JP3010218U - 折畳可能な整理用収納袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 旅行用品や歯磨きセットや化粧用具等の一定
の関連性を有する複数個の関連物品毎に或いは冠婚葬祭
の和式又は洋式の礼装用品例えばネクタイや靴下やワイ
シャツ等が一揃いの物品が一目で判明きるように物品毎
に密封収納して折畳み可能に多数個を連結した整理用の
収納袋を提供するものである。 【構成】 透明又は半透明の柔軟な合成樹脂製の収納袋
の開口部に密封開閉可能に開閉ファスナーを設け、収納
袋を複数個を一体に連結して一枚のシート状体に形成
し、かつ、収納袋相互間に連結部を設けて該連結部から
折畳可能に設けた折畳可能な整理用収納袋である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、旅行用品や歯磨きセットや化粧用具や下着類等の一定の関連性を有 する複数個の関連物品毎に或いは冠婚葬祭の和式又は洋式の礼装用品、例えば、 ネクタイや靴下やワイシャツ等が一揃いの物品が一目で判明できるように物品毎 に密封収納して折畳み可能に多数個を連結した整理用の収納袋に関するものであ る。

【０００２】

【従来技術】

この種の収納袋は、収納袋の開口部に密封開閉用の開閉フアスナーが設けられ てはいるが一枚一枚が１袋毎にバラバラに独立した状態に形成されてなり、折畳 み可能に多数個が連結されているものは提供されてはいなかった。

【０００３】 この種の収納袋は、一袋毎に独立した状態に形成されているから、小間物や雑 貨品を１個づつ収納するのには不便はないが、旅行携帯用の歯磨きセットや化粧 用具等の多数個の物品が使用上或いは機能上等の一定の関連性を有する関連物品 や、冠婚葬祭における礼装用品の一揃いの物品の如く、使用上或いは機能上等か ら、常に関連物品として或いは一揃いの物品として一緒に収納しておくための整 理用収納袋は提供されていなかった。

【０００４】 また、さらに従来のこの種の収納袋として提供されているものは、一袋毎に独 立した状態に形成されて市販され或いは使用されているから、物品の使用又は機 能等の多数個の物品が一定の関連性を有する関連物品を個別に、しかも同時にか つ一緒に整理し収納する必要がある場合において、一袋毎にバラバラに独立した 状態であり、収納袋の多数個が連結した状態に設けられ、かつ、必要に応じて必 要数毎に分離して使用されるように形成された整理用収納袋は提供されてはいな かった。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案が解決しようとする問題点は、従来のこの種の収納袋は、袋の開口部に 開閉ファスナーが設けられ、物品を密封取出しできるように収納可能に設けられ てはいるが、収納袋の一枚一枚が一袋毎にバラバラに独立した状態に設けられて いるため、収納に際して多数個の物品が一定の関連性を有している場合にも、或 いは礼装用品等の一揃いの物品でも個別に収納しなければならず、使用に当って 多数個の物品が一度に必要になるときにもいちいち個別に収納された物品を取り 出して揃えなければならず、しかも、別々に収納されているとその都度探し出さ ねばならいないという問題があった。

【０００６】 さらに、サラリーマンや学生等の如く、日常、出勤や登校に際してはサラリー マンが一般に必需品の如くに所有していることの多い名刺入れや財布、腕時計、 定期乗車券等その他の物品の携行が必要であり、学生においても学用品は勿論の こと別個に学生証や財布や時計、定期券等その他の物品の携行が必要であり、そ の他、人々が必要に応じて種々の物品をその都度携行することが必要になるが、 学生やサラリーマン或いは稽古ごとに出掛ける主婦その他の人々においても、そ の用途においては、必須の携行物品があるが、これら必需品を予め一揃いにして 整理収納しておき、一目で外部から見て確認できるようにした忘れ物を防止でき る整理収納袋は提供されていなかったという問題があった。

