JP3006950U - ニューマチック型赤外線検出器 - Google Patents

ニューマチック型赤外線検出器

Info

Publication number
JP3006950U
JP3006950U JP1994009974U JP997494U JP3006950U JP 3006950 U JP3006950 U JP 3006950U JP 1994009974 U JP1994009974 U JP 1994009974U JP 997494 U JP997494 U JP 997494U JP 3006950 U JP3006950 U JP 3006950U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detector
gas
infrared
chamber
compensation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1994009974U
Other languages
English (en)
Inventor
潤次 青木
博二 上坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Horiba Ltd filed Critical Horiba Ltd
Priority to JP1994009974U priority Critical patent/JP3006950U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3006950U publication Critical patent/JP3006950U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 主測定用検出器と補償用検出器の組み合わせ
の選択の自由度があるニューマチック型赤外線検出器を
提供する。 【構成】 主測定用検出器3と補償用検出器4とをそれ
ぞれ略L字形に形成し、締結部材18,18で相互に分
解・組立自在となるように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はセルに導入したサンプルガスに赤外光を透過させてその光量を検出し 、その光量に基づいてサンプルガスの測定成分の濃度を測定するためのニューマ チック型赤外線検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、NDIR(非分散型赤外線分析計)用のニューマチック型赤外線分析計 で高精度な分析をおこなう場合には、例えば、図4に示すように、それぞれ測定 セル1と補償セル2とに対して2つの検出器、つまり主測定用検出器3と補償用 検出器4とを光学的に直列に配置した分離型の検出器が用いられていた。しかし 、この形式の分析計では、検出器が長手方向に2つ配列されていることから、比 較的嵩高いものとなっていた。なお、図4中、符号5,6は赤外光源、7,8は 可動電極膜、9,10は固定電極、11は赤外透過窓である。
【0003】 一方、このような分離型の難点を解消するために、図5に示すような、一体型 の分析計も提案されている。これは、単一のセル1に対して光学的に直列に測定 用のガス室12と補償用のガス室13とを配列し、その両ガス室12,13の両 側に測定用の検出室14と補償用の検出室15とを一体的に配置したものである 。なお、図5中、符号16,17は、それぞれガス室12と検出室14、ガス室 13と検出室15とを連通するガス通路である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、上述した一体型の場合、主測定用検出器3と補償用検出器4とが一 体的に構成されていることから、各々独立にその特性の確認をおこなうことがで きず、特に、生産工程において、いずれか一方の検出器3または4に不良が出た 場合には、両方の検出器3および4を不良としなければならず、製品の歩留が低 いという難点があった。
【0005】 また、ユーザーの要求により、両検出器3,4の組み合わせを選択し、要求特 性に対応する自由度を得ることもできなかった。つまり、使用段階における互換 性にも難点があった。
【0006】 本考案はこのような実情に鑑みてなされ、主測定用検出器と補償用検出器との 組み合わせの選択の自由度があるコンパクトなニューマチック型赤外線検出器を 提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。 すなわち、サンプルガスを導入したセルを透過させた赤外光を検出するための ニューマチック型赤外線検出器が、相互に組み合わせ自在な主測定用検出器と補 償用検出器とよりなり、前記主測定用検出器が、固定電極と可動電極膜とを収納 した検出室と、その検出室とガス通路を介して連通されるガス室とを組み合わせ て略L字形に一体的に形成される一方、前記補償用検出器が、固定電極と可動電 極膜とを収納した検出室と、その検出室とガス通路を介して連通されるガス室と を組み合わせて略L字形に一体的に形成され、前記主測定用検出器のガス室と補 償用検出器のガス室とが、前記セルを透過した赤外光に対して光学的に直列に配 置され、かつその両ガス室の前記赤外光を挟む両側の位置に前記両検出室を対向 させて配置し、前記両検出器を締結部材で分解・組立自在に一体化させてなるこ とを特徴としている。
【0008】
【作用】
主測定用検出器と補償用検出器とを各独立に形成し、相互に組み合わせて締結 部材で一体化させられることから、相互の互換性が向上し、組み合わせの選択の 自由度が得られる。
【0009】 また、主測定用検出器のガス室と、補償用検出器のガス室とを、セルを透過し た赤外光に対して光学的に直列に配置し、かつ、その両ガス室の前記赤外光を挟 む両側の位置に、主測定用検出器の検出室と、補償用検出器の検出室とを対向さ せて配置したことにより、前記赤外光の光軸方向の長さが1つの検出器分となり 、コンパクト化される。
【0010】
【実施例】
