JP3010015B2 - 剪断破砕機 - Google Patents

剪断破砕機

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JP3010015B2
JP3010015B2 JP29905995A JP29905995A JP3010015B2 JP 3010015 B2 JP3010015 B2 JP 3010015B2 JP 29905995 A JP29905995 A JP 29905995A JP 29905995 A JP29905995 A JP 29905995A JP 3010015 B2 JP3010015 B2 JP 3010015B2
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良三 櫛田
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Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ゴミ等の多種
の廃棄物を粉砕処理する剪断破砕機に係わり、特に該廃
棄物中に、該破砕機によっては破砕が不可能な異物が混
入したとき、これを排除する異物排除機能を備えた剪断
破砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記異物排除機能を備えた剪断破砕機と
しては、例えば特平5ー12028号公報に記載されて
いる破砕処理装置、または特開平7ー845号公報に記
載された二軸剪断式破砕装置等がある。これらは何れも
対をなす破砕ローラのそれぞれに所定間隔を存して剪断
刃を備え、該剪断刃を相互に噛み合い状態に配備して破
砕手段を形成し、この破砕ローラと直交方向に進退自在
とした異物排除手段を備え、破砕手段による破砕処理が
不可能の異物が供給されたとき、これを検出して上記異
物排除手段を作動し、これを排出するようにしたもので
ある。図5は上記特平5ー12028号公報に示される
破砕処理装置の概略を示す。
【0003】図において、破砕処理装置50は、上下を
開口した筐体51内に破砕装置52を備える。この破砕
装置52は、それぞれ回転自在に互いに平行に支持され
る一対のシヤフト53、54のそれぞれに円板状の破砕
刃55、56を互いに噛み合うように取付け、駆動手段
(図示省略)により噛み合い方向に回転される。またこ
の破砕装置52の上方には異物排除板60を備え、筐体
51の前記破砕装置52の上方適所に該排除板60に対
応して開口部61を形成し、これに開閉扉62を取付け
る。
【0004】上記異物排除板60は、筐体内に破砕装置
52の上方に位置して伸縮駆動装置63により進退自在
に設けられる。この排除板60はその下部を破砕刃55
の通過を許容する櫛歯状部64が形成される。
【0005】上記構成において、常時は開閉扉62は開
口部61を閉塞し、異物排除板60は後方に退避してい
る。この状態において、異物が供給されたとき、該異物
の噛み込みによるシヤフト53、54の駆動抵抗の変化
を検知し、または異物が噛み込まれず、残留しているの
を目視により検出したとき、シヤフト53、54を逆転
させると共に開閉扉62を図示の如く開き、異物排除板
60を前進させて異物を押し出し、開口部から排出する
ようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成によるとき
は、異物排出板60は、一方のシヤフト53の破砕刃5
5の通過を許容する櫛歯状としたもので、従ってその前
進は他方のシヤフト54の破砕刃56に当接する位置ま
でである。なお、異物Wを確実に排除するためには、該
異物Wの中心を他方の破砕刃56の最上点Pを越える位
置にまで押し出す必要があり、図示の如くそれに到達す
るまでは排出が困難な場合がある。本発明はかゝる点に
鑑み、異物の形状(例えば丸棒等)に係わらず、その排
出を確実に行うことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の発明の剪断破砕機は、対をなす破砕ローラのそ
れぞれに所定間隔を存して剪断刃を備え、該剪断刃を相
互に噛み合い状態に配備した剪断破砕機において、上記
一方の破砕刃の上方に配備され破砕不可能な異物の押し
出し部材と、これに対向して配備される異物掻き出し部
材とを備え、上記押し出し部材による異物の押し出し
と、押し出された異物を掻き出し部材により筐体外に排
出することを特徴とする。
