JP3008279B1 - 高所作業用墜落防止器 - Google Patents

高所作業用墜落防止器

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JP3008279B1
JP3008279B1 JP24788598A JP24788598A JP3008279B1 JP 3008279 B1 JP3008279 B1 JP 3008279B1 JP 24788598 A JP24788598 A JP 24788598A JP 24788598 A JP24788598 A JP 24788598A JP 3008279 B1 JP3008279 B1 JP 3008279B1
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勝通 伊藤
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Abstract

【要約】 【課題】 ワイヤーロープのスムーズな巻き出し,巻き
取りを妨げず、ワイヤーロープから外れることのない終
点表示を設けたワイヤーロープ巻取器及び高所作業用墜
落防止器を提供するものである。 【解決手段】 ワイヤーロープ2の引き出し終点を表示
する終点表示3をワイヤーロープ2の基端から所定距離
の位置に設け、この終点表示3を可撓性を有する熱収縮
合成樹脂で形成するとともに所定の長さを有する筒状体
で構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高所作業用墜落防
止器に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】軸糸の
周りに多数の金属線材を配して撚った構成の公知のワイ
ヤーロープは、防錆の観点,耐久性の観点及びしなやか
屈曲性を実現するという観点から、が付着せしめられ
ている。
【0003】ところで、このようなワイヤーロープを巻
き取り収納する巻取器の巻き出し終点を表示する終点表
示を、適宜な塗料を塗布したり、粘着テープを巻き付け
たりして構成しても、前記油の影響や摩擦等により、ワ
イヤーロープの巻き出し及び巻き取りの際、簡単に脱落
してしまうという問題点がある。
【0004】一方、金属リングをワイヤーロープに固着
して終点表示とした場合には固い金属リングがワイヤー
ロープを巻き取る際に引っ掛かってしまい、やはりスム
ーズな巻き出し,巻き取りができなくなってしまう上、
固い金属リングがワイヤーロープを傷つけてワイヤーロ
ープが切断されてしまうおそれがあり、更に、この金属
リングが固着された部分においては屈曲性が低下する。
【0005】また、高所で作業する作業者が万一足を踏
み外して墜落した場合に墜落を阻止して人命を守る高所
作業用墜落防止器は、一般に、命綱が巻き取り収納され
ている巻取回動体から作業者が命綱を巻き出ししながら
降下移動するもので、作業者が墜落して急激に命綱が引
き出され、この引き出しが所定加速度以上となると、こ
の巻取回動体の回動を阻止して命綱の引き出しを阻止す
るロック機構を備えた構成となっている。
【0006】しかし、この高所作業用墜落防止器におい
て、例えば、命綱に連結された作業者が命綱を巻き出し
ながら移動する場合、移動する作業者が命綱の引き出し
終点に達すると作業者が不意に停止させられ、その衝撃
で持っていた工具等を落としたり、足を踏み外してしま
うおそれがある。
【0007】また、命綱が痛んでいないかどうか時々命
綱を巻き出して点検する必要があるが、その際命綱の引
き出し終点がわからなければ不便である。
【0008】従って、このような高所作業用墜落防止器
には、命綱として前述の油を染み込ませたワイヤーロー
プを用いているため良好な終点表示を付設することが望
まれている。
【0009】本発明はこのような問題点を解決するもの
で、ワイヤーロープのスムーズな巻き出し,巻き取りを
妨げず、ワイヤーロープから外れることのない終点表示
を設けた高所作業用墜落防止器を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0011】巻取回動体1により命綱2を巻き取り、巻
取回動体1が所定加速度以上で回動し、巻き取ってある
命綱2が引き出された際、巻取回動体1の回動を阻止し
