JP3006499B2 - シンボリックデバッガの関数トレース方式 - Google Patents

シンボリックデバッガの関数トレース方式

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JP3006499B2
JP3006499B2 JP8195294A JP19529496A JP3006499B2 JP 3006499 B2 JP3006499 B2 JP 3006499B2 JP 8195294 A JP8195294 A JP 8195294A JP 19529496 A JP19529496 A JP 19529496A JP 3006499 B2 JP3006499 B2 JP 3006499B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換システム等の
プログラムをデバッグする際に用いられるシンボリック
デバッガの関数トレース方式に関し、特にデバッグ情報
がないロージモジュールを入力した場合でも関数トレー
スを行うことができるシンボリックデバッガの関数トレ
ース方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、交換システム等のプログラムをデ
バッグする際には、プログラム実行中にどのような順序
で関数が呼び出されたかを知るために、例えば特開平5
−204702号公報に記載されているような方法のも
とで、シンボリックデバッガの関数トレースコマンドを
使用している。
【0003】なお、関数トレースコマンドを使用するた
めには、ソースプログラムの翻訳時にデバッグ情報を生
成するように指示してデバッグ情報があるロードモジュ
ールを作成しておき、シンボリックデバッガにより関数
の呼び出し順序を知りたいところでプログラムの実行を
停止させ、キーボードから関数トレースコマンドを入力
して、どのような順序で関数が呼び出されたかをディス
プレイに表示させる。
【0004】図5は、従来のシンボリックデバッガの関
数トレース方式の一例を説明するためのブロック図であ
る。
【0005】図5を参照すると、交換機1とワークステ
ーション2とが通信回線5を介して接続され、ワークス
テーション2には、シンボリックデバッガ21、ロード
モジュール群22、コマンドを入力するためのキーボー
ド3、および実行結果を出力するためのディスプレイ4
が備えられている。
【0006】シンボリックデバッガ21は、情報収集手
段211、ロードモジュール検索手段212、関数検索
手段213、デバッグ情報検索手段215、スタック検
索手段217、および実行結果出力手段218を含む。
【0007】情報収集手段211は、キーボード3から
関数トレースコマンドが入力されると、交換機1のレジ
スタ11から実行番地およびスタック先頭番地を、メモ
リ12からスタック情報を読み出し、通信回線5を介し
てワークステーション2に転送する。
【0008】ロードモジュール検索手段212は、情報
収集手段211により転送された実行番地をキーにロー
ドモジュール群22を検索してロードモジュールを求め
る。
【0009】関数検索手段213は、情報収集手段21
1により転送された実行番地をキーにロードモジュール
検索手段212により求められたロードモジュールを検
索して関数を求める。
【0010】デバッグ情報検索手段215は、ロードモ
ジュール検索手段212および関数検索手段213によ
り求められたロードモジュールのデバッグ情報から、1
回の関数呼び出しにより格納されるスタックの大きさ
(スタックフレームサイズ)と、関数の戻り番地が格納
されているスタック先頭番地からのオフセット(戻り番
地の格納位置)と、ソースファイル名、行番号およびパ
ラメータ情報(関数情報)と、を求める。
【0011】スタック検索手段217は、情報収集手段
211により転送されたスタック情報から、デバッグ情
報検索手段215により求められた戻り番地の格納位置
に格納されている関数の戻り番地を取り出す。
【0012】実行結果出力手段218は、トレースした
結果をディスプレイ4に出力する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のシンボリックデバッガの関数トレース方式で
は、ロードモジュールのデバッグ情報から関数トレース
に必要なスタックフレームサイズと戻り番地の格納位置
とを求めているため、デバッグ情報があるロードモジュ
ールを入力しないと、シンボリックデバッガにより関数
トレースを行うことができない。
