JP3009567U

JP3009567U - 額縁

Info

Publication number: JP3009567U
Application number: JP1994013098U
Authority: JP
Inventors: 進川崎
Original assignee: 進川崎
Priority date: 1994-09-28
Filing date: 1994-09-28
Publication date: 1995-04-04
Anticipated expiration: 2000-09-28

Abstract

(57)【要約】【目的】額縁を壁などに確りと固定して取付けて額縁
が傾いたり落ちて破損したりするのを防ぎ、しかも、取
付け孔に栓を挿入して取付けることにより取付け孔を隠
す。【構成】額縁１の縁枠２に、額縁１の正面側となる縁
枠２の前面から後面に向けて貫通する取付け孔５を孔径
段差状に形成し、取付け孔５に該取付け孔５を隠す栓６
を挿入して取付け、額縁２の背面側となる縁枠２の後面
を平坦に形成し、縁枠２の後面の内縁側の複数箇所に窪
み部２ａを形成し、額縁１の背面側に取付けられた背面
板４の後面の周縁側を係止する係止爪７を各窪み部２ａ
の底面に回動自在にそれぞれ取付け、背面板４の後面に
衝立板８の基端側を蝶番８ａを介して後方に向けて回動
自在に取付け、縁枠２の後面に衝立板８の先端側を収納
する衝立板収納窪み部２ｂを形成し、額縁１の背面側に
設けられた上記背面板４、係止爪７及び衝立板８の各後
面よりも縁枠２の後面を後方に突出させた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、例えば書画、写真、賞状などの掲示品を掲示する場合に用いられる額縁に係り、特に、額縁を取付け孔を利用して取付けネジなどにより壁面に確りと固定し、又取付け孔を隠すようにして壁などに掲示するようにした額縁に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、書画、写真、賞状などの掲示品を入れた額縁を壁などに掲示する場合、一般に額縁をチェーンや吊り紐などで吊り、額縁を吊ったチェーンや吊り紐などを壁などに止着されている鉤などの引っ掛け具に引っ掛けることにより、額縁を壁などに取付けている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、額縁をチェーンや吊り紐で吊って壁などに取り付けている場合には、風が吹いたり触ったり当たったりすると、チェーンや吊り紐がずれて額縁が傾いたり、チェーンや吊り紐が引っ掛け具から外れて額縁が落ちて破損する恐れがあった。また、額縁にチェーンや吊り紐などの余分なものがあるため、全体的に簡素にならず、すっきりしなかった。

【０００４】この考案は、上記のような課題に鑑み、その課題を解決すべく創案されたものであって、その目的とするところは、額縁を壁などに確りと固定して取付けて額縁が傾いたり落ちて破損したりするのを防ぎ、しかも、取付け孔に栓を挿入して取付けることにより取付け孔を隠すことのできる額縁を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

以上の目的を達成するために、請求項１の考案は、額縁の縁枠に、額縁の正面側となる縁枠の前面から後面に向けて貫通する取付け孔を孔径段差状に形成し、取付け孔に該取付け孔を隠す栓を挿入して取付けた構成よりなる。

【０００６】また、請求項２の考案は、額縁の縁枠の複数箇所に、額縁の正面側となる縁枠の前面から後面に向けて貫通する取付け孔を形成し、取付け孔の孔径を途中で段差し縁枠の前面側寄りの前半部の孔径を大きくし後半部の孔径を小さくし、取付け孔の前半部に該取付け孔を隠す栓を挿入して取付けた構成よりなる。

【０００７】また、請求項３の考案は、額縁の縁枠の複数箇所に、額縁の正面側となる縁枠の前面から後面に向けて貫通する取付け孔を形成し、取付け孔の孔径を途中で段差し縁枠の前面側寄りの前半部の孔径を大きくし後半部の孔径を小さくし、取付け孔の前半部に該取付け孔を隠す栓を挿入して取付け、額縁の背面側となる縁枠の後面を平坦に形成し、縁枠の後面の内縁側の複数箇所に窪み部を形成し、額縁の背面側に取付けられた背面板の後面の周縁側を係止する係止爪を、縁枠の後面の内縁側に形成された各窪み部の底面に回動自在にそれぞれ取付け、各窪み部の深さを係止爪の厚みより大きくし、額縁の背面側に設けられた上記背面板、係止爪の各後面よりも縁枠の後面を後方に突出させた構成よりなる。

