JP3010228U - サングラス兼サンバイザ−付帯折畳み式鍔帽 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ボ−ル紙製の鍔帽１とサングラス兼サンバイ
ザ−８とから成り、鍔帽１は半割型紙１ａをその対称辺
縁１ｂを重ね合せて頂部を枢着２し又底部附近に前記重
ね合せ幅を保持させる噛合切込み３を設けると共に底部
辺縁間を伸縮紐４で連結し、半割型紙１ａの中間縦方向
に鍔折線１ｃを、該鍔折線１ｃの上端から対称辺縁１ｂ
に下向傾斜の折線１ｄを、中間部横方向に返し折目１ｆ
を形成し、サングラス兼サンバイザ−８は上部１０ａを
鍔帽１の枢着２に重ねて枢着９した吊片１０の下部に防
眩板１１を張設したメガネ型１２を横折り目１３を介し
て延設し、その横折り目１３を挟む吊片１０とメガネ型
１２とを伸縮体１４で連結すると共にその両側に切込み
１５を設けて、常にはメガネ型１２が吊片１０に対し直
角水平方向に、メガネ型１２を押下げると１８０度を越
えて内側へ附勢される。 【効果】 折畳み可能で、鍔帽にサングラス兼サンバイ
ザ−が切替え自在に装着される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、総体がボ−ル紙製で、鍔帽を被ることによりサングラス兼サンバ イザ−が切替え自在に付帯された、各種レジャ−や観戦に適した簡易な折畳み式 の鍔帽に関する。

【０００２】

【従来技術】

本考案者はこれまでに、ボ−ル紙製の帽子あるいはサングラスのあることは承 知しているが、このような単機能でなく、鍔帽本体に切替え可能なサングラス兼 サンバイザ−を組合わせ、且つ折畳み、携帯に便利とした形式のものは知らない 。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従って本考案を他のものと比較することはできないが、折畳んでバックやポケ ットに収納可能であり、組立も容易で、鍔帽を被ることによりサングラス兼サン バイザ−が切替可能に付帯され、各種レジャ−、観戦などに適したサングラス兼 サンバイザ−付帯折畳み式鍔帽を提供しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、本考案に係るサングラス兼サンバイザ−付帯折畳み 式鍔帽は、ボ−ル紙製の鍔帽１とサングラス兼サンバイザ−８とから成る（図１ ）。 鍔帽１は、半割型紙１ａをその対称辺縁１ｂを重ね合せて頂部を枢着２し、又 底部附近に前記重ね合せ幅を保持させる噛合切込み３を設けると共に底部辺縁間 を伸縮紐４で連結し、前記半割型紙１ａの中間縦方向に鍔折線１ｃを、該鍔折線 １ｃの上端から前記対称辺縁１ｂに下向傾斜の折線１ｄを、中間部横方向に返し 折目１ｆを形成する。 サングラス兼サンバイザ−８は、上部１０ａを前記鍔帽１の枢着２に重ねて枢 着９した吊片１０の下部に防眩板１１を張設したメガネ型１２を横折り目１３を 介して延設し、その横折り目１３を挟む吊片１０とメガネ型１２とを伸縮体１４ で連結すると共にその両側に切込み１５を設けて、常にはメガネ型１２が吊片１ ０に対し直角水平方向に、メガネ型１２を押下げると伸縮体１４が前記切込み１ ５，１５を陥没させて吊片１０に対し垂直方向より内側（即ち１８０度を越えて 内側）へ附勢されるようにしてある。

【０００５】

【考案の作用並びに効果】

本考案は以上のようで、これを着用するには、サングラス兼サンバイザ−８の メガネ型１２を突出させた図２の状態において、前記切込み３，３を引離し且つ 伸縮紐４を伸張させることにより、半割型紙１ａの重ね合わせが前記鍔折線１ｃ を基点として又前記頂部の枢着２を回動基点として押し開かれ、その鍔折線１ｃ より外側に鍔部１ｅを形成するから、その状態で頭部に被り、メガネ型１２を手 で上下動作させることによりサングラスとサンバイザ−を任意に切替える。

【０００６】 分解、折畳みは、図２乃至図５に示すように、サングラス兼サンバイザ−８の メガネ型１２の吊片１０を、枢着２、９を基点として１８０゜回転させ（図２、 図３、図４）、半割型紙１ａ，１ａを中間横方向の返し折目１ｆで上方へ折返し （図５）、その上から上記折返し半割型紙１ａを左右から鍔折線１ｃに沿って閉 じるように重ね合せて、そのいずれか一方の内側隅を他方の隙間へ差込むことに より略方形に納まる（図６）。このように折畳みは極めて簡単である。