【0014】また、前述した従来のシンボリックデバッ
ガの関数トレース方式では、交換機等は通常その使用で
きるディスクおよびメモリの量に制約があるため、その
ような交換機等上のディスクおよびメモリを大量に消費
するデバッグ情報を持つロードモジュールを入力するこ
とができない場合がある。
【0015】さらに、前述した従来のシンボリックデバ
ッガの関数トレース方式では、デバッグ情報がデバッグ
時にのみ必要なものであるため、デバッグ作業終了時に
再翻訳してデバッグ情報のないロードモジュールを作成
しなければならない。
【0016】従って、本発明は前述した事情に鑑みてな
されたものであり、ロードモジュールにデバッグ情報が
ない場合でも、シンボリックデバッガの関数トレースコ
マンドを入力するだけでプログラム実行中にどのような
順序で関数が呼び出されたかを表示させることができる
シンボリックデバッガの関数トレース方式を提供するこ
とを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、本発明は、交換システム等のプログラムをデバッ
グするためのシンボリックデバッガにおいて、ロードモ
ジュールの命令を解析してスタックフレームサイズと戻
り番地の格納位置とを求める命令解析手段(図1の21
6)を備え、デバッグ情報がないロードモジュールを入
力して関数トレースを行うようにしたものである。
【0018】本発明のシンボリックデバッガの関数トレ
ース方式は、ロードモジュールにデバッグ情報があるか
否かを識別するロードモジュール識別手段(図1の21
4)をさらに備え、デバッグ情報があるロードモジュー
ルに対してはそのデバッグ情報を利用して関数トレース
を行い、デバッグ情報がないロードモジュールに対して
は前記命令解析手段により必要な情報を求めてから関数
トレースを行うものである。本発明は、交換機と通信回
線を介して接続する情報処理装置において、前記交換機
のプログラムをデバッグするシンボリックデバッガの関
数トレース方式において前記情報処理装置が、シンボ
リックデバッガ、ロードモジュール群、入力手段、出力
手段を備え前記シンボリックデバッガが、前記入力手
段から関数トレースコマンドが入力されると、前記交換
機のレジスタから実行番地およびスタック先頭番地を、
前記交換機のメモリからスタック情報をそれぞれ読み出
し、前記通信回線を介して前記情報処理装置に転送する
情報収集手段と、前記情報収集手段により転送された実
行番地をキーに、前記ロードモジュール群を検索してロ
ードモジュールを求めるロードモジュール検索手段と
前記情報収集手段により転送された実行番地をキーに、
前記ロードモジュール検索手段により求められたロード
モジュールを検索して関数を求める関数検索手段と
記ロードモジュール検索手段により求められたロードモ
ジュールにデバッグ情報があるか否かを識別するロード
モジュール識別手段と前記ロードモジュール識別手段
によりデバッグ情報があると判断された場合には、前記
ロードモジュール検索手段および前記関数検索手段によ
り求められたロードモジュールのデバッグ情報から、ス
タックフレームサイズと、戻り番地の格納位置と、関数
情報と、を求めるデバッグ情報検索手段と前記ロード
モジュール識別手段によりデバッグ情報がないと判断さ
れた場合には、前記ロードモジュール検索手段および前
記関数検索手段により求められたロードモジュールのテ
キスト情報を解析して、スタックにスタックフレーム分
の情報を格納している命令からスタックフレームサイズ
を求め、スタックに関数の戻り番地を格納する命令から
戻り番地の格納位置を求める命令解析手段と前記情報
収集手段により転送されたスタック情報から、前記デバ
ッグ情報検索手段または前記命令解析手段により求めら
れた戻り番地の格納位置に格 納されている関数の戻り番
地を取り出すスタック検索手段とトレースした結果を
前記出力手段に出力する実行結果出力手段と、を備え
る。
【0019】このように、本発明によれば、命令解析手
段により、ロードモジュールのテキスト情報からスタッ
クフレームサイズと戻り番地の格納位置とを求めるた
め、デバッグ情報がないロードモジュールを入力した場
合でも関数トレースを行うことができる。
【0020】また、本発明によれば、ロードモジュール
識別手段により、ロードモジュールにデバッグ情報があ
るか否かを判断し、デバッグ情報の有無に応じて関数ト
レースの方法を替えるため、デバッグ情報があるロード
モジュールとデバッグ情報がないロードモジュールのい
