JP3010590B2 - ディジタルセル無線通信システムの低速通信モードにおける信号処理の順序付け方法 - Google Patents

ディジタルセル無線通信システムの低速通信モードにおける信号処理の順序付け方法

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JP3010590B2 JP4191172A JP19117292A JP3010590B2 JP 3010590 B2 JP3010590 B2 JP 3010590B2 JP 4191172 A JP4191172 A JP 4191172A JP 19117292 A JP19117292 A JP 19117292A JP 3010590 B2 JP3010590 B2 JP 3010590B2
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    • H04B7/24Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts
    • H04B7/26Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時分割多重アクセスを
利用するディジタルセル無線通信システム、特にヨーロ
ッパ式無線電話システムにおいて低速通信モード中に実
施されるディジタル信号処理の順序付け方法に係る。
【0002】
【従来の技術】以下、説明を分かりやすくするために信
号のディジタル処理を非限定的な例として端末に関して
説明する。この端末は有線通信網へのアクセス点である
基地局との間で無線信号を介して情報を交換する。従っ
て端末は、受信時にはこれらの無線信号の各々をベース
バンドディジタル信号に変換し、送信時には逆のオペレ
ーションを行う無線回路を含む。端末は更に、受信時に
は変換回路に向けて音声ディジタル信号を発生するため
にベースバンド受信信号に種々のオペレーションを行
い、送信時には逆のオペレーションを行う信号処理回路
を含む。この変換回路は、端末のマイク及び拡声器と信
号処理回路との間のインタフェースを確保するためにデ
ィジタル−アナログ及びアナログ−ディジタル変換を行
う。端末は更に、特に無線回路と信号処理回路とを制御
することにより、端末の機能を制御する制御回路を含
む。本明細書中において信号のディジタル処理なる用語
は慣用に従い、信号処理回路により行われるオペレーシ
ョンの全体を意味する。
【0003】通信モードなる用語は、最高速度通信であ
るか低速通信であるか(これらの概念については追って
説明する)に拘わらず、その間に音声呼が設定される動
作モードを意味する。
【0004】従って、呼設定手順は既に完成されている
とみなされ、本発明では言及しない。
【0005】該当無線電話システムは、所謂時分割多重
アクセスシステムである。これらのシステムは、タイム
スロットに細分された反復フレームを利用する。基地局
と端末との間の最高速度通信は、一方の伝送方向と他方
の方向とに割り当てられる2つの別個のタイムスロット
から各フレーム内で構成される通信チャネル上で行わ
れ、これらのタイムスロットは常にフレームの内側で同
一の位置を占める。
【0006】特定のシステムはこの方法に従って機能
し、例えばヨーロッパ電気通信規格協会(Europe
an Telecommunications Sta
ndards Institute,ETSI)の特別
部会(GSM)により定義されたヨーロッパディジタル
セル無線通信システムがこれに該当する。
【0007】更に、複数(例えば2つ)の端末が同一通
信路を共有する低速通信モードも提案された。これらの
2つの端末は別個のフレーム上で送受信するために同一
のタイムスロットを有する。可能な方法としては、第1
及び第2のフレームを第1の端末に割り当て、第3及び
第4のフレームを第2の端末に割り当て、更に第5及び
第6のフレームを第1の端末に割り当て、以下同様に割
り当てる方法が予想される。
【0008】以下の文中ではこの特定システムに関して
本発明を説明し、従って、公知媒体、特にGSMにより
刊行された勧告を引用することができる。
【0009】従って、ベースバンドディジタル信号なる
用語は、ガウス最小シフトキーイング(Gaussia
n Minimum Shift Keying)の略
称であるGMSK変調に従って270.3Kビット/秒
の周波数に変調されたディジタル信号を意味し、音声デ
ィジタル信号は8kHzの周波数で13ビットのサンプ
ル形態であり、制御回路との交換は主にプロセス制御、
信号発生及び同期情報に関する。
【0010】更に、GSMシステムは相互に重なり合う
2つの時間構造、即ち26個のフレーム又は51個のフ
レーム(以下の文中では夫々26マルチフレーム及び5
1マルチフレームと呼称する)を含むマルチフレームを
利用する。51マルチフレームは呼設定手順で使用さ
れ、26マルチフレームは呼をルーティングするために
使用される。
【0011】従って低速通信モードでは端末は26マル
チフレームを使用し、オペレーション全体はGSM勧告
シリーズ04及び05に記載されているように、呼設定
後、51マルチフレームから26マルチフレームへと移
行する。このモードの間に実施すべき種々の機能は送信
機能と受信機能とに分けることができ、送信機能は、G
SM用語では半速度呼に対応する160個の13ビット
音声サンプルから約130ビットの音声ブロックをコー
ディングにより生成する送信音声処理機能(最高速度の
対応処理はGSM勧告06.10、06.12、06.
31及び06.32に明記されている)と、音声ブロッ
クから228ビットのコード化ブロックを生成するチャ
ネルコーディング機能(最高速度の対応するコーディン
グはGSM勧告05.03に明記されている)と、2つ
のコード化ブロックのサブブロックから232ビットの
インタレースブロックを形成するインタレース機能(最
高速度の対応するインタレースはGSM勧告05.03
に明記されている)と、前記インタレースブロックから
各々2つのサブブロックを含む116ビットのパケット
を獲得する暗号化機能(GSM勧告03.20)と、パ
ケット及び制御ビットからタイムスロットのフォーマッ
トを有するバーストを生成するパケット処理機能(GS
M勧告05.01及び05.02)と、バーストを形成
するビットをディジタル変調するGMSK変調機能(G
SM勧告05.04)とを含み、受信機能は、パケット
の変調及び復元に対応するGMSK復調機能と、暗号解
読機能と、インタレース解除機能と、チャネルデコーデ
ィング機能と、約130ビットの音声ブロックから8k
Hzで160個の13ビットのサンプルを復元する受信
音声処理機能とを含む。
【0012】一般には、所謂マルチタスク順序付けに従
って各機能又は機能群に固有の手段を使用することによ
りこれらの種々の機能を並列に実施する方法が採用され
ており、これらの手段はこのとき、同時に動作すること
ができる。これらの機能は実際に明らかにGSM勧告に
合致する。これらの機能は複雑であり、当然個々に考慮
しなければならず、従って機能生成手段を分離しなけれ
ばならないため、この方法は妥当とされている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マルチ
タスク順序付けは以下に述べる種々の点により特徴付け
られる。まず第1に、種々の手段での種々の機能の実施
を調整するために制御回路のレベルでスイッチングの管
理の複雑な構造が必要である。また、種々の機能により
生成される中間結果を記憶するために、大容量のバッフ
ァメモリを使用することが必要である。更に、GSMシ
ステムに対して信号の処理の同期の複雑さが増加する。
これらの特徴の直接的な結果として、マルチタスク順序
付けの要件に固有のモジュールを備えることが必要であ
り、従って、ケイ素表面積が増加する。これは回路のコ
ストの点でもサイズの点でも望ましくなく、サイズは携
帯用端末の場合には特に重要な要素である。
【0014】従って本発明は、モノタスク又は直列型の
ディジタル信号処理の順序付け方法に係る。
【0015】
【課題を解決するための手段】信号処理順序付け方法
は、通信チャネルを介して端末と基地局との間でディジ
タル化音声通信をルーティングするためにディジタルセ
ル無線通信システムの低速通信モードに適用され、この
システムはタイムスロットから各々構成されるフレーム
を含むマルチフレームを利用し、この通信はトラフィッ
クフレームと呼称されるこれらのフレームの少なくとも
いくつかで実施され、端末は基地局に向かう送信タイム
スロットと、この基地局からの受信タイムスロットとを
有しており、通信は音声サンプル群に対応するコード化
ブロックから構成され、各コード化ブロックは1トラフ
ィックフレームの期間中に各々ルーティングされる2.
