JP3007959B2 - ワックスなどの床手入れ製剤の塗布器具 - Google Patents
ワックスなどの床手入れ製剤の塗布器具Info
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- JP3007959B2 JP3007959B2 JP10040934A JP4093498A JP3007959B2 JP 3007959 B2 JP3007959 B2 JP 3007959B2 JP 10040934 A JP10040934 A JP 10040934A JP 4093498 A JP4093498 A JP 4093498A JP 3007959 B2 JP3007959 B2 JP 3007959B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワックスなどの床手入
れ製剤の塗布器具にかんする。
れ製剤の塗布器具にかんする。
【0002】
【従来の技術】ワックスなどの床手入れ製剤の塗布器具
として、例えば、接続ホースの折り曲げにより溶液の流
動をコントロールする構造(特開昭64−5515号に
開示)のものがあるが、この場合、接続ホースの折曲げ
操作が面倒であり、またスムーズになしえないなどの欠
点がある。またこれによるときは溶液の流動量を調整す
ることができないという欠点もある。
として、例えば、接続ホースの折り曲げにより溶液の流
動をコントロールする構造(特開昭64−5515号に
開示)のものがあるが、この場合、接続ホースの折曲げ
操作が面倒であり、またスムーズになしえないなどの欠
点がある。またこれによるときは溶液の流動量を調整す
ることができないという欠点もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
欠点を克服して、流路の開閉とその調整を簡易、確実に
おこうことができるワックスなどの床手入れ製剤の塗布
器具を提供する。さらに、ワックスなどの床手入れ製剤
を効率的に塗布しうるワックスなどの床手入れ製剤の塗
布器具を提供する。
欠点を克服して、流路の開閉とその調整を簡易、確実に
おこうことができるワックスなどの床手入れ製剤の塗布
器具を提供する。さらに、ワックスなどの床手入れ製剤
を効率的に塗布しうるワックスなどの床手入れ製剤の塗
布器具を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1にかかる塗布器具は、可撓性あるいは適度
の柔軟性のある材料からなる流管であって、流管を押圧
および/または押し上げるとともに、凹部に形成された
対向する受け部との協同作用により流管を湾曲および/
または屈曲し、流管の流路の開口度の変化により、ワッ
クスなどの床手入れ製剤の流動停止を含む、流量の調節
をする。次に請求項2にかかる塗布器具は、可撓性ある
いは適度の柔軟性のある材料からなる流管であって、流
管を押圧および/または押し上げるとともに、対向する
受け部との協同作用により流管を湾曲および/または屈
曲し、流管の流路の開口度の変化により、ワックスなど
の床手入れ製剤の流動停止を含む、流量の調節機構を設
け、前記調節機構はバネなどの弾発部の付勢力で押部を
押し下げると流管は伸長状態を保持して流路を開放し、
弾発部の付勢力に抗して押部を引き上げると押部が流管
を押し上げて押部が湾曲および/または屈曲し、前記流
管の開口度を調整するとともに、流路を閉止する。次に
請求項3にかかる塗布器具は、可撓性あるいは適度の柔
軟性のある流管であって、押圧および/または押し上げ
て流管を湾曲および/または屈曲し、流 管の流路の開
口度の変化により、ワックスなどの床手入れ製剤の流動
停止を含む流量の調節機構を設け、前記調節機構はバネ
などの弾発部の付勢力で押部を押し下げると流管は伸長
状態を保持して流路を開放し、弾発部の付勢力に抗して
押部を引き上げると押部が流管を押し上げて押部が湾曲
および/または屈曲し、前記流管の開口度を調整すると
ともに、流路を閉止する。次に請求項4にかかる塗布器
具は、ワックスなどの床手入れ製剤を収納するタンク
と、前記タンクの下方に配置されたワイパー部と、前記
タンクと前記ワイパー部とを連通する可撓性あるいは適
度の柔軟性のある材料からなる流管と、前記流管を押圧
