JP3009803U - 油圧回路のサクションストレーナー - Google Patents

油圧回路のサクションストレーナー

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JP3009803U
JP3009803U JP1994013304U JP1330494U JP3009803U JP 3009803 U JP3009803 U JP 3009803U JP 1994013304 U JP1994013304 U JP 1994013304U JP 1330494 U JP1330494 U JP 1330494U JP 3009803 U JP3009803 U JP 3009803U
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JP
Japan
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valve
hydraulic circuit
hydraulic
suction strainer
strainer
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JP1994013304U
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Inventor
喜作 長谷川
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回生工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 外側から弾性的に押圧密閉されて内側からの
圧力により開放する弁(4)を一端に設け、周面の一部
又は全部を所定の開き目の網(1)で形成し、且つ該弁
に対向する他端に油圧回路に通ずる連通口(2)を設け
たことを特徴とする油圧回路のサクションストレーナ
ー。 【効果】 本考案によれば油圧回路の作動油中の異物が
容易且つ確実に油タンク内に排出され、しかも再び油圧
回路内に戻ることがないので該回路内の作動油は常にク
リーンである。従って異物混入による油圧機器の作動不
良や故障等がなくなるという顕著な効果がある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は油圧回路に用いるサクションストレーナーに関し、特に回路内の異物 を一旦油タンクに吐出した後は再び回路内に入り込ませないようにしたものであ る。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
サクションストレーナーは、油圧回路において油タンク内の作動油を油圧機器 に供給する際に該タンク内の作動油に混入しているゴミ等の異物が油圧回路内に 侵入するのを防ぐためのものである。そして通常ステンレス等からなる金網製で 油タンク内に開口した油圧回路の先端に該金網がこの開口を塞ぐように取付けら れている。
【0003】 このようなストレーナーは外部の油タンクから作動油と共に回路内に入り込む 異物には対してはこれらを有効に阻止する作用をなすが、他方回路内で発生した 異物、例えば油圧機器とパイプを接続する際の加工屑などの金属粉やこれらの内 部に接続前から付着していたゴミ等は作動油が油タンクに戻る際に大きい異物は ストレーナーで止められてしまい外側の油タンクに排出されないものもある。そ してこのようにストレーナーの内側にとどまった異物は、作動油が再び油タンク から該ストレーナーを通って回路内に供給される時にその作動油の流れに乗って 回路内に入り込み油圧機器の故障の原因となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような問題点に鑑み検討の結果、油圧回路内の異物を有効に外部 に排出できるサクションストレーナーを開発したものである。
【0005】 即ち本考案は、外側から弾性的に押圧密閉されて内側からの圧力により開放す る弁を一端に設け、周面の一部又は全部を所定の開き目の網で形成し、且つ該弁 に対向する他端に油圧回路に通ずる連通口を設けたことを特徴とするものである 。 そしてこの際、一端面を貫通し、先端部に弁座を有する筒体流路と、該弁座の 全周に弾性的に密接する弁体とからなる弁を用いたり、上記筒体流路として外側 に向って次第に広がった略円錐台形状の筒体流路、外側に向って次第に狭くなる 略円錐台形状の筒体流路、又は中央部が狭い鼓形状の筒体流路を用いるのは有効 であり、また弁体として外側に向って広がった滑らかな凸面のものを用いるのも 効果がある。
【0006】
【作用】
このように内側からの圧力により開放する弁を設けることで、油圧回路から油 タンクに戻る作動油の圧力によって弁が開くことになるので、該作動油中に混入 している異物は従来のようにストレーナーの網に止められることなくこの開いた 弁から容易に作動油と共に流出して油タンクに排出されることになる。そして逆 に油タンクから油圧回路内に作動油が供給されるとき、即ち油タンクから油圧回 路に通ずる連通口に作動油が吸引されるときには該弁は弾性的に外側から閉ざさ れており、且つストレーナーの内部は負圧になるのでより完全に密閉されている ため、作動油は該弁を通過せずにストレーナーの網部分を通過して連通孔に吸引 されて回路内に供給される。従って油タンク内に排出された異物は、ストレーナ ーの内側に侵入しようとしても適宜設定された開き目の網によって止められてし まい、再び回路内に入り込むことはない。
【0007】 また弁座を筒体流路の先端部に設けたのは、この流路に対向する他端の連通口 からストレーナー内、即ち油タンク内に流れ込む戻り作動油の流れを集中させる ことができ、従って容易に弁体は外向きに押され、開放口が形成させられて異物 は作動油と共に油タンク内に排出されるからである。 なおこの作用効果は、筒体流路の形状が外側に向って次第に狭くなるものの場 合にはより大きい。
【0008】 また筒体流路の形状を外側に向って次第に広くなるものとし、さらに弁体を該 筒体流路先端部の弁座に全周で密接するものとすることにより、油タンクから連 通口に作動油が吸引される際に弁の閉塞が確実に行われる効果がある。
【0009】 さらに弁体形状を、弁座との密接面を外側に向って広がった滑らかな凸形状面 とすることにより、弁座との密接性が一層良好となって弁の閉塞性が一段と向上 する。
