JP3005774U - 簡易ミネラルウオーター生成器 - Google Patents
簡易ミネラルウオーター生成器Info
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- JP3005774U JP3005774U JP1994007703U JP770394U JP3005774U JP 3005774 U JP3005774 U JP 3005774U JP 1994007703 U JP1994007703 U JP 1994007703U JP 770394 U JP770394 U JP 770394U JP 3005774 U JP3005774 U JP 3005774U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 形を小さくして冷蔵庫内に簡単に収納できる
とともに、ミネラル分の溶出等を確実に行うことがで
き、しかもミネラル水生成剤の交換を適宜時期に簡単に
行うことのできる簡易ミネラルウオーター生成器を提供
すること。 【構成】 飲料水を収容する水容器11と、この中に収
納されて多数の穴12aを有しかつミネラル水生成剤を
保持した生成剤ケース12とを有する簡易ミネラルウオ
ーター生成器10であって、ミネラル水生成剤として、
少なくとも炭酸カルシウム、麦飯石、セラミックス、坑
菌活性炭及び亜硫酸カルシウムを採用し、これらを各生
成剤ケース12内にそれぞれ個別に収納したこと。
とともに、ミネラル分の溶出等を確実に行うことがで
き、しかもミネラル水生成剤の交換を適宜時期に簡単に
行うことのできる簡易ミネラルウオーター生成器を提供
すること。 【構成】 飲料水を収容する水容器11と、この中に収
納されて多数の穴12aを有しかつミネラル水生成剤を
保持した生成剤ケース12とを有する簡易ミネラルウオ
ーター生成器10であって、ミネラル水生成剤として、
少なくとも炭酸カルシウム、麦飯石、セラミックス、坑
菌活性炭及び亜硫酸カルシウムを採用し、これらを各生
成剤ケース12内にそれぞれ個別に収納したこと。
Description
【0001】
本考案は、簡易ミネラルウオーター生成器に関し、特にそのまま冷蔵庫内に収 納できて、水道水等の飲料水を簡単にミネラルウオーターとして生成することの できる簡易ミネラルウオーター生成器に関するものである。
【0002】
無機塩類を大量に含んだ飲料水、すなわちミネラルウオーターは、おいしい水 として利用されるものであり、近年では特定の産地を表示して販売されている。 通常販売されているミネラルウオーターは、例えば1.5リットル程度を1単位 としており、運搬するには非常にやっかいなものとなっている。つまり、一般消 費者がこのミネラルウオーターを購入したときには、それだけで1.5キログラ ムの荷物をかかえ込むことになるのであり、買物としても非常に面倒なものとな っているのである。
【0003】 一方、最近では、水道水等の飲料水中から不純物を取り除きながら、消毒のた めに使用された塩素を吸収し、かつミネラル分の溶出を図るようにした所謂浄水 器と呼ばれるものが利用されるようになってきている。この浄水器は、飲料水の 浄化だけでなくミネラル分を飲料水中に追加するようにしたものではあるが、一 般的には水道の蛇口に接続してその中に水道水を通すことにより、浄化やミネラ ル分の追加を行うようにしたものである。
【0004】 しかしながら、この従来の浄水器では、水道水がその中を短時間内に通過して しまうものであるため、飲料水の浄化は別にして、ミネラル分の溶出を確実に図 ることはできないものである。何故なら、ミネラル水生成剤からミネラル分が飲 料水中に溶出するためには、ある一定の時間が必要であり、その時間は水道水が 単に通過する時間に比較して相当長いからである。
【0005】 また、従来の浄水器では、塩素を吸収したりミネラル分を溶出させるミネラル 水生成剤を、所謂カートリッジの中に収納するようにして、このカートリッジを 浄水器内に装填するものである場合が多く、このカートリッジは定期的に交換し なければならないものとなっている。定期的に交換するといっても、使用者にし てみれば交換時期を常にチェックして忘れないようにすることは事実上大変なこ とである。また、カートリッジは、浄水器内に装填されてしまって、外からその 様子を簡単にはうかがえないものとなってるため、その交換を忘れがちになるも のである。
【0006】 そこで、本考案者は、飲料水中にミネラル分を確実に溶出させることができて 、しかもミネラル水生成剤の交換を忘れることなく確実に行えるようにするには どうしたらよいかについて種々検討を重ねてきた結果、本考案を完成したのであ る。
