JP3008625U - フィルタ収納スペース付きライター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案はライターにフィルタを収納出来るス
ペースを設ける事により使用中のフィルタを保管しやす
くする事を目的とする。 【構成】 本考案はライター本体にフィルタ収納部３を
設け、フィルタ９を保管する。収納部３の出し入れ口に
は、支点軸８により回動自在に支持された蓋４が付設さ
れている。更に、蓋４にはつまみ部７、フック５が付設
され、筒１に設けた溝６と共に蓋を機能させる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】 本考案はフィルタを収納出来るスペースを設けたラ イターに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】 従来、ライターとつまようじ入れや、靴べらを一体化した ものが有った。本発明の組み合わせである、ライターとフィルタの収納部の 場合、両方の物が共にたばこと関係が深く、従来の物と比べ、その組み合わ せによるメリットは大きい。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】 現在、たばこを吸う人の内でフィルタを 使用している人の割合は比較的に少ない。フィルタは誰もが知っている通り たばこが人体に与える害を減らす機能をもっています。しかしながらフィル タの使用比率が低いのは、なぜでしょうか。 理由の一つとして上げられるのが使用中のフィルタの保管手段の問題では ないでしょうか。現在までは多くの人が使用中のフィルタをフィルタケース や、衣服のポケットにしまっており、使用時はもちろん、携帯する際にも手 間がかかることを理由にフィルタの使用を控えている人が多くいます。 本発明は、ライターとフィルタの保管スペースを一体とし、フィルタを使 用しやすい状況を生み前記の欠点を解消しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決する手段】 ライター本体の一部にフィルタを収納出来るスペ ースを設ける。更にその入口には開閉自在の蓋を設ける。或はライター本体 に脱着可能なフィルタ収納庫を付設する。

【０００５】

【作用】 使用中のフィルタを容易に保管出来る。更に蓋を付設することに よりフィルタの脱落を防ぐ。

【０００６】

【実施例】 以下、添付図面に従って実施例を説明する。 図１は本考案のライターの正面図である。破線Ａ−Ａから上、Ｂ部は従来 から有るライターの点火及び燃焼機能の部分と同様である。破線Ａ−Ａから 下、Ｃ部がフィルタの収納部である。 筒１は耐火性の樹脂等にて形成されたライター本体である。筒１の上部は 点火及び燃焼機能部の一部となり、下部はフィルタの収納部の一部として筒 状をしている。底板２もやはり、点火及び燃焼機能部の一部であると同時に フィルタ収納部の一部である。 筒１と底板２によって囲まれた部分がフィルタを収納出来る、収納部３で あり、フィルタ９を１個あるいは複数個、納める事が出来る。 次に蓋４について説明する。図２、図３及び図４に示す様に蓋４は収納部 ３の出入り口となる部分に付設されており筒１の最下端部に支点軸８によっ て回動自在に取りつけられている。蓋４は柔軟性に富む樹脂等で作られてお り、開閉を容易にするためにつまみ部７が付設され、又、その操作により閉 じられた後に、不用意に開いてしまう事の無いよう、蓋４の上面にはフック ５が形成され、筒１の内面には、閉じた際にフック５を引っかけるために溝 ６が形成されている。図２が開いた様子、図３が閉じた様子である。 以下、別形態の実施例を説明する。 図５に示すものは、収納部１０がガス室１１の横に並んでいる。フィルタ １３は一個或は複数個入れる事ができる。底部の出入り口には開閉可能な、 蓋１２が付設されている。 図６に示すものは、収納部１４がガス室１５の横に並んでいる。フィルタ １６は一個或は複数個入れる事ができる。収納部１４の出入り口１９は、図 ７、図８に示すように、点火部２０の横に有り、軸１８を中心に回転する蓋 １７により点火部２０と共に閉じることができる。 図９に示すものは、図１のものと同様に収納部がライターの底部に付設さ れている。収納部２１の内部には個々のフィルタ２３を別々に納めるための 壁２２が設けられている。収納部２１の出入り口には蓋２４が設けられ、図 １０に示す様にライター本体２５に付設された溝２６にスライド移動可能に 取りつけられている。図１１に示す様に、蓋２４にはつまみ２７が設けられ その操作により図９の矢印方向に蓋２４を動かす事ができる。図１２に蓋２ ４をつまみ２７がストッパー２９にあたるまでスライドさせ、壁２２に仕切 られた収納部２１のフィルタ２３ひとつ分の出入り口２８が開いた状態を示 す。 図１３に示す例では、ライター本体３０の下部に設けられた凹み部３１に フィルタ３２が納められている。ライター本体３０は弾性の有る樹脂により 形成され、フィルタ３２はその弾力によって、図１４、図１５に示すように 矢印の向きに押えられ保持されている。フィルタ３２の先端部３３は、図１ ３に示すようにライター本体３０から突出しており、その先端部３３を矢印 の向きに動かす事により、フィルタ３２はライター本体３０から取り出され る。再度フィルタ３２をライター本体３０に納めるには、下方より凹み部３ １に押し込むことでなされる。 図１６、図１７、図１８に示す例ではフィルタ収納庫３５が、ライター本 体３４から脱着可能となっている。図１６の底にあるフィルタ収納庫３５に は図１７に示すように、中にフィルタ３８を納めるための凹み３７がある。 そして、フィルタ収納庫３５の上部には、ねじ３６があり、ライター本体 ３４の下部にあるねじ３９と接続できる。又、フィルタ収納庫３５の下部に は、ねじ４０が形成され、フィルタ収納庫３５と同様の物を下に更に接続で きる。

