JP3005779U - ケーブル収納用鋼製ダクト - Google Patents

ケーブル収納用鋼製ダクト

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JP3005779U
JP3005779U JP1994007712U JP771294U JP3005779U JP 3005779 U JP3005779 U JP 3005779U JP 1994007712 U JP1994007712 U JP 1994007712U JP 771294 U JP771294 U JP 771294U JP 3005779 U JP3005779 U JP 3005779U
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steel duct
steel
duct
cables
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晴幸 今村
忍 岩男
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JFE Steel Corp
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JFE Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブル収納用ダクトを架空して設置されて
いる場合に、下方での焚火等によりダクト内に収納して
あるケーブルの焼損を防止する。 【構成】 鋼製ダクト1の内側底面に断熱材としてロッ
クウール2を敷設する。ロックウール2の上にケーブル
3を収納した塩化ビニール管4を多数載置する。鋼製ダ
クト1の底面にロックウール2が存在するので、下方か
ら加熱された場合でもロックウール2により防熱される
のでケーブル3が焼損するのを防止することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は複数の電力ケーブル、通信ケーブル等を保護して収納するケーブル収 納用鋼製ケーブルに係り、特に河川等を横断するケーブルを収納するのに好適な ケーブル収納用鋼製ケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数の電力ケーブルや通信ケーブル等を遠距離に配線する際に、ケーブルを裸 のまま配線するか、あるいはケーブルを保護するため塩化ビニール管に収納した 上、塩化ビニールを受け部材に支持させて架空に適宜手段を用いて設置する場合 が多い。
【0003】 たとえば図4は複数本のケーブルAを収納した塩化ビニール管Bを平板状の鋼 製受け部材Cの上に3本載置したのち、塩化ビニール管Bの長手方向に適宜間隔 をおいてバンドDにより締めつけて固定した場合を示している。 また図5は同様に複数本の電力ケーブルAを収納した塩化ビニール管Bの3本 を適宜間隔をおいてバンドDで締めつけた後、対向して配設したコの字型の鋼製 受け部材Eで両面から囲み込んで固定した場合を示している。さらに図6はH形 鋼製の受け部材Fのフランジ面上に電力ケーブルAを収納した塩化ビニール管B を3本載置し、バンドDを用いて固定した場合を示している。
【0004】 ところで電力ケーブルや通信ケーブルを遠距離に結ぶ配線はたとえば道路沿い の架空に設け架構を経由したとえば河川を横断する際には河川に架け渡された橋 梁を利用してその下部や側壁に配線を設置したり専用架台を設置して架線する場 合が多くある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このようにして橋梁沿いに配線された電力ケーブルや通信ケーブルが裸で配線 されている場合、ケーブルは耐熱性がないため、たとえば河川敷での焚火などで 加熱されるとケーブルが溶損によりショートするなどのトラブルを発生すること がある。また橋梁上からの飛来物がケーブルに当たるため破損したり、裸ケーブ ルが日光や風雨にさらされて劣化が促進されることにもなる。
【0006】 またケーブルを塩化ビニール管に収納して保護する場合にも同様の問題が残り 、根本的な対策になり得ない。さらにバンドを用いて部分的に固定した複数本の 塩化ビニール管がむき出しになって架空にさらされるので景観を損なうという問 題もある。 ケーブルを裸線で配線する場合、およびケーブルを入れた塩化ビニール管を配 管する場合のいずれにおいてもケーブルや塩化ビニール管が自重により垂れ下が るのを許容量以下にするため、支持スパンを長くすることができず多数の支持部 材が必要となり、施工費が嵩むことになる。
【0007】 また既設の裸のケーブルや、塩化ビニール管の断熱が必要な部分、たとえば河 川敷部について断熱材をあとから被覆施工する場合には足場の悪い現地施工とな り施工費が高くなる。 本考案は前記従来技術の問題点を全て解消すると共に特に断熱性に優れたケー ブル収納用鋼製ダクトを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための請求項1記載の本考案は、複数のケーブルを内部 に収納する鋼製ダクトであって、該鋼製ダクトの内面下部に断熱材を載置したこ とを特徴とするケーブル収納用鋼製ダクトである。 請求項2記載の本考案は、鋼製のダクトの少なくとも外面が防食処理されてい ることを特徴とする請求項1記載のケーブル収納用鋼製ダクトである。
【0009】 請求項3記載の本考案は、鋼製ダクトの材質がステンレス鋼であることを特徴 とする請求項1記載のケーブル収納用鋼製ダクトである。 請求項4記載の本考案は、設置したときの自重により発生する反りを相殺する 逆反りを鋼製ダクトの長手方向に付与しておくことを特徴とする請求項1、2ま たは3記載のケーブル収納用鋼製ダクトである。
【0010】 請求項5記載の本考案は、断熱材としてロックウールを使用したことを特徴と する請求項1、2、3または4記載のケーブル収納用鋼製ダクトである。 請求項6記載の本考案は、鋼製ダクトの内面下部を長手方向に覆う断熱材を接 着剤により接着して敷設したことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記 載のケーブル収納用鋼製ダクトである。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の構成および作用を実施例に基づいて詳細に説明する。 本考案のケーブル収納用鋼製ダクトはたとえば図1に示すように長さ3000mmの 鋼製ブロック筒の4個を溶接(3箇所)により接続して全長さ12000mm とした鋼 製ダクト1としたものである。鋼製ダクト1の正面形状は図2に示すように幅w = 240〜360mm 、高さH=260mm の長方形となっており、板厚t=3.2mm の鋼板 を所定寸法に切断したのちプレス加工により溝形に加工し、A部を溶接して一体 に組立てたものである。
【0012】 鋼製ダクト1の歪取焼鈍を行ってキャンバ=50mm/12000mm を付けておく。そ して鋼製ダクト1の外表面に亜鉛めっき、必要ならば内外表面に亜鉛めっきを施 して耐食性を向上するのが望ましい。また鋼製ダクト1の内面下部、特に図2で は内底面に断熱材としてロックウール2を厚さ20mmで被覆した状態で載置する。 なおロックウール2が浮き上がるのを防止するため接着剤を用いてロックウール 2を鋼製ダクト1の底面に接着させておくのが好適である。
【0013】 ロックウール2の被覆範囲は鋼製ダクト1の底面に限定するものではなく必要 な場合には内側壁面の下半分を上限とする壁面にもロックウール2を接着により 被覆してもよく、本考案ではこれをもって鋼製ダクトの内面下部と定義する。 図1および図2に示す鋼製ダクト1は比較的大型であるので電力ケーブルある いは通信ケーブル等のケーブル3を収納した塩化ビニール管4を多数収納するの に適している。
【0014】 本考案では鋼製ダクト1内の底面に載置したロックウール2の上に塩化ビニー ル管4を収納してある。このため鋼製ダクト1を橋梁に設置したような場合に、 下方で焚火を行ってもロックウール2によって断熱されるので塩化ビニール管4 の溶損を完全に防止することができる。 また飛来物が飛来しても鋼製ダクト1の表面に当たるだけであり、塩化ビニー ル管4を完全に保護することができるばかりでなく、鋼製ダクト1は日光や風雨 を遮蔽するのでこれらの影響による劣化を防止できることになる。とくに鋼製ダ クト1に亜鉛めっきを施すことにより耐食性を向上すればダクトそのものの寿命 延長が達成できる。
【0015】 図3は収納する塩化ビニール管4が少ない場合に使用するのに適した鋼製ダク ト1を示しており、長尺に加工した鋼製ダクト1は幅広の長円形空間を有してお り、この内面下部に断熱材としてロックウール2を載置し、その上に3本の塩化 ビニール管4を並べて収納するようになっている。 鋼製ダクト2に必要なキャンバを付与すると共に亜鉛めっきを施すのが好まし いのは前記実施例と同様であり、同様の作用および効果を得ることができるのは いうまでもない。
【0016】 なお、前記実施例では鋼製ダクト1に亜鉛めっきする場合について説明したが 亜鉛めっきに限定するものではなく、ポリエチレン等による重防食処理やペンキ 等の防食塗装処理を行って防食性を向上できるのはいうまでもない。その防食処 理によって得られる表面の色彩を工夫すれば美感の向上に役立てることができ景 観用塗装ともなる。
【0017】 また前記実施例では、鋼製ダクトの中に複数のケーブルが入った塩化ビニール を収納する場合について説明したが、鋼製ダクトの底面に敷設した断熱材の上に ケーブルを直接載置してもよく、同様の作用および効果を得ることができる。さ らにケーブルを入れるのは塩化ビニール管ではなく他の適宜材質のものを使用す ることができる。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、鋼製ダクトの内面下部に断熱材を載置し てあるので、鋼製ダクトの下方からの熱を遮断することができる。万一、焚火等 により鋼製ダクトが下方から加熱されるようなことがあっても内部に収容したケ ーブルを保護することができる。ケーブルが全て鋼製ダクト内に収容できるため 景観上に好適である。
【0019】 また鋼製ダクトに防食処理を施す場合には耐食性が向上するので、その寿命が 延長できる。鋼製ダクトの長手方向に必要なキャンバを付与しておけば、鋼製ダ クトを設置したときの自重により生じる反りを相殺でき水平状態を保持できると 共に支持箇所を減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の鋼製ダクトを示す側面図である。
【図2】図1の鋼製ダクトを示す正面図である。
【図3】本考案の他の鋼製ダクトを示す斜視図である。
【図4】従来例を示す正面図である。
【図5】他の従来例を示す正面図である。
【図6】他の従来例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 鋼製ダクト 2 ロックウール 3 ケーブル 4 塩化ビニール管