s個のサブブロックから形成され、あるコード化ブロッ
クのp番目のサブブロックと先行のコード化ブロックの
(p+s)番目のサブブロックとは、1つのタイムスロ
ットに配置されたp番目のパケット内で結合され、これ
らのマルチフレームはサブブロック数2.sの倍数であ
るトラフィックフレーム数を含んでおり、1つのマルチ
フレームのp番目のトラフィックフレームは、n番目の
コード化ブロックの第1番目のサブブロックを伝送する
ために使用され、マルチフレームの任意のトラフィック
フレームは式s.j+p(式中、pは1〜sであり、j
は正の整数又はゼロである)により表され、更に本発明
によると、マルチフレームは、コード化ブロックのルー
ティングに必要なトラフィックフレームを各々含む連続
フレーム群を含んでおり、1フレーム群は、j番目のフ
レーム群の間にjの値に対応するマルチフレームでその
位置により識別され、各トラフィックフレームの期間中
には、構成処理と、p番目の受信パケットから(j+
n)番目のコード化ブロックのp番目のサブブロック及
び(j+n−1)番目のコード化ブロックの(p+s)
番目のサブブロックを回収するための受信タイムスロッ
ト処理と、(j+n)番目のコード化ブロックのp番目
のサブブロック及び(j+n−1)番目のコード化ブロ
ックの(p+s)番目のサブブロックを組み合わせ、p
番目の送信パケットを形成するための、送信タイムスロ
ット処理とが実施され、(j+1)番目のフレーム群に
先行する送信周期中には、送信すべき音声サンプル群か
ら送信すべき(j+n+1)番目のコード化ブロックを
形成することからなる送信ブロック処理が実施され、
(j+1)番目のフレーム群に先行する受信周期中に
は、受信された(j+n−2)番目のコード化ブロック
を回収し、該ブロックに対応する受信音声サンプル群を
復元することからなる受信ブロックの処理が実施される
ことを特徴とする。
【0016】この構成から明らかなように、各情報群は
使用可能となるや否や処理され、中間段階が省略され
る。
【0017】ディジタルセル無線通信システムの低速通
信モードにおける信号処理順序付け方法の1つの特徴に
よると、同一のjの値での送信周期と受信周期とは分離
されている。
【0018】従って、作業負荷は必要な計算パワーを最
小にするように経時的に分配される。
【0019】更に、ディジタルセル無線通信システムの
低速通信モードにおける信号処理順序付け方法による
と、種々のjの値に対応する送信フレームは同一のpの
値により表される。
【0020】同様に、ディジタルセル無線通信システム
の低速通信モードにおける信号処理順序付け方法による
と、種々のjの値に対応する受信フレームは同一のpの
値により表される。
【0021】このように、順序付けは周期構造を有して
おり、従って単純である。
【0022】更に、ディジタルセル無線通信システムの
低速通信モードにおける信号処理順序付け方法による
と、このシステムは更に、種々の基地局が制御チャネル
上に信号を分配するように構成されており、トラフィッ
クフレームの少なくとも1つの期間中にこれらの制御チ
ャネルの1つで受信された信号のパワーを測定するため
の補助処理が実施される。
【0023】こうしてフレームの不動作時間は、1つの
基地局から別の基地局への呼の転送に備えるために利用
される。
【0024】更に、ディジタルセル無線通信システムの
低速通信モードにおける信号処理順序付け方法による
と、送信周期がフレーム群のトラフィックフレームの外
側でこの群に位置するように構成することができる。
【0025】このように配置することにより、作業負荷
の分配を更に改善することができる。
【0026】有利には順序付け方法において、受信周期
はトラフィックフレーム、例えば(j+n−1)番目の
コード化デロックの最後のサブブロックをルーティング
するトラフィックに一致する。
【0027】更に、種々の上記処理は順次実施されるよ
うに構成されており、順序付け方法のモノタスク特徴は
こうして強化される。
【0028】ディジタルセル無線通信システムの低速通
信モードにおける信号処理順序付け方法の第1の付随的
な特徴によると、構成処理は単に2つのオペレーショ
ン、即ちまずトラフィックフレームの1つでこのトラフ
ィックフレームの期間中に実施すべき他の処理を特定す
るために実施される第1のオペレーションと、これらの
他の処理により生成された結果を使用し、こうしてトラ
フィックフレームで予想される処理の終了を指示するよ
うにこれらの他の処理の後に実施される第2のオペレー
ションとを含む。
【0029】ディジタルセル無線通信システムの低速通
信モードにおける信号処理順序付け方法の第2の付随的
特徴によると、送信タイムスロットの処理は、p番目の
送信パケットの暗号化オペレーションと、次いでこのパ
ケットからバーストを形成し、このバーストを変調する
オペレーションとを含み、ディジタル化音声通信はこの
ようなバーストから構成される。
【0030】ディジタルセル無線通信システムの低速通
信モードにおける信号処理順序付け方法の第3の付随的
特徴によると、受信タイムスロットの処理は、受信した
バーストを予備処理するオペレーションと、p番目の受
信パケットを定義するためにこのバーストを復調するオ
ペレーションとを含み、このパケットはその後、送信パ
ケットで実施される暗号化に対応する暗号解読を受け
る。
【0031】ディジタルセル無線通信システムの低速通
信モードにおける信号処理順序付け方法の第4の付随的
特徴によると、送信ブロックの処理は、送信音声ブロッ
クを形成するための、送信すべき音声サンプル群の音声
コーディングオペレーションと、送信すべきコード化ブ
ロックを規定するための、この送信音声ブロックのチャ
ネルコーディングオペレーションとを含む。
【0032】ディジタルセル無線通信システムの低速通
信モードにおける信号処理順序付け方法の第5の付随的
特徴によると、受信ブロックの処理は、受信した音声ブ
ロックを復元するための、チャネルのコーディングに対
応する受信コード化ブロックのチャネルデコーディング
オペレーションと、受信した音声サンプル群を再生する
ための、音声コーディングに対応する受信音声ブロック
の音声デコーディングオペレーションとを含む。
【0033】更に、種々のオペレーションは順次実施さ
れるように構成されている。順序付け方法のモノタスク
特徴はこうして強化されるので、必要な計算パワーを時
間の関数として等化するために作業負荷を経時的に分配
することができる。
【0034】ディジタルセル無線通信システムの低速通
信モードにおける信号処理順序付け方法の1実施態様に
よると、マルチフレームは更に、端末と基地局との間で
コード化信号発生ブロックにより信号発生情報を伝送す
るために使用される少なくとも1つの信号発生フレーム
を各々含み、各コード化信号発生ブロックはt個の連続
信号発生フレームの期間中にパケット毎にルーティング
され、各コード化信号発生ブロックはこれらのパケット
で2個ずつ編成された2.t個のサブブロックから形成
され、任意の信号発生フレームは式MT=t.(i−
1)+q(式中、qは1〜tであり、iはコード化信号
発生ブロックの番号を表す正の整数である)により表さ
れ、各信号発生フレームの期間中には、特にqの値を規
定する構成手順と、i番目の受信コード化信号発生ブロ
ックのq番目のパケットの2つのサブブロックを再生す
るための受信手順と、i番目の送信コード化信号発生ブ
ロックのq番目のパケットの2つのサブブロックを組み
合わせるための送信手順とが実施され、特定の信号発生
フレーム即ちデコーディングフレームの期間中には、受
信コード化信号発生ブロックの最後のパケットの受信後
に、対応する受信信号発生情報を再生するためのデコー
ディング手順がiの各値毎に実施され、特定の信号化フ
レーム即ちコーディングフレームの期間中には、信号発
生ブロックの最初のパケットの送信前に、対応する送信
信号発生情報のコーディング手順がiの各値毎に、実施
される。
【0035】このように、信号発生チャネルの処理は従
来採用されているものと同様の方法で実施される。
【0036】有利には、ディジタルセル無線通信システ
ムの低速通信モードにおける信号処理順序付け方法によ
ると、同一のiの値でデコーディングフレームとコーデ
ィングフレームとは2つの別個のフレームであり、2つ
の別個のqの値に対応する。
【0037】更に、ディジタルセル無線通信システムの
低速通信モードにおける信号処理順序付け方法による
と、iの種々の値に対応するデコーディングフレームは
同一のqの値により表される。
【0038】更に、ディジタルセル無線通信システムの
低速通信モードにおける信号処理順序付け方法による
と、iの種々の値に対応するコーディングフレームは同
一のqの値により表される。
【0039】ディジタルセル無線通信システムの低速通
信モードにおける信号処理順序付け方法の好適実施態様
によると、i番目のコード化信号発生ブロックのデコー