【０００７】 各種レジャ−に、観戦に使用し且つそのスタイルを楽しむことができる。折畳 み式であるからバック、ポケット等に収納して携帯容易であり、又安価に量産で きるから、入場等に際し低価で販売、場合によりサ−ビス品とすることができる 。

【０００８】

【実施例】

総体がボ−ル紙で作られ、折畳み可能な鍔帽１とサングラス兼サンバイザ−８ との組合せから成る（図１）。 鍔帽１は、中括れ１ｈを有する略ハ−ト型の半割型紙１ａをその対称辺縁１ｂ を重ね合せて頂部を枢着２し、又底部附近に前記重ね合せ幅を保持させる噛合切 込み３を設けると共に底部辺縁間をゴム製の伸縮紐４で連結し、前記半割型紙１ ａの中間縦方向に鍔折線１ｃを、該鍔折線１ｃの上端から前記対称辺縁１ｂに下 向傾斜の折線１ｄを、中間部横方向に返し折目１ｆを形成する。 他方サングラス兼サンバイザ−８は、上部１０ａを前記鍔帽１の枢着２に重ね て枢着９した吊片１０の下部に防眩板１１を張設したメガネ型１２を横折り目１ ３を介して延設し、その横折り目１３を挟む吊片１０とメガネ型１２とをゴム製 の伸縮体１４で連結すると共にその両側に切込み１５を設けて、常にはメガネ型 １２が吊片１０に対し直角水平方向に、メガネ型１２を押下げると伸縮体１４が 前記切込み１５，１５を陥没させて吊片１０に対し垂直方向より内側（即ち１８ ０度を越えて内側）へ附勢されるようにして構成される。

【図面の簡単な説明】

【図１】分解状態の展開平面図

【図２】組立て状態の平面図

【図３】折畳み過程（メガネ型１２を１８０゜回転させ
た状態）の平面図

【図４】折畳み過程（メガネ型１２の両側部を折返した
状態）における平面図

【図５】折畳み過程（半割型紙１ａを返し折目１ｆで折
返した状態）の平面図

【図６】折畳み完了状態の平面図

【図７】鍔帽を被りサンバイザ−として機能している使
用状態の正面図

【図８】鍔帽を被りサングラスとして機能している使用
状態の正面図

【符合の説明】

１ 鍔帽 １ａ 半割型紙 １ｂ 対称辺縁 １ｃ 鍔折線 １ｄ 下向傾斜折線 １ｅ 鍔部 １ｆ 返し折目 ２ 枢着 ３ 噛合切込み ４ 伸縮紐 ８ サングラス兼サンバイザ− ９ 枢着 １０ 吊片 １０ａ 吊片の上部 １１ 防眩板 １２ メガネ型 １３ 横折り目 １４ 伸縮体 １５ 伸縮体の両側の切込み

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ボ−ル紙製の鍔帽（１）とサングラス兼
   サンバイザ−（８）とから成り、鍔帽（１）は半割型紙
   （１ａ）をその対称辺縁（１ｂ）を重ね合せて頂部を枢
   着（２）し又底部附近に前記重ね合せ幅を保持させる噛
   合切込み（３）を設けると共に底部辺縁間を伸縮紐
   （４）で連結し、半割型紙（１ａ）の中間縦方向に鍔折
   線（１ｃ）を、該鍔折線（１ｃ）の上端から対称辺縁
   （１ｂ）に下向傾斜の折線（１ｄ）を、中間部横方向に
   返し折目（１ｆ）を形成し、サングラス兼サンバイザ−
   （８）は上部（１０ａ）を鍔帽（１）の枢着（２）に重
   ねて枢着（９）した吊片（１０）の下部に防眩板（１
   １）を張設したメガネ型（１２）を横折り目（１３）を
   介して延設し、その横折り目（１３）を挟む吊片（１
   ０）とメガネ型（１２）とを伸縮体（１４）で連結する
   と共にその両側に切込み（１５）を設けて、常にはメガ
   ネ型（１２）が吊片（１０）に対し直角水平方向に、メ
   ガネ型（１２）を押下げると１８０度を越えて内側へ附
   勢されることを特徴とするサングラス兼サンバイザ−付
   帯折畳み式鍔帽。