【0007】
本考案は、以上の実状に鑑みてなされたもので、その解決しようとする課題は 、飲料水に対するミネラル分の溶出を確実に行うこと、及びミネラル水生成剤の 交換作業性の向上である。
【0008】 そして、本考案の目的とするところは、形を小さくして冷蔵庫内に簡単に収納 できるとともに、ミネラル分の溶出等を確実に行うことができ、しかもミネラル 水生成剤の交換を適宜時期に簡単に行うことのできる簡易ミネラルウオーター生 成器10または20を提供することにある。
【0009】
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る考案の採った手段は、実 施例において使用する符号を付して説明すると、 「飲料水を収容する水容器11と、この中に収納されて多数の穴12aを有し かつミネラル水生成剤を保持した生成剤ケース12とを有する簡易ミネラルウオ ーター生成器10であって、 ミネラル水生成剤として、少なくとも炭酸カルシウム31、麦飯石32、セラ ミックス33、坑菌活性炭及び亜硫酸カルシウム34を採用し、これらをそれぞ れ収納した各生成剤ケース12を互いに連結して一連のものとしたことを特徴と する簡易ミネラルウオーター生成器10」 である。
【0010】 また、請求項2に係る考案の採った手段は、上記請求項1に係る簡易ミネラル ウオーター生成器10の各生成剤ケース12を互いに接続することにより一連の ものとして、その端部に位置するものに、一端が水容器11の口11aから外に 出る程度の長さを有した引出ひも14を連結したことを特徴としたことである。
【0011】 さらに、請求項3に係る考案の採った手段は、実施例中の符号を付して説明す ると、 「底部が開放された水容器21と、複数の収納空間24を有して水容器21の 底部に螺着される底容器22と、多数の穴23aを有して底容器22上に配置さ れて各収納空間24上を覆う中蓋23とを備え、 各収納空間24内に、少なくとも、炭酸カルシウム31、麦飯石32、セラミ ックス33、坑菌活性炭及び亜硫酸カルシウム34をそれぞれ収納したことを特 徴とする簡易ミネラルウオーター生成器20」 である。
【0012】
以上のように構成した各請求項に係る簡易ミネラルウオーター生成器10また は20の作用について項を分けて説明すると、次の通りである。
【0013】 ・請求項1に係る簡易ミネラルウオーター生成器10について この簡易ミネラルウオーター生成器10においては、その水容器11中に口1 1aから複数の生成剤ケース12を投入するものであり、さらに水容器11中に 飲料水、例えば水道水を利用して入れ、その全体を冷蔵庫の中に少なくとも8時 間程度収納して使用するものである。後述の実施例では、炭酸カルシウム31、 麦飯石32、セラミックス33、坑菌活性炭及び亜硫酸カルシウム34をそれぞ れ入れた少なくとも4個の生成剤ケース12を利用するものであり、これら各生 成剤ケース12は、図2の(イ)に示すように開放自在なものであって、例えば 別の袋内に入れた炭酸カルシウム31等をその中に収納した後に、図2の(ロ) に示したように一体化して使用されるものである。勿論、各生成剤ケース12は 、水容器11の口11aから投入できる大きさのものである。
【0014】 以上のようにして水容器11内に、飲料水及び4つの生成剤ケース12を入れ れば、各生成剤ケース12内に収納された各ミネラル水生成剤によって、次のよ うにミネラルウオーターが形成されるのである。
【0015】 まず、炭酸カルシウム31によれば、これが飲料水中に溶け込むことになり、 飲料水中にカルシウム分を補給することになる。カルシウム分を含んだ飲料水は 、これを飲んだ人の身体の新陳代謝を促進するという、健康なからだを維持する ための重要な役割を果たし、食事で摂取するのが困難なカルシウム分を補うので ある。また、このカルシウム分が溶出した飲料水を料理に利用すれば、料理素材 の旨味を引き出し、酸味を和らげて仕上りをまろやかにするものである。この炭 酸カルシウム31の材料としては種々なものが適用できるが、以下に示す実施例 においては、所謂化石サンゴを採用している。
【0016】 麦飯石32によれば、長石の部分が風化してカオリン状になっているため、マ グネシウムを主体とするミネラルが飲料水中に溶出することになる。また、この 麦飯石32は、多孔質のものであるから、有効表面積が非常に大きなものであり 、飲料水中に含まれる遊離塩素、汚濁物質、有機物あるいは雑菌等を強力に吸着 して分解するのである。さらに、この麦飯石32は、飲料水の水等を弱アルカリ 方向へペーハー調整し、豊かな酸素を与え、飲料水に生命力を持たせる。