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のケーブルを内部に収納する鋼製ダ
    クトであって、該鋼製ダクトの内面下部に断熱材を載置
    したことを特徴とするケーブル収納用鋼製ダクト。
  2. 【請求項2】 鋼製のダクトの少なくとも外面が防食処
    理されていることを特徴とする請求項1記載のケーブル
    収納用鋼製ダクト。
  3. 【請求項3】 鋼製ダクトの材質がステンレス鋼である
    ことを特徴とする請求項1記載のケーブル収納用鋼製ダ
    クト。
  4. 【請求項4】 設置したときの自重により発生する反り
    を相殺する逆反りを鋼製ダクトの長手方向に付与してお
    くことを特徴とする請求項1、2または3記載のケーブ
    ル収納用鋼製ダクト。
  5. 【請求項5】 断熱材としてロックウールを使用したこ
    とを特徴とする請求項1、2、3または4記載のケーブ
    ル収納用鋼製ダクト。
  6. 【請求項6】 鋼製ダクトの内面下部を長手方向に覆う
    断熱材を接着剤により接着して敷設したことを特徴とす
    る請求項1、2、3、4または5記載のケーブル収納用
    鋼製ダクト。
JP1994007712U 1994-06-29 1994-06-29 ケーブル収納用鋼製ダクト Expired - Lifetime JP3005779U (ja)

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