JP3006996U - 遺灰、遺髪等を収納する装飾品 - Google Patents
遺灰、遺髪等を収納する装飾品Info
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- JP3006996U JP3006996U JP1994010037U JP1003794U JP3006996U JP 3006996 U JP3006996 U JP 3006996U JP 1994010037 U JP1994010037 U JP 1994010037U JP 1003794 U JP1003794 U JP 1003794U JP 3006996 U JP3006996 U JP 3006996U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 亡くなった人又はペットの思い出となるもの
を、他の人にはそれと判明することなく、肌身に着けた
り、身近に置いておいたりするのにふさわしい、遺灰、
遺髪等を収納する装飾品を提供する。 【構成】 例えば、アクセサリー、置物等の装飾品に、
開口部17を有し、遺灰、遺髪等を収納可能な空洞部1
6を形成し、開口部17に嵌合可能な蓋部15を設け
る。この装飾品の空胴部16に遺灰、遺髪等を収納し、
開口部17に蓋部15を嵌合した後、通常のアクセサリ
ー、置物等の装飾品として身に着けたり、置物として飾
っておいたりする。
を、他の人にはそれと判明することなく、肌身に着けた
り、身近に置いておいたりするのにふさわしい、遺灰、
遺髪等を収納する装飾品を提供する。 【構成】 例えば、アクセサリー、置物等の装飾品に、
開口部17を有し、遺灰、遺髪等を収納可能な空洞部1
6を形成し、開口部17に嵌合可能な蓋部15を設け
る。この装飾品の空胴部16に遺灰、遺髪等を収納し、
開口部17に蓋部15を嵌合した後、通常のアクセサリ
ー、置物等の装飾品として身に着けたり、置物として飾
っておいたりする。
Description
【0001】
本考案は、遺灰、遺髪等を収納することができる装飾品に関する。
【0002】
従来から、日本においては、人やペットが亡くなった場合、火葬にし、遺骨を 墓に埋葬して、法要の際や、折りにふれて墓に参って供養するのが一般的であっ た。
【0003】 又、近年、火葬にした遺骨を、海や山等に散骨することが公認されつつある。
【0004】 一方、従来から、亡くなった人又はペットの思い出となるものを、肌身に着け たり、ごく身近に置いておきたいと願っている人も大勢いる。
【0005】
しかしながら、従来のように遺骨を墓に埋葬してしまった場合、供養のために 墓地まで出かけて行かなければならず、一般的に墓地は、住居から離れたところ にあることから、供養する回数が少なくなりやすいという問題があった。
【0006】 また、散骨してしまった場合、亡くなった人又はペットを偲ぶものは、例えば 身につけていた衣服や、愛用品等のいわゆる形見だけとなってしまうという問題 があった。
【0007】 これらの問題を解決し、又、亡くなった人又はペットの思い出となるものを、 他の人にはそれと判明することなく、肌身に着けたり、身近に置いておきたいと 考えた際に適切な方法がないという問題もあった。
【0008】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、遺灰、遺 髪等を収納し、他の人にはそれと判明することなく、肌身に着けたり、身近に置 いておいたりするのにふさわしい遺灰、遺髪等を収納する装飾品を提供すること にある。
【0009】
上記目的を達成するため、本考案の遺灰、遺髪等を収納する装飾品は、開口部 を有し、遺灰、遺髪等を収納可能な空洞部と、前記開口部に嵌合する蓋部とを具 備していることを特徴とする。
【0010】 なお、本考案において、遺灰、遺髪等とは、動物、人間の遺灰、遺髪、遺骨な どの形見となるものを意味している。
【0011】 本考案の好ましい態様においては、遺灰、遺髪等を収納する装飾品は、首飾り 、耳飾り、指輪、ブローチ、タイピンから選ばれるアクセサリー、又は、位牌、 仏像、十字架、家紋を配した置物、装飾用置物から選ばれる置物である。
【0012】 また、本考案の遺灰、遺髪等を収納する装飾品は、装飾的な効果を有するとと もに、経年劣化等を起こさない、耐久性に優れたものが好ましいことから、金、 白金等の貴金属で形成されたものであることが好ましい。
【0013】
本考案の遺灰、遺髪等を収納する装飾品は、開口部を有し、遺灰、遺髪等を収 納可能な空洞部と、前記開口部に嵌合する蓋部とを具備しているので、遺灰、遺 髪等を、空洞部に入れ、開口部に蓋部を嵌合させると、外部からは通常の装飾品 に見えるので、遺灰、遺髪等を収納したことを知っている人だけの思い出として 、肌身に着けたり、ごく身近に置いておくことができる。