【０００７】 本考案は、従来の技術の有するこの様な問題点に鑑みて考案されたものであっ て、その目的とするところは、軽量でしかも嵩ばらず自由に折畳むことができ使 用しない場合には小さく折畳んで収納でき、物品の収納にあたっては、複数個の 収納袋として使用でき、小間物や雑貨の多数個の物品も一度にしかも区分して整 理収納でき、また使用上或いは機能上等において多数個の物品が互いに一定の関 連性を有する関連物品を物品毎に、しかも関連して一纏まりとして整理収納でき 、礼装用品等の如く一揃いに纏まった物品を一揃いの物品として整理収納でき、 また、出掛ける際に整理収納袋を使用することにより、ついうっかりした忘れ物 が防止できるようにしたものを提供するものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記の目的を達成するために、透明又は半透明の柔軟な合成樹脂製 の収納袋の開口部に密封開閉可能に開閉ファスナーを設け、該収納袋を複数個を 一体に連結して一枚のシート状体に形成し、かつ、収納袋相互間に連結部を設け て該連結部から折畳可能に設けてなるものである。

【０００９】 さらに収納袋が、袋の長さ方向において対称に又は袋の幅方向に複数個が連結 され、収納袋相互間に設けた任意の連結部から切断することにより収納袋を任意 個数に連結されてなるものである。

【００１０】 また、収納袋が和式又は洋式の礼装用品の一揃いの物品が物品毎に容易に収納 可能な大きさに形成されてなり、該収納袋が袋の幅方向に３個又は４個以上の多 数個連結されて少なくとも化粧用具や歯磨きセット等の小間物が容易に収納可能 な大きさに形成されてなるものである。

【００１１】 収納袋が、旅行用品や化粧用具や歯磨きセットや下着類等の一定の関連性を 有する複数個の関連物品が物品毎に、収納可能な大きさに形成されてなり、該収 納袋が袋の長さ方向の対称に連結され、かつ、該袋の長さ方向に対称に連設され た収納袋が幅方向に３個又は４個以上の多数個連結されてなるものである。

【００１２】

【作用】

多数個の収納袋が一体に連結されてなるから、使用上或いは機能上等において 多数個の物品が互いに一定の関連性を有する関連物品や礼装用品等の一揃いの物 品を簡単容易に一度にかつ一緒に整理して収納され、これらの物品が必要な場合 には多数個の収納袋がシート状体に一体に連結されたものを取り出せば一度に必 要な物品が揃えられる。

【００１３】 各収納袋の開口部に開閉密封可能に開閉フアスナーが設けられてなり、収納袋 内に例えば海外旅行等に際して使用済みの汚れた下着類等をそのまま収納して旅 行カバン等に収納していても悪臭がもれることなく収納しておくことができるも のである。

【００１４】 多数個の収納袋が収納袋相互間に連結部を設けて一体に連結され、かつ、任意 の連結部から切断することにより収納袋を任意個数に連結することができるもの であるから、必要に応じて、一度にかつ一緒に収納すべき物品の数に対応して収 納袋の数を設定して整理収納される。

【００１５】 収納袋が、透明又は半透明の柔軟な合成樹脂製であるから、整理収納した物品 がいちいち収納袋を開くことなく外部から容易に視認でき、多数個の収納袋がシ ート状体に一体に連結されているので、出勤や登校等の出掛ける際に必要な携行 品を整理収納しておくことにより、ついうつかりした忘れ物を防止される。

【００１６】 和式洋式を問わず冠婚葬祭等に用いる礼装用品の一揃いの物品が、一枚のシー ト状体に一体に連結された多数個の収納袋に密封して整理収納されるから、礼装 用のネクタイや靴下やワイシャツその他の物品をいちいち探し出して揃える必要 もなく、祝儀用又は不祝儀用に合わせて一枚に連結された収納袋を取り出せば一 揃いの礼装用品を揃えることができ、合成樹脂製の収納袋に密封収納されている から、シミ等の虫に喰われることもないものである。

【００１７】 柔軟な合成樹脂製の収納袋の多数個が一体に連結された収納袋相互間に連結部 が設けられ、該連結部から折畳可能に設けられているから多数個の整理収納され た物品を一纏まりに小さく折畳んで整理して収納される。

