JP3008280B2 - 軽合金の連続鋳造法および軽合金用連続鋳造装置 - Google Patents

軽合金の連続鋳造法および軽合金用連続鋳造装置

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JP3008280B2
JP3008280B2 JP10256929A JP25692998A JP3008280B2 JP 3008280 B2 JP3008280 B2 JP 3008280B2 JP 10256929 A JP10256929 A JP 10256929A JP 25692998 A JP25692998 A JP 25692998A JP 3008280 B2 JP3008280 B2 JP 3008280B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽合金の連続鋳造
法および軽合金用連続鋳造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、軽合金(Al合金、Mg合金等)
の連続鋳造法としては、次のような連続鋳造装置を用い
て軽合金インゴットを製造する方法が知られている。そ
の装置は、上向きの溶湯受入れ口および下向きの溶湯出
口を有するスパウトの直下に、溶湯出口の内半径よりも
大きな内半径を有する筒状水冷鋳型を配置し、水冷鋳型
およびそれに接触する溶湯間に潤滑油を供給すべく、ス
パウトの下側に潤滑油用吐出路を設けたものである。こ
の場合、潤滑油用吐出路は、一般に水冷鋳型の周方向に
沿って複数配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記方
法によると、溶湯がスパウトから出て水冷鋳型内を下降
する際に、その溶湯外周部側の一部分が幾つかの吐出路
の出口に僅かではあるが進入し、次いで各出口を出て水
冷鋳型内周面に沿う、といった現象が発生し、これに起
因してインゴット外周面にちぎれ、肌荒れ等の鋳肌不良
が生じる、という問題があった。これは、溶湯に周方向
の電磁攪拌力を付与すると一層甚だしくなる。
【0004】一方、潤滑油の動粘度は、温度により著し
く変化すると共に各吐出路において一定となることはな
いから、各吐出路における潤滑油の吐出抵抗に差が生
じ、その結果、各吐出路からの潤滑油の送出し量が不均
等となり易く、これもまた鋳肌不良の原因となってい
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、比較的簡単な
手段を採用することによって、軽合金インゴットにおけ
る、潤滑油用吐出路の出口に起因した鋳肌不良の発生を
回避することのできる前記連続鋳造法を提供することを
目的とする。
【0006】前記目的を達成するため本発明によれば、
上向きの溶湯受入れ口および下向きの溶湯出口を有する
スパウトの直下に、前記溶湯出口の内半径よりも大きな
内半径を有する筒状水冷鋳型を配置し、前記水冷鋳型お
よびそれに接触する溶湯間に潤滑油を供給すべく、前記
スパウトの下側に潤滑油用吐出路を備えた連続鋳造装置
を用いて軽合金よりなるインゴットを製造するに当り、
潤滑油として、300℃における気化率が30%以上で
あるものを用い、その潤滑油の気化によって、前記スパ
ウトの環状張出し部下側に、前記潤滑油用吐出路の出口
から溶湯を離間させる環状ガス溜りを形成する、軽合金
の連続鋳造法が提供される。
【0007】前記連続鋳造法によれば、環状ガス溜りに
より前記出口への溶湯の進入を阻止し得るので、軽合金
インゴットにおける、前記出口に起因した鋳肌不良の発
生を回避することができる。また気化しなかった潤滑油
は、水冷鋳型および溶湯間を潤滑する。
【0008】この場合、潤滑油の、300℃における気
化率は100%でもよい。その理由は、ガス溜りの下端
部側においてはガスが水冷鋳型により冷却されて液化
し、その液化による潤滑油が水冷鋳型および溶湯間の潤
滑に寄与するからである。ただし、潤滑油の、300℃
における気化率が30%未満では、前記出口から溶湯を
離間させるに十分な圧力を持つガス溜りを形成すること
ができない。
【0009】前記ガス溜りは、溶湯に周方向の電磁攪拌
力を付与する連続鋳造法においても、溶湯の前記出口へ