【0014】 本考案の好ましい態様においては、遺灰、遺髪等を収納する装飾品は、首飾り 、耳飾り、指輪、ブローチ、タイピンから選ばれるアクセサリー、又は、位牌、 仏像、十字架、家紋を配した置物、装飾用置物から選ばれる置物であるので、ア クセサリーの場合は、肌身に着けておくことができ、又、置物の場合は、身近に 置いておくことができる。
【0015】 また、貴金属で形成されている場合は、腐食等の経年劣化がなく、耐久性に優 れているので、遺灰、遺髪等を半永久的に保存することができる。
【0016】
図1は、本考案の遺灰、遺髪等を収納する装飾品の一実施例である十字架のペ ンダントを示す後面からの一部を省略した斜視図である。
【0017】 この十字架のペンダント11は、十字架の形状をなす装飾部12と、この装飾 部12の頂部に設けられた取り付け部13と、この取り付け部13に挿通された チェーン14とから構成されている。装飾部12、取り付け部13及びチェーン 14は白金で形成されている。この十字架のペンダント11は、後面以外の外観 は、通常のペンダントと同様のものであるが、装飾部12の後面には、蓋部15 が設けられ、この蓋部15を離脱させると、開口部17があり、空洞部16が形 成されている。すなわち、装飾部12の内部の少なくとも一部に空洞部16が形 成され、空洞部16の開口部17に、蓋部15が嵌合されるように形成されてい る。
【0018】 したがって、この十字架のペンダント11の装飾部12の後面にある蓋部15 を離脱させ、亡くなった人又はペットの遺灰、遺髪等を、開口部17から空洞部 16に入れ、蓋部15を嵌合させた後、十字架のペンダント11を首にかけると 、亡くなった人又はペットの遺灰、遺髪等を肌身に着けておくことができる。
【0019】 なお、蓋部15は、開口部17に嵌合させることができる形状であればよく、 例えば、押し込む形式、ねじ込む形式等いずれの形式であってもよい。又、空洞 部16に、亡くなった人又はペットの遺灰、遺髪等を入れた後、蓋部15を嵌合 させる際には、離脱自在にしておいてもよく、又、遺灰、遺髪等を再び出すこと なく封入してしまう場合には、接着してもよい。
【0020】 図2は、本考案の遺灰、遺髪等を収納する装飾品の他の実施例である円筒型ペ ンダントを示す一部を省略した斜視図である。
【0021】 この円筒型ペンダント21は、一方の面が開口されて開口部22aを形成し、 内部が空洞である円筒型の本体部22と、この本体部22の頂部に設けられた取 り付け部23と、この取り付け部23に挿通されたチェーン24と、一方の面が 開口され内部が空洞であって、外周面25cが本体部22の外周面22cよりそ の厚さ分大きく形成されて本体部22に嵌合する蓋部25とから構成され、蓋部 25に装飾部25aが設けられている。本体部22、蓋部25、取り付け部23 及びチェーン24は金で形成されている。なお、蓋部25の外周面25cの開口 側には、切欠き部25bが形成され、本体部22と蓋部25とを嵌合させた際に 、本体部22の取付け部23と嵌合するようにされている。また、本体部22と 蓋部25とを嵌合させると、内部に空胴部26が形成され、円筒型のペンダント 21となる。
【0022】 したがって、この円筒型ペンダント21から、蓋部25を離脱させ、本体部2 2に、亡くなった人又はペットの遺灰、遺髪等を入れ、本体部22の取付け部2 3と、蓋部25の切欠き部25bとが嵌合するように、本体部22と蓋部25と を嵌合させた後、円筒型ペンダント21を首にかけると、亡くなった人又はペッ トの遺灰、遺髪等を肌身に着けておくことができる。
【0023】 なお、亡くなった人又はペットの遺灰、遺髪等を入れた後、蓋部25を嵌合さ せる際には、離脱自在にしておいてもよく、又、遺灰、遺髪等を再び出すことな く封入してしまう場合には、接着してもよい。
【0024】 これらの実施例においては、遺灰、遺髪等を収納する装飾品を、十字架のペン ダント、円筒型ペンダントとしたが、開口部を有し、遺灰、遺髪等を収納可能な 空洞部と、開口部に嵌合する蓋部とを設けることができる形態のものであれば、 例えば、他の形状の首飾り、耳飾り、指輪、ブローチ、タイピン等のアクセサリ ーであってもよい。
【0025】 図3は、本考案の更に他の実施例である位牌を示す斜視図である。 この位牌31は、戒名を記す柱部32と、この柱部32の台座となる台座部3 3とから構成され、台座部32には、台座部32の底側に開口部を有し、遺灰、 遺髪等を収納可能な空洞部が形成され、開口部には、開口部に嵌合する蓋部34 が設けられている。
【0026】 したがって、この位牌31の台座部33の底側にある蓋部34を離脱させ、亡 くなった人又はペットの遺灰、遺髪等を、開口部から空洞部に入れた後、蓋部3 4を嵌合させると、外観は通常の位牌と同様になり、仏壇等に置いておくことに より、亡くなった人又はペットの遺灰、遺髪等を身近に置いておくことができる 。
