JP3011877U - 交流電路に於ける直列通信信号の重畳回路 - Google Patents
交流電路に於ける直列通信信号の重畳回路Info
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】ノイズ発生の少ないゼロクロス付近に,通信信
号を重畳することのできる,交流電路に於ける直列通信
信号の重畳回路を提供する。 【構成】ゼロクロス検出回路24,プラス側パルス重畳
回路25,マイナス側パルス重畳回路26,トリガーパ
ルス発生回路27,ゼロクロスを基準にトリガーパルス
を制御する制御器8で構成され,給電部のS相回路A,
給電部のR相回路B間に,交流電圧波形を印加した状態
に於て,ゼロクロスを基準にトリガーパルスを制御する
制御器より,プラス側トリガーパルス信号とマイナス側
トリガーパルス信号を送出して,交流電圧に重畳したプ
ラス側通信信号波形と交流電圧に重畳したマイナス側通
信信号波形を重畳することができ,この重畳した信号の
有無で通信を行う。
号を重畳することのできる,交流電路に於ける直列通信
信号の重畳回路を提供する。 【構成】ゼロクロス検出回路24,プラス側パルス重畳
回路25,マイナス側パルス重畳回路26,トリガーパ
ルス発生回路27,ゼロクロスを基準にトリガーパルス
を制御する制御器8で構成され,給電部のS相回路A,
給電部のR相回路B間に,交流電圧波形を印加した状態
に於て,ゼロクロスを基準にトリガーパルスを制御する
制御器より,プラス側トリガーパルス信号とマイナス側
トリガーパルス信号を送出して,交流電圧に重畳したプ
ラス側通信信号波形と交流電圧に重畳したマイナス側通
信信号波形を重畳することができ,この重畳した信号の
有無で通信を行う。
Description
【0001】
本考案は,直列通信信号を,電力用単相交流回路に重畳して,新規に信号線を 布線すること無く,遠隔操作をするためのに利用するものである。
【0002】
従来は,電力用単相交流回路を利用して,直列通信信号を重畳して,遠隔操作 をするためには,高周波(30kHz〜300kHZ)を用いて振幅変調,周波 数変調等の微弱な信号を,電力用単相交流回路に重畳して行っているが,交流回 路のインピーダンスは,数10オームから数オームと低く,また電気機器の入り 切り時のノイズも多く,受信側の誤受信を無くすためには,回路が複雑で高価と なる欠点があた。
【0003】
電力用単相交流回路に於て,直列通信信号を重畳する際は,回路に接続される ている負荷の変化や,負荷の種類によって,交流回路のインピーダンスが変化し ,特に回路インピーダンスが低くなったときには,高レベルの通信信号を重畳す る必要があり,大きな容量の通信信号駆動回路が必要だったが,本考案は,交流 回路のインピーダンスが低くとも,単純な回路で容易に高レベルの通信信号を重 畳することができる。
【0004】
図面により説明すると,回路の構成は,図1,ゼロクロス検出回路(24), プラス側パルス重畳回路(25),マイナス側パルス重畳回路(26),トリガ ーパルス発生回路(27),ゼロクロスを基準にトリガーパルスを制御する制御 器(8)で構成されている。
【0005】 給電部のS相回路(A)と,給電部のR相回路(B)に接続した,ゼロクロス 検出用トランス(15)と,ゼロクロス検出器(16)によって,ゼロクロスタ イミングを,ゼロクロスを基準にトリガーパルスを制御する制御器(8)に取り 込み,給電部のR相回路(B)と,プラス側パルス充電回路(D)間に,プラス 側パルス充電用コンデンサー(2)を接続し,チョークコイルを経由したS相回 路(C)と,プラス側パルス充電回路(D)間に,それぞれ,プラス側パルス充 電用ダイオード(3)と,プラス側パルス放電用スイッチング素子(4)とを接 続し,更にプラス側パルス発生ゲート回路(E)と,チョークコイルを経由した S相回路(C)にプラス側トリガー用トランス2次側コイル(5)を接続し,直 流的に絶縁したプラス側トリガー用トランス1次側コイル(6)と,プラス側ト リガーパルス発生器(7)を経由して,ゼロクロスを基準にトリガーパルスを制 御する制御器(8)に結合して,プラス側パルス重畳回路とする。
【0006】 マイナス側パルス重畳回路は,プラス側パルス重畳回路と対象的に,チョーク コイルを経由したS相回路(C)と,マイナス側パルス充電回路(G)間に,マ イナス側パルス充電用コンデンサー(14)を接続し,給電部のR相回路(B) と,マイナス側パルス充電回路(G)間に,それぞれ,マイナス側パルス充電用 ダイオード(13)と,マイナス側パルス放電用スイッチング素子(12)とを 接続し,更にマイナス側パルス発生ゲート回路(F)と,給電部のR相回路(B )にマイナス側トリガー用トランス2次側コイル(9)を接続し,直流的に絶縁 したマイナス側トリガー用トランス1次側コイル(10)と,マイナス側トリガ ーパルス発生器(11)を経由して,ゼロクロスを基準にトリガーパルスを制御 する制御器(8)に結合して,マイナス側パルス重畳回路とする。
【0007】