【0017】 また、セラミックス33は水質改善を行うものであり、水質改善に最も有効と されている波長が8〜14ミクロンの遠赤外線の吸収・放射するものである。す なわち、このセラミックス33は、これから放射される遠赤外線によって水に対 して分子レベルの微弱エネルギーを与えるものであり、水分子の振動に共振現象 を起こし、飲料水の分子レベルでの活性化を行なうものであり、飲料水の水質改 善を行なうのである。実施例で採用しているセラミックス33は、特殊鉱石を微 粉砕してニューセラミック技術による調合、加工を施した粒状または球状のもの である。
【0018】 さらに、坑菌活性炭及び亜硫酸カルシウム34は、飲料水中の不純物の吸着・ 分解を急速に行なうとともに、飲料水中の遊離塩素の吸着・分解をも図るもので ある。これにより、飲料水からは所謂カルキ臭等が除去されるから、飲料水はお いしい水となるのである。
【0019】 以上のような作用を発揮する炭酸カルシウム31等を入れた各生成剤ケース1 2は、その重量によって飲料水の底側に配置されるものとなるから、炭酸カルシ ウム31等の溶出や遊離塩素等の吸着は確実になされることは当然である。各生 成剤ケース12がそれぞれ穴12aを有しているからである。また、各生成剤ケ ース12の穴12aによって、内部の状態(例えば量が減ったこと)が確実に見 えるから、その交換時期が直ちに理解でき、交換作業を忘れることはない。特に 、本考案では、坑菌活性炭及び亜硫酸カルシウム34をも必要ミネラル水生成剤 としているから、当該簡易ミネラルウオーター生成器10を使用して生成したミ ネラルウオーターにカルキ臭が残ったままであれば、この坑菌活性炭及び亜硫酸 カルシウム34が交換時期にきたことを知らせていることになり、これによって も交換作業を忘れることはないのである。
【0020】 各生成剤ケース12は、例えば図2及び図3に示したようなラグビーボールの ような形状のものとしてあるから、飲料水を排出した水容器11を緩く傾斜させ て振れば、各生成剤ケース12は水容器11の口11aから容易に取り出せるの であり、その交換作業を簡単に行えるのである。この場合、各生成剤ケース12 を一連のものとしないで互いに独立したものとしたときには、これらを個別に簡 単に取り出せることは陶然として、各生成剤ケース12を、図3に示したように 、連結リング13を利用することにより一連のものとすれば、その一端を引き出 すことにより全部の生成剤ケース12を直ちにかつ簡単に取り出せるものである 。
【0021】 ・請求項2に係る簡易ミネラルウオーター生成器10について この簡易ミネラルウオーター生成器10は、連結リング13によって一連のも のとした各生成剤ケース12の端部に引出ひも14を設けたものである点が、上 記請求項1の簡易ミネラルウオーター生成器10と異なっているものであるが、 この簡易ミネラルウオーター生成器10の引出ひも14は、常に水容器11の口 11aから外に出しておかれるものである。つまり、各生成剤ケース12を水容 器11から取り出した場合に、引出ひも14を引き出せば、各連結リング13に よって一連のものとなっている各生成剤ケース12の取り出しは容易に行えるの である。勿論、水容器11の口11aは口金によって蓋をされるものであるが、 引出ひも14は細いものであるから、口11aに対する口金の締着には何等支障 となることはない。
【0022】 なお、実施例に示すように、引出ひも14の先端に交換時期を明記した説明タ グ15を取付けておけば、引出ひも14の先端がどこにあるか容易に確認できる だけでなく、簡易ミネラルウオーター生成器10を使用する毎に説明タグ15に 表示してある交換時期の交換時期の確認ができる。
【0023】 ・請求項3に係る簡易ミネラルウオーター生成器20について この簡易ミネラルウオーター生成器20においては、その水容器21のネジ部 21aに底容器22を螺着して飲料水の収容空間を形成しており、この底容器2 2の各収納空間24内に収納した炭酸カルシウム31等によるミネラルウオータ ーの生成がなされるものとなっている。すなわち、炭酸カルシウム31等の溶出 は、前述した請求項1及び2の簡易ミネラルウオーター生成器10と同様になさ れるのであるが、炭酸カルシウム31等の交換は、底容器22を水容器21から 外すことにより簡単に行えるのである。
【0024】 底容器22は、図4及び図5に示すように、炭酸カルシウム31等を収納する ための収納空間24を有していて、その上面は簡単に取外される中蓋23によっ て覆ったものであるから、炭酸カルシウム31等の交換時期を外部から容易に視 認し得るだけでなく、その交換が簡単に行えるのである。
