JP3011676U - サウナ風呂装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サウナの効果を有する上に、日光浴の環境が
造られるサウナ風呂装置を提供しようとする。 【構成】 サウナ風呂装置Ａは浴槽の開口部を封じると
共に、人体の頭部が露出できる開口部１２を有する蓋１
と、蓋１の中央部に設けられている赤外線又遠赤外線の
熱源体３と紫外線発生装置２、４とで構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、浴槽の蓋を改良したサウナ風呂装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

実開昭６３−１３１４０号公報には、”サウナ風呂用ケ−ス”が提案されてい る。 上記”サウナ風呂ケ−ス”は下方向又は下斜め方向を照射する赤外線ランプ又 は遠赤外線ランプを蓋の下側面に取り付け、更に、この蓋に人体の頭部を出入り 可能とするための穴部を設けたものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記したサウナ風呂装置は赤外線又は遠赤外線で人体を暖めて、発汗作用を促 進するものであるが、肌を小麦色に焼くという新たなニ−ズにこたえることがで きなかった。

【０００４】 本考案は、このような問題点を鑑みてなされたものであり、その目的とすると ころはサウナの効果を有し、しかも、日光浴の環境が得られるサウナ風呂装置を 提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記問題を解決するため、本考案に係るサウナ風呂装置は、浴槽の開口部を密 封すると共に、人体の頭部を露出させる開口部を有する蓋と、この蓋の裏面に設 けられている赤外線又遠赤外線を発生する熱源体とで構成されたサウナ風呂装置 において、前記蓋に紫外線発生装置が設けられたものである。

【０００６】 又、前記紫外線発生装置は、少なくとも２９０〜３２０ｎｍの波長又は２００ 〜２９０ｎｍの波長の紫外線を発生するように構成されている。

【０００７】

【作用】

本考案によれば、紫外線発生装置は２９０〜３２０ｎｍの紫外線（ＵＶＢ）を 発生するから、夏季以外でも日焼け、即ち、日光浴が可能になる。 また、２００〜２９０ｎｍの紫外線（ＵＶＣ）は強力な殺菌作用を有するから 水虫の治療や皮膚病の治療に役立つ。

【０００８】

【実施例】

図１〜３は本考案の実施例を示す図であって、それを参照して実施例を説明す る。 図１は本考案のサウナ風呂装置の斜視図、図２は図１に示すサウナ風呂装置の 使用状態図である。

【０００９】 図において、本考案に係わるサウナ風呂装置Ａは浴槽の開口部（図２を参照す る）を封じると共に、人体の頭部を露出させる開口部１２を有する蓋１と、蓋１ の略中央部に設けられている赤外線又遠赤外線を発生する熱源体３と紫外線発生 装置２、４とで構成されている。

【００１０】 紫外線発生装置２は、２９０〜３２０ｎｍの紫外線を発生する装置、紫外線発 生装置４は２００〜２９０ｎｍ波長の紫外線を発生する装置であり、紫外線発生 装置２、４と熱源体３の発光面２１、４１、３１（図２を参照する）は蓋１の裏 面より露出している。

【００１１】 上記のサウナ風呂装置Ａを使用するには、図２に示すように、人は浴槽６（こ の浴槽６は一般家庭用の風呂桶を用いてもよい）に入ってから人の頭部が開口部 １２から露出するよう蓋１を浴槽６の開口部上に置く。そして、熱源体３、紫外 線発生装置２、４を作動させる。

【００１２】 （１）熱源体３だけを作動すると、浴槽６内の温度が上昇して、簡易サウナ装 置にすることが出来る。 （２）熱源体３と紫外線発生装置２とを作動させると、赤外線及び紫外線（２ ９０〜３２０ｎｍ波長）が同時に発生するため、浴槽６内には、日光浴の環境が 出来る。 （３）紫外線発生装置２、４を共に作動させると、異なる波長の紫外線が照射 されるから、肌をよりきれいに焼くことが出来、しかも、水虫などの皮膚病の治 療効果も出る。

【００１３】 なお、蓋は図３のように複数の蓋１３、１４、１５に分割してもよいし、又、 頭部を露出させる開口部は図３のような蓋１５に設けた開口部１６で構成しても よい。 又、熱源体３、紫外線発生装置２、４はタイマ−を用いて、それぞれが所定時 間作動するように構成してもよい。

【００１４】

【考案の効果】

本考案は赤外線又は遠赤外線の熱源体と紫外線発生装置とを有するため、単に サウナ効果を有するだけでなく、日光浴の効果や皮膚病の治療効果も有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案によるサウナ風呂装置の蓋の斜視図であ
る。

【図２】図２は図１に示すサウナ風呂装置の使用状態図
である。

【図３】本考案による他の実施例を示す図である。

【符号の説明】

１ 蓋 ２、４ 紫外線発生装置 ３ 熱源体 ６ 浴槽

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 川 又 洋 東京都新宿区大京町10番11−507号 宗教 法人白衣観音院東京別院内

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 浴槽の開口部を密封すると共に、人体の
   頭部を露出させる開口部を有する蓋と、この蓋の裏面に
   設けられている赤外線又遠赤外線を発生する熱源体とで
   構成されたサウナ風呂装置において、前記蓋に紫外線発
   生装置が設けられたことを特徴とするサウナ風呂装置。
2. 【請求項２】 前記紫外線発生装置は、少なくとも２９
   ０〜３２０ｎｍの波長又は２００〜２９０ｎｍの波長の
   紫外線を発生するように構成されていることを特徴とす
   る請求項１に記載のサウナ風呂装置。