ずれを入力しても関数トレースを行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0022】まず、本発明の第1の実施の形態について
説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の構成を
示すブロック図である。
【0023】図1を参照すると、本発明の第1の実施の
形態は、交換機1とワークステーション2とが通信回線
5を介して接続され、ワークステーション2には、シン
ボリックデバッガ21、ロードモジュール群22、コマ
ンドを入力するためのキーボード3、および実行結果を
出力するためのディスプレイ4が備えられている。
【0024】シンボリックデバッガ21は、情報収集手
段211、ロードモジュール検索手段212、関数検索
手段213、ロードモジュール識別手段214、デバッ
グ情報検索手段215、命令解析手段216、スタック
検索手段217、および実行結果出力手段218を含
む。
【0025】情報収集手段211は、キーボード3から
関数トレースコマンドが入力されると、交換機1のレジ
スタ11から実行番地およびスタック先頭番地を、メモ
リ12からスタック情報を読み出し、通信回線5を介し
てワークステーション2に転送する。
【0026】ロードモジュール検索手段212は、情報
収集手段211により転送された実行番地をキーにロー
ドモジュール群22を検索してロードモジュールを求め
る。
【0027】関数検索手段213は、情報収集手段21
1により転送された実行番地をキーにロードモジュール
検索手段212により求められたロードモジュールを検
索して関数を求める。
【0028】ロードモジュール識別手段214は、ロー
ドモジュール検索手段212により求められたロードモ
ジュールにデバッグ情報があるか否かを識別する。
【0029】ロードモジュール識別手段214によりデ
バッグ情報があると判断された場合には、デバッグ情報
検索手段215は、ロードモジュール検索手段212お
よび関数検索手段213により求められたロードモジュ
ールのデバッグ情報から、スタックフレームサイズと、
戻り番地の格納位置と、関数情報と、を求める。
【0030】一方、ロードモジュール識別手段214に
よりデバッグ情報がないと判断された場合には、命令解
析手段216は、ロードモジュール検索手段212およ
び関数検索手段213により求められたロードモジュー
ルのテキスト情報から、スタックフレームサイズと、戻
り番地の格納位置と、を求める。
【0031】スタック検索手段217は、情報収集手段
211により転送されたスタック情報から、デバッグ情
報検索手段215または命令解析手段216により求め
られた戻り番地の格納位置に格納されている関数の戻り
番地を取り出す。
【0032】実行結果出力手段218は、トレースした
結果をディスプレイ4に出力する。
【0033】次に、本発明の第1の実施の形態の動作に
ついて説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態の
動作を説明するためのフローチャートである。
【0034】図1および図2を参照すると、シンボリッ
クデバッガ21は、キーボード3から関数トレースコマ
ンドが入力されると、情報収集手段211により、交換
機1のレジスタ11から実行番地およびスタック先頭番
地を、メモリ12からスタック情報を読み出し、通信回
線5を介してワークステーション2に転送し(ステップ
A1)、スタック先頭番地と実行番地とを求める(ステ
ップA2、A3)。
【0035】その後、ロードモジュール検索手段212
は、情報収集手段211により求められた実行番地をキ
ーにして、ロードモジュール群22のロードモジュール
のテキスト情報の割り付け番地とサイズとからロードモ
ジュールを求める(ステップA4、A5)。
【0036】また、関数検索手段213は、情報収集手
段211により求められた実行番地をキーにして、ロー
ドモジュール検索手段212により求められたロードモ
ジュールのシンボル情報である関数名と関数の割り付け
番地とから関数を求める(ステップA6、A7)。
【0037】その後、ロードモジュール識別手段214
は、ロードモジュール検索手段212により求められた
ロードモジュールにデバッグ情報があるか否かを識別す
る(ステップA8、A9)。
【0038】ロードモジュール識別手段214によりデ
バッグ情報があると判断された場合(ステップA9でY
ES)には、デバッグ情報検索手段215は、ロードモ
ジュール検索手段212および関数検索手段213によ