および/または押し上げるとともに、凹部に形成された
対向する受け部との協同作用により流管を湾曲および/
または屈曲し、流管の流路の開口度の変化により、ワッ
クスなどの床手入れ製剤の流動停止を含む、流量の調節
機構を設け、前記調整機構による流路の開閉により、前
記床手入れ製剤を前記流管を通じて前記タンクから前記
ワイパー部に流動させるとともに、前記ワイパー部から
床面に塗布する。次に請求項5にかかる塗布器具は、ワ
ックスなどの床手入れ製剤を前記ワイパー部に形成され
た複数の分散孔から流下させて床面に塗布する。次に請
求項6にかかる塗布器具は、前記ワイパー部に形成され
た複数の分散孔とを有し、前記分散孔から流下する前記
ワックスなどの床手入れ製剤を床面に塗布する。次に請
求項7にかかる塗布器具は、ワイパー部にモップ部を着
脱自在に取りつけてなる。
に、請求項1にかかる塗布器具は、可撓性あるいは適度
の柔軟性のある材料からなる流管であって、流管を押圧
および/または押し上げるとともに、凹部に形成された
対向する受け部との協同作用により流管を湾曲および/
または屈曲し、流管の流路の開口度の変化により、ワッ
クスなどの床手入れ製剤の流動停止を含む、流量の調節
をする。次に請求項2にかかる塗布器具は、可撓性ある
いは適度の柔軟性のある材料からなる流管であって、流
管を押圧および/または押し上げるとともに、対向する
受け部との協同作用により流管を湾曲および/または屈
曲し、流管の流路の開口度の変化により、ワックスなど
の床手入れ製剤の流動停止を含む、流量の調節機構を設
け、前記調節機構はバネなどの弾発部の付勢力で押部を
押し下げると流管は伸長状態を保持して流路を開放し、
弾発部の付勢力に抗して押部を引き上げると押部が流管
を押し上げて押部が湾曲および/または屈曲し、前記流
管の開口度を調整するとともに、流路を閉止する。次に
請求項3にかかる塗布器具は、可撓性あるいは適度の柔
軟性のある流管であって、押圧および/または押し上げ
て流管を湾曲および/または屈曲し、流 管の流路の開
口度の変化により、ワックスなどの床手入れ製剤の流動
停止を含む流量の調節機構を設け、前記調節機構はバネ
などの弾発部の付勢力で押部を押し下げると流管は伸長
状態を保持して流路を開放し、弾発部の付勢力に抗して
押部を引き上げると押部が流管を押し上げて押部が湾曲
および/または屈曲し、前記流管の開口度を調整すると
ともに、流路を閉止する。次に請求項4にかかる塗布器
具は、ワックスなどの床手入れ製剤を収納するタンク
と、前記タンクの下方に配置されたワイパー部と、前記
タンクと前記ワイパー部とを連通する可撓性あるいは適
度の柔軟性のある材料からなる流管と、前記流管を押圧
および/または押し上げるとともに、凹部に形成された
対向する受け部との協同作用により流管を湾曲および/
または屈曲し、流管の流路の開口度の変化により、ワッ
クスなどの床手入れ製剤の流動停止を含む、流量の調節
機構を設け、前記調整機構による流路の開閉により、前
記床手入れ製剤を前記流管を通じて前記タンクから前記
ワイパー部に流動させるとともに、前記ワイパー部から
床面に塗布する。次に請求項5にかかる塗布器具は、ワ
ックスなどの床手入れ製剤を前記ワイパー部に形成され
た複数の分散孔から流下させて床面に塗布する。次に請
求項6にかかる塗布器具は、前記ワイパー部に形成され
た複数の分散孔とを有し、前記分散孔から流下する前記
ワックスなどの床手入れ製剤を床面に塗布する。次に請
求項7にかかる塗布器具は、ワイパー部にモップ部を着
脱自在に取りつけてなる。
【0005】ワックスなどの床手入れ製剤の塗布器具1
は、パイプ2の上端に設けたグリップ3と、パイプ2に
設けたワックスなどの床手入れ製剤を収納するタンク4
と、タンク4の下方に配置され、タンク4とワイパー部
5に連通する流管6を有する。なお図1に示される塗布
器具1は、通常、前後方向(但し図では左右方向)にワ
イパー部5を動かして使用する。タンク4内に収納され
たワックスなどの床手入れ製剤は、タンク4から流管6
を通り、ワイパー部5へ流動するが、このようなワック
スなどの床手入れ製剤の流動の開始および停止を含む流
動と、その流量の調整は流路の開閉手段により行なう。
流路の開閉手段は、可撓性あるいは適度の柔軟性のある
流管6において、少なくとも一側から他側へと押圧ある