【００１８】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。 図１〜図４において、収納袋１は、柔軟な透明または半透明のポリエチレン、 ポリ塩化ビニール等のプラスチック等の合成樹脂製のシート２を２枚を重合して 、重合したシート２の一側辺を残して開口部３とし、残りの他の全周側辺を熱融 着又は高周波ミシン等の方法により一体に接着した密着区画部４を設け、さらに ２枚を重合したシート２を複数に区画することによりシート２に複数個の収納袋 １を一体に連結して形成してなるシート状体５としたものであり、各々の収納袋 １の開口部３には図５に示すような開閉ファスナー６が設けられ、収納袋１の開 口部３を密封開閉するように設けられて収納袋１内に密封収納した物品１０をい ちいち取り出さなくても、収納袋１の外側から容易に確認できるように設けられ ている。

【００１９】 各々の収納袋１の間には相互に一定の間隔に形成した連結部７を設けてなり、 該連結部７から折畳可能に形成され、かつ、多数個の収納袋１が一体に連結され て一枚のシート状体５に形成された収納袋１は該連結部７の任意位置から切断す ることにより、任意個数の収納袋１が一体に連結された折畳可能な整理用収納袋 とすることができる。

【００２０】 収納袋１の開口部３は、２枚のシート２の各々の側縁に該シート２より肉厚に 形成したシート２と同一資材製の開口用シート８が高周波ミシンまたは熱融着等 により一体に張着９され、該開口用シート８の上端部には、既に使用されている 開閉フアスナー６と該開閉ファスナー６により開閉密封可能な開口部３とが設け られている。

【００２１】 図１に示すように、収納袋１は図１における上下方向たる収納袋の幅方向に多 数個を連結してなり収納すべき物品１０の数や量に応じて必要な収納袋１の数の 位置から切断して、用いるものである。 このように収納すべき物品の数量に応じて、収納袋１の数を選定して収納すべ き物品１０の全てを収納することができる。

【００２２】 図２は本考案の他の実施例を示すもので、収納袋１の長さ方向において対称に 収納袋１と同一形状に設け、かつ、収納袋１の幅方向に収納袋１を多数個を設け 収納すべき物品１０の数や量に応じて収納袋１の数を選定してシート状体５から 切り取って用いるものである。

【００２３】 図３は、収納袋１を幅方向に３個を連結してなるものであり、このように収納 袋１を３個連結したものに図８に示すごとく、各々物品１０を密封収納するもの である。

【００２４】 図４は、収納袋１を袋の長さ方向方向において対称に連結し、かつ、袋の幅方 向に３個つづの合計６個を連結してなるものであり、このように収納袋１を合計 ６個を連結したものに図９に示すごとく、収納袋１の各々に物品１０を密封収納 するものである。

【００２５】 図８は、本考案の収納袋１を３個を収納袋の幅方向に３個一体に連結してシー ト状体５とし各々の収納袋１に、冠婚葬祭等の礼装用品１１の一揃いの物品１０ を密封収納した状態のものであり、この様にして密封収納した後、連結部７から 小さく折畳んで収納するものである。

【００２６】 図９は、本考案の収納袋１を幅方向に３個を一体に連結し、かつ、該収納袋１ の袋の長さ方向（収納袋の収納方向）において対称に各々設けて、合計６個の収 納袋１を一体に連結してシート状体５に形成し、該収納袋１の各々に旅行用品１ ２、歯磨きセット１３，化粧用具１４、洗面用具１５、下着類１６、携帯用品１ ７等の物品１０を各々密封収納したものであり、この様にして密封収納し必要に 応じて連結部７から小さく折畳んで収納するものである。

【００２７】

【考案の効果】

本考案は上記の如く構成したから、透明または半透明の柔軟な合成樹脂製の収 納袋の開口部に密封開閉可能に開閉ファスナーを設け、収納袋１の複数個が一体 に連結されて一枚のシート状体５に形成され、かつ、連結部７から折畳み可能に 設けられているから、多数の物品１０を一枚のシート状体５に連結された複数個 の収納袋１にそれぞれ区分して収納し、連結部７から小さく折畳むことができ、 かつ、収納した物品１０を外側から容易に視認することができるという効果があ る。