ディング手順は、受信手順後の(t.i)番目の信号発
生フレームの期間中に実施される。
【0040】同様に、ディジタルセル無線通信システム
の低速通信モードにおける信号処理順序付け方法による
と、i番目のコード化信号発生ブロックに関するコーデ
ィング手順は、送信手以前の[t(i−1)+1]番目
の信号発生フレームの期間中に実施される。
【0041】更に、ディジタルセル無線通信システムの
低速通信モードにおける信号処理順序付け方法による
と、このシステムは更に種々の基地局が制御チャネル上
に信号を分配するように構成されており、信号発生フレ
ームの少なくとも1つの期間中に制御チャネルの1つで
受信された信号のパワーを測定するための補助処理OP
3が実施される。
【0042】更に、種々の手順は順次実施されるように
構成されているので、上述のような利点が得られる。
【0043】ディジタルセル無線通信システムの低速通
信モードにおける信号処理順序付け方法の別の実施態様
によると、マルチフレームは更にアイドルフレームを含
んでおり、予め決定された周波数の信号を支持する周波
数制御チャネルの受信に必要な観測ウィンドウがアイド
ルフレームの1つ前のフレームの期間中に実施される処
理又は手順の終点とこのアイドルフレームの終点との間
に配置されており、従ってこの観測ウィンドウの始点か
らアイドルフレームの終点まで解析段が延びており、解
析段の少なくとも1つの期間中には、初期化オペレーシ
ョンと、予め決定された周波数が観測ウィンドウの間に
検出されたか否かを確認するための周波数制御オペレー
ションと、周波数制御処理の終了と是の場合には検出メ
ッセージを含む先行の検出の結果とを指示する最終オペ
レーションとを含む周波数制御処理が実施される。
【0044】上述の場合と同様に、周波数制御チャネル
の処理はモノタスク順序付けに最適であり、従って、上
記利点が得られる。
【0045】更に、ディジタルセル無線通信システムの
低速通信モードにおける信号処理順序付け方法による
と、予め決定された周波数の検出が実施され、周波数制
御チャネルに関連する同期チャネルは検出メッセージ中
に指示される場所で観測ウィンドウに配置された同期パ
ケットを支持し、同期パケットはコーディングを受ける
同期メッセージを含み、この観測ウィンドウに対応する
解析段の期間中には、特に同期パケットの時間的位置を
特定する予備オペレーションと、同期パケットから同期
メッセージを再生するための同期オペレーションと、同
期処理の終了を指示し、同期メッセージを供給する最終
オペレーションとを含む同期処理が実施される。
【0046】周波数制御チャネルの処理に関する前の所
見は同期チャネルの処理にも適用される。
【0047】ディジタルセル無線通信システムの低速通
信モードにおける信号処理順序付け方法では、アイドル
フレームに関連する周波数制御処理は、アイドルフレー
ムに先行するフレームの期間中に実施される処理又は手
順と組み合わせることが望ましく、これらの処理及び/
又は手順の全体は2つの関連するフレームで展開され、
初期化オペレーション及び最終オペレーションはこうし
て構成処理又は構成手順に組み込まれる。
【0048】類推により、ディジタルセル無線通信シス
テムの低速通信モードにおける信号の処理順序付け方法
では、アイドルフレームに関連する同期処理はアイドル
フレームに先行するフレームの期間中に実施される処理
又は手順と組み合わせられ、これらの処理及び/又は手
順の全体は2つの関連するフレームで展開され、予備オ
ペレーション及び最終オペレーションは従って、構成処
理又は構成手順に組み込まれる。
【0049】従って、順序付けはフレームのタイミング
に従うという特徴を有する。
【0050】
【実施例】これから添付図面を参照して本発明の非限定
的実施例を説明する。
【0051】最初に、GSMの枠内で端末と基地局とは
無線チャネルで通信し、これらの無線チャネルは、音声
又はデータを運ぶためのいわゆる通信チャネルTCH、
又はこれらの通信を設定し且つ維持するために使用され
る制御チャネルであることに留意されたい。以後、チャ
ネルTCHは“半速度”音声チャネルであり、これはG
SMの見地から、音声のコーディングの後に約6.5k
bitの速度に相当すると仮定する。
【0052】更には、受信バーストを予め処理していわ
ゆる変調を先行させることが規定されている。この処理
は、受信されたバーストに対して、無線回路により導入
された連続成分の訂正と、使用された変調GMSKに起
因する周波数変換とを実施することにある。
【0053】通信モードは幾つかのモードフェーズに分
割される。例えば、この分割は制御回路と信号処理回路
との間の情報交換に対応するが、各モードフェーズは制
御回路により信号処理回路内で起動される。結果的に、
以下の説明は本質的に信号処理回路の順序付けに関連し
ていることになる。
【0054】各モードフェーズは更にオペレーションに
分割され、あるオペレーションは複数のモードフェーズ
に共通であると考えられる。以下のリストに示すこれら
のオペレーションには参照番号が付けられている。
【0055】オペレーションOP1:種々の必要データ
及び構成パラメータを提供する制御回路からのメッセー
ジの獲得及び解釈;オペレーションOP2 :受信バーストの前処理;オペレーションOP3 :受信されたベースバンド信号の
電力の測定;オペレーションOP4 :受信された周波数制御チャネル
FCCHの処理であって、この処理は、端末と基地局と
の間で大まかな周波数の同期を実現するためにこのチャ
ネル上に送られる単一周波数を推定することにある(G
SMの勧告05.01);オペレーションOP5 :受信された同期チャネルSCH
の処理であって、この処理は、周波数同期を細かくし且
つ端末と基地局との間で一時同期を実現することにある
(GSMの勧告05.01);オペレーションOP6 :受信パケットのベース処理であ
って、この処理はパケットを構成する2つのサブブロッ
クを再生するために、オペレーションOP2を受けたバ
ーストの復調と、この復調されたバーストからのパケッ
トの再生と、このパケットの暗号解読とを行うことにあ
る;オペレーションOP7 :コード化ブロックのチャネルの
デコーディング;オペレーションOP8 :受信音声の処理;オペレーションOP9 ;送信音声の処理(OP11)の
前に音声サンプルを160のグループに統合するため
に、これらの音声サンプルをその受信に応じて一時記
憶;オペレーションOP10 :受信音声の処理(OP8)に
続いて、160の音声サンプルのグループを1つずつ再
生するためにこれらのグループを一時記憶;オペレーションOP11 :送信音声の処理;オペレーションOP12 :ブロックのチャネルのコーデ
ィング;オペレーションOP13 :送信パケットのベース処理で
あって、この処理はパケットを得るために2つのサブブ
ロックを再編成し且つ暗号化を実施することにある;オペレーションOP14 :送信パケットの補足的処理で
あって、この処理はパケットからバーストを形成し且つ
このバーストを変調することにある;オペレーションOP15 :制御回路のための種々の結果
及び/又は信号処理回路の状態を提供するメッセージの
制御回路への伝送。
【0056】種々のモードフェーズは更に番号により識
別され且つ以下に示す種々のオペレーションが割り当て
られている。
【0057】0)初期化:オペレーションOP1及びO
P15 1)ベースフレーム処理:オペレーションOP1,OP
2,OP3,OP6,OP9,OP10,OP13,O
P14,OP15 2)監視処理及びコーディング:オペレーションOP
1,OP3,OP9,OP10,OP11,OP12,
OP15 3)フレーム処理及びデコーディング:オペレーション
OP1,OP2,OP3,OP6,OP7,OP8,O
P9,OP10,OP13,OP14,OP15 4)信号フレーム処理:オペレーションOP1,OP
2,OP3,OP6,OP7,OP9,OP10,OP
12,OP15 5)周波数制御処理:オペレーションOP1,OP2,
OP3,OP4,OP9,OP10,OP11,OP1
2,OP15 6)同期処理:オペレーションOP1,OP2,OP
3,OP5,OP9,OP10,OP11,OP12,
OP15。
【0058】これから図1を参照して、2つの端末U
1,U2間の26マルチフレームのフレームFの分布の
可能性を説明する。
【0059】第1の端末U1は端末自体の通信のため
に、トラフィックフレームTFと呼ぶにふさわしいフレ
ーム1,2,5,6,9,10,14,15,18,1
9,22,23を備えている。
【0060】第2の端末U2はフレーム3,4,7,
8,11,12,16,17,20,21,24,25
をトラフィックフレームとして備え、これらのフレーム
は第1の端末では監視フレームMFと見なされている。
【0061】フレーム13は、GSMではトラフィック
チャネルに結合された低速信号チャネルSACCH(英
語のSlow Associated Control
