JP3012529B2 - 布粘着テープ - Google Patents

布粘着テープ

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JP3012529B2
JP3012529B2 JP8240191A JP24019196A JP3012529B2 JP 3012529 B2 JP3012529 B2 JP 3012529B2 JP 8240191 A JP8240191 A JP 8240191A JP 24019196 A JP24019196 A JP 24019196A JP 3012529 B2 JP3012529 B2 JP 3012529B2
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Japan
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film layer
layer
colored
adhesive tape
polyolefin film
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智美 尾藤
勲 河本
勝巳 橋本
史郎 柳川
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株式会社スリオンテック
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、養生、包装などに
使用される布粘着テープに係り、特に、織布を基材とす
る粘着テープにおいて、織布の背面カラーの色彩が鮮や
かで、かつ太陽光線などによる粘着剤の劣化が少なく、
耐候性に優れた布粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、養生、包装などに使用される布粘
着テープは、一般に、スフ布または綿布に1層または2
層のポリエチレンフィルムを積層した加工布を基材とし
て、これに天然ゴム系粘着剤を塗工してなるものであ
り、粗面に対する接着の順応性が良く、また、手で簡単
に切断できることを特徴として、広く用いられている。
特に、養生用の布粘着テープは屋外使用の場合が多く、
風雨、太陽光線、気温変化などの過酷な条件下で使用さ
れる。しかしながら、従来の養生用布粘着テープは、1
〜2か月間の使用にもかかわらず、紫外線などによる粘
着剤の劣化、およびこれに起因する被着体への糊残りの
問題が生じる。この問題を解決するため、本発明者ら
は、登録実用新案公報の第3005686号において、
紫外線による粘着剤の劣化を防止するため、織布の背面
に紫外線の透過を遮断する黒色のポリエチレンフィルム
を積層し、その上層に、黒色ポリエチレンフィルムを隠
蔽する着色フィルムをラミネートする工事用養生布粘着
テープを提案している。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】布粘着テープの織布の
背面に、紫外線の透過を遮断する黒色のポリエチレンフ
ィルムを積層することにより、確かに、紫外線による粘
着剤の劣化を防止することができ、また、被着体への糊
残りを大幅に減少させることが可能となった。しかし、
1層目に、黒色のポリエチレンフィルムを積層し、2層
目に、着色ポリエチレンフィルムを積層した場合、布粘
着テープの織布の背面カラーが暗くなり、着色ポリエチ
レンフィルム本来の鮮やかな色彩を発現させることは極
めて困難であった。
【0004】本発明の目的は、上記従来技術の有してい
た課題点を解消し、布粘着テープの織布の背面カラーの
色彩が鮮やかで、かつ、耐候性に優れた布粘着テープを
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的を達成
するために、本発明は特許請求の範囲に記載のような構
成とするものである。すなわち、本発明は請求項1に記
載のように、織布を基材とする粘着テープにおいて、該
基材の粘着剤塗工面とは反対側の基材面側から、順次、
それぞれ所定の色に着色したポリオレフィンフィルム層
を少なくとも三層積層し、基材に隣接した第1の着色ポ
リオレフィンフィルム層は、紫外線を散乱する白色もし
くは紫外線の透過を遮断する黒色のポリオレフィンフィ
ルム層よりなり、中間層の第2の着色ポリオレフィンフ
ィルム層は、白色もしくは最上層の着色ポリオレフィン
フィルム層と同色のポリオレフィンフィルム層よりな
り、さらに、最上層の第3の着色ポリオレフィンフィル
ム層は、所定の色に着色したポリオレフィンフィルム層
よりなる積層構造のフィルム層を設け、色彩が鮮明で
耐候性に優れた積層構造のフィルム層を設けた布粘着テ
ープとするものである。また、本発明は請求項2に記載
のように、請求項1において、三層構造の着色したポリ
オレフィンフィルム層のうち、基材に隣接した第1の着
色ポリオレフィンフィルム層は、厚さが10〜20μm
のポリエチレンフィルム層よりなる布粘着テープとする
ものである。また、本発明は請求項3に記載のように、
請求項1において、三層構造の着色したポリオレフィン
フィルム層のうち、最上層である第3の着色ポリオレフ
ィンフィルム層は、厚さが15〜40μmのポリエチレ
ンフィルム層よりなる布粘着テープとするものである。
また、本発明は請求項4に記載のように、請求項1また
は請求項2において、基材に隣接した第1の着色ポリオ
レフィンフィルム層黒色のポリエチレンフィルム層
らなり、中間層にあたる第2の着色ポリオレフィンフィ
ルム層は、厚さが20〜40μmの白色のポリエチレン
フィルム層よりなる布粘着テープとするものである。ま
た、本発明は請求項5に記載のように、請求項1または
請求項2において、基材に隣接した第1の着色したポリ
オレフィンフィルム層白色のポリエチレンフィルム層
よりなり、中間層にあたる第2の着色ポリオレフィンフ
ィルム層は、厚さが20〜40μmの白色のポリエチレ
ンフィルム層よりなるか、もしくは最上層である第3の
着色ポリオレフィンフィルム層と同色の厚さが20〜4
0μmのポリエチレンフィルム層よりなる布粘着テープ
