JP3012033B2 - 狭帯域変調バースト搬送波の送信電力自動制御装置 - Google Patents
狭帯域変調バースト搬送波の送信電力自動制御装置Info
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- JP3012033B2 JP3012033B2 JP3154529A JP15452991A JP3012033B2 JP 3012033 B2 JP3012033 B2 JP 3012033B2 JP 3154529 A JP3154529 A JP 3154529A JP 15452991 A JP15452991 A JP 15452991A JP 3012033 B2 JP3012033 B2 JP 3012033B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は狭帯域変調搬送波の時分
割多重アクセス通信システムにおけるバースト搬送波の
スペクトラムの拡がりを抑圧するため、複数のランピン
グ特性をもつ送信電力レベルに利得制御のできる自動電
力制御装置に関し、自動車電話、衛星通信等の分野に適
用して好適なものである。
割多重アクセス通信システムにおけるバースト搬送波の
スペクトラムの拡がりを抑圧するため、複数のランピン
グ特性をもつ送信電力レベルに利得制御のできる自動電
力制御装置に関し、自動車電話、衛星通信等の分野に適
用して好適なものである。
【0002】一般に時分割多重アクセス通信(TDM
A)方式は、単一の基地局と多数の地上局(移動局)と
の間で多方向多重通信するシステムとして、基地局で各
地上局との間の信号を時分割多重化して送信し、各地上
局はその中から自局宛の信号を取出す仕組みをもち、自
局に割当てられた時間幅の間に要求により基地局に対し
てバースト状の情報を送出している。 そこで上記バー
スト信号の休止期間に搬送波を抑止するために一定の包
絡線のバースト信号をバースト制御信号によってスイッ
チングする制御回路を付加する方法が知られているが、
搬送波の入切により瞬時に周波数範囲が拡散して他の基
地局の周波数帯や自局の受信機に妨害を与えることにな
り、帯域の拡がりを抑止するためにバースト信号の急激
な立上り、立下りのランプ特性を滑らかに制御すること
が望まれる。
A)方式は、単一の基地局と多数の地上局(移動局)と
の間で多方向多重通信するシステムとして、基地局で各
地上局との間の信号を時分割多重化して送信し、各地上
局はその中から自局宛の信号を取出す仕組みをもち、自
局に割当てられた時間幅の間に要求により基地局に対し
てバースト状の情報を送出している。 そこで上記バー
スト信号の休止期間に搬送波を抑止するために一定の包
絡線のバースト信号をバースト制御信号によってスイッ
チングする制御回路を付加する方法が知られているが、
搬送波の入切により瞬時に周波数範囲が拡散して他の基
地局の周波数帯や自局の受信機に妨害を与えることにな
り、帯域の拡がりを抑止するためにバースト信号の急激
な立上り、立下りのランプ特性を滑らかに制御すること
が望まれる。
【0003】上記従来技術は図5に例示する通り、変調
器1により例えばπ/4シフトQPSK変調方式で以て
搬送波を狭帯域化し、CPUからのランピング用タイミ
ング制御指令信号に基づき、RF増幅器8からの送信出
力レベルを滑らかに変化させるための時分割したバース
ト信号が、連続した細かい階段状ランプ特性をもつ単一
のパターンを記憶させたROMから成るランピング手段
3を通してデジタル/アナログ変換器4により変換して
電圧制御の可能な減衰器2に加え、他方、上記RF増幅
器に対して上記ランピング手段の入力であるタイミング
制御指令信号に同期するCPUからの指令によって、送
信電力の電圧レベルを複数のパターンとして記憶させた
ROMを電圧レベル発生部9としてデジタル/アナログ
変換器10を介し加算器11の入力として加え、上記R
F増幅器出力信号の電力レベルを示す出力レベル検波器
12からの帰還信号と比較し、上記狭帯域変調波を増幅
器5、周波数変換手段であるミキサ6、バンドパスフィ
ルタ7を経て上記RF増幅器に伝送してその出力を制御
するように構成してある。
器1により例えばπ/4シフトQPSK変調方式で以て
搬送波を狭帯域化し、CPUからのランピング用タイミ
ング制御指令信号に基づき、RF増幅器8からの送信出
力レベルを滑らかに変化させるための時分割したバース
ト信号が、連続した細かい階段状ランプ特性をもつ単一
のパターンを記憶させたROMから成るランピング手段
3を通してデジタル/アナログ変換器4により変換して
電圧制御の可能な減衰器2に加え、他方、上記RF増幅
器に対して上記ランピング手段の入力であるタイミング
制御指令信号に同期するCPUからの指令によって、送
信電力の電圧レベルを複数のパターンとして記憶させた
ROMを電圧レベル発生部9としてデジタル/アナログ
変換器10を介し加算器11の入力として加え、上記R
F増幅器出力信号の電力レベルを示す出力レベル検波器
12からの帰還信号と比較し、上記狭帯域変調波を増幅
器5、周波数変換手段であるミキサ6、バンドパスフィ
ルタ7を経て上記RF増幅器に伝送してその出力を制御
するように構成してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