の進入を阻止する機能を発揮する。
【0010】前記連続鋳造法においては、潤滑油に固体
潤滑剤を混合した混合潤滑剤を用いるのが望ましい。こ
れにより、潤滑油の気化に伴い水冷鋳型および溶湯間の
潤滑が不十分となるのを防止することができる。この場
合、固体潤滑剤の混合量Aは1wt%≦A≦10wt%
に設定される。混合量AがA<1wt%では固体潤滑剤
を用いる意義がなく、一方、A>10wt%では、その
固体潤滑剤量が過多となってインゴット外周面に油焼け
が生じる。
【0011】さらに潤滑油用吐出路の入口における潤滑
油の動粘度νはν≦30mm2 /sに設定するのがよい。
このように設定すると、潤滑油の温度変化に伴う粘度変
化を極めて小さくして、各吐出路からの潤滑油の送出し
量を均等化することができる。ただし、動粘度νがν>
30mm2 /sではインゴットの鋳肌不良を生じ易くな
る。
【0012】本発明は、前記方法を容易に実施すること
が可能な前記連続鋳造装置を提供することを目的とす
る。
【0013】前記目的を達成するため本発明によれば、
上向きの溶湯受入れ口および下向きの溶湯出口を有する
スパウトと、前記溶湯出口からの溶湯を冷却すべく、前
記スパウトの直下に配置されて、前記溶湯出口の内半径
2 よりも大きな内半径r1を有する筒状水冷鋳型と、
溶湯に周方向の電磁攪拌力を付与する攪拌機と、前記水
冷鋳型およびそれに接触する溶湯間に潤滑油を供給すべ
く、前記スパウトの環状下端面および前記水冷鋳型の環
状上端面間に設けられた潤滑油用吐出路と、前記環状上
端面に設けられ、且つ前記水冷鋳型の熱伝導率よりも低
い熱伝導率を持つ被覆層とを有する軽合金用連続鋳造装
置が提供される。
【0014】この装置によれば、水冷鋳型による潤滑油
の温度低下を被覆層により抑制することができ、これに
より潤滑油の気化を促進して、所期の目的を達成するこ
とができる。
【0015】前記装置において、潤滑油用吐出路を、吐
出路形成板により形成することも可能である。この場
合、吐出路形成板は、潤滑油の気化を促進すべく、水冷
鋳型の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有する材料より構
成される。
【0016】また前記装置として、潤滑油供給路が前記
吐出路を含み、その潤滑油供給路の前記吐出路に連なる
部分を前記スパウトの周囲に配設したものが提供され
る。このように構成すると、スパウトにより潤滑油を加
熱してその動粘度を安定化させることが可能である。
【0017】さらに前記装置として、吐出路の入口近傍
に潤滑油加熱用ヒータを配設したものが提供される。こ
のように構成すると、ヒータにより潤滑油を加熱して、
前記同様にその動粘度を安定化させることが可能であ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】図1,2に示す連続鋳造装置1の
第1実施例は、軸線を上下方向に向けた胴状本体2を有
する。その胴状本体2は、内周壁3と、その外周側に所
定の間隔をとって配置された外周壁4と、両壁3,4の
上端側に存する環状上端壁5と、両壁3,4の下端側に
存する環状下端壁6とより構成される。
【0019】内周壁3は上部筒体7と下部筒体8とより
なり、上部筒体7の下部外周面に嵌着した環状ゴムシー
ル9の内向き環状部10が両筒体7,8間に挟まれてそ
れらの間をシールする。上部筒体7において、その下半
部は、内側に環状段部が形成されるように、上半部より
も厚肉に形成されて筒状水冷鋳型13を構成する。した
がって、水冷鋳型13は、上半部よりなる筒状部12
と、環状段部よりなる環状上端面11を有する。この水
冷鋳型13はAl合金(例えばA5052)よりなる。
【0020】筒状部12は、薄肉の筒体14を介してス
パウト15を囲繞し、そのスパウト15の下向きの溶湯
出口16を形成する環状下端面17が水冷鋳型13の環
状上端面11に当接する。またスパウト15の、上端壁
5から突出する部分に環状抜止め板18が嵌合され、そ
の抜止め板18は上端壁5に固定される。スパウト15
は、断熱耐火性を有するケイ酸カルシウムより構成され
る。スパウト構成材料としてはアルミナ、シリカ等も用
いられる。水冷鋳型13の内半径r1 は、スパウト15
の溶湯出口16における内半径r2 よりも大きく、した
