を挟み取る等に用いることができ、日常生活において欠か せない物であり、特に、和食、中華料理を食する時には欠かせない物である。し かし、細く小さい二本の棒である箸は、使い勝手が難しく、特に、使い慣れてい ない幼児や子供等にとっては、容易に使いこなるものではなく、食物をうまく挟 み込めず、テーブルの上をちらかしてしまったりする。箸を使い慣れていない幼 児や子供にとっては、むしろ、匙(スプーン)等の西洋料理で使っている器具の 方が使い易いかもしれない。 ところで、従来から、箸は、木、竹、金属、象牙、プラスチック等で作られて いるが、象牙製の箸は、動物保護の立場からも貴重品化され、金属製の箸は、手 に冷たく、竹製の箸は、かびの発生を押さえる防かび剤の混入ががんの原因にな るとして問題になっている。 箸を、プラスチックで作ろうとする動きも盛んとなっており、例えば、長めの 二本の棒により構成されたプラスチック製の箸が上市され、又、図4に示すよう に、二本の分離された棒状の箸1,1を、それら上部の四辺体2に、それぞれ各 連結部3で連結し、使用に際し、当該四辺体2を連結部3で切断して、当該四辺 体2を箸置き部として使用するようにしたプラスチック製の箸も提案されている 。 尚、これらは箸であって、下端から半ば程の所まで割れ目を付け、使う時に割 って二本の箸とする割箸とは、異なるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 本考案は、日常生活において欠かせない物であるにもかかわらず使いこなせず 、特に、箸を使い慣れていない幼児や子供等にとって、食事をするのに便利な割 箸及び箸を提供することを目的としたものである。
【0004】
本考案は、長さ方向において順次太径から細径に構成され、割れ目を有し使用 に際し割って二本の箸とすることのできる割箸の上端部にスプーン部、フォーク 部及び/又はナイフ部を設けてなることを特徴とする割箸に係り、好ましくは、 当該割箸がプラスチック製で、加熱可塑化したプラスチックを連続的に金型を通 じて押出し、長さ方向において順次太径から細径に構成された二本の棒状物とし 、二本の棒状物の間に割れ目を設け、箸の長さに切断した当該棒状物の端部を圧 潰してスプーン部、フォーク部及び/又はナイフ部を形成してなるものであるこ とを特徴とする。 又、本考案は、長さ方向において順次太径から細径に構成された二本の箸にお いて、当該箸の片方または両方の上端部にスプーン部、フォーク部及び/又はナ イフ部を設けてなることを特徴とする箸に係るものでもある。
【0005】
本考案のように、割箸又は箸の上端部にスプーン部、フォーク部及び/又はナ イフ部を設けることにより、割箸又は箸として使用できるだけでなく、割箸又は 箸の上端部にスプーン部、フォーク部及び/又はナイフ部が付設されているので 、箸を使い慣れていない幼児や子供等は、箸に代えてあるいは箸に加えてスプー ン(匙)やフォークやナイフを使用することができ、幼児や子供に限らず外国人 や外国帰りの帰国子女等にも便利に使用することができる。 又、割箸又は箸本体を、長さ方向において順次太径から細径に構成してあるの で、割箸又は箸として使用の際に手に持ち易い。 更に、割箸又は箸をプラスチック製とすることにより、安価で、大量生産もで き、リサイクルが可能で、地球環境保護の立場からも有利で、特に、加熱可塑化 したプラスチックを連続的に金型を通じて押出し、長さ方向において順次太径か ら細径に構成された二本の棒状物とし、二本の棒状物の間に割れ目を設け、箸の 長さに切断した当該棒状物の端部を圧潰してスプーン部、フォーク部及び/又は ナイフ部を形成する押出成形物によれば、連続的な大量生産ができ、安価なもの となし得る。
【0006】
次に、本考案の実施例を、図面を参照しつつ説明する。
【0007】 図1(A)は、本考案の実施例を示す割箸の側面図及び当該割箸をその割れ目 に沿って二本の箸とした側面図、図1(B)は、図1(A)に示す割箸の斜視図 である。 図1(A)に示すように、割箸4は、長さ方向において順次太径から細径に構 成された二本の棒(箸)5,5の上端部にスプーン部6を備えてなる。スプーン 部6には、窪みが設けられている。割箸4は、二本の棒(箸)5,5のほぼ上半 分の一側面が接合し、その下半分に割れ目7を有しており、使用に際し割って二 本の箸とすることができる。
【0008】 図2(A)、(B)に、本考案の他の実施例を示す。当該割箸4は、その上端 部に、上記スプーン部に代えて、フォーク部8を設けてなる。 図2(A)は、 フォーク部8の先歯9を、二またフォークに構成した例を示す。又、図2(B) は、フォーク部8の先歯9を、三またフォークに構成した例を示す。 図2(C)に、本考案の更に他の実施例を示す。当該割箸4は、その上端部 に、ナイフ部10を設けてなる。尚、これら図2(A)〜(C)では、図示の便 宜上、一の箸で実施例を示してある。