いは押上げて流管6を湾曲又あるいは屈曲させ、流路の
開口度の変化により、流管6内のワックスなどの床手入
れ製剤の流動の開始と停止を含む、流量調節をおこなう
ものである。流量調節は連続的におこなうこともでき
る。
は、パイプ2の上端に設けたグリップ3と、パイプ2に
設けたワックスなどの床手入れ製剤を収納するタンク4
と、タンク4の下方に配置され、タンク4とワイパー部
5に連通する流管6を有する。なお図1に示される塗布
器具1は、通常、前後方向(但し図では左右方向)にワ
イパー部5を動かして使用する。タンク4内に収納され
たワックスなどの床手入れ製剤は、タンク4から流管6
を通り、ワイパー部5へ流動するが、このようなワック
スなどの床手入れ製剤の流動の開始および停止を含む流
動と、その流量の調整は流路の開閉手段により行なう。
流路の開閉手段は、可撓性あるいは適度の柔軟性のある
流管6において、少なくとも一側から他側へと押圧ある
いは押上げて流管6を湾曲又あるいは屈曲させ、流路の
開口度の変化により、流管6内のワックスなどの床手入
れ製剤の流動の開始と停止を含む、流量調節をおこなう
ものである。流量調節は連続的におこなうこともでき
る。
【0006】伸長状態にある流管6は、一側から他側へ
押圧あるいは押上げると、湾曲あるいは屈曲する一方、
押圧あるいは押上げを解除すると元の伸長状態に復帰す
る。このため流管6は軟質ゴムや軟質合成樹脂製など可
撓性あるいは適度の柔軟性のある素材で作られたものが
適当である。タンク4から下方に延びる流管6はカバー
7内でほぼ水平方向(横方向、図1参照)に配置される
とともに、さらに孔8からカバー7の外側へと延び、さ
らに下方に設けられたワイパー部5に固定されている。
押圧あるいは押上げると、湾曲あるいは屈曲する一方、
押圧あるいは押上げを解除すると元の伸長状態に復帰す
る。このため流管6は軟質ゴムや軟質合成樹脂製など可
撓性あるいは適度の柔軟性のある素材で作られたものが
適当である。タンク4から下方に延びる流管6はカバー
7内でほぼ水平方向(横方向、図1参照)に配置される
とともに、さらに孔8からカバー7の外側へと延び、さ
らに下方に設けられたワイパー部5に固定されている。
【0007】押部9はパイプ2内に設けてあり、押部9
が流管6を少なくとも一側から他方(すなわち図示の場
合は上方)に押圧し、あるいは押上げる。但しこの場
合、一側から他方へ押圧する方向に限定はない。図示の
場合、流管6は平板状の押部9に形成された開口10に
挿通してあり、押部9が一定範囲内で上下方向に移動自
在に形成してある。押部9の上方移動により、開口10
内の流管6は下側から上方へと押圧あるいは押上げられ
て、流管6が適宜に湾曲あるいは屈曲する。なお押部9
は薄い平板状のものに開口10を形成したものだけでな
く、細い針金のリングに流管を挿通したものなど(図示
せず)、流管を押圧しあるいは押上げる構成であればよ
い。
が流管6を少なくとも一側から他方(すなわち図示の場
合は上方)に押圧し、あるいは押上げる。但しこの場
合、一側から他方へ押圧する方向に限定はない。図示の
場合、流管6は平板状の押部9に形成された開口10に
挿通してあり、押部9が一定範囲内で上下方向に移動自
在に形成してある。押部9の上方移動により、開口10
内の流管6は下側から上方へと押圧あるいは押上げられ
て、流管6が適宜に湾曲あるいは屈曲する。なお押部9
は薄い平板状のものに開口10を形成したものだけでな
く、細い針金のリングに流管を挿通したものなど(図示
せず)、流管を押圧しあるいは押上げる構成であればよ
い。
【0008】押部9に対向する受け部11が設けてあ
り、押部9と受け部11との協同作用により、押部9と
受け部11との間にある流管6の湾曲、屈曲を効果的に
行うことができる。すなわち押部9で流管6を押圧ある
いは押上げるとき、押部9と、受け部11に挟まれた流
管6は、押部9で受け部11に押し当てられ、容易に湾
曲や屈曲がなされる。
り、押部9と受け部11との協同作用により、押部9と
受け部11との間にある流管6の湾曲、屈曲を効果的に
行うことができる。すなわち押部9で流管6を押圧ある
いは押上げるとき、押部9と、受け部11に挟まれた流
管6は、押部9で受け部11に押し当てられ、容易に湾
曲や屈曲がなされる。
【0009】図示のものは、パイプ2内に固定された円