【0025】
次に、各請求項に係る簡易ミネラルウオーター生成器10または20を、実施 例を示す図面について説明すると、図1及び図2には、請求項1に係る簡易ミネ ラルウオーター生成器10が示してあり、この簡易ミネラルウオーター生成器1 0は、水容器11と、炭酸カルシウム31等を個別に入れた4つの生成剤ケース 12とからなっているものである。なお、本実施例の炭酸カルシウム31の材料 としては、所謂化石サンゴを採用している。
【0026】 水容器11としては、ガラス容器や所謂ペットボトル等のような合成樹脂を材 料として形成したものであり、内部に入れた飲料水や生成剤ケース12等の状態 が外部から容易に視認できるようにするために、透明な材料を利用して形成した ものである。また、この水容器11の口11aには、図1に示したように口金に よって栓をされるものであり、上部は生成剤ケース12の取り出しを容易に行え るように、なで肩形状、つまり曲線状にしたものである。
【0027】 各生成剤ケース12は、図2の(ロ)に示したように、多数の穴12aを有し て独立した半割り形状のかご型のものを互いに嵌合させて一体化するものであり 、この一体化に際して、各生成剤ケース12内に、炭酸カルシウム31、麦飯石 32、セラミックス33、坑菌活性炭及び亜硫酸カルシウム34をそれぞれ個別 に収納するものである。勿論、これらの生成剤ケース12内の炭酸カルシウム3 1等を交換する場合には、そのかご型のものの嵌合を解いて、炭酸カルシウム3 1等を別の新しいものに交換すればよいものである。
【0028】 なお、各生成剤ケース12は、図2の(イ)に示したように形成して実施して もよいものである。すなわち、各生成剤ケース12を、多数の穴12aを有する 半割り形状のかご型のものを連結ヒンジ12bによって連結したものとして、例 えば合成樹脂を材料として一体的に形成したものとしてもよいものであり、これ を互いに合わせることにより、その内部に後述する炭酸カルシウム31等の収納 空間を形成するものである。図2の(イ)に示した各生成剤ケース12において は、これを互いに合わせたときの状態が維持できるようにするために、結合ピン 12cが形成してある。これらの結合ピン12cは、反対側に形成してある結合 穴12d内に挿入されることにより、半割状態になっているものを互いに連結す るのである。また、各生成剤ケース12の両端側には連結穴12eがそれぞれ形 成してあり、各連結穴12eに連結リング13を挿入することにより、各生成剤 ケース12は、図3に示すように一連のものとされるのである。
【0029】 本実施例での生成剤ケース12は合計4個使用され、各生成剤ケース12内に は、炭酸カルシウム31、麦飯石32、セラミックス33、坑菌活性炭及び亜硫 酸カルシウム34がそれぞれ収納されるものである。これら炭酸カルシウム31 等は、図示しない袋内に所定量収納されるものであり、これを生成剤ケース12 によって飲料水中に浸漬することにより、袋及び生成剤ケース12の穴12aを 通して溶出、または遊離塩素等の吸着するものである。これら炭酸カルシウム3 1等の作用は、上記の作用の項で述べた通りである。
【0030】 さて、図3には、請求項2に係る簡易ミネラルウオーター生成器10において 使用する一連の生成剤ケース12が示してある。すなわち、これら生成剤ケース 12の内の最端に位置するものに対して、その連結穴12e等を利用して引出ひ も14が取付けてあるものであり、その他は連結リング13によって連結してあ る。本考案では、この引出ひも14の長さを、一連の生成剤ケース12を水容器 11内に収納したときに、端部が水容器11の口11aから所定寸法(約10c m程度が適当かと思われる)出る程度にしてある。つまり、この引出ひも14は 、これを水容器11から引き出すことにより、一連となっている各生成剤ケース 12の水容器11内からの取出しを容易にするためのものであり、その端部は水 容器11の口11aから常に外に出しておかれるものである。
【0031】 なお、本実施例の引出ひも14においては、図3に示したように、その先端に 説明タグ15が取付けられるものであり、この説明タグ15には当該簡易ミネラ ルウオーター生成器10の使用方法や、各生成剤ケース12の交換時期等の表示 がしてあるものである。勿論、この説明タグ15は、これを引出ひも14の先端 に取付けておくことにより、その先端が今どこにあるのかをも示すものであり、 場合によっては、この説明タグ15の裏面に粘着剤を塗布しておくことにより、 水容器11の表面に貼着できるようにしてもよいものである。