がってスパウト15の溶湯出口16周りは環状張出し部
15aを呈する。
【0021】スパウト15の上方に、水平注湯を行うた
めの溶湯供給樋19が配置され、その下向きの給湯口2
0がスパウト15の上向きの溶湯受入れ口21に連通す
る。
【0022】胴状本体2において、その内、外周壁3,
4間の筒状密閉空間22に、電磁誘導式攪拌機23が配
設され、その攪拌機23はスパウト15内の溶湯mに周
方向の電磁攪拌力を付与する。攪拌機23は筒状をなす
成層鉄心24と、その成層鉄心24に巻装された複数の
コイル25とよりなる。成層鉄心24は、図3に明示す
るように、筒状部26と、その内周面に円周上等間隔に
配置されて母線方向に延びる複数の凸条27とよりな
る。各コイル25は、1つの凸条27において2つのコ
イル25の一部分が重なり合うように、相隣る両凸条2
7に巻装される。
【0023】成層鉄心24の内側に、各凸条27の先端
面が密着するように薄肉のコイル外止め用筒体28が嵌
合され、その筒体28は内周面の一部を環状ゴムシール
9に密着させて筒状密閉空間22内に固定される。また
成層鉄心24は、下端壁6の環状支持部材29上に載せ
られてその部材29に複数のボルト30およびナット3
1により固定される。1つのコイル25に対して2つの
割合で複数の接続具32が用意され、各接続具32は水
密手段を以て下端壁6を貫通してそれに取付けられてい
る。
【0024】外周壁4に複数の給水口33が形成され、
各給水口33を通じて密閉空間22内に冷却水wが供給
される。成層鉄心24内側の筒体28に、その上端部近
傍に位置させて複数の通孔34が形成され、これにより
環状ゴムシール9の上方に冷却水溜り35が存する。水
冷鋳型13は冷却水溜り35により冷却されると共にそ
の冷却水溜り35の冷却水wを斜め下向きに噴出する複
数の噴出孔36を有する。
【0025】水冷鋳型13と溶湯mとの間に潤滑油を供
給すべく、スパウト15周りには次のような潤滑油供給
路FL が存在する。内周壁3において、その上部筒体7
の上端部には上端壁5の下部板37が一体に設けられて
いる。上端壁5の上部板38および下部板37間に、ス
パウト15を囲繞する環状路39と、その環状路39か
ら放射方向に延びる複数の直線路40とが設けられる。
各直線路40の端部に、上部板38に形成された導入路
41が連通し、その導入路41は給油ポンプPに接続さ
れる。図2に明示するように、スパウト15の周囲、図
示例では筒体14外周面および筒状部12内周面間に筒
状路42が形成され、その筒状路42および環状路39
間を連通する複数の斜め下向きの通孔43が筒状部12
と下部板37との連設部に形成されている。また筒状路
42の下端は、水冷鋳型13に円周上等間隔に形成され
た複数の吐出路44に連通する。各吐出路44は、L字
形をなし、その鉛直部の先端に在る入口aは、筒状路4
2と連通すべく環状上端面11に開口し、また水平部の
先端に在る出口bは内周面に開口する。このように、潤
滑油供給路FL は、導入路41、直線路40、環状路3
9、通孔43、筒状路(吐出路44に連なる部分)42
および吐出路44より構成される。
【0026】潤滑油Lとしては、300℃における気化
率が30%以上であるもの、例えば、商品名で昭和シェ
ルテラスオイル#46、同#32、同#22等が一般に
単体で用いられるが、これに他の潤滑油を混合すること
もある。また潤滑油Lに混合されて混合潤滑剤を構成す
る固体潤滑剤としては、PTFE粉末、黒鉛粉末、BN
粉末、モリブデン化合物粉末(例えば、二硫化モリブデ
ン粉末)等が用いられる。その固体潤滑剤の混合量Aは
1wt%≦A≦10wt%に設定される。
【0027】前記構成において、例えばAl合金よりな
る溶湯mを溶湯供給樋19の給湯口20からスパウト1
5内に供給すると、その溶湯mはスパウト15内におい
て攪拌機23による電磁攪拌力を付与され、次いで水冷
鋳型13により冷却されてインゴットIが得られる。
【0028】この鋳造過程において、潤滑油Lは、筒状
路42を流通する間スパウト15、図示例ではスパウト
15から熱伝達を受けた筒体14により加熱されて、そ
の動粘度の安定化が図られているので、各吐出路44か
らの潤滑油送出し量が均等化されている。そして、各潤
