JP3007417U - 帽子装着用プロテクタ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一般の帽子の内側に簡単に装着でき、見た目
は一般の帽子と何ら変わらないが、ヘルメット同様に頭
部を保護することを可能ならしめる帽子装着用プロテク
タ−を提供することを目的とする。 【構成】 通例厚さ１ｍｍ程のプラスチック等資材製
で、帽子３の容体部内部に対応する形状であって、適宜
通気孔２を形成し、好ましくは内面に吸汗布を貼着して
成る帽子装着用プロテクタ−１である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は帽子装着用プロテクタ−、より詳細には、幼児用帽子、野球帽子、紳 士用帽子その他各種帽子の内側に装着して頭部の安全を保護する帽子装着用プロ テクタ−に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般の帽子は、転倒時や物の衝突から頭部を保護する被り物としては殆ど無力 である。その要請を満たすものとしてヘルメットがあり、学校によっては通学に 際し、ヘルメットの被着を義務付けているところもある。しかし、ヘルメットは 頭部保護には有効であるが、日常被るには違和感があり、上記学校の生徒も通学 時以外は被らない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述したように、ヘルメットは頭部保護に有効であるが、一般的ではなく、日 常被着するには不適当である。 そこで本考案は、一般の帽子の内側に簡単に装着でき、見た目は一般の帽子と 何ら変わらないが、ヘルメット同様に頭部を保護することを可能ならしめる帽子 装着用プロテクタ−を提供することを課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、通例厚さ１ｍｍ程のプラスチック等資材製で、帽子の容体部内部に 対応する形状であって、適宜通気孔を形成し、好ましくは内面に吸汗布を貼着し て成る帽子装着用プロテクタ−、を以て上記課題を解決した。

【０００５】

【作 用】

プロテクタ−を、帽子の折返し部を外側に立てた状態で帽子容体部内に挿入し 、折返し部を元に戻し、プロテクタ−の端縁を挾んで保持する。かくして帽子着 用時頭部が衝撃から保護され、また、非着用時にはその保型作用によって帽子の 型崩れが防止される。

【０００６】

【実施例】

本考案の好ましい実施例を添付図面に依拠して説明する。図１はその斜視図で あって、図中１は、帽子の容体部の内部形状に対応するカップ形状にしたプロテ クタ−で、適宜通気孔２が透設される。プロテクタ−１は、通例厚さ１ｍｍ程度 の保型性のあるプラスチック製であって、硬質のものであってもよいし、圧縮ウ レタンのように軟質のものであってもよい。好ましくは、プロテクタ−１の内面 に、緩衝性を付与する吸汗布を貼着する。

【０００７】 本考案に係るプロテクタ−１は、予め帽子３の内側に固定してしまってもよい が、普通、後から必要に応じて装着する。装着に当っては、帽子３の容体部入口 内周縁に固定されている折返し部４を外側に立てておき、プロテクタ−１を容体 部内に挿入する。その後、折返し部４を元の状態に折返してプロテクタ−１の下 端部（図２、３では上方に位置している）を挾んで、プロテクタ−１を保持させ る。従って、プロテクタ−１は帽子３に対して装脱容易であり、交換も可能であ る。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は上述した通りであって、一般の各種帽子に対し装脱容易であって、装 着時においても帽子は従来の場合と全く同じ外観を呈するので、何らの違和感も なく日常着用でき、転倒して頭をぶつけたり物が衝突したりした際にヘルメット 同様に頭部が安全に保護され、また、帽子の保型作用もあるので、帽子の型崩れ を防止し得る効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の実施例を示す斜視図である。

【図２】 本考案の実施例の使用状態を示す斜視図であ
る。

【図３】 本考案の実施例の使用状態を示す縦断面図で
ある。

【符号の説明】

１ プロテクタ− ２ 通気孔 ３ 帽子 ４ 折返し部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 保型性のあるプラスチック等資材製で、
   帽子の容体部内部に対応する形状であって、適宜通気孔
   を形成して成る帽子装着用プロテクタ−。
2. 【請求項２】 厚さ１ｍｍ程の保型性のあるプラスチッ
   ク等資材製で、帽子の容体部内部に対応する形状であっ
   て、適宜通気孔を形成し、内面に吸汗布を貼着して成る
   帽子装着用プロテクタ−。