JP3008419U

JP3008419U - バリケード

Info

Publication number: JP3008419U
Application number: JP1994010818U
Authority: JP
Inventors: 羽留美北村
Original assignee: 株式会社ワイ・エッチ・ケイ
Priority date: 1994-08-31
Filing date: 1994-08-31
Publication date: 1995-03-14
Anticipated expiration: 2000-08-31

Abstract

(57)【要約】【目的】周囲の雰囲気を損なわず、かつ整列が維持さ
れるようにする。【構成】縦断面逆Ｙ字状であって、プラスチックのブ
ロー成形品とする。取入口１から水、砂を入れて重くし
て設置する。水、砂は排出口２から取出す。各バリケー
ドＢ、Ｂは、その側面の嵌合部３、４を嵌め合わせて連
続する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、建築現場、交通規制をする通路、イベント会場、駐車場などに設置されるバリケードに関するものである。

【０００２】

【従来の技術及びその課題】

この種のバリケードは、持ち運び易さから、空洞のプラスチック製のものが主流であり、その中に、水、砂などを入れて設置している（実開昭５７−１２８６１５号公報、実開昭６０−８７２１５号公報等参照）。

【０００３】しかしながら、従来のバリケードは、四角状などの変哲もない形状をしており、周囲の雰囲気にそぐわない場合が多い。趣味が多様化し、かつ生活様式もゆとりを求める今日では、バリケードといえども、その周りの雰囲気に合ったものが望まれる。

【０００４】また、従来のバリケード同士の連結は、隣り合うバリケード間に木を架け渡し、その上に重りを置くなどの手段を採用しており、その作業が煩雑であるうえに、連結状態も不十分で、各バリケードが不揃いとなり、体裁の悪いものとなる場合が多かった。

【０００５】この考案は、上記の実情に鑑み、周囲の雰囲気にも合い、かつ整列が維持されるようにすることを課題とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、この考案にあっては、縦断面文字状又は正面象形をした空洞のプラスチック製バリケードとし、そのバリケードは、水又は砂等の粒状物の取入口及び排出口が形成されて、その両口は閉塞可能となっており、各バリケードは、相互に嵌まり合う嵌合部を有し、この嵌合部でもって連結可能である構成としたのである。

【０００７】

【作用】

このように構成するこの考案に係るバリケードは、縦断面文字形又は正面象形（しょうけい）をしているため、見る者に、親近感、安らぎなどを与え、よって周囲の雰囲気に合ったものとなる。

【０００８】また、各バリケードは相互に嵌合して連結し得るため、不揃いとなって体裁が悪いものとなる恐れもなく、上記雰囲気を壊すこともない。

【０００９】

【実施例】

図１、図２に一実施例を示し、この実施例は、縦断面逆Ｙ字状をし、プラスチックのブロー成形によって空洞に形成したもの（バリケードＢ）である。この大きさは、使用個所によって、例えば、高さ１ｍ、横長さ２ｍなどと適宜に決定する。

【００１０】上面には取入口１、下面には排出口２が形成されており、この口１、２は蓋によって開閉自在である。その取入口１から、水、砂などを入れて、バリケードＢ全体を重くする。取入口１、排出口２の数、位置はその作用をなし得る範囲内において任意である。

【００１１】バリケードＢの側面には、図２に示すように、嵌合部３、４が設けられており、一方の嵌合部３に他方の嵌合部４を矢印のごとく嵌めることにより、隣り合うバリケードＢを連結する。１つのバリケードＢには一側面に一方の嵌合部３、他側面に他方の嵌合部４が設けられている。図３、図４は、嵌合部の他例を示し、図３のものは、両嵌合部３、４を重ねて、ピン５を通すことにより、バリケードＢを連結する。図４のものは、一方の嵌合部４をフック状としたものである。

【００１２】図５に示す実施例は、縦断面Ｘ字形としたものであり、図６乃至図８に示す実施例は、正面から見て、馬状（図６）、象（ぞう）状（図７）、鳥状（図８）などの象形としたものである。象形はこれ以外にもバリケードの形となるものなら、いずれでもよい。上記文字形も同様である。

【００１３】

【考案の効果】

この考案は、以上のように構成して、文字形、象形とし、かつ連結可能としたので、従来のような変哲もないものに比べれば、夢があって、周囲の雰囲気にも合い易く、また、不揃いにもなりにくく、整列が維持される。

【図面の簡単な説明】

【図１】一実施例の斜視図

【図２】他の実施例の要部斜視図

【図３】他の実施例の要部斜視図

【図４】他の実施例の要部斜視図

【図５】他の実施例の斜視図

【図６】他の実施例の正面図

【図７】他の実施例の正面図

【図８】他の実施例の正面図

【符号の説明】

Ｂバリケード１取入口２排出口３、４嵌合部５ピン

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】縦断面文字状又は正面象形をした空洞の
プラスチック製バリケードＢであって、上記バリケードＢは、水又は砂等の粒状物の取入口１及
び排出口２が形成されて、その両口１、２は閉塞可能と
なっており、各バリケードＢは、相互に嵌まり合う嵌合部３、４を有
し、この嵌合部３、４でもって連結可能であることを特
徴とするバリケード。