滑油用吐出路44の出口b近傍に存する溶湯mの温度は
300〜400℃であるから出口bおよびその近傍に存
する潤滑油Lが溶湯mにより、さらに加熱されて、その
30%以上が気化し、これによりスパウト15の環状張
出し部15a下側に、各出口bから溶湯mを離間させる
環状ガス溜りGが形成される。
【0029】このような連続鋳造法によれば、環状ガス
溜りGにより各出口bへの溶湯mの進入を阻止し得るの
で、インゴットI外周面における前記出口bに起因した
鋳肌不良の発生を回避することができる。また気化しな
かった潤滑油Lおよび/または固体潤滑剤は、水冷鋳型
13および溶湯m間を潤滑する。
【0030】前記のような環状ガス溜りGは、前記のよ
うな電磁攪拌を伴う場合にも形成されるのであるから、
前記電磁攪拌を伴わない通常の連続鋳造法においても当
然に形成される。前記電磁攪拌により高融点晶出物の球
状化が行われるのでチクソキャスティングに最適なイン
ゴットIを得ることができる。
【0031】図4,5に示す連続鋳造装置1の第2実施
例は、潤滑油用吐出路44の構造のみが第1実施例と相
違する。この第2実施例においては、複数の直線状吐出
路44が、スパウト15の環状下端面17および水冷鋳
型13の環状上端面11間に設けられる。図示例では、
水冷鋳型13の環状上端面11に複数のV溝45が放射
状に形成され、それらV溝45の上向き開口をスパウト
15の環状下端面17および筒体14の下端面により閉
じることによって各吐出路44が形成される。環状上端
面11に、Al合金(A5052)よりなる水冷鋳型1
3の熱伝導率[0.331cal /(cm・s・deg )]よ
りも低い熱伝導率を持つ被覆層46が設けられている。
図示例では、両被覆層46は厚さ50μm程度のステン
レス箔[0.0617cal /(cm・s・deg )]よりな
り、それらステンレス箔は各V溝45内面および各ラン
ド47上面にそれぞれ貼付される。このように構成する
と、水冷鋳型13による潤滑油Lの温度低下を被覆層4
6により抑制し得るので、第1実施例よりも潤滑油Lの
気化を促進することが可能である。
【0032】図6〜10に示す連続鋳造装置1の第3実
施例は、前記同様に潤滑油用吐出路44の構造のみが第
1実施例と相違する。この第3実施例においては、複数
の吐出路44を形成する吐出路形成板48が、スパウト
15の環状下端面17および水冷鋳型13の環状上端面
11間に配置される。その吐出路形成板48は水冷鋳型
13の熱伝導率[0.331cal /(cm・s・deg )]
よりも低い熱伝導率を有する材料、例えばリン青銅
[0.202cal /(cm・s・deg )]、ステンレス鋼
[0.0617cal /(cm・s・deg )]等より構成さ
れている。
【0033】吐出路形成板48は、スパウト15と水冷
鋳型13との間に、重ね合せて配置された薄肉の上、下
部環状板49,50よりなる。図8,9に明示するよう
に、下部環状板50は、その内周面から外周部に至り、
且つ内周面の開口を出口bとするように放射状に配列さ
れた複数の吐出路用スリット51を有し、各スリット5
1の外周側の端部は円形孔52に形成されている。図1
0に示すように、上部環状板49は、その外周部に放射
状に配列された複数のコ字形の切欠き状入口aを有し、
各入口aは、図6,7に明示するように下部環状板50
の外周部に存する各円形孔52に合致すると共に潤滑油
供給側である筒状路42に連なっている。各入口aは各
円形孔52よりも十分に大きな面積を有する。
【0034】このようにスパウト15の環状下端面17
側に上部環状板49を配置すると、そのスパウト15の
熱変形による吐出路44の狭窄を回避することができ
る。また各スリット51に円形孔52を備えると共に各
入口aの面積を大きくすると、筒状路42からの潤滑油
Lを入口aおよび円形孔52を介してスリット主部54
にスムーズに導くことができる。下部環状板50は、そ
れのみで吐出路形成板48として機能する。 〔実施例1〕図1〜3に示した連続鋳造装置1の第1実
施例を使用し、また原料であるAl合金としてJIS
AC2Bを用い、さらに潤滑油(混合潤滑剤を含む)L
の種類を変えて、鋳造速度:170mm/min :潤滑油供
給量:1cc/min ;冷却水供給量:80リットル/min
;スパウト15の溶湯受入れ口21における溶湯温
