JP3005452U - 組立電柱用作業台棒 - Google Patents

組立電柱用作業台棒

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JP3005452U
JP3005452U JP1994008408U JP840894U JP3005452U JP 3005452 U JP3005452 U JP 3005452U JP 1994008408 U JP1994008408 U JP 1994008408U JP 840894 U JP840894 U JP 840894U JP 3005452 U JP3005452 U JP 3005452U
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assembled utility
pole
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JP1994008408U
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Inventor
義晴 折戸
巧 高村
博之 吉野
Original Assignee
函館製網船具株式会社
財団法人テクノポリス函館技術振興協会
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Abstract

(57)【要約】 【目的】組立電柱用作業台棒の機能を損なうことなく軽
量化して、その組立電柱用作業台棒が容易に取り扱える
ようにする。 【構成】組立電柱用作業台棒1は、アルミ合金パイプを
繊維強化型複合材料で被覆した棒体4と、アルミ製滑車
取付金具5と、組立電柱のステップに係止可能な複数の
フック6と、組立電柱に巻き止め可能な一対のベルト1
0と、棒体4の周面側部に配置され組立電柱に当てがう
アルミ製装着安定板8に前記組立電柱に当接するアジャ
スタボルト9を突没可能に螺着してなる台棒固定装置7
とを具備している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は組立電柱を組み上げる際に使用する作業台棒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、山岳での送電線の支持は、鉄塔とともにテーパー付きの鉄パイプを差 し継いで組み上げる組立電柱が用いられている。この組立電柱を組み上げるには 差し継ぎ作用において、図7に示すように組み上げ途中の組立電柱aの上部に組 立電柱用作業台棒1をセットし、その組立電柱用作業台棒1の一端に取り付けた 滑車bにより次に差し継ぐ鉄パイプcを引き上げ、その引き上げた鉄パイプcを 組み上げ途中の組立電柱aに上方から差し継ぐようにしている。
【0003】 上述のようにして組立電柱の組み上げに使用される組立電柱用作業台棒1は、 図8に示すように、鋼製の上段パイプ材2と鋼製の下段パイプ材3とを継いでな る棒体4と、その上段パイプ材2の一端に設けられている鋼製の滑車取付金具5 と、前記下段パイプ材3の長手方向に沿って組立電柱のステップ間隔に対応する 間隔にして設けられた鋼製の二個のフック6と、前記下段パイプ材3の径方向に 沿って張り出た鋼製の台棒固定装置7とを具えてなるものである。そして前記台 棒固定装置7は、装着安定板8に複数個のアジャスタボルト9を突没可能に設け たものであり、ステップに前記フックを掛けて前記台棒固定装置を組立電柱に当 てがい、作業台棒に設けられているベルトを組立電柱に巻き付けて締め付け、台 棒固定装置におけるアジャスタボルトを螺合調節してながら突出させて組立電柱 に突き当てることにより前記ベルトを緊張させ、組立電柱に対して沿うようにし てこの組立電柱用作業台棒を固定していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで上記組立電柱用作業台棒は、山中など揚重機を用いた作業が困難とな る場所で使用されているが、上述のように組立電柱用作業台棒が鋼製のものであ ることから重量が大きく、搬送や組立電柱への取付固定作業(鉄パイプの差し継 ぎごとに、上方へこの作業台棒の盛り替えが繰り返される)などに大きな負担を 要していて、取り扱いが煩雑になるという問題がある。