Channel)のために使用されている。従って、
このフレームは第1の端末1のために設けられたもので
あり、信号フレームSFと称する。フレーム26は実際
にはGSM内で使用されておらず、“アイドル”フレー
ムと称する。従って、このフレームは第1の端末U1の
ためのアイドルフレームRFである。このようにして、
2つの端末間でフレーム13とフレーム26との役割を
逆転させる、即ちこれらのフレームがそれぞれ第2の端
末のためのアイドルフレームRF及び信号フレームSF
である。勿論これは一つの分布例であり、これが本発明
を制限するものではない。
【0062】更には、以上の説明からこれら2つの端末
はそれぞれフレームに関しては同一のリソースを備えて
いることになるので、以後考察するのは単に第1の端末
であり、従って本明細書を明確にするために“端末”と
称する。
【0063】さて、GSM内では時間間隔が時間Tを有
し、従ってフレームは時間8Tを有することを想起する
必要がある。
【0064】図2を参照すると、トラフィックフレーム
TF内では、端末は受信時間間隔に相当する第1の受信
ウィンドウR1を備え、この受信時間間隔は基地局によ
りこの第1の受信ウィンドウに割り当てられている。こ
のウィンドウの開始は規定により時間の起点である。こ
の端末の送信時間間隔に相当する送信ウィンドウEは、
基地局により所定の位置で2.5T〜4Tに場所を占め
ている。これはGSMの制約である。送信ウィンドウE
の終了である時間4Tと、次フレームの開始である8T
との間には、GSMにより何等指定されていない。この
期間は使用可能であり、種々の処理を行うために有利に
使用されるが、本発明を拘束する、あるいは制限するも
のではない。
【0065】従って、これらのトラフィックフレーム上
では、5.5Tと6.5Tとの間に場所を占めている第
2の受信ウィンドウR2を限定するように規定されてい
る。この第2の受信ウィンドウの使用については、後に
順序付けについて詳細に説明する際に述べる。
【0066】図3に示すようにフレーム25以外の監視
フレームMF内では、5.5Tと6.5Tとの間に場所
を占めている前記第2の受信ウィンドウR2と同様の獲
得ウィンドウAが限定されている。この獲得ウィンドウ
の使用については後に説明する。
【0067】フレームに関しては25と26との配置は
図4に示す如く異なっている。前記の場合とは対照的に
ここでは、25番目のフレームと26番目のフレームと
にオーバラップした時間9Tの他の受信ウィンドウR’
2を限定するように規定されている。このウィンドウは
25番目のフレームの開始を時間の起点とみなして5.
5Tで開始している。混乱を避けるために観測ウィンド
ウと呼ぶにふさわしいこの第2の受信ウィンドウR’2
の使用については、後に順序付けの詳細な説明のところ
で述べる。
【0068】ここで、GSMにより規定されるチャネル
TCHの構造を説明することは有益である。
【0069】無線回路のための音声ブロックはチャネル
のコーディングを受け、この処理により4つのサブブロ
ックSBからなるコード化ブロックBが生じる。コード
化ブロックは次に、コード化ブロックの最初の2つのサ
ブブロックと、先行のコード化ブロックの最後の2つの
サブブロックとからなるインタレースドブロックを構成
するためにインタレースに付される。インタレースドブ
ロックからの暗号化は2つのパケットを規定し、これら
のパケットはそれぞれ送信ウィンドウ中、即ち連続する
2つのフレームの同一の時間間隔で送られる。
【0070】これらのパケットはこのように、−第1の
パケット:コード化ブロックの1番目のサブブロック及
び先行のコード化ブロックの3番目のサブブロックと、
−第2のパケット:コード化ブロックの2番目のサブブ
ロック及び先行のコード化ブロックの4番目のサブブロ
ックとからなっている。
【0071】かくして、コード化ブロックBはその伝送
のために各サブブロックに対して1つずつで4つのフレ
ームを必要とすることがわかる。
【0072】図5の表を説明するために、第1のフレー
ムがn番目のコード化ブロックの1番目のサブブロック
を運ぶ26マルチフレームを参照する。この表では、列
はフレームFに、行はコード化ブロックBに対応し、枠
自体は該当する行のコード化ブロックに属し且つ該当す
る列のフレーム中に送られるサブブロックSBの番号を
識別する。従って、同一パケットの2つのサブブロック
は同一列内に存在する。
【0073】従って、マルチフレームは6つのコード化
ブロックの発送を可能とし、(n−1)番目のコード化
ブロックの最初の2つのサブブロックは先行のマルチフ
レームで送られ、(n+5)番目のコード化ブロックの
最後の2つのサブブロックは次のマルチフレームで送ら
れる。
【0074】マルチフレーム内に出現する順番に応じて
トラフィックフレームに番号付けすることが可能であ
る。即ちトラフィックフレームTF1,2,3,4,
5,6,7,8,9,10,11,12はそれぞれ、フ
レームF1,2,5,6,9,10,14,15,1
8,19,22,23に相当する。
【0075】従って、k番目のコード化ブロックのi番
目のサブブロックがi+2(k−n)に等しいトラフィ
ックフレームTF上に送られることを示せば、前記表を
一般化することができる。
【0076】今まで考察してきたのは無線回路用ブロッ
ク即ち送信ブロックである。受信ブロック即ち無線回路
からのブロックに関しても状況は全く同じであり、図5
の表及びこれまでの説明はこの場合でも有効である。
【0077】更には、信号処理回路と変換回路との間の
インタフェースのレベルでGSMにより規定される一時
的制約を明確にする必要がある。音声サンプルのグルー
プは20msの音声、即ち3つのグループで60msの
時間に相当する。これは13のフレームの時間である。
他方では、ブロックの伝送は6つのフレーム(ブロック
n,n+1,n+3及びn+4)又は7つのフレーム
(ブロックn+2及びn+5)に及んでおり、従って時
間が変動し得る。従って信号処理回路内では、例えばバ
ッファメモリを備えた調整機構が備わっており、この調
整機構は変換回路からでる音声サンプルを継続的に受信
し且つ伝送時間中にこの変動を補正するように適時これ
らの音声サンプルを160のグループに統合する。これ
はオペレーションOP9に該当する。同様に、この調整
機構での160のサンプルのグループの再生も20ms
という好ましい周期を持たない。従って、この調整機構
の機能は更に、非周期的に再生されたこれらのグループ
から音声サンプルを継続的に引渡すことである。これは
オペレーションOP10に該当する。この機構は製造に
関しては特に困難を有さず、当業者の能力の範囲内であ
る。この機構についてはこれ以上詳しくは説明しない。
【0078】従って以下の説明では、オペレーションO
P9とオペレーションOP10とが調整機構内で実行さ
れると仮定する。更にはこの場合、これらのオペレーシ
ョンは流れに沿ってリアルタイムで実施され得る。採用
されるのはこの方法である。かくして、変換回路からの
音声サンプルは、160サンプルのグループを形成する
ために、記憶される前に音声サンプルの獲得に応じてオ
ペレーションOP9に付される。同様に、受信音声の処
理で得られる160サンプルのグループは、周波数が8
kHzの変換回路に音声サンプルを1つずつ引渡すため
にオペレーションOP10に付される前に記憶される。
従って、これら2つのオペレーションは順序付けの制約
とは関係無く、常時実施される。
【0079】本発明を理解するのに必要な種々の要素を
想起し、これから図6を参照して信号処理の順序付けに
ついて説明する。
【0080】前述した如く、26マルチフレームは、1
2のトラフィックフレームTFを含んでおり、これは2
つのサブブロックからなる2つのパケットをそれぞれが
含んでいる6つのインタレースドブロックに対応する。
従って、以下の式: TF=2j+p (式中、jはインタレースドブロックを示し、0〜5で
変動し、パケットを示すpは1〜2で変動する。)によ
りトラフィックフレームを識別することができる。
【0081】フレーム1の1番目のサブブロックがn番
目のコード化ブロックの1番目のサブブロックである2
6マルチフレームを再度考察する。更には、n番目のイ
ンタレースドブロックは、n番目のコード化ブロックの
最初の2つのサブブロックと、(n−1)番目のコード
化ブロックの最後の2つのサブブロックとを含んでい
る。
【0082】信号処理回路の単なる初期化であるモード
フェーズ0が特別な困難を示さないことを考慮して、こ
れからpの値と関連して順序付けを説明する。実際に
は、この初期化は通信モードの最初に1度だけ実施さ
れ、従って特に重要なものではない。他のモードフェー
ズはフレームの最初に制御回路により開始される。
【0083】p=1:モードフェーズ1,PM=1 −オペレーションOP1:制御回路はこのモードフェー
ズ内に信号処理回路を配置して、必要な情報を提供す
る。
【0084】−オペレーションOP2:第1の受信ウィ