以下に、本考案のニューマチック型赤外線検出器の好ましい実施例を図面に基 づいて詳細に説明する。 図1は赤外線分析計の構成図で、符号1は測定セル、1aはサンプルガスの導 入口、1bはサンプルガスの排出口、11は赤外透過窓、5は赤外光源5、12 は測定用のガス室、13は補償用のガス室、14はガス通路16を介してガス室 12と連通される測定用の検出室で、その内部に可動電極膜7と固定電極9とを 収納して、このガス室12と検出室14とが略L字形のブロックとして一体的に 形成され(図2参照)、主測定用の検出器3を構成している。
【0011】 また、15はガス通路17を介してガス室13と連通される補償用の検出室で 、その内部に可動電極膜8と固定電極10とを収納して、このガス室13と検出 室15とが、主測定用の検出器3と嵌まり合う対称の略L字形のブロックとして 一体的に形成された補償用の検出器4を構成しており(図2参照)、この両検出 器3,4が、2本のボルト18,18(図3参照)で光軸を一致させて容易に組 み立てられるようになっており、きわめて互換性の高いものとなっている。
【0012】 より詳しくは、補償用の検出器4のブロック(例えばアルミニウム製)4a( 図3参照)には、赤外透過窓用の開孔11aの両側に2つのボルト挿通孔18a ,18aが貫設され、対応する主測定用の検出器3のブロック3aには螺子孔1 8b,18bが螺設されており、2本のボルト18,18によって、作業性よく 、両ブロック3a,4aを、確実に組立・分解できるようになっている。
【0013】 上述の各ガス室12,13は、赤外光と面直に対応する両側部がそれぞれ赤外 透過窓11,11で密閉され、一方のガス室12には測定成分ガスが充填され、 他方のガス室13には干渉成分ガス又は干渉成分に感応するガスが充填され、測 定用の検出室14で検出した測定成分の濃度値に対して、補償用の検出室15で 検出した干渉成分の濃度値を減算することにより、干渉成分の補償をおこなえる ようになっている。
【0014】 従って、充填ガスの種類や濃度の異なる検出器3,4を用意しておき、測定条 件やユーザーの要求に応じ、最適な検出器3,4同士を適宜に選択して組み合わ せ使用することができ、きわめて汎用性の高い対応が可能となる。また、製作過 程においては、各検出器3,4の特性を単独で能率よくチェックすることができ 、たとえ一方に不良品が出ても、その不良品のみ取り替えればよく、歩留を格段 に向上させることができる。つまり、従来の分離型の長所をそのまま生かすこと ができる。また、コンパクト化された一体型の長所をもそのまま残すことができ る。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のニューマチック型赤外線検出器によれば、主測 定用検出器と補償用検出器とをそれぞれ略L字形に形成して相互に分解・組立自 在に構成したので、両検出器の組み合わせの選択の自由度が得られ、製作段階で は、各検出器を単独で能率よくチェックすることができ、かつ製品歩留を格段に 向上させることができる。また、ユーザーの要求により、測定条件に応じて両検 出器を最適な組み合わせで使用することができ、汎用性の高い対応が可能となる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のニューマチック型赤外線検出器を組み
込んだ赤外線分析計の一例を示す構成図である。
【図2】同ニューマチック型赤外線検出器の分解対応図
である。
【図3】同ブロックの分解対応図である。
【図4】従来の分離型のニューマチック型赤外線検出器
を組み込んだ赤外線分析計の一例を示す断面図である。
【図5】従来の一体型のニューマチック型赤外線検出器
を組み込んだ赤外線分析計の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…セル、3…主測定用検出器、4…補償用検出器、5
…赤外光源、7,8…可動電極膜、9,10…固定電
極、12,13…ガス室、14,15…検出室、16,
17…ガス通路、18…締結部材(ボルト)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプルガスを導入したセルを透過させ
    た赤外光を検出するためのニューマチック型赤外線検出
    器が、相互に組み合わせ自在な主測定用検出器と補償用
    検出器とよりなり、前記主測定用検出器が、固定電極と
    可動電極膜とを収納した検出室と、その検出室とガス通
    路を介して連通されるガス室とを組み合わせて略L字形
    に一体的に形成される一方、前記補償用検出器が、固定
    電極と可動電極膜とを収納した検出室と、その検出室と
    ガス通路を介して連通されるガス室とを組み合わせて略
    L字形に一体的に形成され、前記主測定用検出器のガス
    室と補償用検出器のガス室とが、前記セルを透過した赤
    外光に対して光学的に直列に配置され、かつその両ガス
    室の前記赤外光を挟む両側の位置に前記両検出室を対向
    させて配置し、前記両検出器を締結部材で分解・組立自
    在に一体化させてなることを特徴とするニューマチック
    型赤外線検出器。
JP1994009974U 1994-07-20 1994-07-20 ニューマチック型赤外線検出器 Expired - Lifetime JP3006950U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994009974U JP3006950U (ja) 1994-07-20 1994-07-20 ニューマチック型赤外線検出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994009974U JP3006950U (ja) 1994-07-20 1994-07-20 ニューマチック型赤外線検出器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3006950U true JP3006950U (ja) 1995-01-31