【0008】上記構成からなる本発明の剪断破砕機は、
異物が供給されたとき、異物押し出し部材による押し出
しと共に、これを掻き出し部材により掻き出すようにし
たことにより、異物は確実に排出される。
【0009】また第2の発明は、上記異物押し出し部材
は、該部材取付け側の破砕ローラの剪断刃相互間に挿入
される櫛歯状とした下部押し出し部と、該押し出し部よ
り突出した所定高さの上部押し出し部とより構成され、
進退可能に取り付けられると共に、該上部押し出し部は
常時は筐体側壁の一部を形成したことを特徴とする。
【0010】上記構成からなる本発明の剪断破砕機の異
物押し出し部材は、下部を櫛歯状としたことにより、比
較的小形の異物に対しても確実に押し出すことができ
る。なお、この押し出し部材を常時は筐体の側面の一部
を形成することにより、破砕物の投入に際し、該押し出
し部材が障害となることがない。
【0011】また第3の発明は、上記異物掻き出し部材
は、回転可能とした対をなす掻き出し板を備えて常時は
筐体の他側壁を形成すると共に、それぞれの板の先端は
該異物掻き出し部材取り付け側の破砕ローラの剪断刃相
互間に挿通される櫛歯状に形成せしめ、異物押し出し部
材の上部押し出し部に形成した櫛歯状歯溝を通過した後
前記破砕ローラの剪断刃相互間を挿通し、異物を排出す
ることを特徴とする。
【0012】上記構成からなる上記異物掻き出し部材
は、常時は筐体の他側壁を形成することにより、破砕物
の投入に際し、該掻き出し部材が障害となることはな
い。また掻き出し板の先端は該異物掻き出し部材取り付
け側の破砕ローラの剪断刃相互間に挿入される櫛歯状に
形成し、前記異物押し出し部材に形成した上部押し出し
部には該櫛歯を挿入可能とした櫛歯状の歯溝を形成した
ことにより、該掻き出し板は回動することにより、上記
押し出し部材により押し出された異物は確実に外部に掻
き出し排出することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図3に基づいて説明する。剪断破砕機1は、上下を
開口した筐体2内に対をなす破砕ローラ3、4を平行に
回動自在に取付け、それぞれの破砕ローラ3、4には所
定間隔を存して剪断刃5、6を備え、それぞれの剪断刃
5、6は相互に噛み合い状態に重合する。一方の破砕ロ
ーラ3は駆動ローラとし、他方の破砕ローラ4は従動ロ
ーラとし、ぞれぞれに噛合する歯車7、8を取付け、両
破砕ローラ3、4は互いに噛み合い方向に回転し、供給
される破砕物を剪断刃5、6により剪断破砕する。9、
10は固定刃を示し、それぞれ剪断刃5、6の隙間に位
置して筐体2の下方に取付けられる。11は剪断刃5、
6のそれぞれの間隔を規制する間隔筒を示す。
【0014】20は一方の破砕ローラ3の上方に設けら
れた破砕不可能な異物の押し出し部材を示し、該押し出
し部材20は、該部材取付け側の破砕ローラ3の剪断刃
5の相互の間に挿入される櫛歯22とした下部押し出し
部21と、その上方に該押し出し部より突出した所定高
さの上部押し出し部23とを備える。この異物の押し出
し部20はこれを進退させる駆動シリンダ24を備え、
常時は後退して上部押し出し部23の前面は筐体2の一
方の側壁の一部を形成する。
【0015】30は上記押し出し部材20に対向して設
けられる異物掻き出し部材を示し、支軸31に取付けら
れる対をなす掻き出し板32を備え、支軸31は筐体2
に軸受け33により回動可能に支持され、適宜の駆動機
構(図示省略)に接続され、常時は筐体2の他方の側壁
の一部を形成するように位置されている。この掻き出し
板32の先端は該掻き出し部材30の取付け側の破砕ロ
ーラ4の剪断刃6の相互間の隙間に挿通される歯部34
を形成し、前記押し出し部材20の上部押し出し部23
にもこの歯部34が通過する櫛歯状の歯溝35を形成す
る。40は異物押し出し部材20とは反対側、即ち破砕
ローラ4側に設けられた異物排出用受け板を示す。
【0016】上記構成において、常時は異物押し出し部
材20及び異物掻き出し部材30は図1の位置に後退
し、それぞれ筐体2の側壁とし、供給される破砕物を対
をなす破砕ローラ3、4間への移行を案内する。そして
供給される破砕物と共に破砕が不可能な異物が供給され
たとき、これの噛み込みによるローラ3、4に対する駆
動抵抗を検出し、または噛み込まれず両剪断刃5、6上
で回転しているのを目視等により検出したとき、直ちに
破砕物の供給を停止し、破砕ローラ3、4を逆回転し、
同時に異物押し出し部材20を前進させる。これと共に