においては送信電力レベルを滑らかに変化させるための
ランピング手段3によるランプ特性パターンとRF増幅
器8の出力レベルを制御するための電圧レベル発生器9
による複数の電圧レベルパターンを夫々送出するタイミ
ングの完全一致を期すこと、及びランピング特性と電圧
レベルパターンの変更が夫々同時に行われなくてはなら
ないこと、更に電圧レベル発生器はランピング特性と送
信出力レベルを考慮した図3(B)のような制御信号と
なることによる電圧レベル発生器を構成するROMのビ
ット数とその容量並びにデジタル/アナログ変換部10
のビット数が膨大化するという欠点を払拭するにある。
においては送信電力レベルを滑らかに変化させるための
ランピング手段3によるランプ特性パターンとRF増幅
器8の出力レベルを制御するための電圧レベル発生器9
による複数の電圧レベルパターンを夫々送出するタイミ
ングの完全一致を期すこと、及びランピング特性と電圧
レベルパターンの変更が夫々同時に行われなくてはなら
ないこと、更に電圧レベル発生器はランピング特性と送
信出力レベルを考慮した図3(B)のような制御信号と
なることによる電圧レベル発生器を構成するROMのビ
ット数とその容量並びにデジタル/アナログ変換部10
のビット数が膨大化するという欠点を払拭するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かくして本発明は、狭帯
域に変調したバースト搬送波の振幅を規制し、送信出力
波形の滑らかな傾斜をもつパターンを決めるランピング
手段からのパターン信号の加えられる電圧制御減衰器
か、周波数変換手段を経て出力するRF増幅器に対し
て、上記RF増幅器の出力レベル検波器による帰還信号
と比較するため、上記電圧レベル発生部のパターン信号
と上記ランピング手段からのパターン信号とを掛け合わ
せた出力信号を与える乗算器を介挿することにより、周
波数スペクトラムの拡散防止と、RF増幅器を任意のレ
ベルを有するランピング特性に利得制御し得るように構
成するものである。
域に変調したバースト搬送波の振幅を規制し、送信出力
波形の滑らかな傾斜をもつパターンを決めるランピング
手段からのパターン信号の加えられる電圧制御減衰器
か、周波数変換手段を経て出力するRF増幅器に対し
て、上記RF増幅器の出力レベル検波器による帰還信号
と比較するため、上記電圧レベル発生部のパターン信号
と上記ランピング手段からのパターン信号とを掛け合わ
せた出力信号を与える乗算器を介挿することにより、周
波数スペクトラムの拡散防止と、RF増幅器を任意のレ
ベルを有するランピング特性に利得制御し得るように構
成するものである。
【0006】
【実施例】以下に図1乃至図4により本発明の実施例に
ついて詳説するが、全図を通じて同一部分は同一符号に
て表してあり、構成上異なる部分についてのみ説明し、
従来技術と同等部分については説明を省略する。
ついて詳説するが、全図を通じて同一部分は同一符号に
て表してあり、構成上異なる部分についてのみ説明し、
従来技術と同等部分については説明を省略する。
【0007】先ず図1において3は図3(A)に示す単
一のランピング特性をもつパターン信号波S1 と同図
(C)に示す電圧レベルの複数のパターン信号波S2 と
を乗算器13によって掛け合わせて、その出力を同図
(B)のS3 のようにつくり、RF増幅器の出力レベル
検波器12の帰還信号と加算器11において比較し、上
記RF増幅器の利得制御信号としてRF増幅器に加えて
いる。
一のランピング特性をもつパターン信号波S1 と同図
(C)に示す電圧レベルの複数のパターン信号波S2 と
を乗算器13によって掛け合わせて、その出力を同図
(B)のS3 のようにつくり、RF増幅器の出力レベル
検波器12の帰還信号と加算器11において比較し、上
記RF増幅器の利得制御信号としてRF増幅器に加えて
いる。
【0008】次に図2は、狭帯域変調バースト搬送波の
振幅規制と滑らかな傾斜の立上り、立下り特性をもつラ
ンピング手段3からのパターン信号を入力とする電圧制
御減衰器2をRF増幅器の前段に移した他は、図1と全
く同じ構成としたものである。
振幅規制と滑らかな傾斜の立上り、立下り特性をもつラ
ンピング手段3からのパターン信号を入力とする電圧制
御減衰器2をRF増幅器の前段に移した他は、図1と全
く同じ構成としたものである。
【0009】図4は前記乗算器13をデジタル式として
CPUからのランピング制御用と出力電力制御用のデジ
タル信号を直接、乗算するように構成したものである。
CPUからのランピング制御用と出力電力制御用のデジ
タル信号を直接、乗算するように構成したものである。
【0010】上記の通り本発明においては、RF増幅器
の出力即ち送信電力の電力レベルとその滑らかなランピ
ング特性を同時に制御するための加算器の一方の入力と
して、単一のランピング特性パターン信号と、出力電力
レベルを決める複数の電圧レベルパターン信号との同期
をとることなく複数の一定な電圧レベルパターン信号を
出せばよいだけであるので、パターンの記憶容量が減
り、乗算器により掛け合わせるだけで安定した増幅器の
制御信号が得られる。
の出力即ち送信電力の電力レベルとその滑らかなランピ
ング特性を同時に制御するための加算器の一方の入力と
して、単一のランピング特性パターン信号と、出力電力
レベルを決める複数の電圧レベルパターン信号との同期