【0005】 そこで本考案は上記事情に鑑み、組立電柱用作業台棒の機能を損なうことなく 軽量化することを課題とし、その組立電柱用作業台棒が容易に取り扱えるように することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を考慮してなされたもので、アルミ合金パイプを繊維強化型 複合材料にて被覆してなる棒体と、前記棒体の一端に設けられたアルミ製滑車取 付金具と、組立電柱のステップ間隔に対応した間隔で前記棒体の長手方向に沿っ て設けられ組立電柱のステップに係止可能な複数のフックと、それぞれ一端が前 記棒体に取り付けられて組立電柱に巻き止め可能な一対のベルトと、棒体の周面 側部に配置され組立電柱に当てがうアルミ製装着安定板に前記組立電柱に当接す るアジャスタボルトを突没可能に螺着してなる台棒固定装置とを具備しているこ とを特徴とする組立電柱用作業台棒を提供して、上記課題を解消するものであり 、またもう一つの考案は、アルミ合金パイプを複数種の繊維強化型複合材料にて 積層被覆してなる棒体と、前記棒体の一端に設けられたアルミ製滑車取付金具と 、組立電柱のステップ間隔に対応した間隔で前記棒体の長手方向に沿って設けら れ組立電柱のステップに係止可能な複数のフックと、それぞれ一端が前記棒体に 取り付けられて組立電柱に巻き止め可能な一対のベルトと、棒体の周面側方に突 出した上下一対の支持片に回動可能に支持されて組立電柱に当てがうアルミ製装 着安定板に、前記組立電柱に当接するアジャスタボルトを突没可能に螺着してな る台棒固定装置とを具備していることを特徴とする組立電柱用作業台棒であり、 この組立電柱用作業台棒を提供して、上記課題を解消するものである。
【0007】
【作用】
本考案においては、棒体がアルミ合金パイプを繊維強化型複合材料にて被覆し てなるものであり、滑車取付金具と台棒固定装置における装着安定板がアルミ材 からなるものであることから、この組立電柱用作業台棒の重量が軽いものとなる 。
【0008】
【実施例】
つぎに本考案を図1から図6に示す実施例に基づいて詳細に説明する。なお、 図8に示す従来例と構成が重複する部分は同符号を付して説明する。 組立電柱用作業台棒1の基本的構成は図8に示す例と同様であって、上段パイ プ材2と下段パイプ材3とを継いで棒体4を構成し、前記上段パイプ材2の一端 に滑車取付金具5が設けられ、前記下段パイプ材3には組立電柱のステップ間隔 に対応した間隔で前記棒体の長手方向に沿って二個のフック6が設けられていて 、また前記下段パイプ材3には、該下段パイプ材3の周面側部に配置された台棒 固定装置7がパイプ材3の長手方向に沿う枢軸を中心にして回動可能にして設け られ、さらにはそれぞれ一端を下段パイプ材3に連結した一対のベルト10を有 している。
【0009】 棒体4を構成する上記上段パイプ材2と下段パイプ材3とは、図3に示すよう に、アルミ合金パイプ11を二種の繊維強化型複合材料にて積層被覆したもので あり、前記アルミ合金パイプ11の周囲にガラス繊維強化型複合材料を被覆して なるガラス繊維強化型複合材料層12が設けられ、さらにそのガラス繊維強化型 複合材料層12の周囲にカーボン繊維強化型複合材料を被覆してなるカーボン繊 維強化型複合材料層13が設けられている。前記上段パイプ材2と下段パイプ材 3とにおいてアルミ合金パイプ11が用いられていることから、その上段パイプ 材2と下段パイプ材3とに靱性が付与されるようになる。また前記ガラス繊維強 化型複合材料層12はアルミ合金パイプ11の電食防止策として絶縁のために形 成されているものである。さらに前記カーボン繊維強化型複合材料層13は強度 部材としての役割を果たすようにするために設けたものである。 上段パイプ材2と下段パイプ材3との最外層には上述のようにカーボン繊維強 化型複合材料層13を設けているが、この代わりにアラミド・カーボン繊維強化 型複合材料よりなる層を設けてもよい。この場合、アラミド・カーボン繊維強化 型複合材料層は耐衝撃性に優れた強度部材としての役割を果たすようになる。
【0010】 上記滑車取付金具5は従来例とは異なってアルミ合金からなるものであり、ま た上記フック6それぞれも軽量化を図るためにステンレス製のものであり、図1 に示すようにアルミ合金製である一対のフック取付金具14にて下段パイプ材3 を覆い、そのフック取付金具14および下段パイプ材3に設けられた透孔に前記 フック6のねじ部を貫通させ、これをナットにより締付することによりそのフッ ク6が固定される。
【0011】 上記台棒固定装置7においては図4から図6に示すように、下段パイプ材3の 周面に固定された取付金具15から側方に突出した上下一対の支持片16の間に 、装着安定板8の片面にある筒体17を位置させ、支持片16と前記筒体17と を貫通させたボルトを枢軸として装着安定板8が回動可能に設けられている。前 記装着安定板8はアルミ製のものであって断面弧状に形成されており、そして従 来例と同様にして4本のアジャスタボルト9が螺合調節により突没可能に設けら れている。