【０００８】また、請求項４の考案は、額縁の縁枠の複数箇所に、額縁の正面側となる縁枠の前面から後面に向けて貫通する取付け孔を形成し、取付け孔の孔径を途中で段差し縁枠の前面側寄りの前半部の孔径を大きくし後半部の孔径を小さくし、取付け孔の前半部に該取付け孔を隠す栓を挿入して取付け、額縁の背面側となる縁枠の後面を平坦に形成し、縁枠の後面の内縁側の複数箇所に窪み部を形成し、額縁の背面側に取付けられた背面板の後面の周縁側を係止する係止爪を、縁枠の後面の内縁側に形成された各窪み部の底面に回動自在にそれぞれ取付け、各窪み部の深さを係止爪の厚みより大きくし、背面板の後面に衝立板の基端側を蝶番を介して後方に向けて回動自在に取付け、縁枠の後面に衝立板の先端側を収納する衝立板収納窪み部を形成し、衝立板収納窪み部の深さを衝立板の厚みより大きくし、額縁の背面側に設けられた上記背面板、係止爪及び衝立板の各後面よりも縁枠の後面を後方に突出させた構成よりなる。

【０００９】

【作用】

以上のような構成を有するこの考案は、次のように作用する。すなわち、請求項１、請求項２、請求項３及び請求項４の構成の場合には、取付け孔に取付けネジを挿入して、取付けネジを壁面にねじ込むことにより、額縁を壁などに確りと固定して取付けることができるように作用し、額縁が傾いたり落ちて破損したりするのを防ぐように作用し、取付け孔に栓を挿入して取付けることで、取付け孔を隠すことができるように作用する。

【００１０】また、請求項３及び請求項４の構成の場合には、額縁の背面側となる縁枠の後面を平坦に形成し、しかも縁枠の後面を額縁の背面側に取付けられる背面板、係止爪、或いは衝立板の何れよりも後方に突出させているので、額縁の背面側を壁面に隙間無く密着した状態で取付けることができるように作用する。

【００１１】更に、請求項４の構成の場合には、額縁を壁などに取付けず、例えば、卓上、机上、棚上などの台上に立てたいときに、額縁の背面側に取付けられた衝立板を利用することにより、簡単に立てることができるように作用する。

【００１２】

【実施例】

以下、図面に記載の実施例に基づいてこの考案をより具体的に説明する。ここで、図１は額縁の正面図、図２は額縁の背面図、図３は（Ａ）（Ｂ）は縁枠の部分断面図、図４は額縁の分解斜視図、図５は額縁の取付け状態を示す部分断面図である。

【００１３】図において、額縁１は例えば書画、写真、賞状などの掲示品を掲示する場合に用いられるもので、特に壁などに掲示する場合に壁面に確りと固定して取付けることができ、傾いたり落ちて破損したりすることがない特徴を有している。

【００１４】額縁１は、方形状の縁枠２、縁枠２内に取付けられるガラスなどからなる透明な前面板３、前面板３と共に前後から掲示品を挟む背面板４などから構成され、縁枠２には額縁１を壁面に固定するための取付け孔５が形成されている。

【００１５】額縁１を壁面に固定するための取付け孔５は、額縁１の正面側となる縁枠２の前面から後面に向かって貫通して形成されている。そして、この取付け孔５に額縁１を壁面に固定する取付けネジａが縁枠２の前面側から挿入され、取付けネジａの先端側が縁枠２の後面から貫通突出し壁面に螺入して固着されることによって、額縁１は壁面に固定される。

【００１６】実施例における図面では、取付け孔５は方形状の縁枠２の上部横枠と下部横枠の左右側にそれぞれ２箇所、合計で４箇所に形成されているが、図６に示すように方形状の縁枠２の左右の縦枠にそれぞれ１箇所、合計で２箇所に形成してもよい。