て命綱2の引き出しを阻止するロック機構を備えた高所
作業用墜落防止器であって、命綱2の引き出し終点を表
示する終点表示3を命綱2の基端から所定距離の位置に
設け、この終点表示3を可撓性を有する合成樹脂で形成
するとともに所定の長さを有する筒状体で構成したこと
を特徴とする高所作業用墜落防止器に係るものである。
【0012】また、請求項記載の高所作業用墜落防止
器において、終点表示3の形成部材として、熱収縮合成
樹脂を採用したことを特徴とする高所作業用墜落防止器
に係るものである。
【0013】
【発明の作用及び効果】例えば、高所作業用墜落防止器
の場合、巻取回動体1に巻き取り収納してある命綱2を
引き出す際に、命綱2の基端から所定距離の位置に設け
た終点表示3が命綱2の引き出し終点を確知させること
になる。
【0014】この終点表示3を可撓性を有する合成樹脂
で形成したから、命綱2を巻き取る際等の屈曲に合わせ
て該終点表示3は自在に屈曲し、よって、この命綱2は
スムーズに巻取回動体1に巻き取ることができ、しかも
命綱2の他の部分を傷つけたりしないことになる。
【0015】また、終点表示3を所定の長さを有する筒
状体で構成したから、この終点表示3を良く見えるよう
に十分な長さを有するように構成すれば終点表示3が良
く見え、この終点表示3を確認しながら作業できること
となり、よって、命綱2の引き出し終点に気付かずに命
綱2を引き出しながら移動している作業者が命綱2の引
き出し終点で不意に停止し、その衝撃で作業者が持って
いる工具等を落としてしまうおそれがない。
【0016】また、終点表示3の形成部材として熱収縮
合成樹脂を採用すれば、筒状体の終点表示3の内径を命
綱2の径より稍径大に構成しておいて命綱2に環装し、
この終点表示3を加熱するだけで終点表示3が収縮して
命綱2に該終点装置3を固着でき、よって、極めて簡単
な方法で終点表示3を命綱2に付設することができるこ
とになり、更に、終点表示3は熱収縮合成樹脂で形成す
るから、命綱2(ワイヤーロープ2)に油が付着してい
ても、該終点表示3は固着状態が確実に保持される。
【0017】本発明は上述のように構成したから、ワイ
ヤーロープ2の基端から所定距離の位置に設けた終点表
示3がワイヤーロープ2の引き出し終点を表示し、熱収
縮合成樹脂で形成した終点表示3の可撓性により、この
終点表示3がワイヤーロープ2を巻き取る際等ワイヤー
ロープ2の屈曲に合わせて自在に屈曲してスムーズに巻
取回動体1に巻き取ることができ、しかも、終点表示3
がワイヤーロープ2の他の部分を傷つけず、また、終点
表示3を所定の長さを有する筒状体で構成したから、こ
の終点表示3を良く見えるよう十分な長さを有するよう
に構成することで極めて安全性の高いものとなり、ま
た、終点表示3を熱収縮合成樹脂により形成するから、
ワイヤーロープ2に該終点表示3を環装し、加熱収縮せ
しめるだけで、ワイヤーロープ2に油が付着していても
確実に固着状態が実現できることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】図面は本発明の一実施例を図示し
たものであり、以下説明する。
【0019】外ケース体4内に回動自在に設けられ、所
定加速度以上で回動すると回動がロックされるロック機
構を備えた巻取回動体1の周面には、命綱2が巻回され
ている。また、この命綱2の基端に設けた環部2aはケ
ース体4内の係止ピン7に係止されている。
【0020】この命綱2としては、軸糸の周りに多数の
金属線材を配して撚った構成の従来技術に記載したよう
な公知のワイヤーロープ2が使用されている。
【0021】また、この命綱2には、基端から所定距離
の位置に可撓性を有する熱収縮合成樹脂で形成するとと
もに良く見えるよう十分な長さを有する筒状体で構成さ
れる終点表示3が設けられている。
【0022】この終点表示3の長さは、命綱2の径の8
倍が最も好適(良く見える最小限の長さ)である。
【0023】また、終点表示3の形成方法について具体
的に説明すると、筒状体の終点表示3の内径を命綱2
(ワイヤーロープ2)の径より稍径大に構成し、該終点
表示3を命綱2に環装し、続いて、該終点表示3を摺動
して所定位置に合わせ、続いて、該終点表示3を加熱す
ると、この終点表示3を構成する熱収縮合成樹脂が不可