【0012】 上記取付金具14と反対側には取付金具18が下段パイプ材3に固定され、こ の取付金具18の両側に突出したベルト取付部19に一対のベルト10のそれぞ れの端部が回動可能にして止め付けられている。そして上述したように、フック 6を組立電柱のステップにかけ止め、上記台棒固定装置7を組立電柱に当てがい 、前記ベルト8を組立電柱に巻き止めて、台棒固定装置7におけるアジャスタボ ルト9を螺合調節して組立電柱に当接させて前記ベルトを緊張させることにより 、この組立電柱用作業台棒1が組立電柱に固定されることになる。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の組立電柱用作業台棒によれば、アルミ合金パイ プを繊維強化型複合材料にて被覆してなる棒体と、前記棒体の一端に設けられた アルミ製滑車取付金具と、組立電柱のステップ間隔に対応した間隔で前記棒体の 長手方向に沿って設けられ組立電柱のステップに係止可能な複数のフックと、そ れぞれ一端が前記棒体に取り付けられて組立電柱に巻き止め可能な一対のベルト と、棒体の周面側部に配置され組立電柱に当てがうアルミ製装着安定板に前記組 立電柱に当接するアジャスタボルトを突没可能に螺着してなる台棒固定装置とを 具備していることを特徴とするものであり、またアルミ合金パイプを複数種の繊 維強化型複合材料にて積層被覆してなる棒体と、前記棒体の一端に設けられたア ルミ製滑車取付金具と、組立電柱のステップ間隔に対応した間隔で前記棒体の長 手方向に沿って設けられ組立電柱のステップに係止可能な複数のフックと、それ ぞれ一端が前記棒体に取り付けられて組立電柱に巻き止め可能な一対のベルトと 、棒体の周面側方に突出した上下一対の支持片に回動可能に支持されて組立電柱 に当てがうアルミ製装着安定板に、前記組立電柱に当接するアジャスタボルトを 突没可能に螺着してなる台棒固定装置とを具備していることを特徴とするもので ある。このように組立電柱用作業台棒の主たる部材が従来の作業台棒に比べて軽 量化されており、よってこの作業台棒全体の取り扱いが極めて容易になり、作業 台棒の運搬や組立電柱に対する盛り替え作業が簡単に行えるようになるなど、実 用性に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る組立電柱用作業台棒の一実施例を
示す説明図である。
【図2】一実施例を台棒固定装置側から示す説明図であ
る。
【図3】棒体の断面を示す説明図である。
【図4】台棒固定装置とベルトの取付部分を示すもの
で、(ア)は上方から見た状態を示す説明図、(イ)は
側方から見た状態を示す説明図である。
【図5】台棒固定装置における装着安定板を示すもの
で、(ア)は上方から見た状態を示す説明図、(イ)は
筒体部分の断面を示す説明図である。
【図6】台棒固定装置及びベルトの取付部分を示す説明
図である。
【図7】組立電柱の組立作業を示すもので、(ア)は組
立電柱用作業台棒の取付作業を示す説明図、(イ)は鉄
パイプを差し入れる作業を示す説明図である。
【図8】従来例を台棒固定装置側から示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1…組立電柱用作業台棒 4…棒体 5…滑車取付金具 6…フック 7…台棒固定装置 8…装着安定板 9…アジャスタボルト 10…ベルト 11…アルミ合金パイプ 12…ガラス繊維強化型複合材料層 13…カーボン繊維強化型補強材料層

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミ合金パイプを繊維強化型複合材料に
    て被覆してなる棒体と、前記棒体の一端に設けられたア
    ルミ製滑車取付金具と、組立電柱のステップ間隔に対応
    した間隔で前記棒体の長手方向に沿って設けられ組立電
    柱のステップに係止可能な複数のフックと、それぞれ一
    端が前記棒体に取り付けられて組立電柱に巻き止め可能
    な一対のベルトと、棒体の周面側部に配置され組立電柱
    に当てがうアルミ製装着安定板に前記組立電柱に当接す
    るアジャスタボルトを突没可能に螺着してなる台棒固定
    装置とを具備していることを特徴とする組立電柱用作業
    台棒。
  2. 【請求項2】アルミ合金パイプを複数種の繊維強化型複
    合材料にて積層被覆してなる棒体と、前記棒体の一端に
    設けられたアルミ製滑車取付金具と、組立電柱のステッ
    プ間隔に対応した間隔で前記棒体の長手方向に沿って設
    けられ組立電柱のステップに係止可能な複数のフック
    と、それぞれ一端が前記棒体に取り付けられて組立電柱
    に巻き止め可能な一対のベルトと、棒体の周面側方に突
    出した上下一対の支持片に回動可能に支持されて組立電
    柱に当てがうアルミ製装着安定板に、前記組立電柱に当
    接するアジャスタボルトを突没可能に螺着してなる台棒
    固定装置とを具備していることを特徴とする組立電柱用
    作業台棒。
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