JP3012820B2 - 踏切に設けられる車両停止装置 - Google Patents

踏切に設けられる車両停止装置

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JP3012820B2
JP3012820B2 JP9148176A JP14817697A JP3012820B2 JP 3012820 B2 JP3012820 B2 JP 3012820B2 JP 9148176 A JP9148176 A JP 9148176A JP 14817697 A JP14817697 A JP 14817697A JP 3012820 B2 JP3012820 B2 JP 3012820B2
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株式会社 英田エンジニアリング
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は踏切に設けられ、警
報機や遮断機に連動して、電車の接近通過時に車両が踏
切内に進入するのを確実に防止するための車両停止装置
に関する。
【0002】
【従来技術】踏切には、遮断機や警報機が設けられ、電
車の接近通過時に、車両が踏切内に進入するのを防止す
るようにしている。しかし、踏切への進入路の路面が凍
結していたり、雨で濡れていたりしてスリップが生じた
場合や、踏切で停止するための制動操作が遅れてしまっ
たりした場合には、所定の踏切停止位置で止まることが
できずに踏切内へ突入して、事故を起こしてしまう虞れ
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
点に鑑み、上記のような車両を確実に停止することがで
きる車両停止装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】すなわち、本発
明に係る装置は、踏切への進入入口の地面に設定され、
該地面と実質的に同レベル若しくはそれよりも低くされ
た待機位置と、地面よりも上方位置とされた作動位置と
の間で可動で、作動位置では踏切内に進入しようとする
車両の車輪の前進を停止させるための停止部材と、踏切
に設けられる遮断機や警報機に連動して、それらが遮
断、警報作動をすることをに連動して作動され、停止部
材を待機位置から作動位置まで上昇させるとともに、遮
断機や警報機が遮断、警報作動を終了するのに連動して
停止部材を待機位置まで降下させるためのモータと、を
有することを基本的特徴とする。
【0005】具体的には、停止部材が、地面内で水平に
設定された枢軸に取り付けられ、モータによって作動位
置と待機位置との間で枢動されるようにされる。
【0006】また、この装置は、枢軸に固定された爪
車、及び、当該車両停止装置のフレーム部材に枢着され
て爪車に係合可能とされた爪からなるラチェット機構
と、爪を枢動する枢動手段とを有し、停止部材が作動位
置に動かされると、枢動手段が爪を爪車の歯に係合させ
て、停止部材が更に動くのを阻止するようにする。具体
的には、爪がバネ力により、爪車の歯に係合しない方向
に付勢されるようにするとともに、枢動手段がソレノイ
ドコイル及び該ソレノイドコイルが作動されたときに同
ソレノイドコイルに吸引されて爪を爪車の歯に係合させ
るようにするアーマチュアからなるソレノイド装置を備
えるようにする実施形態をとることができる。
【0007】また、停止部材を地面内で垂直方向で可動
なるように設定し、これをモータによって昇降するよう
にすることもできる。この場合、停止部材は、上下方向
で貫通する孔を有するゴムなどの弾性部材から作られた
筒状部材内に摺動可能収納し、モータは筒状部材の下に
該連続して作られるケース内に収納して、砂利などが停
止部材の側面を通して、ケース内に入らないようにする
こともできる。
【0008】更に、当該車両停止装置全体を、ケース内
に収納して設定をし易くすることもできる。
【0009】
【実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形態を、
添付図面に基づき説明する。
【0010】図1及び図2は、それぞれ2車線道路及び
1車線道路における踏切に設定される本発明に係る車両
停止装置10の、踏切との位置関係の一例を示してい
る。この例では、車両停止装置10が車両停止線S及び
遮断アームAより踏切側に設定されており、車両Vが遮
断アーム内に侵入してきた場合に、当該車両を図3に示
す如く停止させるようになっている。車両停止装置10
の位置は、これに限らず、踏切進入入口の適当な位置に
設定すればよく、例えば、車両停止線Sと遮断アームA
との間に設定することもできる。
【0011】図4及び図5は、本発明に係る車両停止装
置10の第1の実施形態を示している。
【0012】図示のように、この実施形態に係る装置1
0は、踏切への進入入口の地面Eに設定されており、該