ンドウR1内で受信されたバーストの受信前の処理。
【0085】−オペレーションOP6:(j+n)番目
のコード化ブロックの1番目のサブブロックと(j+n
−1)番目のコード化ブロックの2番目のサブブロック
とを再生するための前記バーストの復調及び対応するパ
ケットの再生。
【0086】−オペレーションOP9:受信された音声
サンプルの一時記憶。
【0087】−オペレーションOP10:音声サンプル
のグループの一時記憶。
【0088】−オペレーションOP13:送るべき(j
+n)番目のコード化ブロックの1番目のサブブロック
と、送るべき(j+n−1)番目のコード化ブロックの
3番目のサブブロックとの再編成、及びパケットを形成
するための暗号化。
【0089】−オペレーションOP14:1つ前のパケ
ットからのバーストの形成及びこのバーストの変調。
【0090】−オペレーションOP15:制御回路のた
めの種々の結果及び/又は信号処理回路の状態を提供す
るメッセージの制御回路への伝送。
【0091】既に考察したように補助的オペレーション
を規定し得、このオペレーションはオペレーションOP
15の前に行われる。これは、第2の受信ウィンドウR
2中トラフィックチャネルTCHとは異なるチャネルで
受信されたベースバンドディジタル信号の電力測定を実
施するオペレーションOP3である。
【0092】この信号は同報通信チャネルBCCH上の
隣接する基地局がGSMにより伝送する信号である。
【0093】移動端末の場合、この測定により、第1の
基地局からより近い第2の基地局に向けて交わされる通
信の転送を準備することができる。これは英語の“ha
nd−over(ハンドオーバ)”として知られている
プロセスである。
【0094】p=2,モードフェーズ3,PM=3 −オペレーションOP1:制御回路はこのモードフェー
ズ内に信号処理回路を配置して、必要な情報を提供す
る。
【0095】−オペレーションOP2:第1の受信ウィ
ンドウR1内で受信されたバーストの受信前の処理。
【0096】−オペレーションOP6:(j+n)番目
のコード化ブロックの2番目のサブブロックと(j+n
−1)番目のコード化ブロックの4番目のサブブロック
を再生するための前記バーストの復調及び対応するパケ
ットの再生。
【0097】−オペレーションOP7:(j+n−2)
番目のコード化ブロックを構成する4つのサブブロック
からこのコード化ブロックのチャネルのデコーディン
グ。
【0098】−オペレーションOP8:該当する(j+
n−2)番目の音声ブロックの受信時での音声処理、及
び調整機構でのこのブロックの再生。
【0099】−オペレーションOP9:受信された音声
サンプルの一時記憶。
【0100】−オペレーションOP10:音声サンプル
のグループの一時記憶。
【0101】−オペレーションOP13:送るべき(j
+n)番目のコード化ブロックの2番目のサブブロック
と、送るべき(j+n−1)番目のコード化ブロックの
4番目のサブブロックとの再編成、及びパケットを形成
するための暗号化。
【0102】−オペレーションOP14:1つ前のパケ
ットからのバーストの形成及びこのバーストの変調。
【0103】−オペレーションOP15:制御回路のた
めの種々の結果及び/又は信号処理回路の状態を提供す
るメッセージの制御回路への伝送。
【0104】モードフェーズ3と同様に、オペレーショ
ンOP15の前にオペレーションOP3の実行を規定す
ることができる。
【0105】前述したトラフィックフレームに続く2つ
の監視フレーム上では、以下のモードフェーズが起動さ
れる。
【0106】モードフェーズ2,PM=2 −オペレーションOP1:制御回路はこのモードフェー
ズ内に信号処理回路を配置して、必要な情報を提供す
る。
【0107】−オペレーションOP9:受信された音声
サンプルの一時記憶。
【0108】−オペレーションOP10:音声サンプル
のグループの一時記憶。
【0109】−オペレーションOP11:(j+n+
1)番目の音声ブロックの送信時での音声処理。
【0110】−オペレーションOP12:送るべき(j
+n+1)番目のコード化ブロックを形成するためにこ
の音声ブロックのチャネルのコーディング。
【0111】−オペレーションOP15:制御回路のた
めの種々の結果及び/又は信号処理回路の状態を提供す
るメッセージの制御回路への伝送。
【0112】モードフェーズ3と同様に、獲得ウィンド
ウAと関連するオペレーションOP2を実施し、次にオ
ペレーションOP15の前にオペレーションOP3を実
施するよう規定し得る。
【0113】かくして、多数のオペレーションがモード
フェーズ1,2,3に共通であることが分る。
【0114】これらのオペレーションは以下に示す処理
に再編成され得る。
【0115】−構成処理:オペレーションOP1,OP
15。
【0116】−受信時間間隔処理:オペレーションOP
2,OP6;モードフェーズ1で示された総称記号を採
用する。
【0117】−送信時間間隔処理:オペレーションOP
13,OP14;同様に同一の記号を採用する。
【0118】−電力測定処理:オペレーションOP3;
前述した如く任意である。
【0119】モードフェーズ2及びモードフェーズ3に
特有のオペレーションも以下に示す如くそれぞれ再編成
され得る。
【0120】−送信ブロック処理:オペレーションOP
11,OP12;ここでは2つの監視フレーム中に実施
されるこの処理は一般に送信時間中に行われ、この処理
はこの送信時間中において単に先行のコード化ブロック
の送信の前に実施されねばならない。
【0121】−受信ブロック処理:オペレーションOP
7,OP8;ここではトラフィックフレーム中に実施さ
れるこの処理は一般に受信時間中に行われ、この処理は
この受信時間中において単に先行のコード化ブロックの
受信の後に実施されねばならない。
【0122】以上の説明から、連続するフレームのグル
ープを、コード化ブロックに関する全ての処理が実施さ
れるフレームアセンブリとして限定することができる。
この場合、種々のグループは例えば1〜4,5〜8,9
〜12,14〜17,18〜21及び22〜25のフレ
ームを含んでいる。
【0123】従って、採用された実施例は以下の如く設
計されたシステムの場合に容易に一般化させることがで
きる。
【0124】−各コード化ブロックは、2.s個のサブ
ブロック(sは整数)からなっている。
【0125】−各インタレースドブロックはs個のパケ
ットからなり、p番目のパケットはコード化ブロックの
p番目のサブブロックと、先行のコード化ブロックの
(p+s)番目のサブブロックとを含んでいる。
【0126】−マルチフレームは多数のトラフィックフ
レームを含み、この数はサブブロック数(2.s)の倍
数である。
【0127】ここではリアルタイムで実施すべく選択さ
れたオペレーションOP9,OP10を除いて、このよ
うに規定された順序付けはモノタスク型の実施に適して
いる。規定された種々の処理はこのために順次実施さ
れ、構成処理は、それぞれ第1の場所及び最後の場所を
占めているオペレーションOP1及びOP15に相当す
る2つの処理に概念的に分割されると考えれる。更に
は、特定処理中に規定された種々のオペレーションも、
オペレーションOP9,OP10を除いて順次実施され
る。
【0128】いわゆる通信に関係する種々の処理につい
て説明してきたが、これから本発明の目的である順序付
けに応じて実施される補足的処理について説明する。
【0129】26マルチフレームがトラフィックフレー
ムTFと監視フレームMFとを含んでいることは先に説
明した。このマルチフレームは更に他のフレームを含
み、その中にはブロック毎に信号情報を運ぶための信号
フレームSFがある。システムGSM内では、例えばト
ラフィックチャネルに結合された低速信号チャネルSA
CCH(英語のSlow Associated Co
ntrol Channel)により使用されているフ
レーム13の場合がそうである。
【0130】GSMにより規定された如きSACCHチ
ャネルの構造は、TCHチャネルの構造と若干異なって
いる。SACCHチャネルにより運ばれる無線回路用信
号ブロックは更に、チャネルのコーディングを受ける
が、このコーディングは8つのサブブロックからなるコ
ード化ブロックを生じる。しかしながら、コード化ブロ
ックは次に、インタレースドブロック形成のために異な
るインタレースを受ける。それにより、−第1のパケッ
ト:コード化ブロックの1番目のサブブロック及び5番
目のサブブロックと、−第2のパケット:このコード化
ブロックの2番目のサブブロック及び6番目のサブブロ
ックと、−第3のパケット:このコード化ブロックの3
番目のサブブロック及び7番目のサブブロックと、−第
4のパケット:このコード化ブロックの4番目のサブブ
ロック及び8番目のサブブロックとからなるパケットが
形成される。
【0131】かくして、コード化ブロックは伝送のため
に4つのフレームを、即ち更には各パケットに対して1