度:650〜690℃;電磁攪拌:4極コイル,50H
z,30Aの条件で直径152mmのインゴットIの例1
〜11を鋳造した。
【0035】表1は、例1〜11の鋳造に用いられた潤
滑油Lの種類、それの300℃および400℃における
気化率、固体潤滑剤であるPTFE粉末の混合量Aなら
びにインゴットIの鋳肌状態を示す。表中、「可」はイ
ンゴットIの鋳肌が平滑であることを、また「良」はそ
の平滑の程度が「可」の場合よりも良好であることをそ
れぞれ意味する。混合油において、昭和シェルテラスオ
イル#22:ひまし油=9:1(重量比)である。
【0036】
【表1】
【0037】表1から、インゴットIの鋳肌を平滑化す
るためには、潤滑油Lとして、300℃における気化率
が30%以上であるものを用いる必要があり、また固体
潤滑剤の混合量Aは1wt%≦A≦10wt%でなけれ
ばならないことが判る。 〔実施例2〕図4,5に示した連続鋳造装置1の第2実
施例、図6〜10に示し、且つ上、下部環状板49,5
0をリン青銅より構成した連続鋳造装置1の第3実施例
および吐出路形成板48としてリン青銅よりなる下部環
状板50のみを用いた連続鋳造装置1の第4実施例を使
用し、また原料であるAl合金としてJIS AC2B
を用いて、鋳造速度:170mm/min ;潤滑油:昭和シ
ェルテラスオイル#46;潤滑油供給量:1cc/min ;
冷却水供給量:80リットル/min ;スパウト15の溶
湯受入れ口21における溶湯温度:650〜690℃;
電磁攪拌:4極コイル,50Hz,30Aの条件で直径
152mmのインゴットIの例1〜3を鋳造した。
【0038】表2は例1〜3に関する潤滑油用吐出路4
4の特徴およびインゴットIの鋳肌状態を示す。表中、
「優」はインゴットIにおける鋳肌の平滑の程度が前記
「良」よりも良好であることを意味する。
【0039】
【表2】
【0040】表2から明らかなように、例1,2の場合
は、吐出路44への潤滑油Lの供給がスムーズに行わ
れ、その後、潤滑油Lの気化が促進されると共に水冷鋳
型13の内周面側、つまり水冷鋳型13およびそれに接
触する溶湯m間への潤滑油の供給が十分に行われるの
で、インゴットIの鋳肌状態は優秀となる。例3の場合
は、下部環状板50のみを使用していることから、吐出
路44への潤滑油の供給、その気化および水冷鋳型13
内周面側への潤滑油Lの供給が、スパウト15の熱変形
により多少とも妨げられるので、インゴットIの鋳肌状
態は例1,2に比べて若干劣る。また図4,5に示した
連続鋳造装置1の第2実施例において、ステンレス箔の
代わりにCu箔よりなる被覆層46、つまり水冷鋳型1
3の熱伝導率[0.331cal /(cm・s・deg )]よ
りも高い熱伝導率[0.923cal /(cm・s・deg
)]を有する被覆層46を用いた場合、インゴットI
の鋳肌状態は「可」であった。このことから被覆層46
の熱伝導率を水冷鋳型13のそれよりも低くすることの
意義が明らかである。 〔実施例3〕前記のようなガス溜りGを形成せずに、軽
合金インゴットIにおける、前記出口bに起因した鋳肌
不良の発生を回避し得る連続鋳造装置1の第5実施例と
しては次のものを挙げることができる。
【0041】即ち、この第5実施例は、図6〜10に示
したものと略同様の構造を有し、上向きの溶湯受入れ口
21および下向きの溶湯出口16を有するスパウト15
と、溶湯出口16からの溶湯mを冷却すべく、スパウト
15の直下に配置された筒状水冷鋳型13と、溶湯mに
周方向の電磁攪拌力を付与する攪拌機23と、水冷鋳型
13およびそれに接触する溶湯m間に潤滑油Lを供給す
ると共に溶湯mの進入を阻止し得る大きさの出口bを持
つ潤滑油用吐出路44を形成すべく、スパウト15の環
状下端面17および水冷鋳型13の環状上端面11間
に、重ね合せて配置された薄肉の上、下部環状板49,
50とを備える。下部環状板50は、その内周面から外
周部に至り、且つ内周面の開口を前記出口bとする複数
の出口用スリット51を有し、一方、上部環状板49
は、下部環状板50の外周部に存する各スリット51の
端部、したがって円形孔52に合致すると共に潤滑油供
給側である筒状路42に連なる複数のコ字形の切欠き状
入口aを有する。
【0042】この場合、上、下部環状板49,50はス