り求められたロードモジュールのデバッグ情報から、ス
タックフレームサイズと、戻り番地の格納位置と、関数
情報と、を求める(ステップA10、A11、A1
2)。
【0039】一方、ロードモジュール識別手段214に
よりデバッグ情報がないと判断された場合(ステップA
9でNO)には、命令解析手段216は、ロードモジュ
ール検索手段212および関数検索手段213により求
められたロードモジュールの関数のテキスト情報から1
命令ずつ命令を取り出し(ステップA13)、取り出し
た命令がスタックにスタックフレーム分の情報を格納し
ている命令の場合には、スタックフレームサイズを求め
る(ステップA14、A15)。また、スタックに関数
の戻り番地を格納している命令の場合には、戻り番地の
格納位置を求める(ステップA16、A17)。
【0040】スタック検索手段217は、情報収集手段
211により転送されたスタック情報から、デバッグ情
報検索手段215または命令解析手段216により求め
られた戻り番地の格納位置に格納されている関数の戻り
番地を取り出す(ステップA18)。
【0041】実行結果出力手段218は、以上の処理に
より求められた結果をディスプレイ4に出力する(ステ
ップA19)。
【0042】なお、最初に実行された関数が検索される
まで(ステップA20でYESと判断されるまで)、ス
タック先頭番地からスタックフレームサイズを引いたも
のをスタック先頭番地、関数の戻り番地を実行番地とみ
なし、ステップA2ないしA20の処理を繰り返す。
【0043】以上のように、本発明の第1の実施の形態
によれば、デバッグ情報があるロードモジュールとデバ
ッグ情報がないロードモジュールのいずれも入力するこ
とができ、ロードモジュールにデバッグ情報がない場合
にも関数トレースを行うことができる。
【0044】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図4は、本発明の第2の実施の形態の構成を
示すブロック図である。
【0045】図4を参照すると、本発明の第2の実施の
形態は、情報収集手段211が交換機1から通信回線5
を介して情報を転送するのではなく、予め交換機1のレ
ジスタ11から実行番地およびスタック先頭番地をレジ
スタ情報23として、メモリ12からスタック情報をメ
モリ情報24として転送しておき、シンボリックデバッ
ガ21の転送コマンドにより、これらの予め転送された
レジスタ情報23およびメモリ情報24を読み込むよう
にしたものであり、この点で前述した本発明の第1の実
施の形態と異なる。
【0046】なお、本発明の第2の実施の形態によれ
ば、前述した本発明の第1の実施の形態の効果に加え
て、交換機を使用せずに関数トレースを行うことができ
るという効果も有する。
【0047】
【実施例】次に、前述した本発明の実施の形態をより具
体的に説明するために、本発明の実施例について図面を
参照して詳細に説明する。
【0048】前述した本発明の第1の実施の形態の一実
施例として、図1において、交換機1とワークステーシ
ョン2とがGP−IB(general purpose interface bu
s)を介して接続され、ワークステーション2には、シ
ンボリックデバッガ21、デバッグ情報がないロードモ
ジュール“LM1”、“LM2”、コマンドを入力するための
キーボード3、および実行結果を出力するためのディス
プレイ4が備えられているものとする。
【0049】次に、本発明の一実施例の動作について説
明する。なお、デバッグの対象となるロードモジュール
および関数の割り付け番地は、図3に示すようなもので
あるとする。
【0050】図1、図2および図3を参照すると、シン
ボリックデバッガ21は、キーボード3から関数トレー
スコマンドが入力されると、情報収集手段211によ
り、交換機1のレジスタ11から実行番地およびスタッ
ク先頭番地を、メモリ12からスタック情報を読み出
し、GP−IBを介してワークステーション2に転送し
(ステップA1)、スタック先頭番地“0x20000100”と
実行番地“0x40003010”とを求める(ステップA2、A
3)。
【0051】その後、ロードモジュール検索手段212
は、情報収集手段211により求められた実行番地“0x
40003010”をキーにして、図3に示すようなロードモジ
ュール群22のロードモジュール“LM1”、“LM2”のテ
キスト情報の割り付け番地とサイズとからロードモジュ
ール“LM2”を求める(ステップA4、A5)。
【0052】また、関数検索手段213は、情報収集手