本考案の実施例を,図面によって説明すると,図1,給電部のS相回路(A) と,給電部のR相回路(B)間に,図2,交流電圧波形(17)の電圧が印加さ れている状態に於て,ゼロクロス検出用トランス(15)と,ゼロクロス検出器 (16)で,交流電圧のプラスからマイナスに変位するタイミングと,マイナス からプラスに変位するタイミングを検出して,ゼロクロスを基準にトリガーパル スを制御する制御器(8)に取り込み,給電部のS相回路(A)がプラスの時は ,プラス側パルス充電用コンデンサー(2)に,プラス側パルス充電用ダイオー ド(3)を通って,交流回路の給電電圧の波高値に充電され,次のゼロクロスの 時点に,プラス側パルス放電用スイッチング素子(4)のトリガーが無ければそ の波高値は維持され,その端子電圧の推移は,図4,プラス側パルス充電用コン デンサー(2)の端子電圧波形(20)のようになる。
【0008】 また,次のゼロクロスの時点に,ゼロクロスを基準にトリガーパルスを制御す る制御器(8)から,プラス側トリガーパルス信号波形(18)を送出すると, プラス側トリガーパルス発生器(7)を経由して,プラス側トリガー用トランス 1次側コイル(6)を励振し,プラス側トリガー用トランス2次側コイル(5) にトリガーパルスが発生して,プラス側パルス放電用スイッチング素子(4)は ,導通状態となり,給電部のR相回路(B),給電部のS相回路(A)間は,チ ョークコイル(1)と,プラス側パルス充電用コンデンサー(2)で,直列回路 が形成され,プラス側パルス充電用コンデンサー(2)に,給電電圧の波高値に 充電された電荷によって,電気的減衰振動が発生する。
【0009】 その電気的減衰振動は,理想コンデンサー,理想チョークコイルであれば,内 部インピーダンスが零となり,交流回路給電部に並列接続されているため,高い レベルの電気的減衰振動が重畳して,図5,交流電圧に重畳したプラス側通信信 号波形(22)を観測することができる。
【0010】 また,給電部のS相回路(A)がマイナスになった時は,プラス側パルス充電 用コンデンサー(2)が放電した後は,プラス側パルス重畳回路(25)は,何 の作用も行われず,他方マイナス側パルス充電用コンデンサー(14)は,マイ ナス側パルス充電用ダイオード(13)を通って,給電電圧の波高値に充電され ,次のゼロクロスの時点に,マイナス側パルス放電用スイッチング素子(12) のトリガーが無ければ,その波高値は維持され,その端子電圧の推移は,図4, マイナス側パルス充電用コンデンサー(14)の端子電圧波形(21)のように なる。
【0011】 また,次のゼロクロスの時点に,ゼロクロスを基準にトリガーパルスを制御す る制御器(8)から,マイナス側トリガーバルス信号波形(19)を送出すると ,マイナス側トリガーパルス発生器(11)を経由して,マイナス側トリガー用 トランス1次側コイル(10)を励振し,マイナス側トリガー用トランス2次側 コイル(9)にトリガーパルスが発生して,マイナス側パルス放電用スイッチン グ素子(12)は,導通状態となり,給電部のR相回路(B),給電部のS相回 路(A)間は,チョークコイル(1)とマイナス側パルス充電用コンデンサー( 14)で,直列回路が形成され,マイナス側パルス充電用コンデンサー(14) に,給電電圧の波高値に充電された電荷によって,電気的減衰振動が発生する。
【0012】 その電気的減衰振動は,理想コンデンサー,理想チョークコイルであれば,内 部インピーダンスが零となり,給電部に並列接続されているため,高いレベルの 電気的減衰振動が重畳して,図5,交流電圧に重畳したマイナス側通信信号波形 (23)を観測することができる。
【0013】
図面,図1,は実施例の回路図を表したもので,図2,交流電圧波形(17) を,給電部のS相回路(A),給電部のR相回路(B)に印加した状態に於て, 図3,プラス側トリガーパルス信号波形(18),マイナス側トリガーパルス信 号波形(19)のような信号を,ゼロクロスを基準にトリガーパルスを制御する 制御器(8)から送出すると,図4,プラス側パルス充電用コンデンサー(2) の端子電圧波形(20),マイナス側パルス充電用コンデンサー(14)の端子 電圧波形(21)となり,図5,交流電圧に重畳したプラス側通信信号波形(2 2),交流電圧に重畳したマイナス側通信信号波形(23)を実現することがで きる。
【0014】
【考案の効果】 一般家庭の交流回路の,最大負荷時,及び負荷変動に於て,図5,交流電圧に 重畳したプラス側通信信号波形(22),交流電圧に重畳したマイナス側通信信 号波形(23)を使って直列通信を行い,良好な結果を得た。
【図1】本考案の実施例の回路図である。
【図2】本考案の実施例に印加した交流電圧波形であ
る。
る。
【図3】本考案の実施例に印加したトリガーパルス信号
波形である。
波形である。
【図4】本考案の実施例に測定した充電用コンデンサー
の端子電圧波形である。
の端子電圧波形である。
【図5】本考案の実施例に観測した交流電圧に重畳した
信号波形である。
信号波形である。