【0010】 さらに筒体流路を中央部が狭い鼓形状とし、上記の滑らかな凸形状面を有する 弁体を用いることにより、より一層弁の作用は良好となる。
【0011】
【実施例】
以下に本考案を実施例によりさら説明する。
【0012】 (実施例1) 図1(a)に示すように本考案のサクションストレーナーは、円筒形状で、側 面は所定のメッシュのステンレス網(1)で形成され、上端面には図示していな い油圧回路に連絡する連通口(2)を開口し、且つ下端面には、上部が小さく下 方に向って次第に広がり先端部に弁座を形成した略円錐台形の筒体流路(3)を 貫通して設けたものであり、さらに該弁座(3)の下方に、上面が凸面鏡形状に 湾曲した弁体(4)を、その下側に固定したコイルバネ(5)により上記弁座の 全周に押圧密接させて設けた。なおこのサクションストレーナーは全体を油タン ク内の作動油中に常時漬けておくものであり、また設置方向は上下反転させて用 いることもできる。
【0013】 このようなサクションストレーナーは次のような動作を行う。即ち、連通口( 2)を通して油圧回路内の作動油が油タンクに戻る時には、図1(b)に示すよ うに作動油は筒体流路(3)に沿って集中的に流れ易いので弁体(4)を押し下 げて形成される円環状の開口(6)から流出する。従って作動油中に混入してい た異物(7)は作動油と共に該開口(6)から油タンク内に排出される。 次に作動油が油圧回路に供給されるときには油タンク内の作動油は連通孔(2 )に吸い込まれるがこのときは図1(c)のように弁体(4)はコイルバネ(5 )の押圧力とストレーナー内の負圧とによって筒体流路(3)の先端部の弁座に 密接するので上記開口(6)は閉じ、作動油は全てステンレス網(1)を通って ストレーナー内に入り込むことになり、従って油タンク内に排出された異物は該 ステンレス網(1)のためにストレーナーの内部に再び入り込むことはない。な おこの場合略円錐台形の筒体流路を取外した図2に示す構造でもよい。
【0014】 (実施例2) 図1の実施例1の弁体に代えて、図3に示すように略円錐台形の筒体流路(3 )の内周面の全周に密接する弁体(4)とした。このように筒体流路の内部にま で入り込む弁体(4)は弁としての閉塞性が向上する。
【0015】 (実施例3) 図4のように筒体流路(3)として円筒形のものを用い、さらに弁体(4)に は平坦形状のものを用いた。このようなストレーナーは実施例1、2に比べて構 造が簡単であるが弁としての閉塞性はやや劣る。なおこの場合でも図1及び図3 に記載の凸状弁体を用いることもできる。
【0016】 (実施例4) 図5に示すように筒体流路として上部が広く下方に向って次第に狭い貫通路を 形成した逆円錐台形状のものを用いた。この場合連通口(2)から流れ込む際の 作動油の流れを弁体(4)に一層効果的に集中させることができるので、弁の開 く動作がスムーズとなる。
【0017】 (実施例5) 図6に示すように筒体流路(3)として中央部がくびれた鼓形状の貫通路を形 成したものを用いた。この場合は連通口(2)から流れ込む作動油を該流路(3 )に集中させる効果が高く、且つ弁体(4)との密接効果も高い。
【0018】 (実施例6) 図7に示すように弁体(4)としてゴムや軟質プラスチック等の弾性体からな る板状体を用いその一端部をストレーナーの下端面の下面に固定し、他端部を開 閉自在に形成した。なおこの場合筒体流路(3)は、図では円筒形のものを示し たが、他の実施例のように略円錐台形状や逆円錐台形状の筒状のものでもよい。 この場合構造は極めて単純であり、コイルバネも用いないので非常に安価である 。
【0019】
【考案の効果】
このように本考案によれば油圧回路の作動油中の異物が容易且つ確実に油タン ク内に排出され、しかも再び油圧回路内に戻ることがないので該回路内の作動油 は常にクリーンである。従って異物混入による油圧機器の作動不良や故障等がな くなるという顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の本考案サクションストレーナーを示
すもので、(a)は側断面図、(b)は作動油排出時の
説明図、(c)は作動油吸引時の説明図である。
【図2】実施例1の変形例を示す側断面図である。
【図3】実施例2のサクションストレーナーを示す側断
面図である。
【図4】実施例3のサクションストレーナーを示す側断
面図である。
【図5】実施例4のサクションストレーナーを示す側断
面図である。
【図6】実施例5のサクションストレーナーを示す側断
面図である。
【図7】実施例6のサクションストレーナーを示す側断
面図である。
【符号の説明】
1 ステンレス金網 2 連通孔 3 筒状弁座 4 弁体 5 コイルバネ 6 円環状開口 7 異物

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側から弾性的に押圧密閉されて内側か
    らの圧力により開放する弁を一端に設け、周面の一部又
    は全部を所定の開き目の網で形成し、且つ該弁に対向す
    る他端に油圧回路に通ずる連通口を設けたことを特徴と
    する油圧回路のサクションストレーナー。
  2. 【請求項2】 一端面を貫通し、先端部に弁座を有する
    筒体流路と、該弁座の全周に弾性的に密接する弁体とか
    らなる弁を用いる請求項1記載の油圧回路のサクション
    ストレーナー。
  3. 【請求項3】 外側に向って次第に広がった略円錐台形
    状の筒体流路、外側に向って次第に狭くなる略円錐台形
    状の筒体流路、又は中央部が狭い鼓形状の筒体流路を用
    いる請求項2記載の油圧回路のサクションストレーナ
    ー。
  4. 【請求項4】 弁体が外側に向って広がった滑らかな凸
    面である請求項1〜3のいずれか1項記載の油圧回路の
    サクションストレーナー。
JP1994013304U 1994-10-03 1994-10-03 油圧回路のサクションストレーナー Expired - Lifetime JP3009803U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024004407A1 (ja) * 2022-06-30 2024-01-04 ジヤトコ株式会社 油圧回路

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