地面と同レベルにされる待機位置(図4a)と、地面よ
りも上方位置にされた作動位置(図4b)との間で枢動
可能で、作動位置では踏切内に進入しようとする車両の
車輪Wの前進を停止させるための停止部材12と、該停
止部材の水平枢軸14に連結されて、該停止部材を上記
待機位置と作動位置との間で枢動するためのモータ16
とを有している。図5に示すように、車両停止装置10
は、矩形状にしたケース18に収納した形態として、こ
れを地面Eにあらかじめ掘った凹所内に設定するように
することにより、その設定作業を容易にすることができ
る。また、このケースの少なくとも上方部分をゴムなど
の柔軟な部材から作られた密閉式のものとして、停止部
材はこの柔軟な部分を押し上げて作動位置になることを
可能とするとともに、雨水や砂利などが当該装置内に入
らないようにすることもできる。
【0013】モータ16は、踏切に設けられる遮断機や
警報装置に連動して、停止部材12の枢軸14を回転駆
動するようになっており、遮断機や警報装置の遮断、警
報作動と同時に上記停止部材12を待機位置から作動位
置まで枢動上昇させるとともに、遮断、警報作動の終了
とともに停止部材12を待機位置まで降下させるように
なっている。
【0014】停止部材12は、図示のように、金属製で
断面扇形とされており、図1に示すように、車両進入路
をほぼ横断する長さにされている。図示の実施形態で
は、停止部材10が待機位置にあるときには、図4aに
示すように、その上面12uが地面Eと実質的に同じレ
ベルとされ、通過する車両の妨げにならないようにされ
ている。停止部材12が図4bの作動位置にあるときに
は、その前面12fが地面に対してほぼ垂直となり、車
両の車輪Wを係止するようになっている。
【0015】また、図4bに明瞭に示すように、当該車
両停止装置10は、待機位置にある停止部材12の底面
12bと係合して、当該停止部材をしっかりと支持する
傾斜支持面20を有している。
【0016】図6に示す実施形態においては、停止部材
12に引張バネ22が取り付けられており、停電などが
生じた場合に、バネ力によって、該停止部材を作動位置
から待機位置へ戻すことができるようにしてある。さら
に、この実施形態においては、雨水などを排水するため
の排水路24が設けられている。
【0017】図7は、上記のものとは別の実施形態に係
る装置が示されている。
【0018】すなわち、この装置においては、停止部材
の枢軸14の端部に固定された爪車26と、該爪車の歯
に係合する爪28とからなるラチェット機構が設けられ
ている。爪28の上面には、細長いバー29が接続され
ており、該バーの左端は該端部を下方に付勢するバネ3
0が取り付けられており、他端(右端)にはソレノイド
コイル32に関係するアーマチュア34が固定されてい
る。ソレノイドコイルが作動していないときには、図示
のように、バー29がバネ30の力により爪28の枢軸
を中心に反時計方向に付勢され、爪28が爪車24の歯
から外れるとともに、アーマチュア34が持ち上げられ
た状態となる。これに対して、停止部材12が図示の作
動位置まで持ち上げられることに応答してソレノイドコ
イル32が付勢され、アーマチュア34が当該ソレノイ
ドコイルによって吸引されてバーを下方に押し下げ、爪
28を爪車26の歯に係合する。従って、この状態にあ
る停止部材12に車輪Wが当たって、当該停止部材に反
時計方向の回転力が加わったとしも、該停止部材12は
回転されない。ソレノイドコイル32の付勢は、停止部
材が待機位置への復帰に応答して解除されるようになっ
ている。停止部材12が作動位置にあるときに、図示の
ように、当該停止部材を例えば足などによって踏めば、
ラチェット機構は該停止部材の時計方向での回転を許容
し、その待機位置にもどすことができるようになってい
る。
【0019】図8ないし図10には、さらに別の実施形
態に係る車両停止装置40が示されている。
【0020】すなわち、この装置では、直方体状の停止
部材42が、踏切への進入入口の地面Eに設定されてお
り、該部材がモータ44によって待機位置と作動位置と
の間を昇降できるようになっている。図示の例では、停
止部材42に2つのネジ穴46が設けられ、各ネジ穴に
はモータ44によって回転駆動されるネジ付き駆動部材
50が螺合されており、モータ44によって駆動部材5
0が回転されることによって、当該停止部材が昇降され
るようになっている。図10に参照番号52で示す部材
は、断面矩形の筒状とされており、その内部を上下に貫
通している孔54内に停止部材42が摺動可能に収納さ
れており、その上面が地面と同レベルとなるようにして
地面中に埋設されるものであり、停止部材42の周面に
砂などが付着しにくいようにしている。好ましくは、こ
の筒状部材52の下に連続して密閉式のケースを設け、
該ケース内にモータ44を収納し、当該装置全体をほぼ
