JP3012449U - 避難用酸素発生装置 - Google Patents

避難用酸素発生装置

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JP3012449U
JP3012449U JP1994007207U JP720794U JP3012449U JP 3012449 U JP3012449 U JP 3012449U JP 1994007207 U JP1994007207 U JP 1994007207U JP 720794 U JP720794 U JP 720794U JP 3012449 U JP3012449 U JP 3012449U
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oxygen
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evacuation
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JP1994007207U
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Inventor
正幸 今井
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正幸 今井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 火災時における緊急避難用に携帯用で安全且
つ簡便に酸素供給を行なう。 【構成】 避難用酸素発生装置は、外ケース3、外ケー
ス3内に収納され下部に水袋10を収納した内ケース
4、及び、外ケース3及び内ケース4の各上蓋の中央部
を貫通するニードル6を有し、ニードル6はは、外部の
トリッガー5と薬剤14を載置する平板状部材7、を連
結し、下部に向かう尖端を備える。外ケース3と内ケー
ス4の間には空間が有り、この空間は内ケース4の浸透
膜を介して内部空間と通じている。この酸素発生装置は
携帯用、簡便且つ安全に酸素を供給でき、避難用に特に
適合している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、酸素発生剤と水を反応させ酸素を発生させる酸素発生装置に係わる ものであり、詳しくは浸透膜の使用並びに酸素発生剤と水を反応させる避難用酸 素発生装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、酸素供給装置に酸素ボンベがあるが、重量及び容量も大きく設備が過大 となる欠点がある。そのため携帯用の酸素供給装置としては容器に水を入れた後 酸素発生剤(薬剤)を投入し薬剤と水を容器の中で反応させ発生した酸素をパイ プで採取するようにした湿式タイプの装置と乾式のもの(酸素発生材を火薬で加 熱し酸素を発生させる)が考えられている。しかしこのような従来のものでは酸 素採取上問題点が有り、また技術的に取扱い難しく避難用としては種々の不便さ があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の湿式タイプのものは、例えば、図1に示すように容器Aに水をいれた後 、、薬剤JをフイルタD内に投入しパッキンCを介して上蓋Bを閉じハンドルH でロックすると、薬剤Jと水Kの反応により生じた酸素を供給ホースFを介して マスクGに採取するようになっている。このため、このような湿式タイプのもの においては、薬剤と水を反応させる場合、人が薬剤の袋を破って水に入れるとい う煩雑な作業を要する問題点を有していた。
【0004】 また、湿式タイプのものは装置の方向、姿勢により水と酸素発生材の溶液と発 生酸素の分離が困難になり酸素の採取が困難となる問題点を有していた。
【0005】 そして、乾式のものでは、酸素発生材を加熱し酸素を発生させる点に安全性の 問題があり、また発生酸素の量が少ないという問題点を有していた。
【0006】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、ポータブルタイプで安全性に優れ、方向性が無く且 つ簡便な取扱によって十分な量の酸素が供給される装置を提供しようとするもの である。
【0007】
【課題を解決する手段】
上記目的を達成するために、本考案における酸素発生器は、外ケース、外ケー ス内に収納され下部に水袋を収納した内ケース、及び、外ケース及び内ケースの 各上蓋の中央部を貫通するニードルを有し、ニードルは、外部のトリッガーと薬 剤を載置する平板状部材を連結し、下部に向かう尖端を備え、外ケースと内ケー スの間には空間が有り、この空間は内ケースの浸透膜を介して内部空間と通じて いることを特徴とする避難用酸素発生装置とした。
【0008】 浸透膜は、少なくとも内ケースおよび内ケースの上部及び下部に設けられるほ うが望ましい。
【0010】 水袋及び薬剤袋はカートリッジタイプにする方が望ましい。
【0011】 トリッガーには、常時作動しないよう安全具が設けられた方が望ましい。
【0012】
【作用】
火災等の緊急災害の発生時には、本装置を装着し、安全具をはずしてトリッガ ーを押し込むとニードルの尖端が水袋を破る。
【0013】 そして、水が出て、平板状部材に装置された薬剤と反応し、酸素を発生する。
【0014】 発生した酸素は、浸透膜を通過し内ケースと外ケースの間の空間に入り、そし てサージタンクに入り、供給ホースを通ってマスクに入る。
【0015】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明する。各図2において、外ケース1、内ケ ース2、トリッガー5、ニードル6、平板状部材7等の部材は全て例えばポリプ ロピレン、塩化ビニール樹脂のようなプラスチックを用いており、外ケース1及 び内ケース2は、押し出し成形加工により約2mm程度の肉厚を有する箱形に形 成されている。外ケース1の上蓋3はネジで外ケース1に固定される。内ケース 2の上蓋はワンタッチ操作の止具により内ケース2に固定される。
【0016】 外ケース1及び内ケース2の各上蓋3、4はニードル6の貫通する孔を有する 。
【0017】 内ケース2の上蓋及び底部には発生酸素の通過孔があり、この通過孔は上蓋4 及び底部に溶融された浸透膜9で閉ざされている。この浸透膜9は水は透過させ ず気体のみ透過する性質を有している、また必ずしも上蓋4及び底部に取り付け なくても、内ケース壁部に発生酸素の通過孔及び浸透膜を設け取り付けても良い 。
【0018】 外ケース1と内ケース2の間には少なくとも空間が有り、内ケース2の浸透膜 9を介して内ケース2の内部と通じている。また、内ケース壁部に通過孔及び浸 透膜9を設ける場合には、横方向に空間を有せしめる。
【0019】 ニードル6は下部に尖端部を有し、更に外部のトリッガー5と連結していて、 トリッガー5に設られた安全具8をはずしトリッガー5を押し込むことにより尖 端部が水袋11を破ることができるような構造になっている。
【0020】 更にニードル6は下部先端より上部に平板状部材7を連結し、この平板状部材 7は水袋を押さえる袋押えと薬剤を載置する載置棚を兼用する構造になっている 。また平板状部材7は多数の水の通過孔を有していて、ニードル6で破られた水 袋の水が薬剤10との反応が容易になされる構造となっている。
【0021】 水袋15及び薬剤袋14はカートリッジタイプになっており、水袋は15は塩 化ビニールのようなものを考えれば良いと思われ、薬剤袋はプラチックでメッシ ュ状のものを使用する。
【0022】 トリッガー5には、必要時以外本装置が作動しないよう作動防止用安全具8が 設けられている。
【0023】 次に、本装置の緊急避難時の動作を説明する。まず、作動防止安全具8をはず し鎖錠を解いた後、トリッガー5を押さえ込むと、ニードル6の尖端が水袋11 を破ると共に平板部材に載置した薬剤10も下部に下がるので水と薬剤が反応し て酸素を発生する。発生した酸素は浸透膜9を介して供給ホース13側に採取さ れ、マスクに入る。
【0024】
【考案の効果】
本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を述べる。
【0025】 請求項1の避難用酸素発生装置においては、本装置の方向及び姿勢に関係なく 酸素発生材と水を反応させる発生酸素の採取が簡便に且つ安全に行なえるように なりその採取量も十分で(約15分間仕様可能)小型軽量化することもできる。
【0026】 請求項2の避難用酸素発生装置においては、外ケースと内ケースの上下部間の 空間と内ケース内部の空間を浸透膜を介することにより、発生酸素を有効に採取 すると共に横方向寸法を減少することができる。
【0027】 請求貢3の酸素発生装置については、水袋及び薬剤ふくろをカートリッジタイ プにすることにより、これらの装填及び交換を簡便とすることができる。
【0028】 請求貢4の酸素発生装置については、必要時以外に本装置は作動しないため、 安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】湿式タイプの従来の酸素発生装置である。
【図2】避難用酸素発生装置の要部正面断面図である。
【図3】避難用酸素発生装置の側面断面図である。
【図4】避難用酸素発生装置の慨観図である。
【符号の説明】
A 容器 B 上蓋 C パッキン D フイルタ E フイルタ支柱 F 供給ホース G マスク H ハンドル J 薬剤 K 水 1 外ケース 2 内ケース 3 外ケーウ上蓋 4 内ケース上蓋 5 トリッガー 6 ニードル 7 平板状部材 8 安全具 9 浸透膜 10 薬剤 11 水袋 12 サージタンク 13 供給ホース 14 マスク
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 避難用酸素発生装置