つずつで4つのマルチフレームを必要とすることが分
る。規定により26マルチフレームMTではi番目のコ
ード化ブロックのq番目のパケットが送られる。
【0132】MT=4(i−1)+q これまで考察してきたのは無線回路用ブロック即ち送信
ブロックである。受信ブロック即ち無線回路からのブロ
ックに関しても状況は正に同じである。
【0133】これから、第4のモードフェーズPM=4
を使用する13番目のフレームの順序付けを、マルチフ
レームMTの番号に応じて、更に正確に言えばqの値に
関連して検討する。
【0134】−オペレーションOP1:制御回路はこの
モードフェーズ内に信号処理回路を配置して、更にはq
の値を明記する。
【0135】−オペレーションOP2:受信されたバー
ストの受信前の処理。
【0136】−オペレーションOP6:受信されたi番
目のコード化ブロックのq番目のサブブロックと(q+
4)番目のサブブロックを再生するための前記バースト
の復調及び対応するパケットの再生。
【0137】−オペレーションOP7:q=4ならば実
施される。i番目のコード化ブロックを構成する8つの
サブブロックから受信されたこのコード化ブロックのチ
ャネルのデコーディング。
【0138】−オペレーションOP9:受信された音声
サンプルの一時記憶。
【0139】−オペレーションOP10:音声サンプル
のグループの一時記憶。
【0140】−オペレーションOP12:q=1ならば
実施される。送信すべきi番目のコード化ブロックを形
成するためのチャネルのコーディング。
【0141】−オペレーションOP13:送信すべきi
番目のコード化ブロックのq番目のサブブロックと(q
+4)番目のサブブロックと共に送信すべきq番目のパ
ケットの形成。
【0142】−オペレーションOP14:1つ前のパケ
ットからのバーストの形成及びこのバーストの伝送。
【0143】−オペレーションOP15:制御回路のた
めの種々の結果及び/又は信号処理回路の状態を提供す
るメッセージの制御回路への伝送。
【0144】モードフェーズ1,2,3と同様に、オペ
レーションOP15の前にオペレーションOP3の実施
を規定することができる。
【0145】種々のオペレーションは以下に示す如き手
続きに再編成され得る。
【0146】−構成手続き:オペレーションOP1,O
P15。
【0147】−受信手続き:オペレーションOP2,O
P6。
【0148】−送信手続き:オペレーションOP13,
OP14。
【0149】−ブロックデコーディング手続き:オペレ
ーションOP7。
【0150】−ブロックコーディング手続き:オペレー
ションOP12。
【0151】−場合によっては補助的手続き:オペレー
ションOP3。
【0152】以上のことから、採用された実施例は以下
の如く設計されたシステムの場合に容易に一般化させる
ことができる。
【0153】−各コード化信号ブロックは2.t個のサ
ブブロック(tは整数)からなっている。
【0154】−パケットは同一コード化ブロックの2つ
のサブブロックを含み、従ってこのブロックの伝送はt
個のパケットを必要とする。
【0155】−マルチフレームはこれらの信号ブロック
を運ぶために1つ以上の信号フレームSF(本実施例で
は13番目)を含んでいる。記号MTは一般に信号フレ
ームの通し番号に対応している。
【0156】−ブロックのデコーディング手続きはこの
ブロックに対応する最後のパケットの受信後に行われ
る。
【0157】−ブロックのコーディング手続きはこのブ
ロックに対応する最初のパケットの送信前に行われる。
【0158】トラフィックフレーム中に実施される種々
の処理の順次性に関しての前記説明は、当然同一の情況
において、信号フレームに関する種々の手続きに適用さ
れる。
【0159】信号フレームの処理について説明してきた
が、これから周波数制御処理及び同期処理について説明
する。
【0160】26マルチフレームは更に、トラフィック
フレームTF、監視フレームMF及び信号フレームSF
の他に、システムGSM内では26番目のアイドル(英
語の“idle”)フレームを含んでいる。このアイド
ルフレーム中では端末と端末が接続されている基地局と
の間にいかなる情報も交換されない。
【0161】更に注目される点は、電力測定に関する第
3のオペレーションOP3が25番目のフレーム中に実
行されなければ、時間の起点がこのフレームの最初に取
られる場合に、端末が5.5Tから他のチャネルを受取
ることができることである。従って、5.5Tと16T
との間の期間が、この期間の始まる前に初期化される当
該処理を実施するために使用可能である。
【0162】端末は、端末が接続されている基地局から
隣接する基地局への通信の任意の転送を準備するため
に、この隣接する基地局により送信される51マルチフ
レームを、有利には端末が最もよく受信するマルチフレ
ームを選択する。
【0163】この隣接する基地局により送信されるチャ
ネルの中には特に、周波数制御チャネルFCCH及び同
期チャネルSCHがある。
【0164】周波数制御処理は、一連のゼロビットから
なる特定バーストをFCCHチャネル上で検出すること
にある。これは、使用される変調を考慮すると、端末が
同期し得る純然たる正弦曲線に相当する。
【0165】特にGSMの勧告05.02内に記載の如
き51マルチフレームの構造から考えて、このマルチフ
レームを走査するには時間9Tの受信ウィンドウを開く
必要がある。このウィンドウは、FCCHチャネル上に
送られる正弦曲線を確実に識別するために、26のフレ
ーム毎に繰り返される。従って使用されるのは、25番
目及び26番目のフレームと関係する前記観測ウィンド
ウR’2である。
【0166】従って、5番目のモードフェーズPM=5
に対応するこの処理の順序付けは、以下のオペレーショ
ンを含んでいる。
【0167】−初期化オペレーションOP1:制御回路
はこのモードフェーズ内に信号処理回路を配置して、必
要な情報を提供する。
【0168】−オペレーションOP2:観測ウィンドウ
R’2内で受信されたバーストの受信前の処理。
【0169】−オペレーションOP4:FCCH検出が
あるかどうかを決定するために受信された周波数を推定
し且つこの周波数を所定閾値と比較して、バーストが周
波数制御チャネルFCCHに対応しているかどうかを検
出するためのこのバーストの処理。
【0170】−オペレーションOP9:受信された音声
サンプルの一時記憶。
【0171】−オペレーションOP10:音声サンプル
のグループの一時記憶。
【0172】−最後のオペレーションOP15:特にF
CCH検出があるかどうかを、ある場合には受信された
周波数の値を明記するメッセージの制御回路への伝送。
【0173】制御回路はFCCH検出がない限り、及び
51マルチフレームが完全には走査されない限り、所定
チャネルに対してこのモードフェーズを繰り返す。この
マルチフレームがうまく走査されなければ、制御回路は
異なるチャネル上で同一の手続きを行う。
【0174】従って、このモードフェーズの起動は26
マルチフレームの周期性を尊重しない。この起動は当然
変化し得る。
【0175】一旦FCCH検出が実施されると、制御回
路は同期処理を開始し得る。この処理は、処理すべき同
期化バーストを運ぶ51マルチフレームの一フレームの
特定時間間隔で実施される。
【0176】端末により認められる51マルチフレーム
と26マルチフレームとの間の同期オフセットを考慮す
ると、この時間間隔は、5.5Tで開始し且つ14.5
Tで終了する周期中の検出メッセージ内の周波数制御処
理により決定された位置を占める。
【0177】それ故、既に説明した観測ウィンドウR’
2がここでも使用される。
【0178】従って、6番目のモードフェーズに対応す
るこの処理の順序付けは、以下のオペレーションを含ん
でいる。
【0179】−事前オペレーションOP1:制御回路は
このモードフェーズ内に信号処理回路を配置して、特に
同期化パケットの一時的位置を指示する。
【0180】−オペレーションOP2:観測ウィンドウ
R’2内で受信されたバーストの受信前の処理。
【0181】−オペレーションOP5:同期チャネルS
CHの処理であって、この処理は、64ビットの学習シ
ーケンスと78ビットの同期情報シーケンスとからなる
受信されたバーストのデコーディングを実施することに
ある(GSMの勧告05.02)。
【0182】−オペレーションOP9:受信された音声
サンプルの一時記憶。
【0183】−オペレーションOP10:音声サンプル
のグループの一時記憶。
【0184】−最終オペレーションOP15:特にこれ
らの同期情報を含んでいるメッセージの制御回路への伝
送。
【0185】前述した如き周波数制御処理及び同期処理
はフレーム中に開始される。これは本発明を制限するも
のとみなすべきではない。第3のオペレーションOP3
が25番目のフレーム中に実行されなければ、実際には
モードフェーズを他の方法で配置する、例えば25番目
のフレーム中、及びこのフレームに続くアイドルフレー