密閉式のものとして、異物が入るのを防止するようにす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車両停止装置が設定された2車
線踏切を示す斜視図。
【図2】 同駐車装置が設定された1車線踏切を示す斜
視図。
【図3】 同踏切において車両が遮断アームを越えて進
入した状態を示す側面図。
【図4】 (a)は同装置が待機状態にされた状態を示
す側面図、(b)は同装置が作動位置にされた状態を示
す側面図。
【図5】 同装置の斜視図。
【図6】 他の実施形態の車両停止装置の側面図。
【図7】 更に別の実施形態に係る車両停止装置の側面
図。
【図8】 更に他の実施形態に係る車両停止装置の設定
された踏切の斜視図。
【図9】 同装置の斜視図。
【図10】 同装置の平面図。
【符号の説明】
10−−−車両停止装置; 12−−−停止部材 16−−−モータ。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 踏切への進入入口の地面に設定され,
    該地面と実質的に同レベル若しくはそれよりも低くされ
    た待機位置と,地面よりも上方位置とされた作動位置と
    の間で可動で,作動位置では踏切内に進入しようとする
    車両の車輪の前進を停止させるための停止部材と,踏切
    に設けられる遮断機や警報機に連動して,それらが遮断,
    警報作動をすることをに連動して作動され,上記停止部
    材を待機位置から作動位置まで上昇させるとともに,上
    記遮断機や警報機が遮断,警報作動を終了するのに連動
    して上記停止部材を待機位置まで降下させるためのモー
    タとを有し、上記停止部材が,上記地面内で水平に設定
    された枢軸に取り付けられ,モータによって上記作動位
    置と待機位置との間で枢動されるようになされている、
    踏切に設けられる車両停止装置であって、 上記枢軸に固定された爪車,及び,当該車両停止装置のフ
    レーム部材に可動に取り付けられて上記爪車に係合可能
    とされた爪からなるラチェット機構と,上記爪を動かす
    手段とを有し,上記停止部材が作動位置に動かされると,
    上記爪を動かす手段が上記爪を爪車の歯に係合させて,
    当該停止部材が更に動くのを阻止するようにしたことを
    特徴とする車両停止装置。
  2. 【請求項2】 上記爪がバネ力により,爪車の歯に係
    合しない方向に付勢されており,上記枢動手段がソレノ
    イドコイル及び該ソレノイドコイルが作動されたときに
    同ソレノイドコイルに吸引されて上記爪を爪車の歯に係
    合させるようにするアーマチュアからなるソレノイド装
    置を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両停止
    装置。
  3. 【請求項3】 踏切への進入入口の地面に設定され,
    該地面と実質的に同レベル若しくはそれよりも低くされ
    た待機位置と,地面よりも上方位置とされた作動位置と
    の間で可動で,作動位置では踏切内に進入しようとする
    車両の車輪の前進を停止させるための停止部材と,踏切
    に設けられる遮断機や警報機に連動して,それらが遮断,
    警報作動をすることをに連動して作動され,上記停止部
    材を待機位置から作動位置まで上昇させるとともに,上
    記遮断機や警報機が遮断,警報作動を終了するのに連動
    して上記停止部材を待機位置まで降下させるためのモー
    タとを有する、踏切に設けられる車両停止装置であっ
    て、 上記停止部材が,上記地面内で垂直方向で可動なるよう
    に設定され,モータによって昇降するようにされてお
    り、上記停止部材を,上下方向で貫通する孔を有するゴ
    ムなどの弾性部材から作られた筒状部材内に摺動可能に
    収納し,上記モータを上記筒状部材の下に連続して作ら
    れるケース内に収納して,砂利などが停止部材の側面を
    通して,ケース内に入らないようにしてあることを特徴
    とする車両停止装置。
  4. 【請求項4】 当該車両停止装置全体が,ケース内に
    収納されていることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の装置。
  5. 【請求項5】 上記ケースを実質的に密閉式のものと
    するとともに,その上方部分を柔軟な部材によって構成
    し,停止部材の待機位置から作動位置への動きができる
    ようにしたことを特徴とする請求項4に記載の車両停止
    装置。
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JP4724627B2 (ja) * 2006-08-31 2011-07-13 株式会社高田製作所 踏切遮断装置

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