【0032】 図4〜図7には、請求項3に係る簡易ミネラルウオーター生成器20が示して あり、この簡易ミネラルウオーター生成器20は、図5に示したように、底部が 開放されてその底部の内側または外側にネジ部21aを有する水容器21と、こ の水容器21のネジ部21aに螺着される底容器22とを有していて、この底容 器22に形成した各収納空間24内に、それぞれ袋詰めされた炭酸カルシウム3 1、麦飯石32、セラミックス33、坑菌活性炭及び亜硫酸カルシウム34を、 中蓋23を介してそれぞれ収納するようにしたものである。
【0033】 すなわち、この簡易ミネラルウオーター生成器20においては、図5に示した ように、複数(本実施例においては4個)の区画された収納空間24を有した底 容器22を、水容器21の下端部に形成したネジ部21aに、外螺着または内螺 着するようにしてあり、この螺着の際に多数の穴23aを有した中蓋23を介装 するようにしてある。
【0034】 中蓋23は、図4〜図6に示したように、網目を有することにより多数の穴2 3aを有したものとして実施してもよいが、炭酸カルシウム31等は前述した通 り袋詰めされるものであるから、図7に示すように、各穴23aを炭酸カルシウ ム31等を詰めた袋全体が出ない程度の大きさのものとして実施してもよい。勿 論、この中蓋23の穴23aは、炭酸カルシウム31等の溶出、あるいは遊離塩 素等の吸着が行えるようにするものであり、図4に示したようにして水容器21 内に水を入れれば、この水を各収納空間24内に導くものである。
【0035】 そして、この中蓋23は、各収納空間24内に収納した炭酸カルシウム31等 を交換したい場合には、底容器22の上部から取り外されるものである。なお、 底容器22内には、隔壁等によって互いに区画した収納空間24が形成してある が、これらの収納空間24は必ずしも隔壁等によって区画しなければならないも のではない。炭酸カルシウム31等は、それぞれ個別に袋詰めしてあるからであ る。
【0036】
以上詳述した通り、まず請求項1に係る考案においては、上記実施例にて例示 した如く、 「飲料水を収容する水容器11と、この中に収納されて多数の穴12aを有し かつミネラル水生成剤を保持した生成剤ケース12とを有する簡易ミネラルウオ ーター生成器10であって、 ミネラル水生成剤として、少なくとも炭酸カルシウム31、麦飯石32、セラ ミックス33、坑菌活性炭及び亜硫酸カルシウム34を採用し、これらを各生成 剤ケース12内にそれぞれ個別に収納したこと」 にその構成上の特徴があり、これにより、形を小さくして冷蔵庫内に簡単に収納 できるとともに、ミネラル分の溶出等を確実に行うことができ、しかもミネラル 水生成剤の交換を適宜時期に簡単に行うことのできる簡易ミネラルウオーター生 成器10を提供することができるのである。
【0037】 また、請求項2に係る考案においては、上記請求項1に係る簡易ミネラルウオ ーター生成器10の各生成剤ケース12を互いに接続することにより一連のもの として、その端部に位置するものに、一端が水容器11の口11aから外に出る 程度の長さを有した引出ひも14を連結したことにその構成上の特徴があり、こ れにより、上記請求項1に係る考案の効果と同様の効果を発揮することができる 他、引出ひも14を引き出すことにより、水容器11内に収納した一連の生成剤 ケース12を簡単に取り出すことができるといった効果をも発揮することができ るのである。
【0038】 そして、請求項3に係る考案においては、同様に、 「底部が開放された水容器21と、複数の収納空間24を有して水容器21の 底部に螺着される底容器22と、多数の穴23aを有して底容器22上に配置さ れて各収納空間24上を覆う中蓋23とを備え、 各収納空間24内に、少なくとも、炭酸カルシウム31、麦飯石32、セラミ ックス33、坑菌活性炭及び亜硫酸カルシウム34をそれぞれ収納したこと」 にその構成上の特徴があり、これにより、形を小さくして冷蔵庫内に簡単に収納 できるとともに、ミネラル分の溶出等を確実に行うことができ、しかもミネラル 水生成剤の交換を適宜時期に簡単に行うことのできる簡易ミネラルウオーター生 成器20を提供することができるのである。
【図1】請求項1の考案に係る簡易ミネラルウオーター
生成器の透視斜視図である。
生成器の透視斜視図である。
【図2】同簡易ミネラルウオーター生成器において採用
している生成剤ケース12を示すもので、(イ)は展開
平面図、(ロ)は正面図である。
している生成剤ケース12を示すもので、(イ)は展開
平面図、(ロ)は正面図である。
