JP3009385U - 分析機器ノズル - Google Patents

分析機器ノズル

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JP3009385U
JP3009385U JP1994014331U JP1433194U JP3009385U JP 3009385 U JP3009385 U JP 3009385U JP 1994014331 U JP1994014331 U JP 1994014331U JP 1433194 U JP1433194 U JP 1433194U JP 3009385 U JP3009385 U JP 3009385U
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nozzle
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JP1994014331U
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English (en)
Inventor
伸紀 西沢
康弘 柳沢
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株式会社八光電機製作所
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ノズルを壜のゴム栓へ穿刺する際その穿刺で切
れたゴム栓切り片がノズルの目詰まりを発生させず、ま
た細く小さいガラス壜のゴム栓へ穿刺する際ノズルの穿
刺進入方向がノズルの刃先の刃形によって偏向しないノ
ズルを提供する。 【構成】ステンレス製細管ノズル10の先端部分10a
を湾曲して上向きにカットし刃先を形成し、該湾曲角度
と刃先面10cとの刃先をなす角度を細管10の中心軸
線11に対して同一にして、刃先面10dはそのノズル
の中心軸線11に一致して水平にカットし刃先を形成し
且つその水平状の刃先の両サイドを中心軸線11に対し
て対称に鋭角にカットして、それら三つのカットで刃先
を形成してノズルを構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本案は液体分析機器等装置の技術分野に属して、その液 体を微量に採取・注入(排出)し分析をする装置のノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】 液体等の成分を分析する分析機器は化学、光学、電子学、 原子学、等の原理を用いている。それら原理を用いたものに、化学分析装置(液 中の成分の化学反応を用いて分析する)、光学分光分析装置(液中の成分を発色 させて、その光波長等を用いて分析する)、電解質分析装置(液中の成分のイオ ンの特性と電気的特性を用いて分析をする)、原子分析装置(液中の成分の原子 構造の組成を用いて分析する)等がある。それら分析機器を用いて液体の各種の 分析をする際に、その液体を定量(微量)を採取したり、薬液を注入したり、又 は排出をしなければ成らないので、注射針の様な極細なステンレス製細管ノズル を採用してその液体を吸引・注入・排出させる。分析をする液体は、細く小さな ガラス壜に収容され薄いゴム栓で封印されている。それら小さなガラス壜が大量 に配列されていて、それら中に収容されている液を短時間に検査をする。液体な どそれらの分析処理時間は年々短縮され臨床検査、化学捜査、品質検査等がスピ ード化されている。従って、係るノズルは検査をする液体が収容されている壜の ゴム栓へ穿刺する頻度が激しさを増しているため、分析作業中にノズルへゴム栓 の穿刺切り片が詰まる頻度も多くなっている。係るノズルの目詰まりは大量並列 検査工程において致命的な欠陥作業となりかねない。更に、従前のノズルの刃先 形状は一般注射針の様な刃先形状を成しているので、そのノズルの先端部はその ノズルの中心軸線上に一致せず側壁面上に一致して形成されている。従って、該 ノズルの刃先先端はノズル中心軸線に対して偏芯しているので、大量に配列され た細く小さいガラス壜のゴム栓へ頻度多く穿刺して行くとそのノズルの曲がりが 大きく成長して、穿刺不良を起こし、前記ビンの位置を修正又はその曲がったノ ズルを修正したりする必要があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 前記した様にノズルの目詰まりを解消し て液検査等を大量並列に行い検査分析の信頼度を安定して高めなければ成らない ので、問題である前記ノズルの目詰まりの解消又は前記したノズルの曲がりの原 因であるノズルの刃先先端位置の偏芯の是正を本案の課題とした。
【0004】
【課題を解決するための手段】 従前のノズルは壜のゴム栓へ穿刺する刃先 の構造に問題があって、ノズルがゴム栓へ穿刺する際に切れるゴム栓切り片が発 生又はノズルの動きが刃先の刃形によって本来期待している垂直に穿刺する方向 を偏向させた刃先先端の偏芯、等を是正をさせるために、従前の刃先構造を改め て、ノズルの刃先部分を曲げて刃先ポイントをそのノズルの中心軸線と一致させ て、更に刃先を構成している刃角度をその中心軸線に対して対称にし、一部刃先 面の先端部分を該中心軸線に対して水平状に刃先を形成しその両サイドをカット して刃先を鋭利に形成して、かかる手段で問題の解決を図った。
【0005】
【実施例】 図1は従前の一実施例の側面断面図である。ステンレス製細管 ノズル1は刃先先端1aはノズルの中心軸線2に対して不一致偏った位置にあっ て且つ刃先面1cに対して対称の左右サイドをカットした刃先部分1b、1bを 有して、分析機器のノズル接合基部3に結合されている。該ノズル1は検査液を 吸引の為に下方へ下がり、その検査液を排出のために上方向へ上がる、等の上下 動をする。
【0006】 図2は図1の一実施例の略図である。ノズル1を検査用液壜4のゴム線4aへ 穿刺して液5を吸引採取する。ノズル1の刃先の先端1aがノズル1の中心軸線 2に一致せずノズルの側壁の側に在って該中心軸線2に対して偏芯しているので 、ノズル1は垂直に対して任意角度θ偏向してゴム栓4aへ穿刺して貫通する。
【0007】 図3は本考案の一実施例の側面断面図である。分析機器のノズル接合基部6に 結合されたステンレス製細管ノズル7の刃先先端7aは曲がり部7bによって中 心軸線8に対し一致してその一線上にあって且つ刃先面7cと曲がり部7bとは 該中心軸線8に対して互いに同一の角度θ1 、θ2 を成して、ノズル7はそれら を構成している。該ノズル7は検査液5を吸引の為に下方へ下がり、その吸引し た検査液5を排出のために上方向へ上がる、等の上下動をする。
【0008】 図4は、図3の一実施例の態様を示す略図である。検査用壜4に検査用液5を 収容しゴム栓4aで封印された状態へノズル7は下方へ下がって、ゴム栓4aへ 穿刺して検査用液5を吸引して、次工程へ移行するために上方向へ上がる。 前記穿刺の時に、刃先を構成する中心軸線8に対して曲がり7bと刃先面7c との角度角度θ1 、θ2 は同一角度を成しているので、穿刺貫通する力は互いに 等しく二分されるので、ノズル7は偏芯しないで下方へ下がる。
【0009】 図5は、本考案の一実施例のノズル10の刃先部分の側面断面図である。分析 機器のノズル接合基部9に結合されたステンレス製細管ノズル10の刃先先端1 0aは曲がり部10bによって中心軸線11に対し一致してその一線上にあって 且つ刃先面10cと曲がり部10bとは該中心軸線8に対して互いに同一の角度 θ3 、θ4 を成し、刃先先端10aから刃先面10cの刃先段差部分10cdの 区間を中心軸線11にそって水平状の刃先面10dを成し、ノズル10の側面を 構成している。
【0010】 図6は、図5の正面図である。ノズル10の刃先は、中心軸線11に対して右 サイドの刃面10e、左サイドの刃面10fの各切削角度θ5 、θ6 を同一に成 し、刃先面10cは刃先段差部分10cdから水平状の刃先面10dを成し穿刺 抵抗を小さくし、それらを構成している。前記した様にノズル7は偏芯しないで 下方へ下げる度合いをより効果的に得るべく中心軸線11に対して右サイドの刃 面10e、左サイドの刃面10fの各切削角度θ5 、θ6 を同一に成している。 ノズル10を下方向へ下げゴム栓4aへ穿刺した時のノズル10の偏芯度合いは 極めて小さくなる。
【0011】
【考案の効果】
前記した様にノズル7の中心軸線8、に一致してその線上に刃先先端7aを設 けて、刃先を構成している刃先角度θ1 、θ2 は任意に同一角度を成して、及び ノズル10の中心軸線11、に一致してその線上に刃先先端10aを設けて、刃 先を構成している刃先角度θ3 、θ4 は中心軸線11、に対して任意に同一角度 を成し且つ刃先角度θ5 、θ6 は中心軸線11、に対して任意に同一角度を成し て、それら構成によって、ノズル7又はノズル10のゴム栓4aへの穿刺方向は 下方向へ偏芯しないで直線的に得られる。さらに刃先面10cの段差部分10c dから水平状の刃先面10dを設けてゴム栓4aへの穿刺抵抗を小さくし切れ味 は良好である。 また従記指摘した穿刺時における、ゴム栓の切れ片の発生が少なく、ノズルの 目詰まりの発生は殆ど解消された。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従前の一実施例の側面断面図である。
【図2】 図1の一実施例の略図である。
【図3】 本考案の一実施例の側面断面図である。
【図4】 図3の一実施例の態様を示す略図である。
【図5】 本考案の一実施例のノズル10の刃先部分の
側面断面図である。
【図6】 図5の正面図である。
【符合の説明】
1 ステンレス製細管ノズル 1a 刃先先端 1b、1b 左右対称で刃先面1cの左右サイドをカッ
トした刃先部分 1c 刃先面 2 ノズル1の中心軸線 3 分析機器のノズル接合基部 4 検査用液壜 4a ゴム栓 5 検査用液5 θ 偏芯角度 6 分析機器のノズル接合基部 7 ステンレス製細管ノズル 7a 刃先先端 7b 曲がり部 7c 刃先面 8 ノズル7の中心軸線 θ1 、θ2 刃先を構成した刃先面7cと曲がり7bと
の角度 9 分析機器のノズル接合基部 10 ステンレス製細管ノズル 10a 刃先先端部 10b 曲がり部 10c 刃先面 10cd 刃先段差部分 10d 水平状の刃先面 10e 右サイド刃先面 10f 左サイド刃先面 11 中心軸線 θ3 、θ4 刃先を構成した刃先面10cと曲がり10
bとの角度 θ5 、θ6 刃先を構成した刃先面10e と曲がり10
f との角度