【００１７】取付け孔５は、その前半部５ａつまり縁枠２の前面寄り側の孔径が大きく形成され、又後半部５ｂつまり縁枠２の後面寄り側の孔径が小さく形成されていて、孔径が途中で段差して手前側が大きく奥側が小さくなっている。取付け孔前半部５ａの孔径は取付けネジａの頭部の外径より大きく、又取付け孔後半部５ｂの孔径は取付けネジａの頭部の外径より小さくなっている。

【００１８】取付けネジａはその頭部が取付け孔前半部５ａの奥端まで挿入されるようになっていて、縁枠２の前面から完全に隠れるように取付けられる。そして、取付け孔前半部５ａの奥端まで挿入された取付けネジａを外部から見えないように隠すために、取付け孔前半部５ａを塞ぐ栓６が取付けられている。

【００１９】栓６は取付け孔前半部５ａの孔に嵌合するように、取付け孔前半部５ａの孔の内部形状に対応した外形を有している。この実施例では、取付け孔前半部５ａの内部形状は円柱形状をしており、このため、栓６の外形も円柱形状をしている。この場合において、仮に取付け孔前半部５ａの内部形状が角柱形状の場合には、栓６の外形は角柱形状となる。

【００２０】栓６の長さは、取付け孔前半部５ａを塞いた場合に、その先端が縁枠２の前面と同じ面になるような標準長さの場合と、先端側が縁枠２の前面から少し突出するような長めの場合とがある。栓６が標準長さの場合には、栓６の先端が縁枠２の前面と同じ面となるため、取付け孔５を外観的にわかりにくくできる。また、栓６が長めの場合には、栓６を取付け孔前半部５ａから抜くときには突出している部分を掴むことによって抜き易くなる。

【００２１】栓６を縁枠２の取付け孔前半部５ａに取付けたときに、縁枠２の前面側となる栓６の前端面は、縁枠２の前面と同じ色彩模様になっていて、取付け孔前半部５ａの塞ぐ栓６を外観的にわかりにくくして、栓６を取付けることによって縁枠２の見た目が悪くなるのを防いでいる。栓６が長めの場合には、縁枠２の前面側から突出して部分の側周面も縁枠２の前面と同じ色彩模様になっていて、目立たないようにしている。

【００２２】額縁１の背面側となる縁枠２の後面は平坦面に形成されていて、額縁１を壁面に取付ける場合、縁枠２の後面が壁面に隙間無く密着するようになっている。このため、額縁１の背面側に取付けられた係止爪７及び閉じた状態の衝立板８は、縁枠２の後面と同一平面或いはこれより少し内側に引っ込んだ状態で取付けられている。

【００２３】係止爪７は額縁１の背面側に背面板４を止めるもので、係止爪７は額縁１の背面側となる縁枠２の後面の複数箇所の窪み部２ａに取付けられている。各係止爪７はその基端側がピン７ａによって窪み部２ａの底面に回動自在に取付けられている。即ち、係止爪７はこのピン７ａを中心に回動して窪み部２ａから縁枠２の内部側にその先端側が移動してきて、縁枠２の内部側に取付けられている背面板４の後面の周縁側を係止して、背面板４が縁枠２から外れるのを防いでいる。

【００２４】縁枠２の後面の内縁側には係止爪７が取付けられるための窪み部２ａが形成されている。この実施例では、窪み部２ａは方形状の縁枠２の上部横枠と下部横枠の左右側にそれぞれ２箇所、左右の縦枠にそれぞれ１箇所、合計で６箇所に形成されている。窪み部２ａは長方形の形状をしており、その底面は平坦に形成されている。又窪み部２ａの平坦な底面の深さは係止爪７の厚みより大きく、係止爪７がこの窪み部２ａ内に完全に収まって縁枠２の後面から後方に突出しないようになっている。

【００２５】衝立板８は額縁１を例えば、卓上、机上、棚上などの台上に立てる場合に使用されるもので、額縁１の背面側となる背面板４の後面に取付けられている。衝立板８は長方形状の背面板４の対角線方向に取付けられている。衝立板８はその基端側が背面板４の後面に蝶番８ａによって後方に向かって回動自在に取付けられていて、衝立板８はその基端側の蝶番８ａを中心に後方に回動して開いて、衝立板８の先端側が額縁１の背面側から離れて衝立として機能し、額縁１の背面側を衝立板８が支えるようになっている。