柱状部材12の底部が受け部になっており、両側の平坦
面13、13と、その間に形成された山形状の切欠きを
なす受け部11(凹部)が設けてある。なお底部に凹部
11を形成しないで全体を平坦面としても受け部として
の機能を発揮しうる(図示せず)。凹部11を形成する
山形状の切欠きの頂部14からさらに上方に向けて、薄
い平板状の押部9が進入しうるスリット15が設けてあ
り、伸長状態となって開口10に挿通された流管6は、
押部9の上方移動(押部9はスリット15に進入する)
に伴い、押部9で凹部をなす受け部11に押し当てら
れ、容易に湾曲あるいは屈曲する。
柱状部材12の底部が受け部になっており、両側の平坦
面13、13と、その間に形成された山形状の切欠きを
なす受け部11(凹部)が設けてある。なお底部に凹部
11を形成しないで全体を平坦面としても受け部として
の機能を発揮しうる(図示せず)。凹部11を形成する
山形状の切欠きの頂部14からさらに上方に向けて、薄
い平板状の押部9が進入しうるスリット15が設けてあ
り、伸長状態となって開口10に挿通された流管6は、
押部9の上方移動(押部9はスリット15に進入する)
に伴い、押部9で凹部をなす受け部11に押し当てら
れ、容易に湾曲あるいは屈曲する。
【0010】凹部11は山形状の切欠きに形成したもの
に限定されないが、受け部を山形の切欠きをなす凹部1
1にすると、流管6の湾曲あるいは屈曲がさらに容易、
確実となる。押部9と山形状の切欠きをなす凹部11と
の間にある流管6は、頂部14の有する角度に対応して
屈曲するから、頂部14の角度を90度以下、好ましく
は80度以下にするのが屈曲を効果的におこなう上で有
効である。この場合、押部9は凹部の頂部14に対して
並行して、また流管6は押部9および頂部14に対して
直交方向に配置するのがよい。押部9はその厚みが薄い
方が流管6の湾曲や屈曲に好都合であり、例えば1mm
程度、あるいはそれ以下とすることができる。
に限定されないが、受け部を山形の切欠きをなす凹部1
1にすると、流管6の湾曲あるいは屈曲がさらに容易、
確実となる。押部9と山形状の切欠きをなす凹部11と
の間にある流管6は、頂部14の有する角度に対応して
屈曲するから、頂部14の角度を90度以下、好ましく
は80度以下にするのが屈曲を効果的におこなう上で有
効である。この場合、押部9は凹部の頂部14に対して
並行して、また流管6は押部9および頂部14に対して
直交方向に配置するのがよい。押部9はその厚みが薄い
方が流管6の湾曲や屈曲に好都合であり、例えば1mm
程度、あるいはそれ以下とすることができる。
【0011】流路の開閉は、グリップ3の近傍において
パイプ2から水平方向に突出するハンドル16を操作し
て行う。すなわち、インサート部材17がパイプ2内に
摺動自在に配置してあり、インサート部材17に基端部
を固定されたハンドル16がパイプ側面から水平方向に
突出している。 ハンドル16はパイプ2に側面の縦溝
18と横溝19に沿って上下方向と水平方向にそれぞれ
動かすことができ、ハンドル16を縦溝18に沿い上方
に動かすと、パイプ2内のインサート部材17が上方に
引き上げられ、またハンドル16を横溝19に沿い水平
方向に動かすと、インサート部材17がパイプ2内で回
動し、ハンドル16を横溝19に係止することができ
る。横溝19は1つに限らず、流管6の湾曲度に従い、
複数個の横溝を形成して、ハンドル16を多段階に係止
させてもよい(図示せず)。
パイプ2から水平方向に突出するハンドル16を操作し
て行う。すなわち、インサート部材17がパイプ2内に
摺動自在に配置してあり、インサート部材17に基端部
を固定されたハンドル16がパイプ側面から水平方向に
突出している。 ハンドル16はパイプ2に側面の縦溝
18と横溝19に沿って上下方向と水平方向にそれぞれ
動かすことができ、ハンドル16を縦溝18に沿い上方
に動かすと、パイプ2内のインサート部材17が上方に
引き上げられ、またハンドル16を横溝19に沿い水平
方向に動かすと、インサート部材17がパイプ2内で回
動し、ハンドル16を横溝19に係止することができ
る。横溝19は1つに限らず、流管6の湾曲度に従い、
複数個の横溝を形成して、ハンドル16を多段階に係止
させてもよい(図示せず)。