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステンレス製細管で分析機器のノズルを
    形成したものに於いて、ノズルの先端部分を湾曲して上
    向きにカットし刃先面を形成し、該湾曲角度と刃先面と
    の刃先角度を該ノズルの中心軸線に対して同一に形成し
    たことを特徴とした分析機器ノズル。
  2. 【請求項2】 ステンレス製細管ノズルの先端部分を湾
    曲して上向きにカットし刃先面を形成し刃先角度を該ノ
    ズルの中心軸線に対して同一にした請求項1に於いて、
    該刃先面はそのノズルの中心軸線上に一致して水平状に
    カットし刃先を形成し且つその刃先の左右両サイドを該
    中心軸線に対して対称にカットし刃先を形成して、それ
    ら三つのカットで刃先を形成したことを特徴とした分析
    機器ノズル。
JP1994014331U 1994-08-18 1994-08-18 分析機器ノズル Expired - Lifetime JP3009385U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3502083B2 (ja) 2002-01-18 2004-03-02 株式会社八光 分析機器ノズル
JP2014066706A (ja) * 2012-09-24 2014-04-17 Siemens Healthcare Diagnostics Products Gmbh サンプル分注器用の中空針
JP2016176774A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 株式会社島津製作所 搬送用容器保持具及びこれを備えたサンプリング装置

Cited By (4)

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