【００２６】衝立板８の先端側は背面板４からはみ出して縁枠２まで達している。このため、縁枠２まで達している衝立板８の先端側が衝立板８を閉じている場合に、縁枠２の後面から後方に突出しないように、衝立板収納窪み部２ｂが縁枠２の後面に形成されている。衝立板収納窪み部２ｂは、衝立板８の先端側の形状に対応した形状に形成され、衝立板収納窪み部２ｂの底面は平坦に形成されている。又衝立板収納窪み部２ｂの平坦な底面の深さは衝立板８の厚みより大きく、衝立板８がこの衝立板収納窪み部２ｂ内に完全に収まって縁枠２の後面から後方に突出しないようになっている。

【００２７】次に上記実施例の構成に基づく取り扱いについて以下説明する。書画、写真、賞状などの掲示品を入れた額縁１を壁などに取付ける場合には、縁枠２の取付け孔前半部５ａを塞ぐ栓６を抜き取り、額縁１を所望箇所の壁面に持ち運び、額縁１の背面側となる縁枠２の後面を平坦な壁面に密着させる。この場合、額縁１の背面側の背面板４、係止爪７、衝立板８はいずれも縁枠２の後面より内側にあって後方にはみ出していないため、縁枠２の後面を平坦な壁面に容易に密着させることができる。

【００２８】続いて、取付けネジａを縁枠２の前面側から取付け孔５に挿入する。取付け孔５に挿入された取付けネジａはその先端側が取付け孔前半部５ａ及び取付け孔後半部５ｂを挿通して壁面に達する。

【００２９】取付けネジａの先端側が壁面に達すると、取付けネジａを回すドライバーの先端側を取付け孔前半部５ａに挿入し、取付け孔前半部５ａに挿入されている取付けネジａの頭部の溝にドライバーの先端を係合させ、ドライバーを回して取付けネジａの先端側を壁面内に螺子入れる。

【００３０】ドライバーにより螺子運動して取付けネジａは壁面に向かって前進し、取付けネジａの頭部が取付け孔前半部５ａの奥端に達した時点でドライバーを回すのを止める。取付けネジａの頭部が取付け孔前半部５ａの奥端に達することによって、額縁１は前後方向にがたつくのが阻止される。

【００３１】そして、ドライバーを取付け孔５から抜き取り、取付け孔前半部５ａに栓６を挿入して取付け孔５を隠す。取付け孔５に栓６をすることによって、取付け孔５の存在によって額縁１の見た目が悪くなるのを防ぐことができる。

【００３２】取付け孔５が複数あり、複数の取付け孔５にそれぞれ取付けネジａを挿入して取付ける場合には上記の作業を繰り返す。以上の取付け作業を行うことによって、額縁１を壁面に確りと固定して取付けることができる。

【００３３】一方、額縁１を例えば、卓上、机上、棚上などの台上に立てたい場合には、額縁１の背面側に取付けられている衝立板８を利用する。即ち、衝立板８を基端側の蝶番８ａを中心として後方側に回動させ、衝立板８の先端側を衝立板収納窪み部２ｂから後方に移動させて衝立板８を開き、後方に開いた衝立板８によって額縁１を支えることにより、額縁１を例えば、卓上、机上、棚上などの台上に立てることができる。

【００３４】なお、この考案は上記実施例に限定されるものではなく、この考案の精神を逸脱しない範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。

【００３５】

【考案の効果】

以上の記載より明らかなように、請求項１、請求項２、請求項３及び請求項４の考案に係る額縁によれば、取付け孔を利用して取付けネジを使って額縁を壁などに確りと固定して取付けることができ、額縁が傾いたり落ちて破損したりするのを確実に防ぐことができる。しかも、取付け孔に栓を挿入して取付けることにより、取付け孔を隠すことができ、取付け孔の存在によって額縁の見た目が悪くなるのを防ぐことができる。更に、余分なチェーンや吊り紐などが額縁に付いていないので、全体的に簡素になり、すっきりする。