【0009】 本考案の割箸は、例えば次のようにして得ることができる。即ち、加熱可塑化 したプラスチックを連続的に金型を通じて押出し、長さ方向において順次太径か ら細径に構成された二本の棒状物とし、二本の棒状物の間に割れ目を設け、箸の 長さに切断した当該棒状物の端部を圧潰してスプーン部、フォーク部及び/又は ナイフ部を形成することによりして得ることができる。 その詳細例は、例えば、図3(A)に示すように、押出機11のホッパー12 から、ポリスチレン等の熱可塑性合成樹脂を供給して、シリンダー13のスクリ ュー14で加熱可塑化し、金型(ダイ)15のダイス16から加熱可塑化した熱 可塑性合成樹脂を連続的に押出す。そして、押出しされた熱可塑性合成樹脂を、 長さ方向において順次太径から細径に構成された二本の棒状物とする。例えば、 図3(B)に示すように、ダイス16から出た熱可塑性合成樹脂17を引取機1 8で引取する際に、その引取スピードを調節することにより、長さ方向において 順次太径から細径に構成することができる。ダイ15のダイス16から出た熱可 塑性合成樹脂17は、ダイスエルのため、膨らむ。引取機18で引取する際の引 取スピードを上げると熱可塑性合成樹脂17は細められる。スピードを緩めれば 、熱可塑性合成樹脂17は太くなる。かかる調整により、二本の棒状物19は、 長さ方向において順次太径から細径に構成することができるとともに、上部が接 合し、その下部に割れ目7を有するようにすることができる。引取スピードの調 節に代えて、熱可塑性合成樹脂の押出量の調節、引取機18の位置調節等によっ てもよい。 図3(C)に示すように、連続的に押出しされ、長さ方向において順次太径か ら細径に構成された二本の棒状物19を、それら中央20で箸の長さに切断する 。次いで、図4(D)に示すように、当該棒状物19の端部21を圧潰して前記 スプーン部6、フォーク部8又はナイフ部10を形成する。当該圧潰は、二本の 棒状物19の端部(二本分)を、例えば、スプーン部6、フォーク部8又はナイ フ部10形成用金型を使用して圧潰して当該スプーン部6、フォーク部8及び/ 又はナイフ部10を形成する。
【0010】 本考案では、使用に際し割って二本の箸とすることができる割箸に代えて、上 端部にスプーン部、フォーク部及び/又はナイフ部を設けてあれば、箸であって もよい。この場合も、上記と同様の押出成形により得ることができる。但し、こ の場合は、接合せず、分離された二本の棒状物を形成し、端部にスプーン部6、 フォーク部8及び/又はナイフ部10を備えさせるようにする。
【0011】 本考案の割箸又は箸における割箸又は箸本体は、四角、三角等の角形状でも、 あるいは円形状等でもよい。スプーン部6、フォーク部8及び/又はナイフ部1 0は、当該割箸又は箸本体の片方又は両方にあればよい。スプーン部6、フォー ク部8及びナイフ部10の内の2以上を組合わせ、例えば片方にフォーク部8を 、もう片方にナイフ部10とするように組合わせてもよい。これらスプーン部6 、フォーク部8及び/又はナイフ部10は、その主要な機能を果たすべき部分、 即ち、スプーン部6にあってはボール部分、フォーク部8にあっては先歯部分、 又、ナイフ部10については刀身(ブレード)部分があれば足りるが、柄(ハン ドル)部分や中子(柄に入る部分)部分等があってもよい。又、デザートフォー クとかサラダフォークとかその形態にはとらわれない。
【0012】 本考案の割箸又は箸は、前記のように押出成形による割箸又は箸が好ましいが 、加熱可塑化したプラスチックを射出成形金型のキャビティ内に注入し、固化さ せ、割箸又は箸の一方または両方の上端部にスプーン部、フォーク部及び/又は ナイフ部を設ける射出成形によったもの、又は、加熱した圧縮成形金型のキャビ ティ中にプラスチックを入れ、当該金型を締付け、当該金型を冷却し、プラスチ ックを固化させ、割箸又は箸の一方または両方の上端部にスプーン部、フォーク 部及び/又はナイフ部を設ける圧縮成形によったものでも勿論よいし、更には、 接着剤を使用してスプーン部、フォーク部及び/又はナイフ部を設けるようにし たもの等でも勿論よい。
【0013】