ム中に実行されるオペレーション全体を再編成すること
が可能である。アイドルフレームに関連する処理が周波
数制御処理であるならば、初期化オペレーション及び最
後のオペレーションは削除され、これらのオペレーショ
ンの操作は、前記モードフェーズで規定された構成処理
に組み込まれる。アイドルフレームに関連する処理が同
期処理であるならば、この同一の構成処理に統合される
のは事前オペレーション及び最終オペレーションであ
る。
【0186】アイドルフレームの前のフレームがトラフ
ィックフレームの場合、当業者は前述した配置を容易に
一般化させることができる。アイドルフレームの前のフ
レームが信号フレームの場合、当業者は同様の方法を適
用するのにトラフィックフレーム以上の困難を感じな
い。前述した4つのオペレーションはもはや前記フェー
ズの構成処理ではなく、このフレームの構成手続きに組
み込まれる。
【0187】前述した如き順序付けにより、全てがフレ
ームの周期と同期して起動されるモードフェーズを使用
して全ての信号処理を実施することができる。但し採用
された実施例では、オペレーションOP9とオペレーシ
ョンOP10とはフレームのタイミングとは関係なくリ
アルタイムで実施される。
【0188】前述した実施例は、同一の通信路を共用す
る端末の数に関して本発明を制限するものとみなすべき
ではない。実際には、これらの端末が2つ以上あると規
定することができる。
【0189】本発明ではフレームグループ内でのトラフ
ィックフレームの分布も制限されない。例えばフレーム
1,3,5,7,9,11,14,16,18,20,
22,24がトラフィックフレームとして端末に割り当
てられ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】2つの端末間のフレームの分布を示す図であ
る。
【図2】トラフィックフレームの構造を示す図である。
【図3】監視フレームの構造を示す図である。
【図4】アイドルフレームとこのアイドルフレームの前
のフレームとの構造を示す図である。
【図5】コード化ブロックと、マルチフレーム中にコー
ド化ブロックを構成するサブブロックとの編成を示す図
である。
【図6】所定のフレームに対して、実行されるオペレー
ションが何であるかを明記する本発明の順序付けを説明
する表である。
【符号の簡単な説明】
E 送信ウィンドウ R1 第1の受信ウィンドウ R2 第2の受信ウィンドウ R’2 観測ウィンドウ U1,U2 端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エマニユエル・ルソー フランス国、75008・パリ、リユ・ジヤ ン・メルモ、22 (72)発明者 ジヤン−ピエール・ゲルラン フランス国、95130・ル・プレシス・ブ シヤール、リユ・ジユール・ボワザン、 23 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/38 H04B 7/26 H04Q 7/00 - 7/38 G06F 9/46

Claims (27)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信チャネルを介して端末と基地局との
    間でディジタル化音声通信をルーティングするためのデ
    ィジタルセル無線通信システムの低速通信モードにおけ
    る信号処理順序付け方法であって、前記システムが、タ
    イムスロットから各々構成されるフレームを含むマルチ
    フレームを利用し、前記通信が、トラフィックフレーム
    と呼称される前記フレームの少なくともいくつかで行わ
    れ、前記端末が、前記基地局に向かう送信タイムスロッ
    トと、前記基地局からの受信タイムスロットとを有して
    おり、前記通信が、音声サンプル群に対応するコード化
    ブロックから構成され、各コード化ブロックが、1つの
    トラフィックフレームの期間中に各々ルーティングされ
    る2.s個のサブブロックから形成され、あるコード化
    ブロックのp番目のサブブロックと先行するコード化ブ
    ロックの(p+s)番目のサブブロックとは、1つのタ
    イムスロットに位置するp番目のパケット内で結合さ
    れ、前記マルチフレームが、サブブロック数2.sの倍
    数のトラフィックフレームを含んでおり、1つのマルチ
    フレームの第1のトラフィックフレームが、n番目のコ
    ード化ブロックの第1番目のサブブロックを伝送するた
    めに使用され、前記マルチフレームの任意のトラフィッ
    クフレームが、式s.j+p(式中、pは1〜sであ
    り、jは正の整数又はゼロである)により表され、マル
    チフレームが、コード化ブロックのルーティングに必要
    なトラフィックフレームを各々含む連続フレーム群を含
    んでおり、1フレーム群が、j番目のフレーム群の間に
    jの値に対応するマルチフレームでその位置により識別
    され、各トラフィックフレームの期間中には、構成処理
    と、p番目の受信パケットから(j+n)番目のコード
    化ブロックのp番目のサブブロック及び(j+n−1)
    番目のコード化ブロックの(p+s)番目のサブブロッ
    クを回収するための受信タイムスロット処理と、(j+
    n)番目のコード化ブロックのp番目のサブブロック及
    び(j+n−1)番目のコード化ブロックの(p+s)
    番目のサブブロックを組み合わせ、p番目の送信パケッ
    トを形成するための、送信タイムスロット処理とが実施
    され、(j+1)番目のフレーム群に先行する送信周期
    中には、送信すべき音声サンプル群から送信すべき(j
    +n+1)番目のコード化ブロックを形成することから
    なる送信ブロック処理が実施され、(j+1)番目のフ
    レーム群に先行する受信周期中には、受信された(j+
    n−2)番目のコード化ブロックを回収し、該ブロック
    に対応する受信音声サンプル群を復元することからなる
    受信ブロックの処理が実施されることを特徴とするディ
    ジタルセル無線通信システムの低速通信モードにおける
    信号処理の順序付け方法。
  2. 【請求項2】 同一のjの値で、前記送信周期と前記受
    信周期とが分離されていることを特徴とする請求項1に
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記フレーム群の各々の前記送信周期
    が、これらの群で同一位置を占めていることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記フレーム群の各々の前記受信周期
    が、これらの群で同一位置を占めていることを特徴とす
    る請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記システムが更に、種々の基地局が制
    御チャネル上に信号を分配するように構成されており、
    前記フレームの少なくとも1つの期間中に前記制御チャ
    ネルの1つで受信された信号のパワーを測定するための
    補助処理が実施されることを特徴とする請求項1から4
    のいずれか一項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記送信周期が、フレーム群のトラフィ
    ックフレームの外側でこの群に位置することを特徴とす
    る請求項3から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記受信周期がトラフィックフレームに
    一致していることを特徴とする請求項4から6のいずれ
    か一項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記トラフィックフレームが、(j+n
    −1)番目のコード化ブロックの最後のサブブロックを
    ルーティングするトラフィックフレームであることを特
    徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 構成処理が単に2つのオペレーション、
    即ちまず1つのフレームでこのフレームの期間中に実施
    すべき他の処理を特定するために実施される第1のオペ
    レーションと、これらの他の処理により生成された結果
    を使用し、こうして前記フレームで予想される処理の終
    了を指示するようにこれらの他の処理後に実施される第
    2のオペレーションとを含むことを特徴とする請求項1
    から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記処理が順次実施されることを特徴
    とする請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記送信タイムスロットの処理が、p