【0012】内部に中空部20が形成された円柱状部材
10には、仕切壁21と押都9との間にバネなどの弾発
部22が介装してあり、弾発部22により押部9は常時
下方に付勢されている。押部9が押し下げられると、流
管6は伸長状態となり、流路は開放される。またインサ
ート部材17はその下端23と、押部9から延びる柄部
24の上端25が針金などの連結部材26で連結してあ
り、ハンドル16を上方に引き上げると、連結部材26
を介し、弾発部22の付勢力に抗して押部9が引き上げ
られる。これにより開口10に挿通されて伸長状態とな
っている流管6は下側から上方に押圧あるいは押上げら
れ、適宜に湾曲あるいは屈曲する。流管6の湾曲度に伴
うに流路の開口度に応じて流量が調整され、また流管6
の屈曲により流路が閉鎖される。引き上げられたハンド
ル16は横溝19に係止して、流路の閉鎖状態を維持す
る。この場合、パイプ2に複数の横溝19を上下方向に
併設し、流路の開口度に応じた操作が可能であることは
前記のとうりである(図示せず)。
10には、仕切壁21と押都9との間にバネなどの弾発
部22が介装してあり、弾発部22により押部9は常時
下方に付勢されている。押部9が押し下げられると、流
管6は伸長状態となり、流路は開放される。またインサ
ート部材17はその下端23と、押部9から延びる柄部
24の上端25が針金などの連結部材26で連結してあ
り、ハンドル16を上方に引き上げると、連結部材26
を介し、弾発部22の付勢力に抗して押部9が引き上げ
られる。これにより開口10に挿通されて伸長状態とな
っている流管6は下側から上方に押圧あるいは押上げら
れ、適宜に湾曲あるいは屈曲する。流管6の湾曲度に伴
うに流路の開口度に応じて流量が調整され、また流管6
の屈曲により流路が閉鎖される。引き上げられたハンド
ル16は横溝19に係止して、流路の閉鎖状態を維持す
る。この場合、パイプ2に複数の横溝19を上下方向に
併設し、流路の開口度に応じた操作が可能であることは
前記のとうりである(図示せず)。
【0013】また逆に、横溝19に係止されたハンドル
16を縦溝18に沿い下方に動かすと、弾発部22の付
勢力により押部9が押し下げられ、流管6が伸長状態に
復帰するとともに、流路が解放されてワックスなどの床
手入れ製剤が流管6を流動する。なおハンドル16など
の操作機構はグリップ3の近傍に設けると、その操作が
便利である。
16を縦溝18に沿い下方に動かすと、弾発部22の付
勢力により押部9が押し下げられ、流管6が伸長状態に
復帰するとともに、流路が解放されてワックスなどの床
手入れ製剤が流管6を流動する。なおハンドル16など
の操作機構はグリップ3の近傍に設けると、その操作が
便利である。
【0014】ワックスなどの床手入れ製剤は、流管6を
介してタンク4からワイパー部5へと流動し、さらに、
通常は、ワイパー部5の底部から床面に塗布される。従
来、塗布器具で床面の手入れをする場合、ワックス液な
どの床手入れ製剤を直接に床面に添加するか、あるいは
モップにしみ込ませていた。しかしこの作業は面倒であ
り、またワックスなどの床手入れ製剤を床面に均一に塗
布できないという欠点がある。
介してタンク4からワイパー部5へと流動し、さらに、
通常は、ワイパー部5の底部から床面に塗布される。従
来、塗布器具で床面の手入れをする場合、ワックス液な
どの床手入れ製剤を直接に床面に添加するか、あるいは
モップにしみ込ませていた。しかしこの作業は面倒であ
り、またワックスなどの床手入れ製剤を床面に均一に塗
布できないという欠点がある。
【0015】本発明では、さらに、ワイパー部の基部2
7に中空状の保留部28を形成してあり、ワックス液な
どの製剤は保留部28にほとんど保留しないで、あるい
は少なくとも一時的に保留部28に保留するとともに、
複数の分散孔29から外部へと分流して排出する。保留
部28は基部27の前縁に並行し、かつその前縁36の
近傍に横長に形成してあり、また分散孔29は保留部2
8ほぼ等間隔で形成してある。ワックス液などの製剤を
複数の分散孔29から分流して排出することにより、製
剤を床面にほぼ均一で広範囲に塗布することができる。
また、実際の作業上、基部27の前縁に並行して製剤を
塗布できるから、製剤を効率よく塗布できる。なお保留
部28の大きさ、位置、形状などは任意であり、パイプ