Family

ID=43142805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1994009974U Expired - Lifetime JP3006950U (ja) 1994-07-20 1994-07-20 ニューマチック型赤外線検出器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3006950U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0489347A1 (en) Dual fiberoptic cell for multiple serum measurements
SE468782B (sv) Gasanalysator
US4204768A (en) Gas analysers of the selective radiation absorption type with a calibration cell
CA1103053A (en) Gas concentration analysis method and systems
US4752447A (en) Optical filter with reversible color change
CA1264808A (en) Gas calibration method and apparatus
EP0733897B1 (en) Calibration method for NDIR equipment and calibration apparatus
JP2559851B2 (ja) 非分散形赤外光度計の校正装置
Alegria et al. II. Langmuir-Blodgett monolayer films of the Rhodopseudomonas viridis reaction center: determination of the order of the hemes in the cytochrome c subunit
Osborne et al. [81] Infrared measurement of peptide hydrogen exchange in rhodopsin
US3725702A (en) Infrared gas analyzer
JP3006950U (ja) ニューマチック型赤外線検出器
Lewis et al. Lauryl sulphate haemoglobin: A non‐hazardous substitute for HiCN in haemoglobinometry
US3925667A (en) Two beam infrared gas analyzer
US20050117152A1 (en) Optical device for simultaneous multiple measurement using polarimetry and spectrometry and method for regulating/monitoring physical-chemical and biotechnical processes using said device
CN85105061A (zh) 红外气体分析仪
WO2011132978A2 (ko) 듀얼 광원을 포함하는 형광 편광 분석 장치
JP3206870B2 (ja) アルゴンガス中の窒素ガス又は水蒸気の測定方法及びその装置、窒素ガス及び水蒸気の同時測定方法及びその装置
JP3266748B2 (ja) 赤外線ガス分析計
CN2031530U (zh) 光控自动滴定仪
CN1482449A (zh) 红外气体分析仪
JPS61194334A (ja) 赤外線ガス分析計
DE59003048D1 (de) Nichtdispersiver Infrarot-Gasanalysator.
CN108627429B (zh) 一种氧化亚氮监测装置及其监测方法
JP2001108610A (ja) 光学分析用セル及び光学分析計