【０００７】

【考案の効果】 以上のように、本考案のフィルタ収納スペース付きライタ ーは、たばこに火を点ける機能はもちろん、フィルタの収納部分を設けた事 により、使用中のフィルターの保管についても非常に便利となり、たばこを 吸う人がフィルターを使用しやすい状況をつくる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 第１例の正面図

【図２】 第１例の蓋が開いた状態の側面図

【図３】 第１例の蓋が閉じた状態の側面図

【図４】 第１例の底面図

【図５】 第２例の正面図

【図６】 第３例の蓋が閉じた状態の正面図

【図７】 第３例の蓋が開いた状態の上面図

【図８】 第３例の蓋が開いた状態の正面図

【図９】 第４例の正面図

【図１０】第４例の側面図

【図１１】第４例の蓋が閉じた状態の底面図

【図１２】第４例の蓋が開いた状態の底面図

【図１３】第５例の正面図

【図１４】第５例の底面図

【図１５】第５例の側面図

【図１６】第６例の斜視図

【図１７】第６例のフィルタ収納庫

【図１８】第６例の正面図

【符号の説明】

Ｂ．点火及び燃焼機能部 Ｃ．フィルタ収納機能部 １．筒部 ２．底板 ３．収納部 ４．蓋 ５．フック部分 ６．溝部分 ７．つまみ部 ８．支点軸 ９．フィルタ １０．収納部 １１．ガス室 １２．蓋 １３．フィルタ １４．収納部 １５．ガス室 １６．フィルタ １７．蓋 １８．軸 １９．出入り口 ２０．点火部 ２１．収納部 ２２．壁 ２３．フィルタ ２４．蓋 ２５．ライター本体 ２６．溝 ２７．つまみ ２８．出入り口 ２９．ストッパー ３０．ライター本体 ３１．凹み部 ３２．フィルタ ３３．先端部 ３４．ライター本体 ３５．フィルタ収納庫 ３６．ねじ ３７．凹み ３８．フィルタ ３９．ねじ ４０．ねじ

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ライターの一部にフィルタの収納部が有
   ることを特徴とするライター。
2. 【請求項２】 フィルタの収納部の出入口に開閉可能な
   蓋を設けた事を特徴とする「請求項１」に記載のライタ
   ー。
3. 【請求項３】 フィルタの収納庫がライター本体と脱着
   可能に接続される事を特徴とする「請求項１」に記載の
   ライター。
4. 【請求項４】 ライターにフィルタが納められた状態で
   フィルタの一部がライター本体から突出する事を特徴と
   する「請求項１」に記載のライター。
5. 【請求項５】 複数のフィルタ収納部に対しひとつ設け
   られた出入り口の蓋が、個々の出入り口のみを開口でき
   る事を特徴とする「請求項１」、「請求項２」に記載の
   ライター。
6. 【請求項６】 ライター本体に脱着可能に接続されるフ
   ィルタ収納庫に更にフィルタ収納庫が接続可能である事
   を特徴とする「請求項１」、「請求項３」に記載のライ
   ター。