段211により求められた実行番地“0x40003010”をキ
ーにして、ロードモジュール検索手段212により求め
られたロードモジュール“LM2”のシンボル情報である
関数名と関数の割り付け番地とから関数“func21”を求
める(ステップA6、A7)。
【0053】その後、ロードモジュール識別手段214
は、ロードモジュール検索手段212により求められた
ロードモジュール“LM2”にデバッグ情報があるか否か
を識別する(ステップA8、A9)。
【0054】ここで、ロードモジュール“LM2”はデバ
ッグ情報がないため、命令解析手段216は、求められ
たロードモジュール“LM2”の関数“func21”のテキス
ト情報から1命令ずつ命令を取り出し(ステップA1
3)、取り出した命令がスタックにスタックフレーム分
の情報を格納している命令である“addiu sp,sp,-0x3
0”からスタックフレームサイズ“0x30”を求める(ス
テップA14、A15)。また、スタックに関数の戻り
番地を格納している命令である“sw ra,0x10(sp)”から
戻り番地の格納位置“0x10”を求める(ステップA1
6、A17)。
【0055】スタック検索手段217は、情報収集手段
211により転送されたスタック情報から、求められた
戻り番地の格納位置“0x10”に格納されている関数の戻
り番地“0x40000050”を取り出す(ステップA18)。
【0056】実行結果出力手段218は、以上の処理に
より求められた結果“0x40003010 LM2 func21()”をデ
ィスプレイ4に出力する(ステップA19)。
【0057】そして、スタック先頭番地“0x20000100”
からスタックフレームサイズ“0x30”を引いた“0x2000
0070”をスタック先頭番地、関数の戻り番地“0x400000
50”を実行番地とみなし、ステップA2ないしA20の
処理を繰り返し、求められた結果“0x40000050 LM1 ros
main()”をディスプレイ4に出力する(ステップA1
9)。
【0058】なお、検索された関数が、最初に実行され
た関数“ros main”であるため、この時点で処理を終了
する。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
デバッグ情報がないロードモジュールを入力した場合で
も関数トレースを行うことができるため、交換機上のデ
ィスクおよびメモリの使用量を削減することができる。
【0060】また、本発明によれば、交換機を使用せず
に関数トレースを行うこともできるため、交換機を使用
する時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態の一実施例における
デバッグ対象となるロードモジュールおよび関数の割り
付け番地の具体例を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】従来のシンボリックデバッガの関数トレース方
式の一例を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
1 交換機 11 レジスタ 12 メモリ 2 ワークステーション 21 シンボリックデバッガ 211 情報収集手段 212 ロードモジュール検索手段 213 関数検索手段 214 ロードモジュール識別手段 215 デバッグ情報検索手段 216 命令解析手段 217 スタック検索手段 218 実行結果出力手段 22 ロードモジュール群 23 レジスタ情報 24 メモリ情報 3 キーボード 4 ディスプレイ 5 通信回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/28 310 H04Q 3/545

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交換機と通信回線を介して接続する情報処
    理装置において、前記交換機のプログラムをデバッグす
    るシンボリックデバッガの関数トレース方式において前記情報処理装置が、シンボリックデバッガ、ロードモ
    ジュール群、入力手段、出力手段を備え前記シンボリックデバッガが、 前記入力手段から関数トレースコマンドが入力される
    と、前記交換機のレジスタから実行番地およびスタック
    先頭番地を、前記交換機のメモリからスタック情報をそ
    れぞれ読み出し、前記通信回線を介して前記情報処理装
    置に転送する情報収集手段と、 前記情報収集手段により転送された実行番地をキーに、