テンレス鋼(JIS SUS304H)より構成され、
また両板49,50の厚さT(図6)はそれぞれ50μ
mに、各スリット51の幅W(図9)は0.5mmに、円
形孔52の直径D(図9)は1.0mmにそれぞれ設定さ
れる。したがって各出口bの開口寸法は縦50μm、横
0.5mmとなる。前記電磁攪拌条件において、開口寸法
の縦長さが100μm以下であれば、出口bへの溶湯m
の進入を阻止することが可能である。 〔実施例4〕 図11に示す連続鋳造装置1の第実施例は前記第3実
施例と同様の装置1において、その吐出路44の入口a
近傍に潤滑油加熱用ヒータ55を配設したものである。
図示例では筒状部12の内周面下部において吐出路形成
板48の直上に筒状路42に臨む環状溝56を設け、そ
こに環状の電気式ヒータ55を設置した。このように構
成すると、ヒータ55により潤滑油Lを積極的に加熱し
て、その動粘度を安定化させ、これにより各吐出路44
から略均等に潤滑油Lを送出すことができる。この場
合、潤滑油供給路FL の吐出路44に連なる部分は、ス
パウト15の周囲に配設されていなくてもよい。
【0043】次に、第実施例を用いて、潤滑油Lの動
粘度νと、インゴットIにおける鋳肌不良箇所の数との
関係を考察した。
【0044】表3は、潤滑油Lの例1〜4の種類および
PTFEの混合量Aを示す。例1〜4は表1におけるイ
ンゴットIの例1,5〜7の場合にそれぞれ対応し、し
たがって300℃における気化率は30%以上である。
【0045】
【表3】
【0046】図12は、例1〜4に関する潤滑油Lの温
度とその動粘度νとの関係を示す。本図より、動粘度ν
≦30mm2 /sにおいては、温度変化に対する動粘度ν
の変化が極めて小さいことが判る。
【0047】鋳造条件は、溶湯温度を730℃に設定
し、またヒータ55を調節して潤滑油Lの各吐出路44
の入口aにおける温度を種々変更した、という点を除い
て、〔実施例1〕に準じた。また、前記「鋳肌不良箇所
の数」は、インゴット外周面における長さ1mの範囲に
存在する鋳肌不良箇所の平均個数として求めた。
【0048】図13は前記考察結果を示す。本図から明
らかなように、潤滑油の例1〜4の動粘度νをν≦30
mm2 /sに設定すると、良好な鋳肌を有するインゴット
Iを得ることができる。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、前記のよ
うな比較的簡単な手段を採用することによって、潤滑油
用吐出路の出口が存在するにも拘らず、良好な鋳肌を持
つ軽合金インゴットを得ることが可能な、電磁攪拌を伴
わない連続鋳造法を提供することができる。
【0050】請求項2記載の発明によれば、前記のよう
な比較的簡単な手段を採用することによって、前記出口
が存在するにも拘らず、良好な鋳肌を持つ軽合金インゴ
ットを得ることが可能な、電磁攪拌を伴う連続鋳造法を
提供することができる。
【0051】請求項3記載の発明によれば、前記混合潤
滑剤を用いることによって軽合金インゴットの鋳肌を一
層向上させることが可能である。
【0052】請求項4記載の発明によれば、潤滑油の動
粘度νを前記のように設定するので、潤滑油の温度変化
に伴う粘度変化を極めて小さくして、各吐出路からの潤
滑油の送出し量を均等化することができる。
【0053】請求項5,6記載の発明によれば、電磁攪
拌を伴う前記連続鋳造法を容易に実施し得る装置を提供
することができる。
【0054】請求項7記載の発明によれば、前記のよう
に構成することによって、潤滑油用吐出路の出口が存在
するにも拘らず、特別な潤滑油を用いることなく、良好
な鋳肌を持つ軽合金インゴットを得ることが可能な連続
鋳造装置を提供することができる。
【0055】請求項8,9記載の発明によれば、潤滑油
を加熱してその動粘度を安定化させることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】連続鋳造装置の第1実施例の縦断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】成層鉄心とコイルの関係を示す要部平面図であ
る。
【図4】連続鋳造装置の第2実施例の要部縦断面図であ
る。
【図5】図4の5−5線拡大断面図である。