状のものでもよい(図示せず)。
7に中空状の保留部28を形成してあり、ワックス液な
どの製剤は保留部28にほとんど保留しないで、あるい
は少なくとも一時的に保留部28に保留するとともに、
複数の分散孔29から外部へと分流して排出する。保留
部28は基部27の前縁に並行し、かつその前縁36の
近傍に横長に形成してあり、また分散孔29は保留部2
8ほぼ等間隔で形成してある。ワックス液などの製剤を
複数の分散孔29から分流して排出することにより、製
剤を床面にほぼ均一で広範囲に塗布することができる。
また、実際の作業上、基部27の前縁に並行して製剤を
塗布できるから、製剤を効率よく塗布できる。なお保留
部28の大きさ、位置、形状などは任意であり、パイプ
状のものでもよい(図示せず)。
【0016】さらにワックスなどの床手入れ製剤は、基
部の底部30に取りつけられたモップ31を介して床面
に塗布することもできる。すなわちモップ31は、布な
ど浸透性部材で形成された面部32の周縁に設けられた
装着部材33(例えばマジックテープ(商標)など)
と、基部の底部30の周縁に設けられた装着部材34
(例えばマジックテープ(商標)など)とを互いに当接
させ、モップ31を基部の底部30に着脱自在に取りつ
ける。分散孔29から分散して流下する製剤は、基部の
底部30と面部32との間の隙間(図示せず)に拡散す
るとともに、浸透性部材の面部32の外側(底面)へと
徐徐に浸透し、あるいは流出する。このように浸透した
床手入れ製剤は、使用時において、面部32の外面(底
面)から床面に付着され、あるいは少なくともその一部
がモップ31へとさらに浸透し、モップ31から床面に
付着される。構造、素材などの理由により、モップ31
に製剤が浸透しない場合、製剤はモップ31を伝いなが
ら床面に付着する。なおモップ31はワイパー部5に着
脱自在に取りつけてあるから、モップ31を取りはずし
てワイパー部5のみを清掃することができる。
部の底部30に取りつけられたモップ31を介して床面
に塗布することもできる。すなわちモップ31は、布な
ど浸透性部材で形成された面部32の周縁に設けられた
装着部材33(例えばマジックテープ(商標)など)
と、基部の底部30の周縁に設けられた装着部材34
(例えばマジックテープ(商標)など)とを互いに当接
させ、モップ31を基部の底部30に着脱自在に取りつ
ける。分散孔29から分散して流下する製剤は、基部の
底部30と面部32との間の隙間(図示せず)に拡散す
るとともに、浸透性部材の面部32の外側(底面)へと
徐徐に浸透し、あるいは流出する。このように浸透した
床手入れ製剤は、使用時において、面部32の外面(底
面)から床面に付着され、あるいは少なくともその一部
がモップ31へとさらに浸透し、モップ31から床面に
付着される。構造、素材などの理由により、モップ31
に製剤が浸透しない場合、製剤はモップ31を伝いなが
ら床面に付着する。なおモップ31はワイパー部5に着
脱自在に取りつけてあるから、モップ31を取りはずし
てワイパー部5のみを清掃することができる。
【0017】このようにして、製剤を床面にほぼ均一
に、また広範囲にわたり塗布することができる。いずれ
にしても、ワックスなどの床手入れ製剤をワイパー部5
から直接的に床面に付着して塗布するという構成によ
り、従来の欠点が解消されるものである。
に、また広範囲にわたり塗布することができる。いずれ
にしても、ワックスなどの床手入れ製剤をワイパー部5
から直接的に床面に付着して塗布するという構成によ
り、従来の欠点が解消されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ワックスなどの床手入れ製剤の塗布器具
の一部を示す中央縦断面図である。
の一部を示す中央縦断面図である。
【図2】本発明ワックスなどの床手入れ製剤の塗布器具
の全体を示す斜視図である。
の全体を示す斜視図である。
【図3】本発明ワックスなどの床手入れ製剤の塗布器具
の流管を伸長して流路の解放状態を示す拡大縦断面図で
ある。
の流管を伸長して流路の解放状態を示す拡大縦断面図で
ある。
【図4】同じく本発明ワックスなどの床手入れ製剤の塗
布器具の流管を伸長して流路の解放状態を示す拡大縦断
面図である。
布器具の流管を伸長して流路の解放状態を示す拡大縦断
面図である。