とするものである。本発明の織布を基材とする布粘着テ
ープは、粘着剤塗工面とは反対側の基材面に、少なくと
も三層の着色したポリオレフィンフィルムを積層した構
造とするものである。すなわち、基材に隣接した第1の
ポリオレフィンフィルム層には、紫外線の透過を遮断す
る、例えば、黒色のポリオレフィンフィルム、または紫
外線を散乱する、例えば、白色のポリオレフィンフィル
ムを積層し、上記第1のフィルム層が黒色のポリオレフ
ィンフィルム層である場合には、中間層にあたる第2の
フィルム層に白色のポリオレフィンフィルム層を積層
し、第1のフィルム層が、白色のポリオレフィンフィル
ム層である場合には、中間層にあたる第2のフィルム層
に白色のポリオレフィンフィルム、もしくは最上層であ
る第3のフィルム層と同色のポリオレフィンフィルム層
を積層し、さらに、第3のフィルム層として、所定の色
に着色したポリオレフィンフィルム層を積層した構造と
するものである。 また、本発明の布粘着テープに用い
られるポリオレフィンフィルム層としては、ポリエチレ
ンフィルム層が最も好ましく使用される。また、着色し
たポリオレフィンフィルムの各層の厚さは、基材に隣接
した第1のポリオレフィンフィルム層が10〜20μ
m、中間層にあたる第2のポリオレフィンフィルム層が
20〜40μm、最上層である第3のポリオレフィンフ
ィルム層が15〜40μmの範囲にあることが望まし
い。また、粘着剤としては、一般に天然ゴム系粘着剤が
用いられる。本発明の布粘着テープは、請求項1ないし
請求項5に記載のような構成とすることにより、布粘着
テープの織布の背面カラーの色彩が鮮やかで、かつ、耐
候性に優れ、その結果として、屋外での長期間使用後も
被着体への糊残りなどが生じることのない布粘着テープ
を実現できる効果がある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の一例
を挙げ、本発明の布粘着テープについて、さらに具体的
に説明する。図1に示すように、スフ布よりなる基材5
の片面に、1層目として、厚さが約10μmとなるよう
に黒色のポリエチレンフイルム層1を設け、2層目とし
て、厚さが約20μmとなるように白色のポリエチレン
フイルム層2を設けた。さらに、3層目として、厚さが
約20μmの青色のポリエチレンフイルム層3を設け
た。次に、スフ布よりなる基材5の他面に、天然ゴム系
の粘着剤を約75μm塗工し粘着剤層4を形成した布粘
着テープを作製した。これにより、布粘着テープの織布
の背面カラーの色彩が鮮やかで、かつ、耐候性に優れ、
その結果として、屋外での長期間使用後も被着体への糊
残りなどが生じない良好な布粘着テープを得ることがで
きた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態で例示した布粘着テープの
断面構造を示す模式図。
【符号の説明】
1…黒色のポリエチレンフィルム層(1層目) 2…白色のポリエチレンフィルム層(2層目) 3…青色のポリエチレンフィルム層(3層目) 4…粘着剤層 5…基材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳川 史郎 神奈川県川崎市多摩区登戸3819番地 株 式会社スリオンテック内 (56)参考文献 特開 平7−26224(JP,A) 実用新案登録3005686(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09J 7/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織布を基材とする粘着テープにおいて、該
    基材の粘着剤塗工面とは反対側の基材面側から、順次、
    それぞれ所定の色に着色したポリオレフィンフィルム層
    を少なくとも三層積層し、基材に隣接した第1の着色ポ
    リオレフィンフィルム層は、紫外線を散乱する白色もし
    くは紫外線の透過を遮断する黒色のポリオレフィンフィ
    ルム層よりなり、中間層の第2の着色ポリオレフィンフ
    ィルム層は、白色もしくは最上層の着色ポリオレフィン
    フィルム層と同色のポリオレフィンフィルム層よりな
    り、さらに、最上層の第3の着色ポリオレフィンフィル
    ム層は、所定の色に着色したポリオレフィンフィルム層
    よりなる積層構造のフィルム層を設けてなることを特徴
    とする布粘着テープ。
  2. 【請求項2】請求項1において、三層構造の着色したポ
    リオレフィンフィルム層のうち、基材に隣接した第1の
    着色ポリオレフィンフィルム層は、厚さが10〜20μ
    のポリエチレンフィルム層よりなることを特徴とする
    布粘着テープ。
  3. 【請求項3】請求項1において、三層構造の着色したポ
    リオレフィンフィルム層のうち、最上層である第3の着
    色ポリオレフィンフィルム層は、厚さが15〜40μm
    のポリエチレンフィルム層よりなることを特徴とする布
    粘着テープ。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2において、基材に
    隣接した第1の着色ポリオレフィンフィルム層黒色の
    ポリエチレンフィルム層よりなり、中間層にあたる第2
    の着色ポリオレフィンフィルム層は、厚さが20〜40
    μmの白色のポリエチレンフィルム層よりなることを特
    徴とする布粘着テープ。
  5. 【請求項5】請求項1または請求項2において、基材に
    隣接した第1の着色したポリオレフィンフィルム層
    色のポリエチレンフィルム層よりなり、中間層にあたる
    第2の着色ポリオレフィンフィルム層は、厚さが20〜
    40μmの白色のポリエチレンフィルム層よりなるか
    もしくは最上層である第3の着色ポリオレフィンフィル
    ム層と同色の厚さが20〜40μmのポリエチレンフィ
    ルム層よりなることを特徴とする布粘着テープ。
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