JP3008693B2 - タービンの圧力バランス管 - Google Patents

タービンの圧力バランス管

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JP3008693B2
JP3008693B2 JP4257465A JP25746592A JP3008693B2 JP 3008693 B2 JP3008693 B2 JP 3008693B2 JP 4257465 A JP4257465 A JP 4257465A JP 25746592 A JP25746592 A JP 25746592A JP 3008693 B2 JP3008693 B2 JP 3008693B2
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turbine
pressure balance
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balance pipe
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佳史 加藤
裕之 小嶋
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タービンのパッキン
グランド蒸気室と車室とを連結してタービンの軸方向推
力をバランスさせる圧力バランス管に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の圧力バランス管を備えたタ
ービンの断面図である。図5において、車軸1には図示
しない動翼を備え、内部ケーシング3に取り付けた静翼
6と対している。内部ケーシング3の外側に外部ケーシ
ング2を備え、パッキングランド蒸気室9ヘラビリンス
11から漏れた軸封蒸気は、高圧側の外部ケーシング2
の内側のパッキングランド蒸気室9に溜まる。タービン
の車軸1を回転させた蒸気は、排気ケーシング5から排
気される。4は排気ケーシング5に支持された静翼ホル
ダ、6は翼列である。反動タービンにおいては、タービ
ンの軸方向推力をバランスさせるために、圧力バランス
管7により、パッキングランド蒸気室9とタービン翼列
下流の車室10とを連結し、蒸気を供給している。排気
ケーシング5の材料は、低合金鋼の溶接構造が採用され
るのが普通であるが、低合金鋼は350 ℃以上の蒸気には
使用できない。一方、パッキングランド蒸気室9の蒸気
は350 ℃以上であることが多い。そこで従来圧力バラン
ス管7に注水ノズル8から注水して圧力バランス管内の
蒸気の温度を下げていた。
【0003】図6は他の従来の圧力バランス管を備えた
タービンの断面図、図7は図6のVI−VII 断面図であ
る。図6,図7において、図5と同じ部位は同じ符号を
付しその説明を省略する。図6の例は、タービンの軸方
向推力をバランスさせるために、圧力バランス管7は、
外部ケーシング2を貫通してパッキングランド蒸気室9
と車室10とを連結している。一方抽気管15は、図7
に示すごとく圧力バランス管7とは別の箇所で外部ケー
シング2を貫通していて、翼列6の途中段から抽気して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】タービンの段落内に注
水された場合、作動蒸気の温度が低下し、タービンの内
部効率が低下する。また、注水の代わりに排気ケーシン
グ5を高合金鋼で作るには、鋳物構造となり高価とな
る。
【0005】従来は、圧力バランス管と抽気管とは別々
に外部ケーシングに結合されていたので、タービンケー
シングの構造を複雑にしていた。
【0006】この発明は、排気ケーシングが低合金鋼で
あっても、注水する必要がない圧力バランス管を提供す
ることを特徴とする。
【0007】また、この発明は、ケーシングと結合する
配管の本数を減らして、ケーシングの構造を簡単にした
圧力バランス管を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】タービンのパッキングラ
ンド蒸気室とタービン翼列下流の車室とを連結してター
ビンの軸方向推力をバランスさせるタービンの圧力バラ
ンス管において、圧力バランス管の出口側は、排気ケー
シングを貫通してガイドケースに囲まれ、前記排気ケー
シングに支持された静翼ホルダと内部ケーシングとの間
に開口することによって、上記目的を達成する。
【0009】また、タービンのパッキングランド蒸気室
とタービン翼列下流の車室とを連結してタービンの軸方
向推力をバランスさせるタービンの圧力バランス管にお
いて、圧力バランス管の出口側は、抽気管を貫通して前
記抽気管に内蔵され、前記排気ケーシングに支持された
静翼ホルダと内部ケーシングとの間に開口することによ
って、上記目的を達成する。
【0010】
【作用】この発明においては、圧力バランス管の出口側
は、排気ケーシングを貫通してガイドケースに囲まれ、
排気ケーシングに支持された静翼ホルダと内部ケーシン
グとの間に開口するので、圧力バランス管はガイドケー
スに囲まれるため圧力バランス管内の高温蒸気の熱が直
接排気ケーシングに伝わることがないため、排気ケーシ
ングの材料は低合金鋼でも耐える。
【0011】また、この発明においては、圧力バランス