異物掻き出し部材30を回転し、異物を掻き出し、排出
用受け板40を通過し外方に排出する。排出が完了した
後、異物押し出し部材20及び異物掻き出し部材30は
共に図1の位置に復帰する。
【0017】この際、異物押し出し部材20は下部に破
砕ローラ3の剪断刃5の挿入を許容する櫛歯22を形成
しているため、比較的小形の異物に対しても相対する破
砕ローラ4の剪断刃6側まで押し出すことができる。更
に異物掻き出し部材30によりこれを掻き出すと共に、
異物押し出し部材20の上部押し出し部23には、櫛歯
状歯溝35を形成したから、掻き出し板32はこの上部
押し出し部23を通過して回転するから、両者は接近し
て配備することができ、異物を残すことなく、確実に排
出することができる。
【0018】
【発明の効果】以上の如く本発明によるときは、破砕ロ
ーラ群の上部に異物押し出し部材と共に異物掻き出し部
材を配備し、残留する破砕不可能な異物の押し出しと共
にこれを掻き出すようにしたから、その排出を確実に行
うことができる。この際、上記異物押し出し部材は、該
部材取付け側の破砕ローラの剪断刃相互間に挿入される
押し出し歯を備えた櫛歯状とした下部押し出し部と、剪
断刃の上部に位置し、かつ該押し出し部より突出した所
定高さの上部押し出し部とより構成することにより、比
較的小形の異物に対しても、これを反対側の破砕ローラ
の剪断刃上に押し出すことができる。また、上記異物掻
き出し部材は回転可能とした対をなす掻き出し板を備え
て常時は筐体の他側壁を形成すると共に、それぞれの板
の先端は該異物掻き出し部材取り付け側の破砕ローラの
剪断刃相互間に挿入される櫛歯状に形成され、異物押し
出し部材に形成した所定高さの上部押し出し部には該櫛
歯を通過可能とした櫛歯状に形成し、異物掻き出し板は
上記異物押し出し部材の上部押し出し部を通過した後前
記破砕ローラの剪断刃相互間を挿通するように構成する
ことにより、異物押し出し部材と異物掻き出し部材先端
とは重合して配備することができ、小形異物に対しても
確実にこれを受け渡し掻き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した剪断破砕機の縦断面図であ
る。
【図2】図1におけるX−X線に沿う断面図である。
【図3】図1におけるY−Y線に沿う断面図である。
【図4】異物押し出し部材の斜視図である。
【図5】従来例の剪断破砕機の縦断面図である。
【符号の説明】
1 剪断破砕機 3 破砕ローラ 4 破砕ローラ 5 剪断刃 6 剪断刃 20 異物押し出し部材 21 下部押し出し部 22 櫛歯 23 上部押し出し部 30 異物掻き出し部材 32 掻き出し板 34 歯部 35 櫛歯状溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 18/00 - 18/44 B02C 23/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対をなす破砕ローラのそれぞれに所定間
    隔を存して剪断刃を備え、該剪断刃を相互に噛み合い状
    態に配備した剪断破砕機において、上記一方の破砕刃の
    上方に配備され破砕不可能な異物の押し出し部材と、こ
    れに対向して配備される異物掻き出し部材とを備え、上
    記押し出し部材による異物の押し出しと、押し出された
    異物を掻き出し部材により筐体外に排出することを特徴
    とする剪断破砕機。
  2. 【請求項2】 異物押し出し部材は、該部材取付け側の
    破砕ローラの剪断刃相互間に挿入される櫛歯状とした下
    部押し出し部と、該押し出し部より突出した所定高さの
    上部押し出し部とより構成され、進退可能に取り付けら
    れると共に、該上部押し出し部は常時は筐体側壁の一部
    を形成したことを特徴とする請求項1記載の剪断破砕
    機。
  3. 【請求項3】 異物掻き出し部材は、回転可能とした対
    をなす掻き出し板を備えて常時は筐体の他側壁を形成す
    ると共に、それぞれの板の先端は該異物掻き出し部材取
    り付け側の破砕ローラの剪断刃相互間に挿通される櫛歯
    状に形成せしめ、異物押し出し部材の上部押し出し部に
    形成した櫛歯状歯溝を通過した後前記破砕ローラの剪断
    刃相互間を挿通し、異物を排出することを特徴とする請
    求項1記載の剪断破砕機。
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