【図5】本発明ワックスなどの床手入れ製剤の塗布器具
の流管を屈曲させて流路の閉止状態を示す拡大縦断面図
である。
の流管を屈曲させて流路の閉止状態を示す拡大縦断面図
である。
【図6】同じく本発明ワックスなどの床手入れ製剤の塗
布器具の流管を屈曲させて流路の閉止状態を示す拡大縦
断面図である。
布器具の流管を屈曲させて流路の閉止状態を示す拡大縦
断面図である。
【図7】本発明ワックスなどの床手入れ製剤の塗布器具
に用いる円柱状部材の拡大斜視図である。
に用いる円柱状部材の拡大斜視図である。
【図8】本発明ワックスなどの床手入れ製剤の塗布器具
のワイパー部を示す正面図である。
のワイパー部を示す正面図である。
【図9】本発明ワックスなどの床手入れ製剤の塗布器具
のワイパー部の基部のみを示す平面図である。
のワイパー部の基部のみを示す平面図である。
【図10】図9に示すワイパー部の基部の底面図であ
る。
る。
【図11】本発明ワックスなどの床手入れ製剤の塗布器
具のワイパー部の基部から取りはずされたモップの平面
図である。
具のワイパー部の基部から取りはずされたモップの平面
図である。
1 ワックスなどの床手入れ製剤の塗布器具 2 パイプ 3 グリップ 4 タンク 5 ワイパー部 6 流管 7 カバー 8 孔 9 押部 10 開口 11 受け部 12 円柱状部材 13 平坦面 14 頂部 15 スリット 16 ハンドル 17 インサート部材 18 縦溝 19 横溝 20 中空部 21 仕切壁 22 弾発部 23 下端 24 柄部 25 上端 26 連結部材 27 基部 28 保留部 29 分散孔 30 底部 31 モップ 32 面部 33 装着部材 34 装着部材 35 前縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−23887(JP,A) 特開 平10−28914(JP,A) 特開 平4−136572(JP,A) 特開 平7−80059(JP,A) 特開 平8−317974(JP,A) 実開 平1−83972(JP,U) 実開 平7−39386(JP,U) 特表 平5−508083(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 13/26 - 13/316
Claims (7)
- 【請求項1】可撓性あるいは適度の柔軟性のある材料か
らなる流管であって、流管を押圧および/または押し上
げるとともに、凹部に形成された対向する受け部との協
同作用により流管を湾曲および/または屈曲し、流管の
流路の開口度の変化により、ワックスなどの床手入れ製
剤の流動停止を含む、流量の調節をするワックスなどの
床手入れ製剤の塗布器具。 - 【請求項2】可撓性あるいは適度の柔軟性のある材料か
らなる流管であって、流管を押圧および/または押し上
げるとともに、対向する受け部との協同作用により流管
を湾曲および/または屈曲し、流管の流路の開口度の変
化により、ワックスなどの床手入れ製剤の流動停止を含
む、流量の調節機構を設け、前記調節機構はバネなどの
弾発部の付勢力で押部を押し下げると流管は伸長状態を
保持して流路を開放し、弾発部の付勢力に抗して押部を
引き上げると押部が流管を押し上げて押部が湾曲および
/または屈曲し、前記流管の開口度を調整するととも
に、流路を閉止するワックスなど床手入れ製剤の塗布器
具。 - 【請求項3】可撓性あるいは適度の柔軟性のある流管で
あって、押圧および/または押し上げて流管を湾曲およ
び/または屈曲し、流管の流路の開口度の変化により、
ワックスなどの床手入れ製剤の流動停止を含む流量の調
節機構を設け、前記調節機構はバネなどの弾発部の付勢
力で押部を押し下げると流管は伸長状態を保持して流路
を開放し、弾発部の付勢力に抗して押部を引き上げると
押部が流管を押し上げて押部が湾曲および/または屈曲
し、前記流管の開口度を調整するとともに、流路を閉止
するワックスなど床手入れ製剤の塗布器具。 - 【請求項4】ワックスなどの床手入れ製剤を収納するタ
ンクと、前記タンクの下方に配置されたワイパー部と、
前記タンクと前記ワイパー部とを連通する可撓性あるい
は適度の柔軟性のある材料からなる流管と、前記流管を
押圧および/または押し上げるとともに、凹部に形成さ
れた対向する受け部との協同作用により流管を湾曲およ