をとることなく複数の一定な電圧レベルパターン信号を
出せばよいだけであるので、パターンの記憶容量が減
り、乗算器により掛け合わせるだけで安定した増幅器の
制御信号が得られる。
【0011】
【発明の効果】かくて本発明の狭帯域変調バースト搬送
波の送信電力自動制御装置は、狭帯域変調したバースト
搬送波とRF増幅器の出力電力に滑らかなランプ特性を
与えるパターン信号の振幅を電圧制御減衰器によって規
制し、このランピング制御信号と送信電力レベルとを決
める複数の電圧レベルパターン信号との乗算によって合
成された信号を、その出力レベルが電圧制御の可能なR
F増幅器の出力レベル検波器による帰還信号と比較して
RF増幅器を制御しているので、滑らかな立上り、立下
り傾斜の電圧レベルパターンに従った出力特性並びに電
力利得を、少ないビット数、メモリ容量により制御する
ことが可能になった。
波の送信電力自動制御装置は、狭帯域変調したバースト
搬送波とRF増幅器の出力電力に滑らかなランプ特性を
与えるパターン信号の振幅を電圧制御減衰器によって規
制し、このランピング制御信号と送信電力レベルとを決
める複数の電圧レベルパターン信号との乗算によって合
成された信号を、その出力レベルが電圧制御の可能なR
F増幅器の出力レベル検波器による帰還信号と比較して
RF増幅器を制御しているので、滑らかな立上り、立下
り傾斜の電圧レベルパターンに従った出力特性並びに電
力利得を、少ないビット数、メモリ容量により制御する
ことが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を表すブロック結線系統図。
【図2】図1の異なる実施例のブロック結線系統図。
【図3】パターン信号波形を示し、同図(A)は信号S
1 の、同図(B)はS3 の、同図(C)はS2 の信号波
形グラフ。
1 の、同図(B)はS3 の、同図(C)はS2 の信号波
形グラフ。
【図4】図1、図2と異なる本発明の別の実施例を示す
ブロック結線系統図。
ブロック結線系統図。
【図5】従来技術を例示するブロック結線系統図。
1 変調器 2 電圧制御減衰器 3 ランピング手段 4、10 デジタル/アナログ変換器 5 IF増幅器 6 ミキサ 7 バンドパスフィルタ 8 RF増幅器 9 電圧レベル発生部 11 加算器 12 出力レベル検波器 13、130 乗算器
Claims (1)
- 【請求項1】狭帯域に変調されたバースト搬送波が入力
され、その振幅を規制するとともに基準タイミング波形
の立上がり及び立下りの傾斜を決めるパターンをつくる
ランピング手段による信号が加えられる電圧制御減衰器
から、周波変成手段を介してその出力レベルを電圧制御
の可能なRF増幅器に伝達され、上記RF増幅器の送信
電力レベルを決める電圧レベル発生器からの複数のパタ
ーン信号と上記RF増幅器の出力レベルを検波した帰還
信号とを比較する加算器の出力により自動電力制御する
時分割多重アクセス通信システムの送信において、上記
加算器と上記電圧レベル発生部との間に、上記電圧制御
減衰器に加える上記ランピング手段からのパターン信号
と上記電圧レベル発生部からの複数のパターン信号とを
乗算する乗算器を介挿して成り、時分割多重アクセス送
信時の周波数スペクトラムの拡がりを抑止したことを特
徴とする狭帯域変調バースト搬送波の送信電力自動制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3154529A JP3012033B2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 狭帯域変調バースト搬送波の送信電力自動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3154529A JP3012033B2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 狭帯域変調バースト搬送波の送信電力自動制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH057228A JPH057228A (ja) | 1993-01-14 |
JP3012033B2 true JP3012033B2 (ja) | 2000-02-21 |
Family
ID=15586251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3154529A Expired - Fee Related JP3012033B2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 狭帯域変調バースト搬送波の送信電力自動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3012033B2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-26 JP JP3154529A patent/JP3012033B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH057228A (ja) | 1993-01-14 |
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