【図3】特に請求項2の考案に係る簡易ミネラルウオー
ター生成器において使用される一連の生成剤ケースを示
す正面図である。
ター生成器において使用される一連の生成剤ケースを示
す正面図である。
【図4】請求項3の考案に係る簡易ミネラルウオーター
生成器の透視斜視図である。
生成器の透視斜視図である。
【図5】同簡易ミネラルウオーター生成器の分解縦断面
図である。
図である。
【図6】中蓋の一部を切り欠いて示した底容器の拡大平
面図である。
面図である。
【図7】中蓋の他の実施例を示す平面図である。
10 簡易ミネラルウオーター生成器 11 水容器 11a 口 12 生成剤ケース 12a 穴 12b 連結ヒンジ 12c 結合ピン 12d 結合穴 12e 連結穴 13 連結リング 14 引出ひも 15 説明タグ 20 簡易ミネラルウオーター生成器 21 水容器 21a ネジ部 22 底容器 23 中蓋 23a 穴 24 収納空間 31 炭酸カルシウム 32 麦飯石 33 セラミックス 34 坑菌活性炭及び亜硫酸カルシウム
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/68 530 E 9045−4D 540 A 9045−4D G 9045−4D H 9045−4D 1/28 G
Claims (3)
- 【請求項1】飲料水を収容する水容器と、この中に収納
されて多数の穴を有しかつミネラル水生成剤を保持した
生成剤ケースとを有する簡易ミネラルウオーター生成器
であって、 前記ミネラル水生成剤として、少なくとも炭酸カルシウ
ム、麦飯石、セラミックス、坑菌活性炭及び亜硫酸カル
シウムを採用し、これらを前記各生成剤ケース内にそれ
ぞれ個別に収納したことを特徴とする簡易ミネラルウオ
ーター生成器。 - 【請求項2】前記各生成剤ケースを互いに接続すること
により一連のものとして、その端部に位置するものに、
一端が前記水容器の口から外に出る程度の長さを有した
引出ひもを連結したことを特徴とする請求項1に記載の
簡易ミネラルウオーター生成器。 - 【請求項3】底部が開放された水容器と、複数の収納空
間を有して前記水容器の底部に螺着される底容器と、多
数の穴を有して前記底容器上に配置されて前記各収納空
間上を覆う中蓋とを備え、 前記各収納空間内に、少なくとも、炭酸カルシウム、麦
飯石、セラミックス、坑菌活性炭及び亜硫酸カルシウム
をそれぞれ収納したことを特徴とする簡易ミネラルウオ
ーター生成器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994007703U JP3005774U (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 簡易ミネラルウオーター生成器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994007703U JP3005774U (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 簡易ミネラルウオーター生成器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3005774U true JP3005774U (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=43141661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994007703U Expired - Lifetime JP3005774U (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 簡易ミネラルウオーター生成器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3005774U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3495993B2 (ja) | 2001-01-29 | 2004-02-09 | 株式会社中野鍛造所 | 浄活水器 |
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- 1994-06-29 JP JP1994007703U patent/JP3005774U/ja not_active Expired - Lifetime
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