び/または屈曲し、流管の流路の開口度の変化により、
ワックスなどの床手入れ製剤の流動停止を含む、流量の
調節機構を設け、前記調整機構による流路の開閉によ
り、前記床手入れ製剤を前記流管を通じて前記タンクか
ら前記ワイパー部に流動させるとともに、前記ワイパー
部から床面に塗布するワックスなどの床手入れ製剤の塗
布器具。 - 【請求項5】ワックスなどの床手入れ製剤を前記ワイパ
ー部に形成された複数の分散孔から流下させて床面に塗
布する請求項4に記載のワックスなど床手入れ製剤の塗
布器具。 - 【請求項6】前記ワイパー部に形成された複数の分散孔
とを有し、前記分散孔から流下する前記ワックスなどの
床手入れ製剤を床面に塗布する請求項4に記載のワック
スなど床手入れ製剤の塗布器具。 - 【請求項7】ワイパー部にモップ部を着脱自在に取りつ
けてなる請求項4に記載のワックスなどの床手入れ製剤
の塗布器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10040934A JP3007959B2 (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | ワックスなどの床手入れ製剤の塗布器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10040934A JP3007959B2 (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | ワックスなどの床手入れ製剤の塗布器具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11197081A JPH11197081A (ja) | 1999-07-27 |
JP3007959B2 true JP3007959B2 (ja) | 2000-02-14 |
Family
ID=12594342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10040934A Expired - Lifetime JP3007959B2 (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | ワックスなどの床手入れ製剤の塗布器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3007959B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103889297A (zh) * | 2011-12-01 | 2014-06-25 | 花王株式会社 | 湿式清扫用具 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10200033A1 (de) * | 2002-01-03 | 2003-07-24 | Ecolab Gmbh & Co Ohg | Wischvorrichtung zum Wischen von zu reinigenden Flächen |
JP2007050337A (ja) * | 2005-08-17 | 2007-03-01 | Trinity Ind Corp | 多色塗装機 |
JP6722490B2 (ja) * | 2016-03-31 | 2020-07-15 | 株式会社ダスキン | 清掃具 |
-
1998
- 1998-01-16 JP JP10040934A patent/JP3007959B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103889297A (zh) * | 2011-12-01 | 2014-06-25 | 花王株式会社 | 湿式清扫用具 |
CN103889297B (zh) * | 2011-12-01 | 2017-02-15 | 花王株式会社 | 湿式清扫用具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11197081A (ja) | 1999-07-27 |
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