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外ケース(3)、外ケース(3)内に収
    納され下部に水袋(10)を収納した内ケース(4)、
    及び、外ケース(3)及び内ケース(4)の各上蓋の中
    央部を貫通するニードル(6)を有し、ニードル(6)
    は、外部のトリッガー(5)と薬剤(14)を載置する
    平板状部材(7)を連結し、下部に向かう尖端を備え、
    外ケース(3)と内ケース(4)の間には空間が有り、
    この空間は内ケース(4)の浸透膜を介して内部空間と
    通じていることを特徴とする避難用酸素発生装置
  2. 【請求項2】 浸透膜(9)が、内ケース(4)の少な
    くとも上部及び下部に設けられた請求項1に記載の避難
    用酸素発生装置。
  3. 【請求項3】水袋(15)及び薬剤は(14)はカート
    リッジに入っていて交換可能である避難用酸素発生装置
  4. 【請求項4】トリッガー(5)には作動防止用安全具
    (8)が設けられた避難用酸素発生装置
JP1994007207U 1994-05-18 1994-05-18 避難用酸素発生装置 Expired - Lifetime JP3012449U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014528287A (ja) * 2011-09-30 2014-10-27 ザ・ボーイング・カンパニーTheBoeing Company 航空機のためのパルス状補給酸素発生システム

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