【図6】連続鋳造装置の第3実施例の要部縦断面図であ
る。
【図7】吐出路形成板の図6の7矢視図である。
【図8】下部環状板の平面図である。
【図9】図8の9矢示部の拡大図である。
【図10】上部環状板の平面図である。
【図11】連続鋳造装置の第6実施例の要部縦断面図で
ある。
【図12】潤滑油の温度と、その動粘度との関係を示す
グラフである。
【図13】潤滑油の動粘度と鋳肌不良箇所の数との関係
を示すグラフである。
【符号の説明】
1…………連続鋳造装置 11………環状上端面 13………水冷鋳型 15………スパウト 15a……環状張出し部 16………溶湯出口 17………環状下端面 21………溶湯受入れ口 23………攪拌機 42………筒状路(吐出路に連なる部分) 44………吐出路 46………被覆層 48………吐出路形成板 49………上部環状板 50………下部環状板 51………スリット 55………ヒータ FL ………潤滑油供給路 G…………環状ガス溜り I…………インゴット L…………潤滑油 a…………入口 b…………出口 m…………溶湯 r1 ,r2 ……内半径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溝上 清信 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホ ンダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 井手籠 隆 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホ ンダエンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−155436(JP,A) 特開 平3−452(JP,A) 特開 平1−138043(JP,A) 特開 平3−47660(JP,A) 特開 平2−211948(JP,A) 特開 平11−170009(JP,A) 特開 平11−104788(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 11/07 B22D 11/00 B22D 11/04 311 B22D 11/10 B22D 11/10 350

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上向きの溶湯受入れ口(21)および下
    向きの溶湯出口(16)を有するスパウト(15)の直
    下に、前記溶湯出口(16)の内半径r2 よりも大きな
    内半径r1 を有する筒状水冷鋳型(13)を配置し、前
    記水冷鋳型(13)およびそれに接触する溶湯(m)間
    に潤滑油(L)を供給すべく、前記スパウト(15)の
    下側に潤滑油用吐出路(44)を備えた連続鋳造装置
    (1)を用いて軽合金よりなるインゴット(I)を製造
    するに当り、潤滑油(L)として、300℃における気
    化率が30%以上であるものを用い、その潤滑油(L)
    の気化によって、前記スパウト(15)の環状張出し部
    (15a)下側に、前記潤滑油用吐出路(44)の出口
    (b)から溶湯(m)を離間させる環状ガス溜り(G)
    を形成することを特徴とする軽合金の連続鋳造法。
  2. 【請求項2】 上向きの溶湯受入れ口(21)および下
    向きの溶湯出口(16)を有するスパウト(15)の直
    下に、前記溶湯出口(16)の内半径r2 よりも大きな
    内半径r1 を有する筒状水冷鋳型(13)を配置し、前
    記水冷鋳型(13)およびそれに接触する溶湯(m)間
    に潤滑油(L)を供給すべく、前記スパウト(15)の
    下側に潤滑油用吐出路(44)を備え、溶湯(m)に周
    方向の電磁攪拌力を付与する攪拌機(23)を有する連
    続鋳造装置(1)を用いて軽合金よりなるインゴット
    (I)を製造するに当り、潤滑油(L)として、300
    ℃における気化率が30%以上であるものを用い、その
    潤滑油(L)の気化によって、前記スパウト(15)の
    環状張出し部(15a)下側に、前記潤滑油用吐出路
    (44)の出口(b)から溶湯(m)を離間させる環状