【００２８】 請求項２の折畳可能な整理用収納袋においては、収納袋１が、袋の長さ方向に おいて対称に、かつ、袋の幅方向に複数個が連結され収納袋相互間に設けた連結 部７の任意の連結部から切断できるように形成されているから、整理収納すべき 物品の数や量に応じて収納袋の数を選定し、収納すべき物品が一体に連結されて １枚のシート状体に形成した収納袋に完全に収納することができる。

【００２９】 請求項３の折畳可能な整理用収納袋においては、礼装用品１１の一揃いの物品 が幅方向に複数個に連結された収納袋１に、冠婚葬祭等の儀式の種類と必要に応 じた礼装用の一揃いの物品１０が連結された複数個の収納袋１にそれぞれ区分し て収納されているから、必要に応じて一体に連結された１枚のシート状体に形成 された収納袋１を取り出せば、いちいち探し出すことなく容易に礼装用品１１が 一度に準備をすることができるという効果がある。

【００３０】 請求項４においては、旅行用品１２等の使用目的等の一定の関連性を有する関 連物品が物品１０毎に収納可能に、収納袋１の長さ方向において対称に収納袋１ が連結され互いに、反対方向から収納可能に設けられかつ、収納袋の幅方向に一 体に連結されているから使用目的等の一定の関連性を有する関連物品が一枚のシ ート状体５に連結された収納袋１に各々区画されて収納されているから、これら の関連物品の収納取り出しに便利であるという効果がある。

【００３１】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一部省略の平面図である。

【図２】本考案の一部省略の平面面図である。

【図３】本考案の収納袋を袋の幅方向に３個を連結した
平面図である。

【図４】本考案の収納袋を袋の長さ方向において対称に
連結し、かつ、袋の幅方向に３個を連結して収納袋を合
計６個を連結した平面図である。

【図５】開閉用ファスナーの取付状態を示す斜視図であ
る。

【図６】本考案の開口部の密封状態を示す拡大断面図で
ある。

【図７】開口部の要部の拡大断面図図である。

【図８】図３に示す本考案に衣類を収納した状態を示す
斜視図である。

【図９】図４に示す本考案に旅行用品の関連物品を収納
した状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 収納袋 ２ シート ３ 開口部 ４ 密着区画部 ５ シート状体 ６ 開閉ファスナー ６ 開口部 ７ 連結部 ８ 開口用シート ９ 張着 １０ 物品 １１ 礼装用品 １２ 旅行用品 １３ 歯磨きセット １４ 化粧用具 １５ 洗面用具 １６ 下着類 １７ 携帯用品

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 透明又は半透明の柔軟な合成樹脂製の収
   納袋の開口部に密封開閉可能に開閉ファスナーを設け、
   該収納袋を複数個を一体に連結して一枚のシート状体に
   形成し、かつ、収納袋相互間に連結部を設けて該連結部
   から折畳可能に設けてなることを特徴とする折畳可能な
   整理用収納袋。
2. 【請求項２】 収納袋が、袋の長さ方向において対称
   に、かつ、袋の幅方向に複数個が連結され、収納袋相互
   間に設けた任意の連結部から切断することにより収納袋
   を任意個数に連結されてなる請求項１記載の折畳可能な
   整理用収納袋。
3. 【請求項３】 収納袋が、和式又は洋式の礼装用品の一
   揃いの物品が物品毎に容易に収納可能な大きさに形成さ
   れてなり、該収納袋が袋の幅方向に３個又は４個以上の
   多数個連結されてなる請求項１記載の折畳可能に連結し
   た整理用収納袋。
4. 【請求項４】 収納袋が、旅行用品や化粧用具や歯磨き
   セットや下着類等の一定の関連性を有する複数個の関連
   物品が物品毎に、収納可能な大きさに形成されてなり、
   該収納袋が袋の長さ方向の対称に連結され、かつ、該袋
   の長さ方向の対称に連設された収納袋が幅方向に３個又
   は４個以上の多数個連結されてなる請求項１記載の折畳
   可能に連結した整理用収納袋。