    前記ロードモジュール群を検索してロードモジュールを
    求めるロードモジュール検索手段と前記情報収集手段により転送された実行番地をキーに、
    前記ロードモジュール検索手段により求められたロード
    モジュールを検索して関数を求める関数検索手段と前記ロードモジュール検索手段により求められたロード
    モジュールにデバッグ情報があるか否かを識別するロー
    ドモジュール識別手段と前記ロードモジュール識別手段によりデバッグ情報があ
    ると判断された場合には、前記ロードモジュール検索手
    段および前記関数検索手段により求められたロードモジ
    ュールのデバッグ情報から、スタックフレームサイズ
    と、戻り番地の格納位置と、関数情報と、を求めるデバ
    ッグ情報検索手段と前記ロードモジュール識別手段によりデバッグ情報がな
    いと判断された場合には、前記ロードモジュール検索手
    段および前記関数検索手段により求められたロードモジ
    ュールのテキスト情報を解析して、スタックにスタック
    フレーム分の情報を格納している命令からスタックフレ
    ームサイズを求め、スタックに関数の戻り番地を格納す
    る命令から戻り番地の格納位置を求める命令解析手段
    前記情報収集手段により転送されたスタック情報から、
    前記デバッグ情報検索手段または前記命令解析手段によ
    り求められた戻り番地の格納位置に格納されて いる関数
    の戻り番地を取り出すスタック検索手段とトレースした結果を前記出力手段に出力する実行結果出
    力手段と、 を備え、 デバッグ情報がないロードモジュールを入力し
    て関数トレースを行うことを特徴とするシンボリックデ
    バッガの関数トレース方式。
  2. 【請求項2】交換機と通信回線を介して接続する情報処
    理装置において、前記交換機のプログラムをデバッグす
    るシンボリックデバッガの関数トレース方式において前記情報処理装置が、シンボリックデバッガ、ロードモ
    ジュール群、入力手段、出力手段を備え前記交換機のレジスタから実行番地およびスタック先頭
    番地をレジスタ情報として、前記交換機のメモリからス
    タック情報をメモリ情報として情報処理装置に事前に転
    送して記憶しておき前記シンボリックデバッガが、入力手段からのコマンド
    入力により、予め転送された前記レジスタ情報および前
    記メモリ情報を読み込む情報収集手段と、 前記情報収集手段により読み込まれた実行番地をキー
    に、ロードモジュール群を検索してロードモジュールを
    求めるロードモジュール検索手段と、 前記情報収集手段により読み込まれた実行番地をキー
    に、前記ロードモジュール検索手段により求められたロ
    ードモジュールを検索して関数を求める関数検索手段
    と、 前記ロードモジュール検索手段により求められたロード
    モジュールにデバッグ情報があるか否かを識別するロー
    ドモジュール識別手段と、 前記ロードモジュール識別手段によりデバッグ情報があ
    ると判断された場合には、前記ロードモジュール検索手
    段および前記関数検索手段により求められたロードモジ
    ュールのデバッグ情報から、スタックフレームサイズ
    と、戻り番地の格納位置と、関数情報と、を求めるデバ
    ッグ情報検索手段と、 前記ロードモジュール識別手段によりデバッグ情報がな
    いと判断された場合には、前記ロードモジュール検索手
    段および前記関数検索手段により求められたロードモジ
    ュールのテキスト情報を解析して、スタックにスタック
    フレーム分の情報を格納している命令からスタックフレ
    ームサイズを求め、スタックに関数の戻 り番地を格納す
    る命令から戻り番地の格納位置を求める命令解析手段
    と、 前記情報収集手段により読み込まれたスタック情報か
    ら、前記デバッグ情報検索手段または前記命令解析手段
    により求められた戻り番地の格納位置に格納されている
    関数の戻り番地を取り出すスタック検索手段と、 トレースした結果を前記出力手段に出力する実行結果出
    力手段と、 を備え、デバッグ情報がないロードモジュールを入力し
    て関数トレースを行う ことを特徴とするシンボリックデ
    バッガの関数トレース方式。
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