本考案によれば、割箸又は箸として使用できるだけでなく、割箸又は箸の上端 部にスプーン部、フォーク部及び/又はナイフ部が付設されているので、箸を使 い慣れていない幼児や子供等は、箸に代えてあるいは箸に加えてスプーン(匙) やフォークやナイフを使用することができ、幼児や子供に限らず外国人や外国帰 りの帰国子女等にも便利に使用することができる。 又、割箸又は箸本体を、長さ方向において順次太径から細径に構成してあるの で、割箸又は箸として使用の際に手に持ち易い。 更に、割箸又は箸をプラスチック製とすることにより、安価で、大量生産もき き、リサイクルが可能で、地球環境保護の立場からも有利で、特に、加熱可塑化 したプラスチックを連続的に金型を通じて押出し、長さ方向において順次太径か ら細径に構成された二本の棒状物とし、二本の棒状物の間に割れ目を設け、箸の 長さに切断した当該棒状物の端部を圧潰してスプーン部、フォーク部及び/又は ナイフ部を形成する押出成形物によれば、連続的な大量生産ができ、安価なもの となし得る。
【図1】図1(A)は、本考案の実施例を示すスプーン
部を付設した割箸の側面図及び当該割箸をその割れ目に
沿って二本の箸とした側面図、図1(B)は、図1
(A)に示す割箸の斜視図である。
部を付設した割箸の側面図及び当該割箸をその割れ目に
沿って二本の箸とした側面図、図1(B)は、図1
(A)に示す割箸の斜視図である。
【図2】図2(A)、(B)は、各々本考案の他の実施
例を示すフォーク部を付設した割箸の斜視図、図2
(C)は、本考案の更に他の実施例を示すナイフ部を付
設した割箸の斜視図である。
例を示すフォーク部を付設した割箸の斜視図、図2
(C)は、本考案の更に他の実施例を示すナイフ部を付
設した割箸の斜視図である。
【図3】図3(A)〜(D)は、各々本考案の割箸の製
造工程例を示す説明図である。
造工程例を示す説明図である。
【図4】図4は、従来例を示す構成図である。
1 箸 2 四辺体(箸置き部) 3 連結部 4 割箸 5 二本の棒(箸) 6 スプーン部 7 割れ目 8 フォーク部 9 先歯 10 ナイフ部 11 押出機 12 ホッパー 13 シリンダー 14 スクリュー 15 金型(ダイ) 16 ダイス 17 熱可塑性合成樹脂 18 引取機 19 二本の棒状物 20 切断個所 21 圧潰部分
Claims (3)
- 【請求項1】 長さ方向において順次太径から細径に構
成され、割れ目を有し使用に際し割って二本の箸とする
ことのできる割箸の上端部にスプーン部、フォーク部及
び/又はナイフ部を設けてなることを特徴とする割箸。 - 【請求項2】割箸がプラスチック製で、加熱可塑化した
プラスチックを連続的に金型を通じて押出し、長さ方向
において順次太径から細径に構成された二本の棒状物と
し、二本の棒状物の間に割れ目を設け、箸の長さに切断
した当該棒状物の端部を圧潰してスプーン部、フォーク
部及び/又はナイフ部を形成してなる、請求項1に記載
の割箸。 - 【請求項3】長さ方向において順次太径から細径に構成
された二本の箸において、当該箸の片方または両方の上
端部にスプーン部、フォーク部及び/又はナイフ部を設
けてなることを特徴とする箸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994013936U JP3013501U (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 割箸及び箸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994013936U JP3013501U (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 割箸及び箸 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3013501U true JP3013501U (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=43149158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994013936U Expired - Lifetime JP3013501U (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 割箸及び箸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3013501U (ja) |
-
1994
- 1994-10-18 JP JP1994013936U patent/JP3013501U/ja not_active Expired - Lifetime
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