逆的に収縮し、前記終点表示3の内径が狭められて命綱
2の所定位置を締め付けることになり、従って、終点表
示3が命綱2に摺動不能に固着されることになる。
【0024】図中、符号6は常に命綱2を巻き取り回動
する方向に巻取回動体1を付勢する発条、符号8は作業
者のベルト等に連結するフック部、符号9は命綱2の先
端部を外出状態に保持せしめ、命綱2にフック部8を連
結する係止管部、符号10はケース体4を吊下固定するた
めの吊下用孔である。
【0025】尚、本実施例の巻取回動体1やこの巻取回
動体1をロックするロック機構の構成及び作用について
は従来から良く知られているものであるから説明を省略
する。
【0026】本実施例は、上述のように命綱2に終点表
示3を設けたから、この終点表示3が命綱2の引き出し
終点を作業者に確知させ、命綱2を点検する際や作業者
が命綱2を巻き出しながら移動する際には、引き出し終
点に達するまで命綱2を巻き出して命綱2の引き出し終
点で巻き出しが急停止してしまうことが防止されること
になる。
【0027】具体的には、命綱2を使用している作業者
に他の作業者が命綱2の終点表示3を見て命綱2の引き
出し終点を教えることで、命綱2を使用している作業者
は命綱2の引き出し終点を確知することができ、従来の
ように、命綱2の終点が分からないままの作業者が命綱
2を巻き出しながら移動している時に命綱2が急停止
し、その衝撃で作業者が持っている工具を落としたり、
足場から足を踏み外したりすることが確実に防止される
ことになる。
【0028】また、終点表示3を良く見えるように十分
な長さを有する筒状体で構成したから、命綱2の引き出
し終点が容易に確知できることになる。
【0029】また、終点表示3を合成樹脂により構成し
たから、該終点表示3は可撓性を有することになり、従
って、該終点表示3は命綱2を巻き取る際等命綱2の屈
曲に合わせて自在に屈曲できるから、必然的に終点表示
3付命綱2をスムーズに巻取回動体1に巻き取ることが
でき、しかも、該終点表示3が従来例のように命綱2の
他の部分を傷つけたりしないことになる。
【0030】また、この終点表示3は合成樹脂製である
が故に、ワイヤーロープ2のように油が染み込ませられ
ているものに使用されても、巻き取り時の摩擦等によっ
ても、従来例のように塗料や粘着テープで終点表示を設
けた場合と異なり、簡単に剥がれたりせず極めて耐久性
に秀れることになる。
【0031】また、終点表示3を熱収縮合成樹脂により
形成するから、ワイヤーロープ2に該終点表示3を環装
し、加熱収縮せしめるだけで、ワイヤーロープ2に油が
付着していても極めて簡単且つ確実に固着状態が実現で
きることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の断面図である。
【図2】本実施例の要部の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 巻取回動体 2 命綱 3 終点表示
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A62B 35/00 B66D 1/54

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取回動体により命綱を巻き取り、巻取
    回動体が所定加速度以上で回動し、巻き取ってある命綱
    が引き出された際、巻取回動体の回動を阻止して命綱の
    引き出しを阻止するロック機構を備えた高所作業用墜落
    防止器であって、命綱の引き出し終点を表示する終点表
    示を命綱の基端から所定距離の位置に設け、この終点表
    示を可撓性を有する合成樹脂で形成するとともに所定の
    長さを有する筒状体で構成したことを特徴とする高所作
    業用墜落防止器。
  2. 【請求項2】 請求項記載の高所作業用墜落防止器に
    おいて、終点表示の形成部材として、熱収縮合成樹脂を
    採用したことを特徴とする高所作業用墜落防止器。
JP24788598A 1998-09-02 1998-09-02 高所作業用墜落防止器 Expired - Lifetime JP3008279B1 (ja)

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