【0027】 なお、上述のペンダントと同様に、蓋部34は、開口部に嵌合させることがで きる形状であればよく、例えば、押し込む形式、ねじ込む形式等いずれの形式で あってもよい。又、空洞部に、亡くなった人又はペットの遺灰、遺髪等を入れた 後、蓋部34を嵌合させる際には、離脱自在にしておいてもよく、又、遺灰、遺 髪等を再び出すことなく封入してしまう場合には、接着してもよい。
【0028】 この実施例においては、遺灰、遺髪等を収納する装飾品を、位牌としたが、開 口部を有し、遺灰、遺髪等を収納可能な空洞部と、開口部に嵌合する蓋部とを設 けることができる形態のものであれば、例えば、仏像、十字架、家紋を配した置 物、装飾用置物等の置物であってもよい。このような置物に、遺灰、遺髪等を収 納し、置物として置いておくことにより、亡くなった人又はペットの遺灰、遺髪 等を身近に置いておくことができる。
【0029】
以上説明したように、本考案の遺灰、遺髪等を収納する装飾品は、空洞部に遺 灰、遺髪等を収納することができ、蓋部を嵌合させることができるので、外観は 蓋部がある以外は通常の装飾品と変わらず、かつ、遺灰、遺髪等を肌身に着けて おいたり、身近に置いておくことができる。
【図1】本考案の遺灰、遺髪等を収納する装飾品の一実
施例を示す後面からの一部を省略した斜視図である。
施例を示す後面からの一部を省略した斜視図である。
【図2】本考案の遺灰、遺髪等を収納する装飾品の他の
実施例を示す一部を省略した斜視図である。
実施例を示す一部を省略した斜視図である。
【図3】本考案の遺灰、遺髪等を収納する装飾品の更に
他の実施例を示す斜視図である。
他の実施例を示す斜視図である。
11 十字架のペンダント 12 装飾部 15、25、34 蓋部 16、26 空洞部 17、22a 開口部 21 円筒型ペンダント 22 本体部 31 位牌 32 柱部 33 台座部
Claims (4)
- 【請求項1】 開口部を有し、遺灰、遺髪等を収納可能
な空洞部と、前記開口部に嵌合する蓋部とを具備してい
ることを特徴とする遺灰、遺髪等を収納する装飾品。 - 【請求項2】 首飾り、耳飾り、指輪、ブローチ、タイ
ピンから選ばれたアクセサリーである請求項1記載の遺
灰、遺髪等を収納する装飾品。 - 【請求項3】 位牌、仏像、十字架、家紋を配した置
物、装飾用置物から選ばれた置物である請求項1記載の
遺灰、遺髪等を収納する装飾品。 - 【請求項4】 貴金属で形成されている請求項1〜3の
いずれか1つに記載の装飾品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994010037U JP3006996U (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 遺灰、遺髪等を収納する装飾品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994010037U JP3006996U (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 遺灰、遺髪等を収納する装飾品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3006996U true JP3006996U (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=43142849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994010037U Expired - Lifetime JP3006996U (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | 遺灰、遺髪等を収納する装飾品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3006996U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019216537A1 (ko) * | 2018-05-09 | 2019-11-14 | 주식회사 토탈시스템 | 성구 또는 소원지를 수용하는 십자가 |
-
1994
- 1994-07-21 JP JP1994010037U patent/JP3006996U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019216537A1 (ko) * | 2018-05-09 | 2019-11-14 | 주식회사 토탈시스템 | 성구 또는 소원지를 수용하는 십자가 |
US11490755B2 (en) | 2018-05-09 | 2022-11-08 | Total System Co., Ltd | Cross for containing sacred utensil or wishing note |
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