A,給電部のS相回路 B,給電部のR相回路 C,チョークコイルを経由したS相回路 D,プラス側パルス充電回路 E,プラス側パルス発生ゲート回路 F,マイナス側パルス発生ゲート回路 G,マイナス側パルス充電回路 1,チョークコイル 2,プラス側パルス充電用コンデンサー 3,プラス側パルス充電用ダイオード 4,プラス側パルス放電用スイッチング素子 5,プラス側トリガー用トランス2次側コイル 6,プラス側トリガー用トランス1次側コイル 7,プラス側トリガーパルス発生器 8,ゼロクロスを基準にトリガーパルスを制御する制御
器 9,マイナス側トリガー用トランス2次側コイル 10,マイナス側トリガー用トランス1次側コイル 11,マイナス側トリガーパルス発生器 12,マイナス側パルス放電用スイッチング素子 13,マイナス側パルス充電用ダイオード 14,マイナス側パルス充電用コンデンサー 15,ゼロクロス検出用トランス 16,ゼロクロス検出器 17,交流電圧波形 18,プラス側トリガーパルス信号波形 19,マイナス側トリガーパルス信号波形 20,プラス側パルス充電用コンデンサー(2)の端子
電圧波形 21,マイナス側パルス充電用コンデンサー(14)の
端子電圧波形 22,交流電圧に重畳したプラス側通信信号波形 23,交流電圧に重畳したマイナス側通信信号波形 24,ゼロクロス検出回路 25,プラス側パルス重畳回路 26,マイナス側パルス重畳回路 27,トリガーパルス発生回路
器 9,マイナス側トリガー用トランス2次側コイル 10,マイナス側トリガー用トランス1次側コイル 11,マイナス側トリガーパルス発生器 12,マイナス側パルス放電用スイッチング素子 13,マイナス側パルス充電用ダイオード 14,マイナス側パルス充電用コンデンサー 15,ゼロクロス検出用トランス 16,ゼロクロス検出器 17,交流電圧波形 18,プラス側トリガーパルス信号波形 19,マイナス側トリガーパルス信号波形 20,プラス側パルス充電用コンデンサー(2)の端子
電圧波形 21,マイナス側パルス充電用コンデンサー(14)の
端子電圧波形 22,交流電圧に重畳したプラス側通信信号波形 23,交流電圧に重畳したマイナス側通信信号波形 24,ゼロクロス検出回路 25,プラス側パルス重畳回路 26,マイナス側パルス重畳回路 27,トリガーパルス発生回路
Claims (1)
- 【請求項1】給電部のR相回路(B)と,プラス側パル
ス充電回路(D)間に,プラス側パルス充電用コンデン
サー(2)を接続し,チョークコイルを経由したS相回
路(C)と,プラス側パルス充電回路(D)間に,それ
ぞれ,プラス側パルス充電用ダイオード(3)と,ゼロ
クロスを基準に制御する制御器(8)によって導通す
る,プラス側パルス放電用スイッチング素子(4)を接
続し,更に,チョークコイルを経由したS相回路(C)
と,マイナス側パルス充電回路(G)間に,マイナス側
パルス充電用コンデンサー(14)を接続し,給電部の
R相回路(B)と,マイナス側パルス充電回路(G)間
に,それぞれ,マイナス側パルス充電用ダイオード(1
3)と,ゼロクロスを基準に制御する制御器(8)によ
って導通する,マイナス側パルス放電用スイッチング素
子(12)を接続した,直列通信信号の重畳回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994013041U JP3011877U (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 交流電路に於ける直列通信信号の重畳回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994013041U JP3011877U (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 交流電路に於ける直列通信信号の重畳回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3011877U true JP3011877U (ja) | 1995-06-06 |
Family
ID=43147600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994013041U Expired - Lifetime JP3011877U (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 交流電路に於ける直列通信信号の重畳回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3011877U (ja) |
-
1994
- 1994-09-13 JP JP1994013041U patent/JP3011877U/ja not_active Expired - Lifetime
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