管は、抽気管を貫通して抽気管に内蔵され、排気ケーシ
ングに支持された静翼ホルダと内部ケーシングとの間に
開口するため、外部ケーシングと1箇所の貫通部で貫通
するようになり外部ケーシングの構造が簡単になる。
【0012】
【実施例】実施例1 図1は排気ケーシングを貫通する圧力バランス管の実施
例によるタービンの断面図、図2は図1のII−II断面図
である。図1,図2において、図5と同じ部位は同じ符
号を付しその説明を省略する。図5において、圧力バラ
ンス管7は、入口側はパッキングランド蒸気室9に連な
り、出口側は排気ケーシング5を貫通して静翼ホルダと
内部ケーシング3との間に開口している。圧力バランス
管7の出口側は、外側ガイドケース12,内側ガイドケ
ース13及びステー14により圧力バランス管7を排気
ケーシング5に固定している。圧力バランス管7の熱膨
張を外側ガイドケース12および内側ガイドケース13
の弾性変形により吸収できる構造となっている。さら
に、外側ガイドケース12は、車室10からの蒸気の漏
洩を防止する役目がある。このように圧力バランス管1
0の出口側は、外側ガイドケース12,内側ガイドケー
ス13により囲まれるので、圧力バランス管10内の蒸
気の高温の熱は、直接排気ケーシング5に伝わることが
なくなり、圧力バランス管7の出口側に注水する必要が
なくなる。
【0013】実施例2 図3は抽気管を貫通して抽気管に内蔵される圧力バラン
ス管の実施例によるタービンの断面図、図4は図3のIV
−IV断面図である。図3,図4において、図6,図7と
同じ部位は同じ符号を付してある。図3,図4におい
て、圧力バランス管7の出口側は抽気管15を貫通して
抽気管15に内蔵され、排気ケーシング5に支持された
静翼ホルダ4と内部ケーシング3との間に開口するよう
にした。従って外部ケーシング2の貫通部は1箇所です
むので、外部ケーシング2の構造を簡単にすることがで
きる。 図3の例は、圧力バランス管7を流れるパッキ
ングランド蒸気室9からの漏れ蒸気aは、矢印の方向に
高圧側から低圧側へ流れ、抽気管を流れる抽気蒸気bは
漏れ蒸気aと反対に矢印の方向に流れる。
【0014】
【発明の効果】この発明によれは、圧力バランス管の出
口側は排気ケーシングを貫通してガイドケースに囲ま
れ、排気ケーシングに支持された静翼ホルダと内部ケー
シングとの間に開口するので、ガイドケースに囲まれた
圧力バランス管を流れる蒸気の熱は、直接排気ケーシン
グに伝わることがないため、排気ケーシングが低合金鋼
でも注水を要しない。このため排気ケーシングを安価に
製作できる。
【0015】また、この発明によれば、圧力バランス管
は抽気管を貫通して抽気管に内蔵され、排気ケーシング
に支持された静翼ホルダと内部ケーシングとの間に開口
するため、外部ケーシングの貫通部は1箇所となり、タ
ービン外部ケーシングの構造が簡単となり、ケーシング
をコストダウンできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の圧力バランス管を備えた
タービンの断面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】この発明の実施例2の圧力バランス管を備えた
タービンの断面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】従来の圧力バランス管を備えたタービンの断面
図である。
【図6】他の従来の圧力バランス管を備えたタービンの
断面図である。
【図7】図6のVII −VII 断面図である。
【符号の説明】
1 車軸 2 外部ケーシング 3 内部ケーシング 4 静翼ホルダ 5 排気ケーシング 6 翼列 7 圧力バランス管 9 パッキングランド蒸気室 10 車室 12 外側ガイドケース 13 内側ガイドケース 15 抽気管

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タービンのパッキングランド蒸気室とター
    ビン翼列下流の車室とを連結してタービンの軸方向推力
    をバランスさせるタービンの圧力バランス管において、
    圧力バランス管の出口側は、排気ケーシングを貫通して
    ガイドケースに囲まれ、前記排気ケーシングに支持され
    た静翼ホルダと内部ケーシングとの間に開口することを
    特徴とするタービンの圧力バランス管。
  2. 【請求項2】タービンのパッキングランド蒸気室とター
    ビン翼列下流の車室とを連結してタービンの軸方向推力
    をバランスさせるタービンの圧力バランス管において、
    圧力バランス管の出口側は、抽気管を貫通して前記抽気
    管に内蔵され、前記排気ケーシングに支持された静翼ホ
    ルダと内部ーシングとの間に開口することを特徴とする
    タービンの圧力バランス管。
JP4257465A 1992-09-01 1992-09-01 タービンの圧力バランス管 Expired - Lifetime JP3008693B2 (ja)

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JPH0681602A JPH0681602A (ja) 1994-03-22
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