    ガス溜り(G)を形成することを特徴とする軽合金の連
    続鋳造法。
  3. 【請求項3】 前記潤滑油(L)に固体潤滑剤を混合し
    た混合潤滑剤を用い、その固体潤滑剤の混合量Aは1w
    t%≦A≦10wt%である、請求項1または2記載の
    軽合金の連続鋳造法。
  4. 【請求項4】 前記潤滑油用吐出路(44)の入口
    (a)における前記潤滑油(L)の動粘度νをν≦30
    mm2 /sに設定する、請求項1,2または3記載の軽合
    金の連続鋳造法。
  5. 【請求項5】 上向きの溶湯受入れ口(21)および下
    向きの溶湯出口(16)を有するスパウト(15)と、
    前記溶湯出口(16)からの溶湯(m)を冷却すべく、
    前記スパウト(15)の直下に配置されて、前記溶湯出
    口(16)の内半径r2 よりも大きな内半径r1 を有す
    る筒状水冷鋳型(13)と、溶湯(m)に周方向の電磁
    攪拌力を付与する攪拌機(23)と、前記水冷鋳型(1
    3)およびそれに接触する溶湯(m)間に潤滑油(L)
    を供給すべく、前記スパウト(15)の環状下端面(1
    7)および前記水冷鋳型(13)の環状上端面(11)
    間に設けられた潤滑油用吐出路(44)と、前記環状上
    端面(11)に設けられ、且つ前記水冷鋳型(13)の
    熱伝導率よりも低い熱伝導率を持つ被覆層(46)とを
    有することを特徴とする軽合金用連続鋳造装置。
  6. 【請求項6】 上向きの溶湯受入れ口(21)および下
    向きの溶湯出口(16)を有するスパウト(15)と、
    前記溶湯出口(16)からの溶湯(m)を冷却すべく、
    前記スパウト(15)の直下に配置されて、前記溶湯出
    口(16)の内半径r2 よりも大きな内半径r1 を有す
    る筒状水冷鋳型(13)と、溶湯(m)に周方向の電磁
    攪拌力を付与する攪拌機(23)と、前記水冷鋳型(1
    3)およびそれに接触する溶湯(m)間に潤滑油(L)
    を供給すべく、前記スパウト(15)および前記水冷鋳
    型(13)間に配置されて、潤滑油用吐出路(44)を
    形成する吐出路形成板(48)とを有し、その吐出路形
    成板(48)を前記水冷鋳型(13)の熱伝導率よりも
    低い熱伝導率を有する材料より構成したことを特徴とす
    る軽合金用連続鋳造装置。
  7. 【請求項7】 上向きの溶湯受入れ口(21)および下
    向きの溶湯出口(16)を有するスパウト(15)と、
    前記溶湯出口(16)からの溶湯(m)を冷却すべく、
    前記スパウト(15)の直下に配置された筒状水冷鋳型
    (13)と、溶湯(m)に周方向の電磁攪拌力を付与す
    る攪拌機(23)と、前記水冷鋳型(13)およびそれ
    に接触する溶湯(m)間に潤滑油(L)を供給すると共
    に溶湯(m)の進入を阻止し得る大きさの出口(b)を
    持つ潤滑油用吐出路(44)を形成すべく、前記スパウ
    ト(15)および前記水冷鋳型(13)間に、重ね合せ
    て配置された薄肉の上、下部環状板(49,50)とを
    備え、前記下部環状板(50)は、その内周面から外周
    部に至り、且つ内周面の開口を前記出口(b)とする複
    数の吐出路用スリット(51)を有し、前記上部環状板
    (49)は、前記下部環状板(50)の外周部に存する
    各スリット(51)の端部に合致すると共に潤滑油供給
    側に連なる複数の入口(a)を有することを特徴とする
    軽合金用連続鋳造装置。
  8. 【請求項8】 前記吐出路(44)は潤滑油供給路(F
    L )に含まれ、その潤滑油供給路(FL )の前記吐出路
    (44)に連なる部分(42)を前記スパウト(15)
    の周囲に配設した、請求項5,6または7記載の軽合金
    用連続鋳造装置。
  9. 【請求項9】 前記吐出路(44)の入口(a)近傍に
    潤滑油加熱用ヒータ(55)を配設した、請求項5,
    6,7または8記載の軽合金用連続鋳造装置。
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