【００３６】また、請求項３及び請求項４の構成の場合には、額縁の背面側となる縁枠の後面を平坦に形成し、しかも縁枠の後面を額縁の背面側に取付けられる背面板、係止爪、或いは衝立板の何れよりも後方に突出させているので、額縁の背面側を壁面に隙間無く密着した状態で取付けることができる。

【００３７】更に、請求項４の構成の場合には、額縁を壁などに取付けず、例えば、卓上、机上、棚上などの台上に立てたいときに、額縁の背面側に取付けられた衝立板を利用することにより、簡単に立てることができる等、極めて実用的有益なる効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例を示す額縁の正面図である。

【図２】この考案の実施例を示す額縁の背面図である。

【図３】（Ａ）（Ｂ）はこの考案の実施例を示す縁枠の
部分断面図である。

【図４】この考案の実施例を示す額縁の分解斜視図であ
る。

【図５】この考案の実施例を示す額縁の取付け状態を示
す部分断面図である。

【図６】この考案の実施例を示す額縁の正面図である。

【符号の説明】

１額縁６栓２縁枠７係止爪２ａ窪み部７ａピン２ｂ衝立板収納窪み部８衝立板３前面板８ａ蝶番４背面板ａ取付けネジ５取付け孔５ａ取付け孔前半部５ｂ取付け孔後半部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】額縁の縁枠に、額縁の正面側となる縁枠
の前面から後面に向けて貫通する取付け孔を孔径段差状
に形成し、取付け孔に該取付け孔を隠す栓を挿入して取
付けたことを特徴とする額縁。
【請求項２】額縁の縁枠の複数箇所に、額縁の正面側
となる縁枠の前面から後面に向けて貫通する取付け孔を
形成し、取付け孔の孔径を途中で段差し縁枠の前面側寄
りの前半部の孔径を大きくし後半部の孔径を小さくし、
取付け孔の前半部に該取付け孔を隠す栓を挿入して取付
けたことを特徴とする額縁。
【請求項３】額縁の縁枠の複数箇所に、額縁の正面側
となる縁枠の前面から後面に向けて貫通する取付け孔を
形成し、取付け孔の孔径を途中で段差し縁枠の前面側寄
りの前半部の孔径を大きくし後半部の孔径を小さくし、
取付け孔の前半部に該取付け孔を隠す栓を挿入して取付
け、額縁の背面側となる縁枠の後面を平坦に形成し、縁
枠の後面の内縁側の複数箇所に窪み部を形成し、額縁の
背面側に取付けられた背面板の後面の周縁側を係止する
係止爪を、縁枠の後面の内縁側に形成された各窪み部の
底面に回動自在にそれぞれ取付け、各窪み部の深さを係
止爪の厚みより大きくし、額縁の背面側に設けられた上
記背面板、係止爪の各後面よりも縁枠の後面を後方に突
出させたことを特徴とする額縁。
【請求項４】額縁の縁枠の複数箇所に、額縁の正面側
となる縁枠の前面から後面に向けて貫通する取付け孔を
形成し、取付け孔の孔径を途中で段差し縁枠の前面側寄
りの前半部の孔径を大きくし後半部の孔径を小さくし、
取付け孔の前半部に該取付け孔を隠す栓を挿入して取付
け、額縁の背面側となる縁枠の後面を平坦に形成し、縁
枠の後面の内縁側の複数箇所に窪み部を形成し、額縁の
背面側に取付けられた背面板の後面の周縁側を係止する
係止爪を、縁枠の後面の内縁側に形成された各窪み部の
底面に回動自在にそれぞれ取付け、各窪み部の深さを係
止爪の厚みより大きくし、背面板の後面に衝立板の基端
側を蝶番を介して後方に向けて回動自在に取付け、縁枠
の後面に衝立板の先端側を収納する衝立板収納窪み部を
形成し、衝立板収納窪み部の深さを衝立板の厚みより大
きくし、額縁の背面側に設けられた上記背面板、係止爪
及び衝立板の各後面よりも縁枠の後面を後方に突出させ
たことを特徴とする額縁。