JP3009146U

JP3009146U - 携帯用臀部洗浄器

Info

Publication number: JP3009146U
Application number: JP1019094U
Authority: JP
Inventors: 博孝上村
Original assignee: 博孝上村
Priority date: 1994-07-26
Filing date: 1994-07-26
Publication date: 1995-03-28
Anticipated expiration: 2000-07-26

Abstract

(57)【要約】【目的】洗浄装置を装備しないトイレでも簡単に臀部
を洗浄できる携帯用臀部洗浄器を提供する。【構成】筒状蛇腹容器１の一端に該容器１より小径の
中空把手部２を連接し、前記中空把手部２の先端に前記
容器１の中心線に対し斜め上向きのノズル４を取り付け
る。使用する時は、まず筒状蛇腹容器１に水を注入して
から、蛇腹容器１を横にしてノズル４の先端を臀部に向
ける。蛇腹容器１の把手部２を一方の手に持ち、他方の
手で容器１の底を押しながら容器１を圧縮して、斜め上
向きのノズル４から水を臀部に噴射して洗浄する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、水を噴射して臀部を洗浄する装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、水を噴射して臀部を洗浄する装置はポンプ用の電力や水道のような給水機構を必要とするため、便座に一体に装備して使用するのが一般的であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、当然ながらこのような洗浄装置を装備しないトイレもある。洗浄装置を使い慣れた人にとって、外出先などで洗浄装置のないトイレを使用するのは不快なものである。

【０００４】本考案は、洗浄装置を装備しないトイレでも簡単に臀部の洗浄ができることを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

かかる目的を達成するために、本考案は以下のように構成した。

【０００６】すなわち、筒状蛇腹容器の一端に該容器より小径の中空把手部を連接し、前記中空把手部の先端に前記容器の中心線に対し斜め上向きのノズルを取り付けて成るものである。

【０００７】

【作用】

まず、筒状蛇腹容器に水を満たし、この蛇腹容器を横にしてノズルの先端を臀部に向ける。そして蛇腹容器の把手部を一方の手に持ち、他方の手で容器の底を押しながら容器を圧縮する。これにより斜め上向きのノズルから水が勢いよく噴射され臀部が洗浄できる。

【０００８】

【実施例】

以下に、図面を参照して本考案の実施例を説明する。

【０００９】図１は本考案の分解斜視図である。１は樹脂製筒状蛇腹容器で拡縮自在に変形できる。従って、使用しない時は折り畳むことができ、ハンドバッグなどに入れて携帯するのに便利である。また、容器１の材質を油紙などにした場合は使い捨てができる。

【００１０】容器１に容器１より小径の中空把手部２を一体に設ける。この把手部２の先端にキャップ３を螺合させて取り付ける。キャップ３はねじまわして取り外し、容器１を引き伸ばした状態で水を入れる。キャップ３をねじ止めする代わりに、キャップ３と把手部２は一体に形成し、中空把手部２を容器１に対し着脱自在に螺合させてもよい。その場合は中空把手部２を容器１より分離して注水する。なお、容器１の底部をキャップ式に開閉自在の構造にし、水を容器１の底部より入れるようにしてもよい。容器１に水を入れる時、殺菌剤や脱臭剤を添加すると一層効果的である。また、使い捨て容器の場合は、あらかじめ容器１に殺菌剤や脱臭剤を仕込んでおいてもよい。

【００１１】キャップ３にはノズル４を収容する凹溝５を設け、凹溝５に突設した噴水口６に蓋をするようにノズル４をキャップ３に装着する。このとき、ノズル４に一体の支軸７を凹溝５の内壁に形成した軸受け８に係合し、支軸７を支点にノズル４をキャップ３に起伏自在に装着する。

【００１２】図２はキャップ３とノズル４の断面図で、ノズル４が起立した状態を示す。ノズル４を起立すると、キャップ３の噴水口６がノズル４に連通し、同時にノズル４の先端９がキャップ３の凹溝５の上方に突出する。

【００１３】図３はノズル４が倒伏した状態を示す。ノズル４を倒伏すると、キャップ３の噴水口６をノズル４が密閉し、同時にノズル４の先端９がキャップ３に設けた凹溝５に埋没する。従って、ノズル４を倒伏した状態ではキャップ３とノズル４の両方の口が同時に塞がれるので、水漏れを完璧に防止できる。

【００１４】

【考案の効果】

これを要するに本考案は、筒状蛇腹容器の一端に該容器より小径の中空把手部を連接し、前記中空把手部の先端に前記容器の中心線に対し斜め上向きのノズルを取り付けたので、筒状蛇腹容器に水を注入し、中空把手部を一方の手に持ち、他方の手で筒状蛇腹容器の底を押しながら筒状蛇腹容器を圧縮するだけでノズルから水が勢いよく上方に噴射され臀部が洗浄できるとともに、蛇腹容器は押しつぶして縮小できるため携帯に便利であるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例の分解斜視図である。

【図２】本考案の実施例のキャップ３とノズル４の断面
図で、ノズルが起立した状態を示す。

【図３】本考案の実施例のキャップ３とノズル４の断面
図で、ノズルが倒伏した状態を示す。

【符号の説明】

１筒状蛇腹容器２中空把手部３キャップ４ノズル５凹溝６噴水口７支軸８軸受け

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】筒状蛇腹容器の一端に該容器より小径の
中空把手部を連接し、前記中空把手部の先端に前記容器の中心線に対し斜め上
向きのノズルを取り付けて成る携帯用臀部洗浄器。