    番目の送信パケットの暗号化オペレーションと、次いで
    このパケットからバーストを形成し、このバーストを変
    調するオペレーションとを含み、前記ディジタル化音声
    通信がこのようなバーストから構成されることを特徴と
    する請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記受信タイムスロットの処理が、受
    信したバーストを予備処理するオペレーションと、前記
    p番目の受信パケットを規定するためにこのバーストを
    復調するオペレーションとを含み、このパケットがその
    後、前記送信パケットで実施される前記暗号化に対応す
    る暗号解読を受けることを特徴とする請求項1から11
    のいずれか一項に記載の方法。
  13. 【請求項13】 送信ブロックの前記処理が、送信音声
    ブロックを形成するための、送信すべき前記音声サンプ
    ル群の音声コーディングオペレーションと、送信すべき
    前記コード化ブロックを規定するための、この送信音声
    ブロックのチャネルコーディングオペレーションとを含
    むことを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に
    記載の方法。
  14. 【請求項14】 受信ブロックの前記処理が、受信した
    音声ブロックを再生するための、前記チャネルコーディ
    ングに対応する前記受信コード化ブロックのチャネルデ
    コーディングオペレーションと、受信した前記音声サン
    プル群を再生するための、前記音声コーディングに対応
    する前記受信音声ブロックの音声デコーディングオペレ
    ーションとを含むことを特徴とする請求項13に記載の
    方法。
  15. 【請求項15】 前記オペレーションが順次実施される
    ことを特徴とする請求項11から14のいずれか一項に
    記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記マルチフレームが更に、前記端末
    と前記基地局との間でコード化信号発生ブロックにより
    信号発生情報を伝送するために使用される少なくとも1
    つの信号発生フレームを各々含み、各コード化信号発生
    ブロックがt個の連続信号発生フレームの期間中にパケ
    ット毎にルーティングされ、各コード化信号発生ブロッ
    クが前記パケットで2個ずつ編成された2.t個のサブ
    ブロックから形成され、任意の信号発生フレームが式M
    T=t.(i−1)+q(式中、qは1〜tであり、i
    はコード化信号発生ブロックの番号を表す正の整数であ
    る)により表され、各信号発生フレームの期間中には、
    特にqの値を規定する構成手順と、i番目の受信コード
    化信号発生ブロックのq番目のパケットの2つのサブブ
    ロックを再生するための受信手順と、i番目の送信コー
    ド化信号発生ブロックのq番目のパケットの2つのサブ
    ブロックを編成するための送信手順とが実施され、特定
    の信号発生フレーム即ちデコーディングフレームの期間
    中には、受信コード化信号発生ブロックの最後のパケッ
    トの受信後に、対応する受信信号発生情報を再生するた
    めのデコーディング手順がiの各値毎に実施され、特定
    の信号化フレーム即ちコーディングフレームの期間中に
    は、信号発生ブロックの最初のパケットの送信前に、対
    応する送信信号発生情報のコーディング手順がiの各値
    毎に実施されることを特徴とする請求項1から15のい
    ずれか一項に記載の方法。
  17. 【請求項17】 iの同一値で前記デコーディングフレ
    ームと前記コーディングフレームとが2つの別個のフレ
    ームであり、2つの別個のqの値に対応することを特徴
    とする請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 iの種々の値に対応する前記デコーデ
    ィングフレームがqの同一値により表されることを特徴
    とする請求項16又は17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 iの種々の値に対応する前記コーディ
    ングフレームが同一のqの値により表されることを特徴
    とする請求項16から18のいずれか一項に記載の方
    法。
  20. 【請求項20】 i番目のコード化信号発生ブロックの
    前記デコーディング手順が、前記受信手順後の(t.
    i)番目の信号発生フレームの期間中に実施されること
    を特徴とする請求項18又は19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 i番目のコード化信号発生ブロックに
    関する前記コーディング手順が、前記送信手順前の[t
    (i−1)+1]番目の信号発生フレームの期間中に実
    施されることを特徴とする請求項19又は20に記載の
    方法。
  22. 【請求項22】 前記システムが更に、種々の基地局が
    制御チャネル上に信号を分配するように構成されてお
    り、前記信号発生フレームの少なくとも1つの期間中に
    は、前記制御チャネルの1つで受信された信号のパワー
    を測定するための補助処理が実施されることを特徴とす
    る請求項16から21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記手順が順次実施されることを特徴
    とする請求項16から22のいずれか一項に記載の方
    法。
  24. 【請求項24】 前記マルチフレームが更にアイドルフ
    レームを含んでおり、予め決定された周波数の信号を支
    持する周波数制御チャネルの受信に必要な観測ウィンド
    ウが、このアイドルフレームに先行するフレームの期間
    中に実施される処理又は手順の終点とこのアイドルフレ
    ームの終点との間に配置されており、こうして前記観測
    ウィンドウの始点から前記アイドルフレームの終点まで
    解析段が延びており、該解析段の少なくとも1つの期間
    中には、初期化オペレーションと、前記予め決定された
    周波数が前記観測ウィンドウの期間中に検出されたか否
    かを確認するための周波数制御オペレーションと、前記
    周波数制御処理の終了と是である場合には検出メッセー
    ジを含む先行の検出の結果とを指示する最終オペレーシ
    ョンとを含む周波数制御処理が実施されることを特徴と
    する請求項1から23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記予め決定された周波数の検出が実
    施され、前記周波数制御チャネルに関連する同期チャネ
    ルが、前記検出メッセージ中に指示される場所で前記観
    測ウィンドウに配置された同期パケットを支持し、該同
    期パケットがコーディングを受ける同期メッセージを含
    み、前記観測ウィンドウに対応する解析段の期間中に
    は、特に前記同期パケットの時間的位置を特定する予備
    オペレーションと、前記同期パケットから前記同期メッ
    セージを再生するための同期オペレーションと、前記同
    期処理の終了を指示し、前記同期メッセージを供給する
    最終オペレーションとを含む同期処理が実施されること
    を特徴とする請求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 アイドルフレームに関連する前記周波
    数制御処理が、前記アイドルフレームに先行するフレー
    ムの期間中に実施される前記処理又は手順と組み合わせ
    られ、これらの処理及び/又は手順の全体が2つの関連
    するフレームで展開され、前記初期化オペレーション及
    び前記最終オペレーションが前記構成処理又は前記構成
    手順に組み込まれることを特徴とする請求項24に記載
    の方法。
  27. 【請求項27】 アイドルフレームに関連する前記同期
    処理が、前記アイドルフレームの1つ前のフレームの期
    間中に実施される前記処理又は手順と組み合わせられ、
    これらの処理及び/又は手順の全体が2つの関連するフ
    レームで展開され、前記予備オペレーション及び前記最
    終オペレーションが前記構成処理又は前記構成手順に組
    み込まれることを特徴とする請求項25又は26に記載
    の方法。
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